米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ギャップを付けての高値寄り付きの後、大きく下げて安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 229 3/4 - 29 230 1/4 222 1/2 224 1/2 - 2 1/4 72688 1706-
DEC 03 238 3/4 - 38 1/4 239 1/4 230 1/2 232 1/2 - 3 3/4 220578 286-
MAR 04 245 1/2 - 45 1/4 246 237 1/4 239 1/4 - 4 48823 36-
MAY 04 249 1/4 - 49 249 1/4 240 3/4 242 1/4 - 4 3/4 11965 91-
JUL 04 250 - 49 3/4 250 241 1/4 242 3/4 - 5 12418 128-
SEP 04 244 244 237 238 - 3 1/2 1850 16+
          376264 2321-

 

大 豆        ---大きく高値寄り付き、やや高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 588 - 86 1/2 591 576 1/2 578 1/2 + 2 11229 1245-
NOV 03 588 - 86 1/2 590 575 579 1/4 + 2 1/2 128121 391+
JAN 04 589 - 88 1/2 592 578 582 3/4 + 3 16879 671+
MAR 04 586 - 85 587 1/2 575 578 1/2 + 1 1/4 16387 1295+
MAY 04 579 - 77 579 3/4 569 572 1/2 + 3/4 19812 1705+
JUL 04 578 580 569 1/2 572 1/2 + 1 5608 350+
          200028 3241+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 18960 +310 SEPT 2006 +7 SEP 363 - 3 117.59 - 117.86
OCT 18300 +220 OCT 2008 +7 DEC 376 - 2 3/4  
DEC 18220 +140 DEC 2009 +12 MAR 384 1/4 - 2 3/4  
JAN 18160 +90 JAN 2006 +12 MAY 369 - 3

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 


期近に関してベルト北西部での雨の可能性が高まったものの、水分の不足が問題視されているベルトの南西部での雨の可能性は今のところ限られており、天候面は強気な材料であった。また寄り付き前に発表された週間輸出成約高は若干ではあるが予想を上回った。これらが材料視され、寄り付き時は2セント程ギャップを付けて高値にて取引されたのだが、その後は急速に値を崩していく展開となる。12月限で目先のレジスタンスとなっている240をトライしたのだが抜けなかったことが利益確定の売りを誘った。ファンドは本日終始売り手に回ることとなった。午後に入って多少値を戻すも、期近9月で2.25セント、12月限で3.75セント安値での引けとなった。

水曜日、プロファーマーツアーの東地域を回ったグループはイリノイ州をサーベイしたが、イールド予想は153.7(去年は132.3、ここ3年の平均は140.5)、西部地域を回ったグループはアイオワ西部をサーペイしたが、イールド予想は150(去年比18%増)という結果であった。材料としては本日のマーケットには若干の強材料として捉えられた。
 

(大豆) 


週間輸出成約高はやや弱気な内容であったが、水分の不足が懸念されているベルトの南西部において、未だまとまった雨の予報が出ていないことが作柄の大幅な悪化を懸念させ、前日比10セントも高値にての寄り付きとなった。プロファーマーツアー東部グループが発表した鞘数の結果が、昨年比悪化していることも材料視された。加えて、マレーシアが9月積みの米国産大豆55,000トンをテンダーにて買い付ける予定であると伝えられたこと、韓国が50,000トンの米国産大豆をテンダーにて買い付ける予定があると伝えられたことも強材料視された。しかしその後は徐々に値を崩していく展開となる。特に大きく予報が変わった訳ではないが、今後暫く気温がクールダウンするということに注目が集まったことが材料と言える。その後終始弱い含む展開となり、一時は11月限で575セントとなる場面も見られたが、午後に入ると少し値を戻して、期近9月限は2セントアップ、11月限は2.5セントアップにて引けている。

 

 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約4,400枚のショート、大豆は約6,000枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  大豆畑の1/4はストレスにさらされることになる。

昨日はミネソタ東部の中央部、ウィスコンシンの北部と南西部、アイオワ中央部の東部などを中心にベルトの約10%の地域で0.25〜0.65インチの少量の雨が観測された。気温は、比較的低かったベルトの南東部でさえ平年よりは高め、その他の地域では平年を大きく上回って、最高気温は90度台後半から100度台前半となった。

今日から明日にかけて、イリノイ北東部、インディアナの北部と東部、ミシガン、オハイオ北西部などベルトの約20%の地域で降雨が予想される。その後、日曜から来週火曜にかけてはベルト北部にて降ったり止んだりの天気となるが、降雨の可能性がある地域としてはアイオワ北西部、ミネソタ、ダコタ、カンザス北西部、ウィスコンシン北部、ネブラスカなど。範囲はベルトの約25%で、雨量は0.10〜0.50インチと少量。気温はベルト全体で平年より高めと、暑くなりそうである。

現在土壌水分が不足していると見られる地域は、ノースダコタ、西部ミネソタの中央部とミネソタ南東部、西部ウィスコンシンの中央部、アイオワの中央部と東部の各地域で、合計するとコーン・大豆ベルトの1/4以上となる。今後10日間の予報によるとノースダコタとミネソタには雨が降りそうであるが多くの地域ではクロップが月末までストレスを受け続けることとなり、大豆のイールドの悪化はコーンに比べて著しいものになると予想される。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月26日〜8月30日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト B N/A

