米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、まちまちの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 221 1/4 - 21 222 1/4 221 221 3/4 + 1/4 227468 1053+
MAR 04 229 1/2 - 29 1/4 230 228 1/2 229 1/4 - 1/4 93066 2226+
MAY 04 234 1/4 234 3/4 233 234 - 1/2 21320 228+
JUL 04 237 1/2 - 37 1/4 238 236 236 3/4 - 3/4 22527 242+
SEP 04 238 238 1/4 237 237 1/2 + 0 3953 22+
DEC 04 238 3/4 239 1/2 238 238 3/4 + 0 17095 59+
          386729 3832+

 

大 豆        ---高値寄り付き、大幅高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 681 1/2 - 80 1/2 696 680 1/2 692 1/2 + 14 128903 3249-
JAN 04 684 - 83 699 683 695 1/4 + 13 1/4 45888 1217+
MAR 04 680 - 79 3/4 694 679 1/2 690 1/4 + 12 1/2 29634 590+
MAY 04 659 - 58 668 658 664 1/4 + 7 3/4 38568 900+
JUL 04 652 - 51 659 651 654 + 3 1/2 12201 243-
AUG 04 640 - 39 643 633 633 1/2 - 3/4 1430 43-
          262686 722-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
OCT 20560 +540 OCT 2525 +29 DEC 327 1/4 - 1/2 109.04 - 109.30
DEC 20620 +500 DEC 2511 +22 MAR 338 - 1/4  
JAN 20620 +450 JAN 2508 +25 MAY 340 1/2 + 0  
MAR 20420 +410 MAR 2487 +24 JUL 323 1/2 - 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


発表を明日に控え、静かな一日となった。目先の天候はドライで、収穫には適した予報となっていることが弱材料視されている。また収穫が順調に進捗しているとの報は相場には重石となっている。これらは明日の発表に関して弱気な予想を抱かすことになっている。一方で、本日寄り付き前に発表された週間輸出成約高は予想を上回り、USDAによるエジプトへの米国産コーン10万トンの成約報告、ライブキャトル市場の続伸、大豆市場が活況を呈したことなどは心理的に強気に働いたが、やはりビッグレポートを目前に控えているため大きな動きには繋がらなかった。若干安値で寄り付いた後は前日引け値のレベルを挟んで極狭いレンジの中で上下する展開となった。特に目立った動きのないまま引けを迎えることとなり、期近12月限は1/4セントアップの221.75となって引けている。


(大豆) 


本日の大豆市場は、再び勢いよく上昇し、契約高値をトライする展開となった。ファンドによる買いが見られたものの、ボリュームはそう大きくはなかった。新しいファンダメンタルズの材料は特に無かった。明日の発表を見越して一部の投機筋の買いが入ったとも言われている。週間輸出成約高、予想の範囲内であったが、若干強気な内容であった。前日比2セントアップにて寄り付いた後は急激に上昇する展開。契約高値をトライするも到達せず、昼前には落ち着きを見せる。しかし上げたレベルを維持することとなった。期近11月限は14セントアップの692.5となって引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では500枚の売り越し、大豆市場では3,500枚の買い越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約600枚のショート、大豆は約51,600枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日はミズーリの中央部やカンザスにて降雨が観測されたものの、合計してもその範囲はベルトの10%に満たなかった。雨量も0.10〜0.50インチと少量であった。本日から明日にかけてもベルト南部の一部にて雨の可能性があるが、範囲・雨量共に限られたものとなる。まとまった雨となるのは土曜・日曜の夜から月曜にかけてで、ベルトの北部を中心に25%の地域で0.10〜0.50インチの雨量となる見込み。

上記ごく一部の地域を除いては収穫のペースは順調である。しかし6-10日後の予報は少し雨がちになってきており、ベルトの中央部や南西部では収穫作業の遅れに繋がる可能性がある。しかし雨量は限られ、被害はそう大きくならないと予想される。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月14日〜10月18日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N A
東部ベルト B N/A

あまり材料視されていないが、降水量が増加しているので、若干強気。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米 

