米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月13日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、やや高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 215 3/4 - 16 218 1/4 215 1/2 217 1/2 1 1/4 237961 9709+
MAR 04 223 1/2 - 23 3/4 226 223 1/2 224 3/4 1/2 98560 3929+
MAY 04 2291/4 - 29 1/2 231 228 3/4 230 1/2 22047 427+
JUL 04 232 1/2 - 33 234 1/4 232 1/4 233 1/4 1/4 24783 1956+
SEP 04 235 1/4 235 1/4 234  234  - 1/4 4717 447+
DEC 04 236 1/2 - 36 3/4 237 1/4 236 1/2 237 - 1/4 17519 251+
          406900 16703+

 

大 豆          ---高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 726 - 27 740 725 1/2  731 1/2 + 18 126269 1839795-
JAN 04 727 - 29 741 727 733 3/4 + 20 55265 5446+
MAR 04 721 1/2 - 22 728 1/2 712 713 1/4 + 5 3/4 31956 1201+
MAY 04 685 - 86 693 679 681 + 6 39857 1196+
JUL 04 673 - 75 680 666 666 3/4 + 3 3/4 13566 677+
AUG 04 653 657 641 1/2 641 3/4 - 1/4 1579 112+
          275248 7623+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
OCT 21970 +570 OCT 2735 +113 DEC 334 +7 1/4 108.37 - 108.55
DEC 21710 +440 DEC 2671 +80 MAR 343 3/4 +6 1/4  
JAN 21570 +360 JAN 2661 +77 MAY 342 +3 1/2  
MAR 20990 +150 MAR 2616 +59 JUL 322 1/2 0

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


先週の需給報告の余韻と、ハーベストプレッシャーが今後継続して続くのではという考えのもと、売りが先行して前日比若干安値での寄り付きとなったが、その後すぐ1〜2セント値位置を上げることとなった。大豆3品の上げにつられたこと、また、アルゼンチンにてドライな天候が未だ続いていることから作付けの進捗が思わしくないこと、先週からの下げに対する売られ過ぎ感などが弱材料とされた。加えて、ライブキャトル、リーンホッグ市場が本日も高騰したことも相場を支えた。上げた後は動きに乏しい展開が続き、12月限で1.25セントアップの217.50として引けている。


(大豆)   


強気な需給報告の余韻と、週が明けても引き続きアルゼンチンにてドライな状況が続いていたことなどを受けて前日比約10セント以上上げて寄り付いた後も、強含む展開が続いた。大豆自身に加えて、粕、油の市場で次々に契約新高値を更新したことが更なる買いオーダーの引き金となった。また、高値圏にて売りオーダーがあまり見られなかったことも心理的に強気に働いた。一時は11月限で740セントまで上げることとなった。中国が買い成約をキャンセルするのではないかという噂が流れたこともあり、午後に入ると若干値を戻したものの、各限月前日比高値にて引けている。11月限は18セントアップの731.50。

 

本日ファンド筋はコーン市場では売り買い同数量、大豆市場では2,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約12,400枚のショート、大豆は約50,400枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

週末は、ウィスコンシン、アイオワ、サウスダコタ、ネブラスカなどベルト西部を中心にベルトの55%の地域で0.10〜0.65インチの降雨が観測された。また、今夜から明日にかけてはベルトの南部を中心として40%の範囲に0.10〜0.75インチの雨が予報されている。その後金曜にベルト南部の周辺地域にて雨の可能性が示唆されているが、それまではドライな天候が続く。

雨による収穫の遅れは限られ、冬小麦の作付け作業も問題なく進捗しそうである。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月18日〜10月22日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A B
東部ベルト B N/A

あまり材料視されず。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米 

アルゼンチンでは、昨日サンタフェの北東部のみに降雨を得た。今週は水曜に南部ベルト周辺で降雨の可能性がある他は木曜から金曜に北部と東部にて若干の雨が降る模様。しかし雨量・範囲共に少なく、来週もドライな天候となるため、ベルト北西部では引き続き感想懸念が続く。ブラジルで比較的乾燥懸念があるのはゴイアス、ミナスジェライスなどの一部であるが、週末に降った雨などによりその範囲は今や10%に満たない。小麦の収穫は順調に進捗しており、コーン・大豆の作付けも北部の一部を除いては順調である。