昨日までHOT&DRY傾向を示唆していたが、一転して弱気な予報に変わった。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  

昨日はフランスの南部と中央部、イタリア北部などベルトの15%の地域で0.25〜1.25インチの降雨が観測された。気温は北部では平年並みであったものの、大部分の地域では平年を上回った。今日から来週月曜にかけては、英国北部、スカンジナビア半島などベルトの35%の地域に0.25〜1.5インチの雨が降ることとなる。気温は北部・東部では平年をやや下回りそうであるが、西部などでは平年比やや高めとなりそうである。南部では平年をかなり上回り、暑い日が続きそうである。

なおも続くドライ気味の天候により収穫作業は順調に行われるが、ウィンタークロップの作付けにとっては厳しい状況が続く。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(8月14日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 264.1 678.4 41,186.4 49,297.3 3,180.0 3,928.0
大豆 41.2 346.0 29,626.3 30,319.0 1,147.1 6,592.7
小麦 739.7 0.0 9,565.1 7,935.3 4,546.2 0.0
大豆粕 46.9 67.5 5,690.0 6,725.8 739.0 873.1
大豆油 6.3 8.0 709.4 805.2 67.9 69.1

コーンには強気、大豆にはやや弱気な内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(8月14日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 768.3 494.4 38,006.4 45,705.7 40,640
大豆 186.7 131.7 28,479.2 29,231.3 28,300
小麦 598.1 595.1 5,018.9 4,636.9 28,580
大豆粕 83.4 61.0 4,951.0 6,243.1 5,490
大豆油 3.6 3.9 641.5 761.3 1,020


 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

意見は変わらず9月限は217近辺がターゲット。12月限は様子見。

相変わらず予報に左右される展開となっており、短期的な予想をするのは少し困難な状況となっている。本日引け後も突然6-10DAYSの予報が弱気なものに変化し、これが変わらなければ明日の寄り付にはかなり弱気な材料となろう。しかし、この間からの繰り返しになるが、受粉期を終えたコーンのイールドは、マーケットの反応の仕方に比べて実際はそんなに大きく変化しないのではないかと考えているので、特に12月限に関しては今は手を出さずに買いオーダーを入れるのは待つべきではないかと考える。

本日、USDAが予想した今後の中国の輸出入の数値を入手したので掲載しておく。この数値が中国の今後のコーンの生産量と消費量をどのように想定しているのか分からないので、あくまでも参考にしかならないが。しかしこれを眺めていると、数年後、中国の食文化が変化して今より消費がずっと増え、コーンの輸入大国になった時に米国で去年のような旱魃が起こったら、予想だにしない穀物相場の高騰が起こるのでは、などと想像を膨らませてしまう。(K)

USDA BASELINE FOR CHINA (単位:百万トン)

  2004/05 2005/06 2006/07 2007/08 2008/09 2009/10 2010/11 2011/12 2012/13
輸出 6.0 5.0 4.3 4.1 3.9 3.6 2.3 2.1 1.9
輸入 0.7 1.6 2.4 3.0 3.7 5.0 5.8 6.8 7.3
NET 5.3 3.4 1.9 1.2 0.2 -1.4 -3.4 -4.7 -5.4

 

(ダイズ) 引き続き天候予想による荒っぽい動きが続く、今後の天候次第だが押し目が入ってもおかしくない

中西部南西部を中心としたホット&ドライ天候予想やプロファーマーのクロップ・ツアーからの報告でオハイオ州、インディアナ州、イリノイ州で各鞘の数が前年を大きく下回ったことなどを材料として寄り付きより買いを集め大きく上伸して、11月限は590セントの約定新高値を記録した。昨日つけた11月限の高値585セント、また6月につけた588セントが短期的な高値と予想したが、本日若干ではあるものの高値を更新したものの、これは価格のダマシ部分と見て後半には反落したことから、テクニカルには今後押し目が入る可能性が逆に高まったと見ている。鞘入れ期が全国ベースで80%を越えており今後予期せぬホット&ドライが強まった場合やそろそろ予想されだした9月前半以降の早霜懸念などが出てくると相場が6ドルを越えて上伸する可能性も確かにあるが、市場の強気筋は皆其れを期待した買いを現在のレベルである580〜590セントレンジ(11月限)で入れており、今後中西部での天候の回復などの予想が少しでも出てきた場合は下方への売り圧力が短期的に強まることも頭に入れておきたい。中・長期的には、世界の油糧種子の需給バランスにおいて一層重要度が増している南米産大豆の作付け動向(面積・進捗・天候)が市場を動かす大きなファクターとなり、米国での需給バランスのタイト化や南米での作付けの時の天候プレミアムなどを考えると上方に振れやすい展開が続くものと考える。従い、今後の8月〜9月前半にかけての押し目は必ず有利なプライシング且つ買いを進めて行きたい。11月限で550セント程度までの下げがあれば理想的。(H)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)