米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、変わらずの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 226 3/4 - 26 1/4 227 3/4 226 1/4 227 1/4 + 1/2 57317 12847-
DEC 03 235 1/4 - 35 236 1/2 234 1/2 235 1/2 + 1/4 222472 965-
MAR 04 242 243 1/2 241 1/2 242 1/2 + 0 48127 222-
MAY 04 246 1/4 - 46 246 1/2 244 3/4 245 3/4 - 3/4 13195 387+
JUL 04 247 1/2 - 47 1/4 248 246 1/2 247 1/4 - 3/4 1904 23+
SEP 04 240 1/2 240 3/4 239 239 - 1 7374 151+
          364150 13123-

 

大 豆         ---やや安値寄り付き、変わらずの引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 585 1/2 - 85 589 1/2 584 1/2 586 1/4 + 0 11425 268+
NOV 03 584 - 83 589 3/4 583 586 1/2 + 1/4 129463 17+
JAN 04 586 - 85 1/2 590 3/4 585 1/2 588 + 1/4 17930 296+
MAR 04 583 - 82 587 1/2 582 584 1/4 - 1/4 17564 622+
MAY 04 575 1/2 578 3/4 575 1/2 576 3/4 - 1/2 22072 1133+
JUL 04 575 578 1/2 575 576 1/2 - 1/2 5826 312+
          206324 2647+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 19380 +290 SEPT 1986 -18 SEP 358 1/4 - 4 1/2 117.21 - 117.48
OCT 18650 +190 OCT 1987 -16 DEC 371 1/4 - 3 3/4  
DEC 18610 +160 DEC 1986 -14 MAR 379 - 4  
JAN 18620 +170 JAN 1983 -16 MAY 366 - 2 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 


金曜の引け後に発表されたコミットメントオブトレーダーズの数字は予想よりネットショートが多かったためにやや強気な材料として捉えられたことと、引け後に発表されたクロップコンディションに対して、3-5%の悪化を予想する関係者が多かったことは終始本日のマーケットには強材料となっていたが、一方では予報が若干ではあるが弱気に傾いたことと、午前中に発表された週間輸出検証高の数字が弱気なものであったこと、更には2003年の中国産コーンの輸出量に関して市場最高の1254万トンという予想数字が同国政府によって発表されたこともマーケットには重石となり、売り買い拮抗。前日終わり値を挟んで約2セントの範囲の中での持合相場となる。最後まで方向性は見出せず、9月限で0.5セント、12月限で0.25セントアップにて引けた。

(大豆) 


本日ベルト北部にて雨の予報が出されていることと、火曜・水曜にも若干雨の予報が出ていることから、天候面はやや弱気な材料とされ、やや安値での寄り付きとなったが、その後午前中に発表された週間輸出検証高が強気な材料であったため若干値位置を上げる。その後は動きに乏しい展開となる。農家売りがあまり見られなかったこと、引け後に発表されたクロップコンディションのGOOD-EXCELLENTの数字に関して、4-7%の悪化を予想する者が多かったことなどは強材料となったが、ウィニペグ市場の下げにつられて弱含んだ大豆油市場は大豆相場にも弱気な影響を与えた。9月限は変わらず、11月限は0.25セントアップにて引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の買い越し、大豆市場では4,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約8,000枚のショート、大豆は約7,000枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今週、2回にわたるまとまった雨により状態は改善に向かう

週末は、ミネソタ、ノースダコタ、サウスダコタの南東部、ウィスコンシンの南西部、アイオワの北東部、ミシガン西部の中央部、オハイオの南部、カンザスの中央部などベルトの10%程度の範囲にて、0.10〜0.50、所により1.0インチの降雨が観測された。最高気温はミネソタの中央部と南東部、アイオワの北東部、サウスダコタ、アイオワの中央部と西部、ネブラスカ、カンザス、ミズーリなどでは最も気温が上がった。

