米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年9月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、やや安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 230-29 1/2 232 3/4 229 1/2 232 1/2 - 3/4 21207 3571-
DEC 03 237 1/2-37 340 1/4 237 240 -1 3/4 239226 53-
MAR 04 224 1/4 - 43 3/4 246 3/4 243 3/4 246 1/2 -1 1/4 51498 1707+
MAY 04 247 - 46 3/4 249 1/4 246 3/4 249 -1 1/4 14149 548+
JUL 04 248 - 247 250 1/2 247 3/4 250 1/4 - 1/4 14311 11-
SEP 04 244 1/2 244 1/2 244 1/2 244 1/2 + 0 1966 435+
          351875 888-

 

大 豆       ---ギャップを付けて安値寄り付き、安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 586 - 85 586 575 1/2 579 3/4 -15 1/4 4838 541-
NOV 03 578 - 77 579 569 1/2 574 1/2 -14 1/2 134615 3139-
JAN 04 578 1/2 - 78 581 1/2 572 1/2 576 1/4 - 14 1/4 21570 1306+
MAR 04 578 - 77 578 1/2 571 574 -11 1/4 29356 769+
MAY 04 569 1/2 - 68 572 571 574 -11 1/4 24323 457+
JUL 04 571 - 70 571 563 1/2 559 1/4 -9 1/2 6303 88+
          213263 1118-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 19570 -540 SEPT 2061 -21 SEP 363 1/4 -4 1/4
OCT 18010 -520 OCT 2059 -26 DEC 377 1/4 -3 3/4  
DEC 17820 -520 DEC 2057 -29 MAR 385 1/4 -3  
JAN 17800 -540 JAN 2057 -26 MAY 368 -5 1/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 天候により大きく下げるものの、次第に値を上げていく展開

コーンは成長段階としては水分を必要とする時期をほぼ終え、成熟段階へと向かっているが、未だ大豆につられて上げ下げする傾向が続いている。寄り付き前に発表された週間輸出検証高や、先週金曜の引け後に発表されたコミットメント・オブ・トレーダーズも強気な内容であったが、週末降り続いた雨が弱気に受け止められ、4セント強下げての寄り付きとなる。しかしその後は徐々に値を上げていく展開。農家売りがあまり出てこなかったこと、本日引け後に発表されたクロップコンディションに関してGOOD-EXCELLENTが2-4ポイント悪化するのではないかという予想されたこと、ライブキャトル市場、リーンホッグ市場が強含んだことなどが後半の上昇相場の際の材料とされた。加えて、韓国のKFAが金曜日に中国産コーンを2杯買い付けたという報告、同じく韓国のMFGが先週木曜日に中国産コーン77,000トンを買い付けたという報告、CCCが明日アンゴラ向けの援助用として8700トンの米国産コーンをテンダーにて買い付けるという報告も本日の相場をサポートした。

 

(大豆) 

3連休中の中西部中南部〜東部へのまとまった降雨の確認が本日の動きを作った。寄り付きから10セントあまりのギャップをつけてスタートした相場は寄り付き後が本日の高値。注目された3連休後、しかも降雨を見た地域においては相当の量が確認された事もあり、本日の市場では相応の売り浴びせを見ることとなった。序盤の高値圏(11月限:578レンジ)維持も長くは続かずすぐに相場は572-574へ下落。その後終盤に570割れを見た後は引けにかけて行き過ぎ感からの買戻しも見られ574.50が本日の引け値。注目された本日の相場。週末の結果に相場の動きも一際激しい結果となった。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約2,600枚の ロング、大豆は約10,600枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週末の大雨は、ベルトの大部分で恵みの雨となったが、一部では洪水が発生。
         北西部では引き続き乾燥懸念

週末は、ベルトの南東部を中心として55%の地域に長い雨が降り続いた。雨量は0.50〜4.5インチ、所によってはなんと9.0インチにも昇った。この雨は、本日もベルトの南東部を中心とした1/4の地域で降り続き、今夜から明日にかけてはベルトの北東部1/4の地域で0.1〜1.0、所により2.5インチの降雨が予報されている。週末の最高気温は60〜80度と、涼しく過ごし易い日が続いた。今週後半は一転してドライな傾向となるが、気温は多少暖かくなりそうである。


