米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年9月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 224 1/4 - 23 3/4 225 220 220 1/4 - 5 3/4 228230 359+
MAR 04 232 1/4 - 32 233 228 1/2 228 3/4 - 5 76967 1085+
MAY 04 26 1/2 - 36 237 3/4 233 1/2 233 3/4 - 4 3/4 21381 101+
JUL 04 240 241 1/4 237 237 1/4 - 4 20969 175+
SEP 04 238 1/4 238 1/2 235 1/2 235 1/2 - 2 3/4 3082 93-
DEC 04 238 239 1/4 236 3/4 237 - 1 3/4 11970 142+
          363587 1774+

 

大 豆       ---安値寄り付き、一旦上げるが、その後下げる。まちまちの引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 675 - 74 691 674 677 1/4 - 6 140690 2829-
JAN 04 676 - 75 692 1/2 675 679 3/4 - 4 3/4 33309 929+
MAR 04 666 - 65 683 665 674 1/2 + 1/2 25569 321-
MAY 04 644 - 41 1/2 657 1/2 641 1/2 652 1/2 + 3 37934 168+
JUL 04 640 - 38 649 1/2 638 646 3/4 + 4 1/2 10451 881+
AUG 04 626 - 24 1/2 636 624 631 1/2 + 4 1173 13+
          254382 977-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
OCT 19980 -280 OCT 2471 +31 DEC 360 1/4 + 5 110.24 - 111.50
DEC 20080 -240 DEC 2466 +25 MAR 369 1/2 + 4 3/4  
JAN 20100 -200 JAN 2462 +27 MAY 367 + 7  
MAR 19920 -100 MAR 2457 +32 JUL 644 + 6

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


予想を超えて弱気なストックレポートを受けて下落。旧穀の需給が緩んだことにより新穀の期初在庫が増加するとの見込みから前日比約2セント下げての寄り付きとなった後も徐々に値を崩していく展開となる。今週予報されているドライな天候が収穫の順調な進捗を連想させたことや月末の手仕舞いオーダーが見られたこともこの動きを加速した。ファンドを中心とした売りはセッションの終わりまで続き、弱気な流れのまま引けを迎える。終盤、本日の下値付近では商業筋の意欲的な買いが見られたが、マーケットの流れを止めるには至らなかった。12月限は5.75セント下げ、220.25となっている。

 

(大豆)  


USDAによる在庫報告の発表が予想を超えて大きな数字であったこと、加えて旧穀の生産量が情報修正されたことにより、オープニングは前日比7〜8セント安値での寄り付きとなった。しかし直後にテクニカルの買いが入り、一度は大きく値を上げる展開となる。天候面で、明日・明後日の冷え込みによる霜の予報が間近に迫ったことが心理的な材料となった。また、低イールドの報告や、アルゼンチンのドライな天候が続いていることも材料となった。11月限で再び契約新高値691を付けることとなったが、そこからは再び弱気なビッグレポートの内容に目が向けられ、徐々に値を下げる展開となる。その流れは最後まで続き、結局は期近を中心に前日比安値にて引けることとなった。11月限は6セントダウンの677.25となっている。しかし一方で、期先限月は前日比高値での引けとなった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では7,000枚の売り越し、大豆市場では売り買い同数量であったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約4,700枚の ロング、大豆は約44,900枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日はベルトの北部・東部の一部にて散発的な雨が観測されたが、範囲は合計してもベルトの10%に満たず、概ねドライな一日となった。今日はイリノイ・ミズーリの南部にて多少降雨の可能性があるが、引き続きドライな天候となる。明日はミシガンにて雨が雪が降ることとなるが、その他の地域はドライ。金曜から土曜にかけてはベルトの東部を中心に25%の地域で雨の予報となっているが、雨量は0.10〜0.50と限られる。五大湖周辺では雪になる可能性が高い。

気温は引き続き平年以下で、大きく下回る地域もありそうである。明日・明後日は特に冷え込むこととなり、ミシガン、ウィスコンシン、ミネソタ、オハイオ北部、インディアナの北部と中央部、イリノイの北部と中央部、ミズーリ北東部、アイオワの東部と中央部、ネブラスカ北部など各地で霜が降りることとなる。日曜の朝にもベルトの1/3の地域で霜となる可能性がある。

明日から2日間、上記のようにベルトの大部分にて霜が降りることとなるが、コーン・大豆共に成長段階を過ぎており、被害はそう大きくはならない。ただ、大豆に関しては全体の15%に当たるフィールドにて油分の減少が見られることとなる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月5日〜10月9日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N N/B
東部ベルト B N