 

本日の発表等


【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

COLUMBUS DAYのため明日に延期された。

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(9/28の週) 

COLUMBUS DAYのため明日に延期された。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


緩やかな上昇に転じる可能性もあり、12月限は現レベルか、収穫が終了する前に抑えていくべきではと考える。

一見強材料は見当たらない。需給報告の生産量予想は、市場の予想範囲を上回り、過去最高のイールドと生産量を示唆した。これにより、8月に入ってからクロップコンディションレポートが示し続けてきた「悪化」が、少なくとも生産量の悪化ではなかったことは証明されることとなった。さらには、過去の傾向からして、今後、11月、12月のレポートにおいて生産量のさらなる上方修正が行われる可能性も高い。

では、何故上昇局面を迎える可能性があるのか?現在農家は収穫の真っ最中であるが、一旦収穫を終えると、話題が今クロップの収量から来クロップの作付けへと移るだろう。その場合、大豆とコーンの価格差がここまで開いていると、マーケットにおいて「コーンの作付け面積の減少」が連想される可能性がある。個人的には、コーン:大豆の比率が短期的にそう大きく変化することはないと思っている。ここ最近述べてきたRWCの出現を始めとする技術の進歩などの理由によって農家が次第にローテーションに対する意識を変えていく可能性はあるが、一年や二年でそれが起こるとは思わない。しかし、ここまで価格差が広がると現実はさておきシカゴにて噂が先行し、価格に跳ね返ってくる可能性は否めない。加えて、一時言われていた南米でのコーンの作付け面積増加の可能性も、ここまでシカゴでのコーン・大豆の値差が開けば可能性は薄くなってしまった。

大豆の上昇幅が予想外であったこと、発表から一日経ってコーン相場が予想に反して下げ止まったことをきっかけとして上記考えに至った。(K) 

 

(大豆)


先週10日に発表された米国農務省の需給報告では収量の悪化により米国産大豆の生産量は9月度より約474万トン下方修正された。世界の大豆生産は約2億トンであるが、上記の米国での大減産をブラジルの大豆の上方修正4百万トン(56百万トンから60百万トンへ)で何とか数字上の埋め合わせをした格好となった。世界の大豆需給に付いてコーンや小麦などと決定的に異なることは、生産主要国が限定的であると言うこと。コーンでは米国、中国、ブラジル、EU、メキシコ、アルゼンチン、南ア、カナダ他など生産国は多岐に渡るが、大豆の場合は米国、ブラジル、アルゼンチンの三国で世界生産の82%程度を占める。中国では16百万トン程度の国内生産はあるものの、20百万トンの大豆を輸入する大輸入国となっており、世界の大豆供給は米国、ブラジル、アルゼンチンの三カ国が担っているということが言える。その三カ国のうち、米国がこの度の大減産の報告となった。今後着実に増加傾向の続く中国からの大豆輸入需要、更には中国、インドからの大豆油需要を賄うためには南米での予定通りの増産が欠かせないものとなった。大豆減産の米国からの大豆油輸出は先の農務省の発表では38万トンとなり、大幅に減少することとなる。これでは大豆油輸出国の体をなさない。一方のブラジル・アルゼンチンからの大豆油輸出は各275万トン、451万トンと予想されており油脂需要増加地域への供給源は南米となることは明らか。今後のブラジル・アルゼンチンでの大豆作付け動向、天候動向に対して市場関係者は目を離すことは出来ない。南米での作柄に変化があれば、世界の大豆需給は一気にタイト化する為、価格は上へのブレ幅が大きくなろう。本日、11月限で740セント、1月限で741セントの高値をつけたものの、今後の南米での作柄如何では8ドルから9ドルを伺う展開があってもおかしくない。(H)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)