米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月22日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 225 1/4 - 25 228 1/2 224 3/4 226 3/4 +2 1/4 70164 2524-
DEC 03 234 1/4 - 33 1/2 237 232 1/4 235 1/4 +2 3/4 223437 2859+
MAR 04 240 1/4 - 40 244 239 1/4 242 1/2 +3 1/4 48349 474-
MAY 04 243 1/2 247 242 3/4 246 1/2 +4 1/4 12849 884+
JUL 04 244 1/2 - 44 249 243 3/4 248 +5 1/4 12575 157+
SEP 04 241 243 1/4 238 1/2 240 +2 1881 31+
          377273 1009+

 

大 豆         ---高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 582 - 81 588 1/2 581 586 1/4 +7 3/4 11157 72-
NOV 03 582 1/2 - 81 1/2 588 1/2 580 1/2 586 1/4 +7 129446 1325+
JAN 04 585 590 583 1/2 587 3/4 +5 17634 755+
MAR 04 582 - 81 1/2 586 1/2 580 1/2 584 1/2 +6 16942 555+
MAY 04 574 1/2 578 573 577 1/4 +4 3/4 20939 1127+
JUL 04 574 3/4 578 573 1/2 577 +4 1/2 5514 94-
          203677 3649+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 19090 +130 SEPT 2004 -2 SEP 362 3/4 -1/4 117.34 - 117.84
OCT 18460 +160 OCT 2003 -5 DEC 375 -1  
DEC 18450 +230 DEC 2000 -9 MAR 383 -1 1/4  
JAN 18450 +290 JAN 1999 -7 MAY 368 3/4 -1/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 


NWSによる6-10DAYSの予報は気温の低下と降水確率の増加を示唆していたのだが、天気予報各社により今週末のHOT&DRY傾向の予報がより材料視されたため、天候面は結局強材料となった。寄り付きは前日比1セント弱上げての取引となった。本日はインサイド・デーとなったが、100日間の移動平均線を上へ抜けたことがファンドの積極的な買いに繋がり、高値圏で引けることとなった。このことはテクニカル的に強気なサインを示している。農家売りは本日もあまり見られず、高値圏にて売りオーダーがあまり見られなかったことは更なる買いを煽った。加えて、ライブキャトル・リーンホッグ市場が大きく上昇したこと、USDAが363,200トンの売り先不明の輸出成約を発表したこと、来週のクロップコンディションの発表に関して、2-4%の悪化を予想する声が多く聞かれたことなども本日のマーケットをサポートした。強気な展開は終始変わらず、徐々に値を上げていく。結局、9月で2.25セント、12月で2.75セントアップにて引けを見た。

(大豆) 


今週末の天候がドライで、しかも気温が下がらないという予報は、さらなるクロップコンディションの悪化を連想させ、ファンドを中心とした買いを煽り終始強気な展開となった。前日引け値より2セント強高値にて寄り付いた後も強含む展開が続く。ここ最近取り沙汰されているアブラムシの被害の拡大の報告はその動きを後押しした。農家売りも本日はあまり出てこず、高値件での売りオーダーの少なさは更なるファンドの買いを煽った。南米で農家売りが活発に出ているという報告は多少重石となったものの、流れは変わらず、9月で7.75セント、11月で7セントアップにて引けを見た。

 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の買い越し、大豆市場では4,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約8,000枚のショート、大豆は約7,000枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日はカンザス中央部、ミズーリ中央部、イリノイ南東部、インディアナ北東部、オハイオの北部と中央部、ミシガンの中央部と南西部などベルトのわずか10%の地域で0.10〜0.75インチの降雨が観測された。気温はベルト北西部では平年並みであったが他の大部分の地域では平年をかなり上回った。

本日ベルトの南東部のにて若干の雨が降る他は、ベルト全体にて土曜までドライな天候が続く。その後、ベルト北西部では日曜日に少量の雨が降る他、月曜は同じく北西部にてまとまった雨が降る予報となっている。しかし火曜には雨脚が弱まることとなる。この間、合計で範囲はベルトの30%、雨量は0.10〜0.75インチとなる。気温は月曜まで平年を大きく上回る日が続くことになるが、火曜にはクールダウンすることとなる。

引き続きベルト西部にて懸念される土壌水分の不足は、特に大豆のイールドに大きな影響を与えるものと思われる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月27日〜8月31日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト B A