材料としては中立

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米 

アルゼンチンは引き続きドライ。木曜まで現在の天候パターンは続く。その後金曜と土曜にはブエノスアイレス州の北東部などベルトの15%の範囲に降雨を得るが、雨量は0.25〜0.5インチと限られる。週末もまとまった雨の予報は出ておらず、コーン・大豆の作付けのためには更なるまとまった降雨が望まれる。

ブラジルでは本日ミナスジェライスにて降雨を見る他は、土曜日にリオグランデドスルにて雨の可能性があるぐらいで、概ねドライな天候に逆戻りとなる。しかしここ最近の雨によって土壌水分は改善されており、コーン・大豆の作付けにとって大きな問題は見当たらない。また小麦の収穫は大きく進捗しそうである。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) USDA 四半期在庫報告 (単位:十億ブッシェル) 

 

  在庫(9/1時点)  予想平均  予想範囲  6/1/03時点  9/1/02時点 
コーン  1.086 1.019 0.955-1.052 2.985 1.599
大豆  0.169 0.146 0.133-0.170 0.602 0.208
小麦  2.036 2.078 2.017-2.125 0.492 1.740

コーンの旧穀期末在庫は1,086(百万BU)となり、一年度前と比べると32%ダウンとなった。内訳としては、オン・ファームが485(百万BU)で昨年比17%ダウン、オフ・ファームが601(百万BU)で昨年比40%ダウンとなっている。

大豆の旧穀期末在庫は169(百万BU)となり、一年度前と比べると19%ダウンとなった。内訳は、オン・ファームが58で昨年比7%ダウン、オフ・ファームが111で昨年比23%ダウンとなっている。

加えて、本日旧穀大豆の生産量が修正された。イールドが0.2BU/ACRE増えて38.0となり、作付け面積が165,000ACRE、収穫面積が277,000ACREそれぞれ増加した。これにより旧穀の生産量が19(百万BU)増え、2,749(百万BU)となった。

小麦の旧穀在庫は2,036(百万BU)となり、一年度前より16%アップした。内訳は、オン・ファームが690(百万BU)で昨年より19%アップ、オフ・ファームが1,350で昨年比15%アップとなっている。

 

2) 2003年米国産小麦生産量 (単位:十億ブッシェル)

 

  2003年生産量 予想平均 8月時点 2002年実績
米国産小麦合計 2.337 2.288 2.292 1.616
冬小麦 1.707 1.717 1.710 1.143
デュラム小麦 0.097 0.087 0.087 0.079
春小麦・他 0.533 0.483 0.492 0.394

 

 

【 引け後の発表 】
 

3) ブリッシュコンセンサス 

 

  9/30/03 9/23/03 9/16/03 9/9/03 9/2/03
大豆  79 72 59 57 49
大豆油  71 66 55 44 44
大豆粕  78 71 64 68 58
コーン  36 38 39 52 49
小麦  61 54 58 60 68

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日ブラジル産コーンの生産量が急上昇する可能性について述べたが、今後の長期的な世界のコーン需給を考えた場合、もう一つの弱材料としは考えられるのは米国産コーンのイールドの緩やかな上昇であろう。対して、強材料としては米国内エタノール需要の増加、中国がネット輸入国へと変化することなどが挙げられる。今後ともそれぞれのタイミング、上昇率などを見極めて行くと共に、経済環境その他の変化による新たな材料の出現の可能性にも注意しなければならない。そう言えば先日、あるエタノール工場がエタノールを使用する燃料電池の生産を計画しているという話を聞いた。環境問題を一つのきっかけとして、現在さまざまな方面の人がさまざまな角度からコーンの使用を検討していると思われる。

さて、弱い内容となった本日の在庫報告の発表を受けて値位置を更に下げたコーンマーケットだが、更なる下値の余地があると考えるので、現レベルでの買いはまだ待ちたい。もしも次回の需給報告前に供給面での弱材料を十分に織り込み、12月限で215を割り込んだ場合はそこを買い場とするかもしれないが、基本的な姿勢はまだ「待ち」としたい。(K) 
 

 

(大豆)

先週までの予想とは裏腹に昨日の暴騰には驚きを隠せない。本日も予想の上限に近い旧穀在庫数値に安値で寄り付くもその後に約定高値を更新しており、今後間もなく市場へ提供されてくる各社の”強いであろう”10月農務省発表予想の内容を材料に更に買い上げられる可能性も否定できない。しかし、チャート上からも本日の安値引けに目先の高値はこれでつけたという見方も確かに出来る。農務省発表まであと7営業日を残すのみ、10日の発表内容は”強いであろう”という警戒感が市場のバックには確りとあるものの、これまでの過剰な動きに対しての整理が向こう7日間入りやすくなるのではないかと見ている。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)