米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年9月12日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 226 - 25 232 223 227 - 1/2 470 973-
DEC 03 231 - 30 1/2 231 3/4 227 1/2 228 - 5 242387 6424-
MAR 04 238 - 37 3/4 239 1/2 235 1/2 235 3/4 - 4 3/4 63957 2684+
MAY 04 241 3/4 - 41 1/4 242 3/4 239 239 1/2 - 4 1/2 16782 144+
JUL 04 245 - 44 3/4 245 1/2 241 3/4 242 - 4 1/2 16621 156+
SEP 04 245 - 44 3/4 242 1/2 239 239 - 3 1/2 2799 17-
          353664 4249-

 

大 豆       ---やや高値寄り付き、期近を中心に高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 639 - 38 648 638 648 + 10 1/2 470 535-
NOV 03 614 - 13 625 613 623 + 7 1/4 136274 3225+
JAN 04 615 - 14 1/2 626 1/2 614 1/2 624 1/2 + 7 3/4 24622 1721+
MAR 04 608 1/2 619 1/2 608 1/2 617 1/2 + 6 3/4 21114 283+
MAY 04 596 1/2 - 96 605 596 604 1/2 + 5 1/2 30686 3584+
JUL 04 592 1/2 601 592 1/2 598 1/2 + 3 1/4 7193 321+
          223253 8786+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 21150 +550 SEPT 2223 +50 SEPT 338 1/2 - 1 1/2 117.00 - 117.34
OCT 19140 -80 OCT 2238 +65 DEC 351 1/2 - 1/4  
DEC 19010 -30 DEC 2238 +65 MAR 361 1/2 + 0  
JAN 19010 +10 JAN 2231 +66 MAY 351 1/4 + 0

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 


昨日の急落のフォロースルーによるテクニカルな売りが多く見られ、12月限で多少ギャップを付けての安値寄り付きとなったが、その後も徐々に下げていく展開となる。天候は既に材料として非常にインパクトの弱いものになっている。今後材料になるとすれば長雨による収穫への影響か、霜害であるが、今のところどちらも示唆されていない。需給報告を受けてのファンド勢を中心とした失望売りは本日も続き、本日の下げの最も大きな要因となった。さらには、各地から聞こえてくる順調な収穫の進捗と、予想よりイールドが良かったという報告、来週月曜のクロップコンディションの発表に関して、GOOD-EXCELLENTの数字が変わらずか、もしくは1ポイント改善するのではという予想が多かったことは、上記の売りを加速した。12月限で前日比5セントダウン、228となって引けている。
 

(大豆) 


昨日の急騰から一夜明けた今日も、強気な需給報告の影響は続き、強含む展開となった。やや高値での寄り付きとなった後も、徐々に値を上げていく展開。ファンドを中心に積極的に買われた。週明けに予定されているクロップコンディションの発表に対して弱気な予想をするトレーダーが多かったことと、南米の農家売りを受けたヘッジの売りオーダーが多く見られたことなどは材料として弱く、多少相場の頭を抑えたが、期近を中心に高値にて引けている。9月限は10.5セントアップの648、11月限は7.25セントアップの623となっている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では6,500枚の売り越し、大豆市場では5,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約13,900枚の ロング、大豆は約30,900枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日も引き続きベルトの西部にて降雨が観測された。ミネソタ、アイオワ、ミズーリ、カンザスあたりが雨の中心となり、、雨量は0.25〜1.5インチ、範囲は合計するとベルトの40%となった。気温はベルト西部では平年をかなり下回ることとなったが、ベルト中央部や北東部の地域では平年を上回る陽気となった。 今日午後から日曜にかけて、この雨は活動の中心をベルト中央部へと移すこととなり、日曜の夜から月曜にかけてベルトの東部にて活動を弱める。その間、ウィスコンシン、イリノイ、アイオワ、ミズーリなどを中心としてベルトの75%の地域において0.25〜1.5インチの降雨を得ることとなる。気温は、西部では平年以下、東部では平年を上回ることとなる。