昨日に引き続き弱気な内容となっている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  

昨日はスペイン東部、イタリア北部などベルトの10%の地域で少量の雨が観測された。気温はイギリスやその他北部地域では平年並みであったが、ベルトの大部分では平年を上回った。日曜にかけて雨はスペイン北部、イタリア北部などに降る見込みだが、その後月曜から火曜にかけてはスペイン北部、フランス南部、イタリアなどで降雨の可能性が高い。雨の範囲は日曜までで20%、火曜までで35%となる。気温は北部、北東部では平年以下となるが、他の地域では平年を上回る陽気となる。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (8月19日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート    1,254 ロング     1,500  ロング   14,156 
大豆粕  ロング   26,067 ロング  31,500 ロング  28,375 
大豆油  ショート  20,250  ショート  22,200  ショート   29,304
コーン  ショート    9,088  ショート   2,500  ショート  17,197
小麦  ロング   33,293 ロング   38,200  ロング  32,782

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( AUG 19- WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

USDAにて技術的な問題が発生したことにより、発表は来週月曜に延期された。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

引き続き、天候に左右される相場が続いているが、コーンマーケットに関してはマーケットの注目が需要サイドにシフトするのも時間の問題ではないかと思われる。その際に、実はコーンの収量は思ったほど減っていなかったことが認識され、下値を探る展開が訪れるのでは、と予想している。当社が定地点観測を行っているエリアでは昨日まで16日間雨が降らなかったのだが、大豆の畑が目に見えてストレスを受けているのに対してコーンは順調に完熟期に向かっている。比重などは悪化しているのかも知れないが、収穫される穀粒の数は今更減少することはなく、イールドへの影響は限定的であるように思える。また、今話題になっているアブラ虫の被害も大豆畑に関するものである。一方コーンマーケットは大豆に連動して上昇している部分がかなりあるように感じられる。その連動による上昇部分に関しては今後天候相場の終焉と共に戻す展開を予想する。プライシングの方針は変わらず、9月限は217近辺をターゲットとし、12月は様子見。(K) 
 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】

先週金曜この欄で述べた、“警戒感”は今週まさに火を吹く形となって表れた。キーになると思われた月曜の天候情報に、相場は予想をはるかに上回る動きを見せる。農務省の発表に驚いた先週は11月限で520台から540台へ一気に値位置を上げたものの4日間の揉み合い。そして今週その値位置は一気に570580台にまで及ぶ事に。市場心理の変化そしてこのエネルギーに改めて相場の恐ろしさを確認する週となった。 これらの極めて派手な展開も、全ての始まりは8月の農務省発表数値。この強いファンダメンタルズのインプットがここまでも大きな相場展開を可能にしたと言えるのではないか。  

【来週の相場展開】

相場は昨日約定高値を更新するにまで至った。週前半の急騰場面において高値は付けたかとも受け止めたが、依然として冷め遣らない“天候懸念”は来週も相場を更なるレベルまで躍らせる可能性さえ感じさせる。現在の市場の目にはこの暑さの中、目下“天候”しか映っていない。来週月曜の内容如何では更なる高値(即ち6ドル相場)も覚悟する必要もあろう。

現在のこの展開は天候推移によっては来週中に収まる可能性もある。が、この8月の農務省発表数値、或いは一ヶ月以上悪化し続けているクロップレーティング→現在の天候状況からして今後更に悪化する事はほぼ間違いない点、等から見ても、今後相場が落ち着きを取り戻すとしても、安値は農務省発表後の550といったレベルを下回る事はないものと思われる。それと、911日の発表で、現在の39.4という収量が下方修正される可能性が非常に高いという事。需給相場に移る前に、8月の発表前まで市場で考えられていた米国の需給バランスが(この8月の厳しい天候状況が原因で)大きく変化しようとしており、これは今後の中長期トレンドを占うにも非常に重要な要因となってくる。現在のエモ−ショナルな展開を抜きにしても、今後のファンダメンタルズ(供給面)に大きな変化を与え得る現在の状況・・大きな局面である。  

【アイオワ州中心部】

今年一番の厳しい暑さとなった今週央、偶々アイオワ州中央部産地のの農民集会(約40名の中・大規模農家)に参加する機会を得た。これまでの厳しい天候状況下、農務省の8月の発表数値(アイオワにおける平均予想イールド)をどう捉えているかにつき、質問を投げかけたところ、約8割の参加者が、それ以上悪い見通しを持っている方に手を挙げた。(コーンも同様)

確かに、今回イリノイからアイオワへ車を走らせたが、ミシシッピー川を西に越えたあたりから明らかにより大きなストレスを受けている様子がこの目ではっきり確認出来た。 又、昨年も話題になったAphid(アブラ虫)の発生は昨年以上にて、殆どの農家がここ2週間の内に農薬を散布している。農家は皆、昨年以上の悪環境を強く認識している。これらの個々の見通しの集計が毎週の農務省クロップコンディションに繋がり、引いては農務省の収量予想へも影響を及ぼす事を考えると、あの席で口を揃えた大多数の農家の意見は尊重せねばならない。米国最大の生産州におけるこの状況を目の当たりにした事で、中西部西部地域の状況の悪さを改めて確認する事となった次第である。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)