週末降り続いた雨により、各地で土壌水分が急速に改善した。カンザス・ミズーリ・イリノイなどの一部では洪水が発生したほどである。降りすぎた雨により、ベルトの1/4の地域では逆に品質悪化の懸念が発生している。一方、ベルトの北西部ではこの週末雨の機会を得ることができなかったため、引き続き乾燥によるストレスの懸念がある。
 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月7日〜9月11日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/B
東部ベルト N/A B

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  8月29日の週  8月22日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  907.9 603.6 990.1 37,498.5 46,074.0
ダイズ  92.7 263.8 135.4 28,598.1 29,315.7
小麦  846.4 752.8 652.6 6,844.7 6,336.0

コーンには強気、大豆には弱気な発表内容であった。

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(8/10の週) 

 

《コーン主要産地のDOUGHING(ドウ)進捗状況》

  8/31/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 88 71 94 91
イリノイ 94 88 94 95
ネブラスカ 95 87 96 95
ミネソタ 96 61 93 92
インディアナ 85 70 84 95
オハイオ 85 73 82 89
ウイスコンシン 74 57 78 75
サウスダコタ 89 70 91 90
ミズーリ 98 93 99 98
ミシガン 72 44 56 70
主要18州平均 90 76 91 92

 

《コーン主要産地のデント・ステージ進捗状況》

  8/31/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 61 27 70 69
イリノイ 62 42 63 73
ネブラスカ 62 42 74 71
ミネソタ 56 23 53 57
インディアナ 41 21 41 69
オハイオ 32 13 32 48
ウイスコンシン 27 7 37 34
サウスダコタ 44 18 54 53
ミズーリ 87 75 85 86
ミシガン 18 3 17 35
主要18州平均 57 34 60 65

 

《コーン主要産地の成熟段階進捗状況》

  8/31/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 10 2 12 14
イリノイ 8 4 13 8
ネブラスカ 7 2 12 10
ミネソタ 3 0 1 3
インディアナ 3 1 5 15
オハイオ 0 0 2 6
ウイスコンシン 0 0 0 2
サウスダコタ 6 3 16 10
ミズーリ 52 31 46 47
ミシガン 0 0 3 3
主要18州平均 13 7 15 17

 

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 8(5) 20(14) 36(35) 33(39) 3(7)
イリノイ 3(2) 9(6) 28(27) 49(49) 11(16)
ネブラスカ 16(15) 15(16) 22(24) 32(29) 15(16)
ミネソタ 9(6) 20(14) 38(38) 30(37) 3(5)
インディアナ 5(5) 11(11) 28(28) 43(43) 13(13)
オハイオ 2(2) 7(6) 25(24) 43(46) 23(22)
ウイスコンシン 18(14) 22(18) 35(33) 22(30) 3(5)
サウスダコタ 7(6) 19(12) 26(24) 40(47) 8(11)
ミズーリ 27(29) 29(29) 26(23) 14(16) 4(3)
ミシガン 2(1) 9(10) 21(25) 49(53) 19(11)
18州平均 9(8) 16(13) 29(29) 36(39) 10(11)
18州平均(昨年) 13(13) 17(16) 29(29) 33(33) 8(9)

GOOD-EXCELLENTの合計に関して、2-4%の悪化予想に対して上限の4%の悪化。材料としては強気と捉えられる。


《大豆生産主要州の着鞘率》

  8/31現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  99 98 100 99
イリノイ  96 90 97 96
ミネソタ  99 99 99 99
インディアナ  93 82 94 98
ネブラスカ  98 95 100 99
オハイオ  98 88 95 99
ミズーリ  90 83 91 90
主要18州平均 

96

91 97 96

 

《大豆生産主要州の落葉》

  8/31現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  4 2 3 2
イリノイ  2 0 3 4
ミネソタ  5 1 3 4
インディアナ  6 1 10 5
ネブラスカ  4 2 6 7
オハイオ  2 0 5 11
ミズーリ  4 3 5 4
主要18州平均 

7

4 7 8

 

