米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年9月26日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、変わらずの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 226 - 25 3/4 227 1/2 225 1/4 226 1/4 + 0 230264 3179-
MAR 04 233 3/4 - 33 1/2 235 233 233 3/4 + 0 74935 1528+
MAY 04 237 3/4 239 1/4 237 1/2 238 1/2 + 0 21155 469+
JUL 04 241 1/4 - 41 242 1/2 240 1/2 241 1/4 - 1/4 20621 189+
SEP 04 238 1/2 239 238 1/4 238 1/2 - 1/2 3133 98+
DEC 04 238 1/2 238 1/2 237 1/4 238 - 3/4 11546 255+
          362613 599-

 

大 豆       ---安値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 653 - 52 661 651 3/4 656 1/2 + 1 141967 4149+
JAN 04 655 - 54 662 3/4 653 3/4 658 1/4 + 1 1/4 32449 413+
MAR 04 647 1/2 654 1/2 647 651 + 1 3/4 25375 564+
MAY 04 630 1/2 - 30 636 630 632 3/4 + 3/4 38055 234+
JUL 04 624 1/2 - 24 630 1/2 624 627 1/4 + 1 1/2 9461 169+
AUG 04 613 617 611 1/2 612 1/2 + 1 1/4 1178 22-
          253512 6088+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
OCT 19530 -40 OCT 2361 -16 DEC 359 1/2 - 1 111.74 - 112.15
DEC 19600 +40 DEC 2366 -12 MAR 369 1/2 - 1 1/2  
JAN 19620 +50 JAN 2361 -12 MAY 364 + 3/4  
MAR 19500 +90 MAR 2350 -14 JUL 339 3/4 + 1

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

来週火曜日のビッグレポートを控え、ポジションを手仕舞おうとする動きと、新たにポジションを作ろうとしない雰囲気が感じられ始めた。また週末としては今週末が最も活発に収穫が行われるであろうことから、週明けのヘッジプレッシャーを予感させ、弱気な雰囲気が漂った。そんな中、前日比若干安値での寄り付きとなった後は狭いレンジ内での小動きに終始。台湾が2004年度に700万トンの米国産粗粒穀物を買い付けるという内容のレターにサインをしたという報告があったことは若干下値を支えることとなった。しかし大きな動きは見られず、結局前日比変わらずにて引けている。インサイドデー。

 

(大豆) 

寄り付き前に発表されたセンサスの搾油報告の内容は中立にて材料視はされなかった。前日引け際の弱気な展開のフォロースルーから2セント程下げての寄り付きとなる。しかし来週の予報にて気温の低下が示唆されていることが霜の被害を連想させたことなどにより、そこからは若干強含む展開となる。引け間際には値を崩したが下げ幅は限られ、各限月前日比1セント強上げて引けている。11月限は1セントアップの656.50となっている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では売り買い同数量、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約13,700枚の ロング、大豆は約40,900枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日はミズーリ中部やイリノイ南西部など、ベルトの南西部を中心に10%の地域で0.10〜0.35インチの散発的な雨が観測されたのみで、大部分の地域ではドライな天候となった。本日から水曜の朝にかけてはベルトの北部にて散発的に降雨が見られることになる。中心となるのはイリノイ、インディアナ、オハイオ、ミシガンなど。範囲は合計でベルトの35%となり、雨量は0.25〜1.0インチと見込まれる。

今夜を中心に降る雨は来週には活動を弱めるのでベルトの大部分で収穫に大きな影響はないが、五大湖の周辺地域では断続的に続く雨により収穫作業の遅れが懸念される。霜の被害に関してはあまり心配なさそうであるが、唯一インディアナ中央部の作付けが遅れた地域では来週気温が下がった時にやや霜害を被る可能性がある。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月1日〜10月5日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B B
東部ベルト B B

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米 

アルゼンチンでは明日土曜にブエノスアイレスやサンタフェにて若干の雨が予報されているが、多くの地域はドライである。ベルトの西部1/3の地域では相変わらず土壌の乾燥が懸念されている。ブラジルでは来週の火曜にかけてベルトの北部・中央部にてまとまった雨が予報されている。コーン・小麦の収穫はこれによって遅れを見ることとなるが、コーン・大豆の作付け前の土壌水分は改善に向かう。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

3) センサス搾油報告(8月分) 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド) 

  8 (2003年)  7月 (2003年)  8月 (2002年) 
搾油量 3,768,932 3,877,854 3,917,020
粕生産量  2,768,183 2,850,989 2,881,800
粕在庫  234,481 196,037 221,978
皮生産量  206,632 213,426 224,854
皮在庫  35,987 32,322 34,561
粕・皮在庫  270,468 228,359 256,539
油生産量  1,446,128 1,482,400 1,474,755
油工場・倉庫在庫計  1,668,242 1,794,224 2,521,712
工場在庫(トン) 1,072,074 1,667,691 1,391,132