今日以降は、雨の機会が多くなる。まず水曜にかけてはミネソタ南東部と中央部、アイオワ北東部、ウィスコンシン、ミシガン、イリノイ北部、インディアナ北部などを中心にベルトの40%の地域で0.10〜0.75インチの雨が降ることになっており、木曜から土曜にかけてはネブラスカ中央部、カンザスの中央部と北西部、ダコタの北部、アイオワの北部、ミネソタの中央部と南東部、、ウィスコンシン、イリノイ北部などベルトの50%の地域で雨の予報が出ている。気温に関しては木曜までは平年を大きく上回る暑さとなるが、その後はクールダウンすることとなる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月30日〜9月3日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト B N

若干の弱材料とされている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  ようやく訪れるまとまった雨

週末はフランス東部、イタリア北部、ポーランド、ドイツ北部、スペインの西部と中央部、スカンジナビア半島などにおいて降雨の機会を得た。雨量は0.25〜1.25インチ、範囲はベルトの約20%程度であった。気温は英国、フランス北部、ドイツ北部、ポーランド、スカンジナビア半島などでは平年並みかやや低めであったが、他の地域では平年を上回った。今日から明日火曜にかけてはイタリアにて雨が活発になる。その後水曜日にはこの雨雲は各地に活動範囲を広げるが、スペイン南部、イタリア南部、ルーマニア、ポーランド南東部などでは雨の機会を得ない。範囲はベルトの65%に及ぶ。この雨により、ウィンタークロップの作付けはある程度進捗を見るであろう。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  8月14日の週  8月7日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  597.4 788.3 738.2 36,584.1 45,083.9
ダイズ  225.9 203.3 353.0 28,459.1 29,180.3
小麦  737.4 526.7 666.3 5,975.9 5,683.3

 

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(8/10の週) 

 

《コーン主要産地のDOUGHING(ドウ)進捗状況》

  8/24/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 71 45 81 77
イリノイ 88 74 88 90
ネブラスカ 87 74 90 89
ミネソタ 61 35 70 74
インディアナ 70 45 72 89
オハイオ 73 52 70 79
ウイスコンシン 57 35 65 60
サウスダコタ 70 42 79 79
ミズーリ 93 88 93 93
ミシガン 44 13 29 48
主要18州平均 76 57 80 82

 

《コーン主要産地のデント・ステージ進捗状況》

  8/24/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 27 7 43 41
イリノイ 42 24 45 56
ネブラスカ 42 16 56 50
ミネソタ 23 7 25 31
インディアナ 21 6 25 50
オハイオ 13 4 17 31
ウイスコンシン 7 2 20 17
サウスダコタ 18 6 37 34
ミズーリ 75 63 71 74
ミシガン 6 0 6 16
主要18州平均 34 18 42 46

 

《コーン主要産地の成熟段階進捗状況》

  8/24/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 2 NA 3 3
イリノイ 4 NA 7 10
ネブラスカ 2 NA 7 5
ミネソタ 0 NA 0 0
インディアナ 1 NA 1 5
オハイオ 0 NA 0 2
ウイスコンシン 0 NA 0 0
サウスダコタ 3 NA 12 6
ミズーリ 31 NA 22 30
ミシガン 0 NA 0 0
主要18州平均 7 NA 9 9

 

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 5(2) 14(8) 35(27) 39(49) 7(14)
イリノイ 2(2) 6(5) 27(18) 49(51) 16(24)
ネブラスカ 15(12) 16(13) 24(24) 29(36) 16(15)
ミネソタ 6(3) 14(9) 38(31) 37(48) 5(9)
インディアナ 5(4) 11(8) 28(24) 43(51) 13(13)
オハイオ 2(2) 6(8) 24(25) 46(43) 22(22)
ウイスコンシン 14(6) 18(12) 33(27) 30(42) 5(13)
サウスダコタ 6(5) 12(12) 24(21) 47(45) 11(17)
ミズーリ 29(24) 29(27) 23(25) 16(20) 3(4)
ミシガン 1(1) 10(4) 25(18) 53(55) 11(22)
18州平均 8(6) 13(10) 29(24) 39(44) 11(16)
18州平均(昨年) 13(13) 16(17) 29(30) 33(32) 9(8)

