米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月26日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ギャップを付けて高値寄り付き、変わらずの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 233 1/2 - 32 1/2 234 1/2 226 3/4 227 3/4 + 1/2 49533 7784-
DEC 03 242 - 41 243 234 3/4 235 3/4 + 1/4 223974 1502+
MAR 04 248 1/2 - 47 1/2 249 1/2 241 1/2 242 1/2 + 0 47956 171-
MAY 04 251 1/2 - 50 1/2 252 244 3/4 245 3/4 + 0 13176 19-
JUL 04 253 - 52 253 1/2 246 1/4 247 1/4 + 0 13114 152+
SEP 04 245 - 44 245 240 1/2 240 1/2 + 1 1/2 1904
          35785 6285-

 

大 豆       ---ギャップを付けて高値寄り付き、大きく下げて安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 595 1/2 - 94 596 1/4 576 1/2 576 3/4 - 9 1/2 9395 2030-
NOV 03 597 - 95 597 576 576 1/2 - 10 132081 2618+
JAN 04 596 598 577 1/2 578 1/4 - 9 3/4 18174 244+
MAR 04 592 - 91 1/2 593 575 1/2 575 3/4 - 8 1/2 17912 348+
MAY 04 584 - 83 584 567 1/2 568 1/4 - 8 1/2 22656 584+
JUL 04 582 - 81 583 567 567 1/2 - 9 5895 69+
          208171 1847+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 19270 -110 SEPT 1984 - 2 SEP 361 + 2 3/4 117.34 - 117.50
OCT 18320 -330 OCT 1987 + 0 DEC 373 3/4 + 2 1/2  
DEC 18170 -440 DEC 1982 - 4 MAR 382 + 3  
JAN 18160 -460 JAN 1983 + 0 MAY 367 + 1

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 寄り付き時大きく上昇するも、勢い続かず

昨日のクロップコンディションの発表において、平均10%という、分析家の予想の2倍ものコンディションの悪化は1週間での悪化としては過去最高であり、本日序盤の上昇相場の一番大きな要因となった。夜間取引においての高騰を受けて約4セントギャップを付けての高値寄り付き、前日比約6セントアップにて取引は開始された。しかしながら、この勢いは持続しなかった。クロップコンディションの悪化がそのままイールドの悪化に繋がる訳ではないという考えのもと、利益確定の売りも手伝い、寄り付き後暫くすると徐々に値を崩し出す。土曜にかけてベルトで予報されている雨が現実的になってきたことも材料視されが、昼前にシカゴ近辺で突然天候が崩れ、激しい雨が降り出したこともトレーダーを弱気にさせた。そして12月限が一つのキープライスであった240.0を維持できなかったことが、さらなるテクニカルの売りを招いた。結局ほぼ昨日の引け値レベルまで値を戻して取引を終了した。

 

(大豆) オープニングで契約高値を付けるが、その後20セントの下げ

昨日発表された強気なクロップコンディションに素直に反応し、大きくギャップを付けての寄り付きとなり、契約高値を更新するも、その後は行き過ぎ感から売られ、徐々に値を崩す展開となる。天気予報において週の後半に予想されている雨が現実的になってきたことも材料視された。日中の下げは予想以上に大きく、しかもセッション中勢いが止まらなかった。最終的にに11月限では2桁安となっている。南米で農家売りが引き続き積極的に出ているという噂と、中国が8/20に政府在庫から257,974トンの大豆をオークションにて売却したという報告があったこともネガティブな材料とされた。


尚、本日USDAはCRP(Conservation Reserve Program)の面積を発表したが、コーン・大豆の主要産地においてはあまり大きな数字とはなっておらず、材料視はされていない。 
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約1,000枚のショート、大豆は約5,700枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週の後半に南部で恵みの雨。しかし西部地域で引き続き水分不足。

昨日はアイオワの南東部と中央部、イリノイ北部、ミネソタの南東部、ウィスコンシン西部の中央部、ミシガン西部の中央部など、ベルト西部の30%、東部の15%の地域に0.10〜0.50インチの雨が観測された。気温はベルト南西部では100度台前半と暑い一日となった。