内容は中立であった。

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (9月23日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    34,471 ロング   37,200 ロング   39,297
大豆粕  ロング   38,675 ロング  42,400 ロング  43,340 
大豆油  ロング   31,091  ロング   43,100  ロング    29,651
コーン  ロング    11,254  ロング   11,900 ロング     3,862
小麦  ロング   21,313 ロング     9,600  ロング  16,484

 


 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( SEP 23- WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

USDAが誤って古い情報を流したことにより、本当の数字分からず。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


週末プラス発表前とあって、相場も閑散としてきた。本日のトレーディングボリュームもたったの28,000枚程度だったとか。市場予想レンジは週明けに本サイトに掲載する予定だが、若干の在庫積み増しを予想する声が多いようである。ということはその分の弱気な材料はマーケットにインプットされたと考えて良いであろう。ここ最近相場は停滞中で、ファンドのポジションもあまり大きくなく、マーケットの雰囲気としては材料待ちと言ったところか。火曜日の発表内容によっては短期的な上昇も有り得るが、そこでは我慢して10月から11月前半にかけての下げを待ちたい。

本日、先月8月のエタノール生産量が発表され、2002/03クロップ年度トータルのエタノール生産量が62.7(百万バレル)となった。この数量を生産するのに必要なコーンの量は、エタノールのイールドやコーンの使用割合の設定によって多少異なってくるが約950(百万ブッシェル)となる。この数字は特にインパクトのある数字ではなく、予想通りであると言える。注目すべきはこの数字が今後どの程度のスピードで増加していくかである。01/02年度から02/03年度にかけての増加は約36%であり、今後これを上回るスピードで生産量が伸びていった場合はマーケットに強材料として認識されるのではないかと思われる。(K) 
 

(大豆)

【今週の相場回顧】 約定高値更新も膠着相場 

先週金曜の展開予想が現実のものとなる。相場は月曜から大きく跳ね上がりこれまでの目標としてきた11月限650-660というレベルは一気に到達する事となった。しかし、このレベルが一旦の天井という見方がある事が一番の材料となり、今週は月曜以降アップダウンを繰り返しながら又、約定高値を更新しながらも概ね650-660という10セント幅のレンジから上へも下へも抜ける事が出来なかった。終わってみれば、高値を見ながらも膠着状態の今週だったと言うことが出来る。 

テクニカルな面とは別に、市場を神経質にさせる材料も入ってきた。供給面で見ると、先ずは月曜の農務省のクロップ報告。見事に今週も悪化を見、11週連続。結果、”good/excellent”については40%にまで下がったことは引き続き相場を支える材料となっている。又、約5%程大豆も収穫が進んだが、主産地よりの報告では“粒形の小粒化”が東西を問わず報告されている。特に夏場の旱魃にヤラれたベルト西部地域よりはこの手の報告が複数入ってきており、“収量の更なる悪化”を連想する市場にとってはこれまた一つの材料となった事も事実である。 需要面では、年度始めとは言え好調な輸出成約の数字(前年同期比約30%高いレベル)。中国・EUよりの積極的な成約進捗は、“未だレーショニングが作用していない”という理解の下、強材料視されることとなった。 と、今週も強い材料ばかりが目立った週ではあったが、月曜に上げた後は、“高値圏”という市場心理が働く事でそれ以上の値動きを許す事はなかった。 10セント幅のレンジに収まった週とは言え、ここまで上げ続けてきた事で一方方向へ動けない“迷える相場“を見れた事にそれなりに見応えも感じる事が出来た。 

【来週の展開予想】 来週から2週間相場は下向き 

先週はこの欄で“更なる上昇”を述べたものの、目標レベルに到達した相場に来週は“方向転換”を期待したい。これは今週述べてきた内容と同様であり、即ち今週の高値圏を頭に目先は玉の整理に相場も下落するという動きを予想するもの。上述のファンダメンタルズが重く効いてはいるものの、10月の農務省発表を前にこれ以上の極端な上昇相場が継続するとは思えない。10月の農務省内容が9月の内容から更に悪化するという見方も既に出てきているのも事実。しかし一方で8月頭からほぼ休みなく$1.5/bu上げ続けた相場がこのまま息切れせずに10月の発表へ臨めるとは見えない。発表を前に610-620というレベルまでの下落も視野に向こう2週間を追いかけたい。

週末から来週にかけては雨勝ち又低温の見込みにて、収穫作業への支障から来週頭の強材料へ繋がる可能性もある。このあたりがそう相場に作用することになるのか、興味をもって来週に臨みたい。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)