米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年9月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 225 3/4 - 25 228 1/2 225 226 1/4 + 2 233443 333-
MAR 04 233 1/4 - 33 236 1/2 233 233 3/4 + 2 73407 1419+
MAY 04 237 3/4 - 37 1/2 240 1/2 237 1/2 238 1/2 + 2 1/4 20686 229+
JUL 04 240 1/2 - 40 1/4 244 240 1/4 241 1/2 + 2 20432 597+
SEP 04 239 240 1/2 238 1/2 239 + 1 1/4 3035  
DEC 04 239 - 38 3/4 239 1/2 237 3/4 238 3/4 + 1/2 11291 51+
          363212 1985+

 

大 豆       ---高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 657 1/2 - 56 1/2 662 653 1/2 655 1/2 + 2 1/2 137818 577+
JAN 04 659 - 58 1/2 663 1/2 655 657 + 2 32036 1486+
MAR 04 652 3/4 - 52 1/2 656 1/2 648 649 1/4 + 0 24811 212+
MAY 04 632 - 31 637 631 632 + 1 1/2 37821 312-
JUL 04 624 630 1/2 623 625 3/4 + 3 1/2 9292 6-
AUG 04 614 617 609 1/2 611 1/4 + 4 1/4 1200 26+
          247424 2382+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
OCT 19570 +210 OCT 2377 -37 DEC 360 1/2 + 7 1/2 111.59 - 112.04
DEC 19560 +220 DEC 2378 -37 MAR 371 + 7 3/4  
JAN 19570 +250 JAN 2373 -39 MAY 363 1/4 + 6 3/4  
MAR 19410 +210 MAR 2364 -35 JUL 338 3/4 + 5 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  順調な輸出を確認して上昇

予想を上回る週間輸出成約高の数字が本日のキーとなった。前日比約1セント高にてスタート。その後も着実に値を上げていく展開。EU諸国が米国産マイロの買い付けに積極的であるという噂、大豆相場が契約新高値を更新したことなども本日のマーケットをサポートした。しかし12月限228.25のレベルで期待されたストップロスの買いオーダーがあまり見られなかったことから失望売りが入り、昼過ぎからは値を崩す展開となる。しかし下げ幅は限られ、各限月約セントアップとなって引けを迎えた。12月限は2セントアップの226.25となっている。
 

(大豆) 契約新高値更新、しかしその後値を崩す。

やや強気な週間輸出成約高の数字を材料として前日比約2セントアップにて寄り付きた後は小刻みに上下しながら徐々に値を上げていく展開となる。気温の低下が予報されていることが霜の被害を連想させたことも上昇材料となり、午前中には契約新高値を更新することとなった。しかし11月限660では利益確定の売りオーダーが多く入り、引け間際に値を崩すこととなった。しかし下げ幅は限られ、結局11月限で前日比2.5セントアップの655.5、1月限も2セントアップとなって引けている。なお、収穫が進捗するにつれ、今まで低いイールドの報告ばかりであったのが徐々に期待通りだったという報告も入りはじめたという噂は、本日の後半の下げの一つの材料とされた。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の買い越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約14,300枚の ロング、大豆は約40,700枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日、雨雲はベルトの北東部へと移動し、インディアナ中央部などを中心としてベルトの15%の地域に散発的な降雨をもたらした。しかし雨量は0.25〜1.0インチと少量であった。また、今週金曜日には別の雨雲がベルトの東部にて発達し、五大湖の周辺地域にて来週始めにかけて散発的な降雨をもたらすこととなろう。その間、雨量は0.10〜0.75インチ、範囲は合計でベルトの35%程度となる。昨日の気温はベルトの北西部では平年をかなり下回ったが、南部では平年を上回った。今日以降、気温は各地で平年を下回る予定で、特に火曜の朝は寒くなり、ミネソタ、アイオワ、イリノイ北西部、ネブラスカなどでは霜が降りそうである。しかしクロップに被害を与えるほどにはならない。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月30日〜10月4日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/B
東部ベルト B N/B

昨日と変わらず。材料としても中立と捉えられる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米  アルゼンチンは変わらずドライ。 ブラジルは土壌水分改善。