今週末にかけての一連の雨は、クロップのイールドにはあまり影響を与えることはない。今のところ洪水の被害は報告されていない。しかし週末の間ミズーリ、イリノイあたりの地域でかなり激しい降雨となりそうなので注意が必要となる。しかし多くの地域では来週にコーンの収穫が大きく進捗しようである。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月15日〜9月19日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト N B/N

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等


【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (9月9日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    21,966 ロング   24,900 ロング   37,486
大豆粕  ロング   37,447 ロング  41,600 ロング  41,809 
大豆油  ショート     168  ロング     1,500  ショート     3,417
コーン  ロング    27,416  ロング   23,600 ロング    27,767
小麦  ロング   29,094 ロング   18,700  ロング   28,601

 コーン・大豆共に材料としてはニュートラル。


 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( SEP 9- WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  232.0 -45.2 0.7 0.1 1,133.8 45.1
2003クロップ 6.5 3.9 0.0 0.0 0.0 0.0

 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  29.3 -10.0 0.2 0.0  354.8 10.0
2003クロップ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

コーン・大豆共に予想の範囲内にて、材料としては中立。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


今回の需給報告は市場にはかなり弱気な発表と捉えられ、人によっては、「生産量の下方修正は控えめすぎる」と唱えているが、実際に畑を見て回った時の感想と、引き続き各地から入ってくる高イールドの報告を聞く限り、個人的には今後生産量は若干上方修正される可能性が高いと思っている。

しかしながら一方で需要面に関して考えると、今月末に発表される在庫報告で強気な数字が出され、10月の需給報告の需要面の数字が大幅に増える可能性もある。また連邦議会が最終的なエネルギー法案を今秋に発行するであろうことを考えると今回はあまり深追いをせず、12月限225辺りで買いを進めておくのが安全かと思われる。(K)

 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】

 今週は農務省発表に尽きる。予想レベルを大幅に上回る収量の下方修正(3ブッシェル)に堪らず相場は跳ね上がる結果となった。毎週悪化し続けてきたクロップコンディション、中西部西部地域の極端なドライ傾向。特にアイオワ・ミネソタという主要産地がやられた事が大きくこの減収に寄与したと言える。結果、新穀期末在庫は一気に昨年度並へ落ち込みその数字に相場も上げざるを得ない状況となった。テクニカルにも11月限570-600というレンジから上に抜け、新たな値動きが始まる事となった。

 【来週以降の行方】

 11月限は6ドルというラインから大きな窓を形成した事で新たな材料のインプットがない限り10月に向けて6ドルを割る展開は困難だと言わざるを得ない。目先の動きとしては昨日のファンダメンタルズを背景にもう一押し上への展開が考えられる。640-650といったレベルまでを想定している。しかし一方で高値の行方を考えた場合、大相場に沸いた96-97年との決定的な違いは“米国外”の需給バランス。南米は現在の半分以下の生産量しかなく世界の在庫水準も現在は概ね倍となる。又、昨年度産のタイトな期末在庫に踊った今春以降の暴騰相場についても期近の高値は5月の658までで7ドル相場は実現していない。この動きがあまりにも記憶に新しく、現時点でこのファンダメンタルズでは7ドル到達はほぼ不可能だと思われる。今回の農務省発表においては南米の新穀生産量予想が(まだ9月ということもあってか)据え置かれる形になっているが、マトグロッソ等主要州の開拓農民にとって現在の相場レベルは非常に魅力的な価格レベルに映っている。そして生産意欲は益々増すばかり。上げ相場には年々増加し続ける南米よりの売り物が入ってくる・・これら近年の“新しい”要因が、今後の相場の頭を抑える要因として作用し続けるという事は認識しておきたい。  

現在の6ドル相場がいつまでも続くとは思わないが、少なくとも目先は6ドルから6ドル半ばというレンジが居所となるのではないかと考えている。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)