GOOD-EXCELLENTの合計が10ポイントの悪化。市場予想では3-5%の悪化であったので、寄り付き時には強材料となる。


《大豆生産主要州の着鞘率》

  8/24現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  98 92 99 98
イリノイ  90 77 91 92
ミネソタ  99 95 99 98
インディアナ  82 63 83 93
ネブラスカ  95 83 98 97
オハイオ  88 71 87 95
ミズーリ  83 60 82 80
主要18州平均 

91

79 92 92

 

《大豆生産主要州の落葉》

  8/24現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  2 NA 0 0
イリノイ  0 NA 1 1
ミネソタ  1 NA 0 0
インディアナ  1 NA 4 6
ネブラスカ  25 NA 3 3
オハイオ  0 NA 0 4
ミズーリ  3 NA 2 1
主要18州平均 

4

NA 3 4

 

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 6(2) 16(9) 35(30) 37(47) 6(12)
イリノイ 2(2) 7(6) 33(22) 46(50) 12(20)
ミネソタ 6(3) 15(11) 39(36) 33(43) 7(7)
インディアナ 5(4) 9(7) 29(28) 47(50) 10(11)
ネブラスカ 17(13) 22(19) 34(34) 20(28) 7(6)
オハイオ 3(3) 7(9) 27(28) 47(43) 16(17)
ミズーリ 32(21) 29(29) 23(29) 13(18) 3(3)
主要18州平均 8(5) 13(11) 31(28) 38(43) 10(13)
18州平均(昨年) 9(9) 15(16) 30(31) 37(35) 9(9)

GOOD-EXCELLENTは市場予想4-7%の悪化に対して、8%の悪化。強材料。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

ウィスコンシン20%、アイオワ17%、ミネソタ15%、ミシガン13%・・・。本日のクロップコンディションの発表において示された悪化ポイントである。これらの内容に異論を唱えても仕方がないので、事実として受け止めるより他ない。

当社所有のリバーエレベーターの社長は、「俺はコーンの数字は信用しない」と言っていたが、実際、ここまで急激に悪化するとは誰しも思ってもいなかったはずだ。当初から言われていた根の張り具合が浅いことがここにきて影響したのかもしれない。今年の天候の印象を形造った6月〜7月途中までの天気に一杯喰わされた、というところか。 毎年、成熟に向かうこの時期にはコンディションの数字が悪化する傾向にあり、ここ最近のコンディションの悪化が今後のイールドに悪化に100%つながるとは思えないが、本日この数字を見たことにより、9月限のターゲットに関しては変更せざるを得なくなった。明日はほぼ間違いなく上げると思われるが、その後セットバックを見るときには225.0が強いサポートになると見ており、その近辺では手堅く抑えていくことを勧めたい。9月中にはダウントレンドへの転換が訪れると見ており、12月限は様子見。

尚、本日ミシシッピー川が一部水位低下のために運行不能となり、ガルフや一部地域の現物市場が強含んでいる。このことは短期的にシカゴ相場に若干の弱材料となる可能性があるが、今のところ影響はそう大きくないと見られる。(K)

 

(ダイズ) 更に強い内容

本日引け後の農務省のコンディション報告においてgood / excellent のポイントは8の悪化で48へ。特に中西部南西部エリアの悪化が顕著な形で表れた。同ポイントの悪化、イリノイで12、アイオワで16、ミネソタは10。先週の天候はこれまで好調な内容を辛うじて維持してきたイリノイの数字をもここまで悪化させている。ネブラスカ、ミズーリ、カンザス、と最も状態の悪い3州においては、poor/very poor のポイントがそれぞれ、7、11、13と今週更に悪化している。期待通りの悪化を見はしたものの、内容については、予想以上に悪い内容に映っており、発表後の市場関係者よりは、6ドル台突入への一際強いコメントが出され始めている。 ただ、先週月曜がそうであったように、強い内容にも、天候の変化一つで、全く逆の動きとなるのも現在の天候相場の特徴でもある。従い一方的に強気を唱えるつもりはないが、予報の変化に対する反応度合いが1週間前と比較してやや落ち着きを取り戻している点を考慮すれば、(本日引け後の内容からしても)明日の動きを足がかりに一気に6ドルを目指す展開も否定出来ない。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)