米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月20日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 226 1/4 - 25 1/2 227 1/4 225 1/4 226 3/4 + 3 3/4 74394 4174-
DEC 03 236 1/4 - 35 1/2 236 1/2 234 1/4 236 1/4 + 3 3/4 220864 362-
MAR 04 244 - 43 3/4 244 241 1/2 243 1/4 + 3 48859 23+
MAY 04 247 1/2 - 47 1/4 247 1/2 246 247 + 2 1/4 12056 31-
JUL 04 248 3/4 - 48 1/4 248 3/4 247 1/4 247 3/4 + 1 3/4 12546 123-
SEP 04 242 1/2 243 1/2 241 1/2 241 1/2 + 1 1834 60-
          378585 4536-

 

大 豆        ---高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 582 - 80 584 574 1/2 576 1/2 + 8 3/4 12474 764-
NOV 03 585 - 82 1/2 585 576 576 3/4 + 6 3/4 127730 2857+
JAN 04 586 - 85 1/2 586 1/2 578 579 3/4 + 7 1/4 16208 843+
MAR 04 582 - 81 583 575 1/2 577 1/4 + 6 3/4 15092 1305+
MAY 04 572 - 71 1/2 575 569 571 3/4 + 7 1/4 18107 1291+
JUL 04 575 - 73 575 568 1/2 571 1/2 + 6 5258 158+
          196787 5678+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 18650 +360 SEPT 1999 +12 SEP 366 - 3 1/4 117.86 - 118.34
OCT 18080 + 180 OCT 2001 +8 DEC 378 3/4 - 2 1/2  
DEC 18080 + 210 DEC 1997 +8 MAR 387 - 3/4  
JAN 18070 + 170 JAN 1994 +8 MAY 372 + 1

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 


昨日の引け後に発表された6-10日後の予報にて典型的HOT&DRYの傾向が示唆されたのと、昨日の夜遅くになってPRO-FARMER TOURから東部での降雨過多による水溜りの被害と西部での旱魃による被害が予想より大きいという旨の報告が入ったことにより、夜間取引が上昇。その流れを受けてシカゴ相場も約2セント上げての寄り付きとなった。その後は動きに乏しい展開となり、2セント強のレンジ内での取引に終始する。本日は農家売りもあまり出ず、全体の取引量も少なく、静かな一日となった。中国政府が来週から9月にかけて少なくとも300万トンの旧穀政府在庫を売りに出す予定であるという報告があったが、大きく材料視されることはなかった。引け値は期近2つが3.75セントアップとなっている。

今回プロファーマーツアーの西部組はまず月曜にサウスダコタの南西部を回ったのだが、この地域の平均のイールドは116.8(去年は77.7、ここ3年の平均は94.9)であった。一方東部組はオハイオのColumbusからインディアナのMuncieにかけてをサーベイし、イールドは136.06(去年は83.2、ここ3年の平均は118.77)であった。また東部組は火曜にインディアナからイリノイ中央部を回ったのだが、イールド予想は132.11(去年は114.1、ここ3年の平均は130.8)であった。西部組はその日ネブラスカをサーベイしたが、イールド予想は121.28(去年は95.75、ここ3年の平均は112)であった。

(大豆) 


6-10DAYSの予報においてHOT&DRYの傾向が強調されたのと、ベルト東部での降雨予報が高まったことにより、約4セントのギャップを付けて前日比10セント高にて寄り付きた後も暫くはそのレベルの値位置での取引が続いた。しかし午前中のラリーで5/20に付けた高値である11月限585セントを何度もテストしたが抜けないと見るや、テクニカルの売りが入り、午後になると相場は勢いを失い、引けは9月が8.75セントアップ、11月が6.75セントアップとなった。尚、ブラジルのある新聞記事によると、ブラジル政府は今秋にGMO大豆の作付けを承認することはないという。

今回のプロファーマーツアーの報告によると、インディアナではエーカー辺りの鞘数が1,288.6(去年は1,077.6)、ネブラスカでは1,196.6(去年は1,042.7)、サウスダコタでは1,082.6(去年は927.3)、オハイオでは1,179.5(去年は1,242)となっている。

 

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の買い越し、大豆市場では4,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約400枚のショート、大豆は約5,500枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日は再びベルト西部で平年を上回る陽気となった。アイオワ南西部、ミズーリ北部、ネブラスカ南東部、カンザス東部などでは5日連続で最高気温が97-106度の範囲内に入った。ベルト西部でも残りの地域では最高気温はこの4日間90度前後に収まった。ベルト東部では変わらず穏やかな日が続いている。また、雨に関しては昨日も概ねドライで、西部ベルトでは多少の雨は観測されたものの東部では全く降らなかった。今週月曜から金曜までの雨を合計すると。範囲は30-35%、雨量は0.5-0.2インチとなる。