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 9(6) 23(16) 38(35) 27(37) 3(6)
イリノイ 4(2) 9(7) 32(33) 45(46) 10(12)
ミネソタ 9(6) 21(15) 40(39) 27(33) 3(7)
インディアナ 4(5) 10(9) 30(29) 45(47) 11(10)
ネブラスカ 16(17) 21(22) 32(34) 25(20) 6(7)
オハイオ 3(3) 9(7) 26(27) 47(47) 15(16)
ミズーリ 27(32) 29(29) 27(23) 14(13) 3(3)
主要18州平均 8(8) 16(13) 31(31) 36(38) 9(10)
18州平均(昨年) 9(9) 15(15) 30(30) 37(37) 9(9)

GOOD-EXCELLENTの合計に関して2-4%の悪化が予想されたが、実際は3%の悪化。材料としては中立か、やや強気。

 

ブリッシュコンセンサス 

 

  9/2/03 8/26/03 8/19/03 8/12/03 8/5/03
大豆  49 50 48 42 32
大豆油  44 38 39 35 30
大豆粕  58 62 59 50 37
コーン  49 45 43 41 32
小麦  68 66 70 67 56

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

先週金曜日、シカゴを出発してウィスコンシン南部、ミネソタ南部、アイオワ北部・中央部と畑を見てきた。12ヶ所の畑で各3つ、合計36本のイヤーを手に取り穀粒の数を数えて回ったのだが、分かったことは、今年はほぼ例外なしに受粉が成功しているということ。中にはここ最近のドライな天候の結果、一つ一つの穀粒の大きさ、張りなどに関しては良い状態と言えないような畑もあったが、全体の収量に大きな影響を与えるようには思えない。去年この時期にプロファーマーツアーに参加して東部ベルトの各畑から採集したイヤーは、本当にPOORだった。受粉に失敗し、イヤーの半分か3/1程度しか穀粒が付いていないという状況であった。本日発表されたクロップコンディションにおいてさらなる悪化が示唆され、去年の数字に近くなってきているが、多くの畑でイヤーを手にとって見てきた今、クロップコンディションの数値の悪化はあまりイールドの悪化を意味していないのではないかと考える。ここ最近の上昇は、クロップコンディションの数値に対する過剰反応であるとの考えから、プライシングの方針は変わらず様子見。(K)
 

(ダイズ) 

シカゴにおいては3連休期間中、見事に雨。又気温は70度台前半までしか上がらず、太陽を拝む事さえ出来なかった。先週までの天候とは全く違う様相。CBTにおける今朝のムードもまさに週末の天候同様のものとなった事だろう、兎に角この3日間のパターンはこの夏全く初めてのケースにて市場ムードも一変・・といったところか。一方、本日の展開においては全く無視される事となった、中西部西部地域の週末については、アイオワ・ミネソタそしてウイスコンシン或いはダコタ地域など降雨を見ることが出来ていない。本日引け後発表のレーティングにおいては、中西部南東部地域におけるこのまとまった雨が考慮されてないとはされるものの、
GOOD/EXCELLENT合計は3ポイント悪化し45%へ。ついに昨年度の46%を初めて下回る事となった。各予想家よりは、本日のレーティングをも加味しながら9月の農務省発表収量の予想値も出され始める。38前半〜37中盤といったレンジ。これまでのこの8月末の農務省クロップレポートの数値から37台の収量予想(あくまでも9月発表ものとして)が現実味を帯びてきた。

昨年は、上記46%という数字の後9月の発表では収量が36.5→37.0へ上方修正されている。発表前は小麦相場の急騰劇につられ大豆・コーンも大荒れし、その後はSELL THE FACTに大きく沈んだ相場は記憶に新しいが、今年はどうか?本日の動きを見て早くも「先週の火曜の597.50で天井は打った」とする声も出てき始めた。又、やはり先週末の雨の度合いをみて、「9月発表内容は10月上方修正される期待が強く、相場はそこまで織り込み始めた」などとするコメントも見られ始める。市場の雰囲気とはこうも容易に変わるものか・・と改めて感じている次第。 しかしながら、主産地における行方は未だわからず、アイオワ・ミネソタなどの収量減懸念を、先週末の雨の恩恵を受けた地域がカバーしきれるのかと言うと現段階では全くのクエスチョンである。そういう意味では37台の収量に相場がもう一段の高値を見る(約定高値更新)可能性は未だに十分あるとすべきかと考える。 下げても下値限界は550。(A)
 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)