米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年9月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし     ---やや安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 242 1/2 - 42 1/4 242 3/4 236 3/4 237 3/4 - 4 3/4 9633 4956-
DEC 03 246 3/4 - 46 1/4 246 3/4 242 1/2 243 - 4 244081 656+
MAR 04 251 1/2 - 51 252 248 248 3/4 - 3 1/4 54800 933+
MAY 04 253 1/4 - 53 254 250 3/4 251 1/4 - 2 3/4 15024 41+
JUL 04 254 1/2 255 1/2 252 1/4 253 - 1 3/4 14899 258+
SEP 04 247 3/4 248 246 1/2 247 1/4 - 3/4 2588 403+
          351046 2491-

 

大 豆          ---やや高値寄り付き、上昇後、下げて期近以外はやや安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 607 617 1/2 607 608 + 2 1/4 2389 1328-
NOV 03 590 - 89 596 1/2 585 587 1/4 - 1 134069 326+
JAN 04 592 - 91 597 586 1/2 588 1/4 - 1 1/2 22050 190+
MAR 04 585 593 583 585 - 1/2 19675 368+
MAY 04 578 584 1/4 575 1/2 578 1/4 - 1/2 24365 109+
JUL 04 578 582 1/2 574 1/2 577 3/4 + 0 6509 91+
          211375 238-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 20580 +160 SEPT 2062 -25 SEP 345 - 9 116.63 - 117.03
OCT 18640 + 80 OCT 2061 -29 DEC 359 - 8 3/4  
DEC 18370 + 100 DEC 2067 -26 MAR 367 1/2 - 8 3/4  
JAN 18250 + 90 JAN 2066 -26 MAY 353 1/2 - 7 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

セッション前に発表された週間輸出成約高の数字が予想を下回ったことが材料視され、前日引け値より若干安値での寄り付きとなり、更にその後も徐々に値を崩していく展開となる。ファンダメンタルズの大きな材料は特になかったが、週末を前に大きなポジションを残すことを嫌った市場参加者による利益確定タイプの売りオーダーが多く出たことが要因となった。韓国が、オーバーナイトで予定していた105,000トンの産地オプションのコーンのテンダーをパスしたこと、スパークスの発表した予想イールドと生産量(138.6bu/acre, 99.31億bu)が予想をやや下回ったことも若干の弱材料とされた。一方で、週明けに発表されるクロップコンディションに関して、GOOD-EXCELLENTの数字が0-1ポイント悪化すると見る向きが多かったことは本日の下値を支えた。9月は4.75セントダウンの237.75、12月は4セントダウンの243となって引けている。

 

(大豆) 

週間輸出変わらずドライ気味な今週末と来週の予報に加え、強気なスパークスの予想(イールド38.1bu/acre、生産量27.56億bu)によりやや高値での寄り付きとなった後も、セッション前半は力強く上昇する展開となった。しかし午後に入ると突如値を崩し出す。週末を控えて利益確定の売りオーダーが多く見られたが、デルタ地域にてドライな天候により収穫が順調に行われているらしいという報告が材料視されたことに加え、コーン・小麦市場の下げにつられた。結局、期近9月限は前日比2.5セントアップの608で下げ止まったものの、他の各限月はやや安値にて引けた。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場でも500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約23,500枚の ロング、大豆は約17,300枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週末にかけて雨は限られる。

昨日はベルト全体を通じて概ねドライで、気温は西部では平年並み、東部では平年を下回った。ミネソタ・ウィスコンシン・ミシガン・ノースダコタなどベルトの北部では日曜から火曜にかけて降雨の予報が出ているが、雨量もそれほど多くはなく、範囲の合計も10〜15%に過ぎない。この間、気温は概ね平年並みとなる。

乾燥が懸念されているベルトの北西部ではやはり来週の後半まで雨を得ることができなさそうである。大豆にとってもこの雨は遅すぎると考えられる。引き続きベルトの1/3の地域でストレスが発生し続けると思われ、具体的な地域としてはノースダコタ、ミネソタ南西部、ウィスコンシン中央部、ミシガン中央部、南東部を除いたアイオワ、などである。来週に入ると大豆は次第に水分を必要としない段階へと移行する。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月10日〜9月14日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/B
東部ベルト A A