今夜はイリノイ北東部、インディアナの北部と中央部、オハイオの北部と中央部、ミシガンの南東部、ネブラスカとカンザスの州境、ミズーリとアイオワの州境などベルト西部の20%、東部の40%の地域で0.10〜0.75インチの雨を得る。その後は一旦ドライな天候となるが、また水曜の夜からは寒冷前線の影響でミネソタ中央部、ノースダコタ、木曜にはアイオワ東部、イリノイ北部、ウィスコンシン、ミシガン西部、ネブラスカ南部、金曜から土曜にかけてはカンザス、ミズーリ、オハイオ川流域などに0.10〜0.75、所により2.0インチの雨が降ることとなる。範囲は合計でベルト東部の70%、西部の45%となる。現在の暑さは北部では水曜まで、南部では木曜までつづくこととなるが、その後は平年並みにまでクールダウンすることとなる。

(クロップへの影響)
現在乾燥が懸念されているのはサウスダコタ北部、カンザス北東部、ミズーリ全域、アイオワの各地、ウィスコンシンの南東部、ミネソタ西部の中央部、インディアナ西部の一部、イリノイ中央部と南部の各地域。合計で、中西部の約1/3の地域で主に大豆がストレスを受けていると予想される。西部ベルトの一部では今週の雨の恵みを受けれず、引き続きイールドが低下する恐れがある。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月31日〜9月4日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B B/N
東部ベルト B B/N

降水量が平年以下となっており、材料としては若干強気。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  雨の予報が拡大

イタリアにて雨の可能性が増しており、ヒマワリと大豆の成長を促進させる。今週後半、ベルトの北部と中央部にてまとまった雨の予報が出ており、ウィンタークロップの作付けには恵みとなる。

 

本日の発表等

【 引け後の発表 】
 

ブリッシュコンセンサス 

 

  8/26/03 8/19/03 8/12/03 8/5/03 7/29/03
大豆  50 48 42 32 31
大豆油  38 39 35 30 35
大豆粕  62 59 50 37 38
コーン  45 43 41 32 30
小麦  66 70 67 56 55

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 


本日の動きにより、ここ最近の上昇相場が天井を打ったとも見れる。昨日のクロップコンディションの内容は疑う余地無しに強気であったが、本日の高値圏では非常売り意欲が強く、相場を押し下げた。ファンドも午前中の段階では8,000枚の売り越しであったが、昼前から一転して売りに転じ、そこから4,000枚を売った。昨日ミネソタ南部とアイオワ北部でのクロップサーベイツアーに参加してきた知り合いが、「とにかく虫の数が多かった。イナゴやアブラムシの他、色んな虫が異常発生している。」と言っていた。確かに大豆のアブラムシに留まらず、今年はどうやら虫が多いらしいが、虫は殺虫剤の散布により解決できる問題なので、そう大きな被害には繋がらないと考える。12月は意見変わらず、待ち。9月に関しては、次第に上値リスクも限られてきていると考えるものの、短期の間に大きな下げを見る可能性も少ないと判断し、意見変わらず225.0辺りでの買いを勧めたい。バージの航行が不能になっている一部の地域は、今週後半の雨により運行再開が期待される。(K) 

(ダイズ) 

「キーリバーサル」。天候材料がまだ勝り昨日引け後のインプットを覆う形となり、テクニカルにも転換点と言える大きな動きを見せた。今週中の動きとしてみれば、あと3日、再び6ドルを目指す展開は考えにくく基本的に下向き。次は来週月曜の材料待ちとなる。今後は、8月農務省発表後のレベル11月限の550を底値レベルと位置付ける。(従い下値リスクは現レベルから25セント) 目先の動きは今後2―3週間の天候推移によるところ大きくそれ次第だと言わざるを得ないが、現在のレーティング悪化が9月11日農務省発表の収量を8月の内容以下のレベルにまで落とすことが今では”当然のように”捉えられている。現在は秋以降の相場動向を占う上でも非常に重要なステージ。9月の発表内容での更なる収量の悪化→生産量減が現実のものとなれば、秋以降の相場つきも相当確りとしたものとならざるを得まい。2002年度に見られたような、”タイトな期末在庫”に泣かされた年の再現(或いはそれ以上)になる可能性だって十分出てくる。自身2003年度産大豆相場に抱いていたイメージは1ヶ月前と現在とでは相当違ったものになってきている。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)