アルゼンチンでは今のところ相変わらずドライな天候が続いているが、土曜日にはまとまった雨が訪れそうである。ブエノスアイレス、サンタフェ辺りを中心にベルトの60%の範囲にて0.25〜0.75インチの雨が降ることになる。しかしその他の地域は雨の機会を得ない。土曜日に少量の雨を得るベルトの中央部・東部を含む全ての地域で早急な雨が必要となっている。

ブラジルではリオグランデドスル、サンタカタリーナ、パラナなどベルトの南部を中心に雨を得た。更に今後5日間の間にベルトの北部と中央部にて雨の機会を得る。これによりコーン・小麦の収穫が多少遅れるものの、コーンと大豆の作付け前の土壌水分は改善に向かうこととなる。

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(9月18日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,377.5 0.0 10,379.0 8,426.2 8,251.7 0.0
大豆 752.7 0.0 9,445.1 7,244.9 9,077.6 0.0
小麦 770.2 0.0 13,570.8 11,583.8 4,982.5 0.0
大豆粕 18.0 51.8 5,874.5 6,958.0 535.9 1,018.0
大豆油 6.6 5.3 752.0 843.2 70.1 76.9

コーンは強気、大豆は若干強気な数字となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(9月18日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 808.5 858.0 2,127.3 2,073.8 45,720
大豆 142.9 185.0 367.5 443.7 25,580
小麦 928.8 671.2 8,588.3 7,303.7 28,580
大豆粕 58.3 92.7 5,338.6 6,667.3 5,580
大豆油 3.9 8.0 681.9 798.6 1,020


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


世界の需給に目を向けたとき、最も注目を引く材料の一つに欧州のフィードグレインの生産量の減少があろう。今年は東西欧州にて旱魃が発生し、穀物の供給が著しくタイトになった。ではその影響が米国産コーンの需要に影響するかというと、今のところ「あまり影響しない」と考えている。まず欧州ではGMOの問題があるために米国産のコーンを直接輸入することはできない。間接的に影響する可能性はあるが、南米のコーンが大きく減産にならない限りはあまり影響は出ないと考える。しかしマイロの場合は今のところGMO種が開発されていないので話は違ってくる。かなり直接的な影響を受ける。本日も、あるブローカーから「スペイン・イタリアともう一カ国が合計500万ブッシェルの米国産マイロを買い付けた」という噂を聞いた。

本日輸出成約高は強気な数字とされたが、現在USDAが発表している旧穀の輸出数量1800(百万BU)を達成するためには今週程度の数字を維持しなければならない。毎週の数字に要注目である。長期的に弱気な見方は変わらず。(K) 

 

(大豆)

本日は中国を中心とした好調な輸出成約進捗の確認や現在の主産地における天候(雨勝ち+低温)等を主材料に結果としては序盤最高値を更新する形とはなったものの、終盤には利益確定の売りが集まり高値引け、ややトーンダウンした形で引けとなっている。現在の市場の焦点は、現レベルを一旦の高値としセットバックを見るかどうか、その高値をどこでつけるか、となっているが、高値更新を見はしたがこのレベルをそう捉える事については意見は変わっていない。明日は金曜、そして来週は月末。これまで積み上げたファンドロングにも整理が入りやすい。又月末発表予定の農務省在庫報告ではこれまでの140百万という農務省の2002年期末在庫数値が上方修正される点でほぼ市場予想は一致しており、このこともセットバック開始の後押し材料となるものと思われる。相場の転換点を読むのは非常に難しいが、この月末はそのタイミングにするには都合がよいようにも映っている。

今週末あたりから大豆の収穫も本格化し、来週市場へはより多くの材料が入ってくる様相である。様々なコメントをここで挙げてもきりがないが、イリノイ中部・南部においては、これまでなかった類のコメントも聞かれ始めた。”思った程悪くないゾ” という内容の報告がより多く出始めているのも事実である。楽観視は決して出来ないが、一方的な流れでもないという点。来週以降この手の更なる情報が市場に入ってくるものと思われ、”本日の(安値引けの)材料”とされる可能性はある。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)