材料としては中立。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(8月28日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 164.2 684.8 41,545.3 49,542.6 1,899.6 5,563.1
大豆 -171.9 257.0 29,506.7 30,331.9 599.2 7,416.1
小麦 588.8 0.0 11,440.3 9,367.9 5,085.2 0.0
大豆粕 31.0 27.5 5,795.8 6,857.5 648.5 905.4
大豆油 11.6 0.0 728.9 840.8 62.8 69.1

コーン・大豆共に弱気な内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(8月28日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 917.7 721.6 39,645.7 47,460.4 40,640
大豆 168.6 259.7 28,907.5 29,838.3 28,300
小麦 614.9 721.4 6,355.1 5,872.9 28,580
大豆粕 80.0 116.3 5,147.3 6,388.3 5,490
大豆油 23.1 1.5 666.1 772.5 1,020


【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (9月2日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    10,383 ロング   10,600 ロング   26,512
大豆粕  ロング   34,913 ロング  34,400 ロング  38,135 
大豆油  ショート   3,728  ショート   6,000  ショート    7,707
コーン  ロング   13,074  ロング   2,700  ロング   9,023
小麦  ロング   31,187 ロング   31,500  ロング  31,192

 コーンにはネガティブ、他はニュートラルな内容であった。


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

意見は変わらず、様子見。

各コミッションハウスなどが予想するイールドや生産量は強気なものばかりだが、それとは裏腹に、各地で収穫を始めだした農家から聞こえてくる声は豊作を示唆するものが多い。本日もイリノイ中央部、イリノイ南部、アイオワ、ネブラスカなどの農家から、収穫したコーンのイールドが良かったという情報が入った。一般的に、農家は状態の悪い畑のさらなる悪化を防ぐために先に収穫してしまう傾向にあるため、この時期はイールドが悪いという話が蔓延しやすいらしいが、今のところ、非常に悪かったという話は聞いていない。

今年の相場に直接関係はしないが、本日興味深い話を聞いた。ある種のルートワームコーンは、イールドが270に達しているという。更に、このルートワームコーンとBTコーン、除草剤耐性コーンを掛け合わせて、5年以内に300ブッシェルを越えるイールドのコーンが開発されるのではないかという話である。GMOコーンのイールドがそこまで急速に上昇すると、中国がネットでコーンの輸入国になったところで世界的な需給の逼迫につながらないだろう。一方では、NGMO CORNの値段が跳ね上がってしまうのではと危惧している。 (K) 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】 570ライン”は保たれた  

大きな窓を開けた後丁度2週間570-590といったレンジを保った相場も、今週の頭は“3連休の雨”に驚きギャップをつけての大きな下げ、11月限は569.50をつけるに至り、火曜日引け後の各社トレーダーのコメントも異口同音に560を目指す展開を唱えた。しかし、同時に今週市場に入ってくる収量予想は8月農務省の発表を2ブッシェル近く下回る内容となり、相場はそれに敏感に反応し再び高値を目指す展開に戻る。結局は先週までの2週間で描いた流れを今週一週間で再現する事となり、本日11月限は596.50と先週火曜の高値に迫る動きを見せた。と、今週は4営業日のみではあったが市場心理は大きく揺れ動く週ではなかったか。  

【来週の展開】 発表後、新たな展開  

来週はいよいよ農務省の発表となる。発表までの3日間については週末の天候や月曜のクロップコンディション内容に上下する事とはなろうが、本日の高値を上回る、或いは今週初めの安値を下回る事もないと思われる。木曜の発表数値が、その後の鍵を握っている事は確かであり、発表後は現在のレンジをどちらかに抜ける動きを起こす事となろう。しかし今年の天候推移を振り返っても7月中旬頃まではほぼパーフェクトであった。毎週発表の作柄報告も過去5年で最高のレーティングを記録していた。それがこの約7週間の間にgood/excellent25%もダウン。シーズン後半の悪化度合いとしては過去最悪のレベルとなっている。米国最大の生産州であるアイオワにおいては過去100年余りで2番目に深刻なドライだとも言われている位だ。発表内容を待つしかないが、仮に収量38を下回るような内容が出され、且つ期末在庫の大幅な下方修正を余儀なくされた際には、一旦6ドル相場へ入りレーショニングを待つといったパターンは大いにあり得ると見ている。生産量の修正と同時に需要面にどの様に手を入れられるかという部分も注目されるところ。来週は再び、大きな週となる。(A)

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)