今夜にかけてはミネソタの中央部と南東部、アイオワの北東部、ウィスコンシン、木曜の夜にはイリノイ東部の中央部と北東部、インディアナの北部と中央部、ミシガン、金曜にはオハイオの南部とインディアナの南東部にそれぞれ雨が降りそうだ。これら一連の雨によりベルト西部の70%、東部の55%はカバーされる。その後、日曜の夜から火曜にかけては北部1/2の地域で雨の可能性がある。気温は今後概ね平年以上となりそうだが、特に本日ベルト南西部は暑くなっている。

(クロップへの影響)
引き続くドライ気味の天候と繰り返しやってくる暑さにより、特に大豆が受けているストレスは要注意である。コーンに関しても成熟過程でのHOT&DRYにより8/1時点よりはイールドが低下していると思われる。
 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月25日〜8月29日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト N/A B

中立か、若干の強材料となる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  

昨日はポーランドなどを中心にベルトの20%の地域で0.25〜1.25インチの雨が観測された。気温は英国、フランス北部、ドイツ北部、ポーランド、スカンジナビア半島などでは平年並みであったが、その他の地域では平年を上回った。今後、日曜にかけて雨は英国北部、スカンジナビア半島へと移動する。またスペイン北部、フランス南部、イタリア北部、その他ベルトの南東部でも多少の雨が降る。範囲は総じてベルトの40%程度となる見込み。気温はベルト北部と北東部では平年を下回るが、南部ではかなり高めとなる。西部でもやや高めとなりそうである。

ウィンタークロップの作付けにはさらなる雨が必要だが、フランス北部、英国南部、ドイツなどでは来週を通じて雨の可能性が出ていない。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ       

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  450-600 721.0
コーン  700-900 954.1
大豆(旧穀) 50-100 -143.6
大豆(新穀) 400-500 303.5
大豆粕

75-125

89.8

大豆油

10-15

26.5

 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    8/16の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      100 101
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   101 101

中立か、若干の強材料となる。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

米国産コーンの需要について本日あるコミッションハウスの担当と話をしたところ、EUのコーン・その他飼料穀物の減産については、GMO問題があるため直接米国産の輸出には繋がらないが、回りまわって米国産の輸出増になることは十分考えられ、その理由により彼らは最終的な03-04クロップの輸出量を1,750(百万BU)と予想している。これは現在のUSDAの数字より150多い数字である。この150という数字は決して小さくはないので無視できない。今後の長期的なトレンドに影響を与える可能性もあるので要注目である。また、中国のコーンの輸入政策への変更に関しては、来年はまだないが、輸出数量は今年より減るのではないか、と言っている。

天候に反応し易い状況が続いているが、これに踊らされず、今のところ12月限はじっくりと様子を見たい。9月限も意見変わらず、先週つけたギャップの上限217近辺を待ちたい。ファンドはついにネットポジションをほぼスクエアとしたが、期近の方針を確認するためにも、今後の彼らの動きには注意したい。(K) 

 

(ダイズ) 天候相場後半に入っての荒っぽい動き

テクニカルには大豆11月限ベースで本日つけた585セントが目先の高値を形成すると考える。11月限の約定高値は6月13日の588セント、8月7日より約13%上昇した価格もこのレベルを超えることは本日まで出来ていない。ファンド筋のネットポジションは本日現在推定で5,500枚程度のネットロングに転換している。ファンド筋は短期的には再びショートポジションに目まぐるしくポジションを替えてくることはないと考えるが、目先は本日つけた585セントを高値として対応してくるはずだ。ファンダメンタルズでは中西部南西部のホット&ドライが何処まで全米の収量を下方修正するか、全米で80%程度が重要な鞘入れ期を迎えており目が離せない。現在この時間(シカゴ16:30)でミズーリ州中東部、アイオワ州中東部、ミネソタ州中北部で激しい雷雨が降っている。弊社駐在員の現地報告ではアイオワ州デモイン東部では車の運転もままならぬ程降雨が続いていると言う。上記の三つの地域は何れも大豆には降雨の必要な地域。明日のオープニングにも影響を与える可能性が高い。今後、11月限で588セントを越えて600セントを目指す為には、更なる米国中西部での作柄の悪化、早霜予想、中国の大豆輸入の更なる増加、カナダ菜種の更なる減産、インド油糧種子の豊作パターンからの転落、マレーシア・インドネシアでのパーム油の減産、ヨーロッパでの菜種減産を東ヨーロッパやロシアのヒマワリ増産でカバーしきれなくなる場合、ブラジル・アルゼンチンでの大豆作付け面積の下方修正などの市場要因が必要だが、今のところ何れもその気配は見られない。8月後半から9月前半にかけては、上記高値をポイントとして押し目を形成して、今後は世界的に大豆の供給を依存する事となるブラジル・アルゼンチンでの大豆作付け動向や米国での霜懸念などに焦点が移ってゆくものと考えている。個人的には8月後半から9月前半にかけて11月限ベースで550セント前半が実現すればそこは絶好の買い場面と考えている。短期的には明日以降再度585セントをトライするのであれば、600セントをストップロス・ポイントと考えて売り先行したい。(H)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)