アルゼンチンでは、ブエノスアイレス州南部にて今日と土曜日に雨の予報が出ているものの、その他大部分の地域では今週一杯ドライな天候が予報されている。ここ1週間の雨で多くの地域で土壌が潤ったとは言え、未だスポット的に約20%の地域ではTOO DRYな状況が続いている上、予報では10日後までまとまった雨が降りそうに無い。

ブラジルでは、リオグランデドスルなどを中心として嵐が吹き荒れた。一部では雨量が4.0インチに達するところもあった。この雨は今後しだいに中央部へと移動、来週月曜日には北へ抜ける見込みである。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(10月2日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 956.4 0.0 12,251.5 10,074.9 8,451.1 0.0
大豆 473.7 0.0 10,620.1 8,029.0 9,814.0 60.0
小麦 348.9 0.0 14,682.6 12,595.8 4,747.5 0.0
大豆粕 456.0 0.1 1,693.5 1,453.4 1,677.7 4.2
大豆油 42.4 0.0 119.3 152.6 118.0 0.0

大豆粕・大豆油に関して、「今年度」は10月から始まる2003/04年度を示す。また、大豆粕の今年度の週間成約高の数字は9/26-10/2の週に追加成約された22.4(千トン)と、2002/03年度にデリバリーされなかった433.6の両方の数字を含む。同じく、大豆油の今年度の週間成約高の数字に関しては、9/26-10/2の週はネットで4.7(千トン)の減少であったが、これに加え、2002/03年度にデリバリーされなかった47.1も含む。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(10月2日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 779.4 893.7 3,800.4 3,051.3 45,720
大豆 238.2 200.4 806.1 894.9 25,580
小麦 686.0 660.7 9,935.1 7,866.8 28,580
大豆粕 107.8 60.1 15.8 55.0 4,810
大豆油 14.5 11.5 1.3 2.7 390

年度の切り替えに関しては上記成約高と同じ。大豆粕の今週の輸出高は、9/26-30の間に船積みされた92.0(千トン)を含む。これにより、2002/03年度の船積み高は最終的に5490.7となった。大豆油の今週の輸出高は、9/26-30の間に船積みされた13.2(千トン)を含む。これにより、2002/03年度の船積み高は最終的に706.5となった。


 

【 需給報告に対する市場予想 】

生産量(百万BU) / イールド(BU/エーカー)

  市場予想平均 市場予想レンジ 先月発表数字 02年度
大豆 2,561/35.3 2,420-2,609/33.5-35.9 2,643/36.4 2,749/38.0
コーン 10,062/140.2 9,837-10,150/137.2-141.2 9,944/138.5 9,008/130.0

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


意見は変わらず、買いはまだ待ち。

世の中の関心は主に大豆の生産量と今後の相場動向に集中している感がある。市場の予想レンジを見ても、大豆ほどの強い意志・流れは感じない。そういった状況を見ながら個人的に感じるのは、マーケットはまだ実際のイールドの良さを織り込み切っていないのではないかということである。よって目先弱気な意見は継続。長期的には、中国の動向、エタノールを中心とする国内需要の増加などの強材料が台頭してくるタイミングとその程度、米国における2004年度コーンの作付け面積の増加(大豆が現在よりさらに大きく値位置を上げることになれば減少する可能性が高くなるが)、南米の生産量などの弱材料の程度を鑑みながら相場の転換点を占いたい。(K) 

 

(大豆)

これまでの暴騰劇もあり、先週一大の高値をつけた後の大きな下落を見てもう少し勢いのある展開を期待したものの、結果的には農務省の発表を前に一方方向への展開は困難なものとなった。本日は寄り付きこそ昨日の安値レベルをフォローしたものの、明日発表される内容が”かなり強気な内容にある”という憶測が流れたことが主因で再びの上昇を余儀なくされた。今後の展開としては、明日の発表を見ても米国内の需給バランスがタイトである点に変化が表れる事はなく、来年に向けて5ドル台に割れこみ停滞するといった流れは期待出来ない。大きなファンダメンタルズがインプットされた9月農務省発表時につけた6ドルから上の窓は今後も保たれるものと思われる。

しかし、これまでの暴騰劇を見て事で上値も既に限界値に来ていると判断しており、仮に明日の発表内容に市場が動転し上昇することがあってもその後にはまとまったSELL-OFFが待っているのではないかと見ている。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)