米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、やや高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 217 3/4 - 18 219 1/2 215 1/2 218 1/2 +1 236006 1955-
MAR 04 225 1/2 - 25 1/4 227 223 1/2 225 3/4 +1 100346 1786+
MAY 04 231 231 1/2 228 1/4 230 1/2 +1/2 22137 90+
JUL 04 233 3/4- 33 1/4 234 3/4 231 3/4 233 3/4 +1/2 250359 276+
SEP 04 235 - 34 1/2 235 1/4 234 234 +0 4729 12+
DEC 04 236 3/4 - 37 238 1/2 236 3/4 237 +0 17403 116+
          406990 90+

 

大 豆          ---高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 739 - 41 745 731 3/4 741 1/2 +10 121870 4399-
JAN 04 742 1/2 - 41 1/2 744 727 1/2 735 1/2 +1 3/4 58269 3004+
MAR 04 720 - 21 1/2 722 700 704 -9 1/4 30366 1590-
MAY 04 689 - 87 689 655 662 1/2 -18 1/2 39825 32-
JUL 04 673 1/2 - 73 673 1/2 640 647 -19 3/4 14698 1132+
AUG 04 644 - 45 646 616 617 -24 3/4 1560 19-
          274043 694+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
OCT 21950 -20 OCT 2716 -19 DEC 325 1/2 -8 1/2 108.75 - 109.87
DEC 22120 +410 DEC 2668 -3 MAR 335 3/4 -8  
JAN 21780 +210 JAN 2645 -16 MAY 339 -3  
MAR 20770 -220 MAR 2582 -3 1/2 JUL 323 + 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


予報にて雨の範囲が拡大したこと、アルゼンチンにて続くドライ懸念、USDAのデイリーレポートにおいて売り先不明の215,000トンの成約報告が行われたことなどを受け、若干高値での寄り付きとなった後は、一旦2セント弱値を下げることとなった。午前中発表された週間輸出検証高はほぼ予想通りであったため材料視されなかったが、中国政府が昨日の午後遅くに、農産物の輸出の際に発生する税金の払い戻しに関して変更をしないという旨の発表を行ったことは、コーンの輸出マーケットにおいて同国が競争力を維持するのではとの考えにより弱材料と捉えられた。また、数日振りに畜肉相場が弱含んだこと、今後数日間は収穫が順調に進捗しそうなことも心理的に弱気に作用した。しかし、12月限215.50のサポートが強いと見るや、商業筋が積極的に買いに動き、徐々に値を上げる展開となる。金曜日につけたギャップを埋めるには及ばなかったものの、結局各限月前日比やや上げての引けとなった。12月限は1セントアップの218.50として引けている。

(大豆)   


前日比約8セントアップにて寄り付いた後は、そのレベルを中心として7〜8セントの範囲内で激しく乱高下する展開となる。結局、期近は10セントアップとして引けている。期先3月以降は大きく下げたので、限月間のスプレッドは広がることとなった。

寄り付き前に発表されたNOPAの搾油報告において、9月の搾油量が事前予想を上回ったこと、中国の大連市場で、CBOTの高騰を受けて大豆相場が急騰し、リミットアップとなったことなどが強気な材料とされた他、午前中に発表された週間輸出検証高も材料としては強かった。一方で、南米産大豆のヘッジプレッシャーを受けたこと、アルゼンチンのドライな天候が、コーンから大豆への作付け転換を連想させたこと、大手商業筋が積極的にブルスプレッドのオーダーを入れたことなどが期先限月には弱材料となった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では2,500枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約15,400枚のショート、大豆は約47,900枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日はベルトの南西部55%の地域に、0.10〜0.75インチ、所によっては1.25インチの雨が観測された。今日はベルトの東部1/3の地域、木曜から金曜にかけても同地域にて雨の予報が出ている。これにより一部地域ではやや収穫の遅れが発生することになるが、来週、雨の範囲はベルトの北東部1/4に限られることなどにより、被害は大きなものとはならない。

気温は、平年を下回る日が続きそうである。特にベルトの木曜の北西部、金曜の東部ではかなり冷え込むこととなる。これにより作付け直後の冬小麦の成長速度に影響が出る恐れがある。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月19日〜10月23日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N N/A
東部ベルト B A

あまり材料視されず。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米 

アルゼンチンでは、昨日も引き続きドライ。明日水曜日にブエノスアイレス州の南部、木曜から金曜にかけてはベルトの北部や東部にて雨のチャンスを得るが、限られた範囲となる。ベルトの北西部では乾燥懸念が続いており、特にコルドバの南部と西部、サンタフェの南西部などでは深刻な状況となっている。

ブラジルでは、北部にて多少乾燥懸念があるものの、ここ1週間でしばしば雨を得たので状況は改善に向かっている。コーン・大豆の発芽期を迎えるにあたり、状況は良好と言える。来週、ベルト北東部1/2の地域でドライ傾向にあるのと、気温が平年を下回りそうであることが懸念材料ではある。

 

 

本日の発表等

【セッション前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  9月 8月 9月(2002年)
搾油量(千ブッシェル) 123,173 121,222 119,741
大豆粕生産量(ショートトン) 2,899,334 2,859,081 2,860,980
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.08 47.17 47.79
大豆粕輸出量(ショートトン) 300,653 322,746 300,992
大豆油生産量(千ポンド) 1,404,070 1,402,780 1,375,720
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.40 11.57 11.49
大豆油在庫(千ポンド) 1,080,140 1,218,399 1,901,234

搾油量が予想より多く、強気な内容であった。

 

【セッション中の発表】

2) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  10月9日の週  10月2日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  850.9 857.9 765.4 4,626.5 3,834.3
ダイズ  664.8 254.0 545.1 1,513.6 1,488.4
小麦  599.2 804.1 164.0 11,491.0 8,848.2

コーンは中立、大豆には強気な発表内容となった。

 

【引け後の発表】 

3)USDA週間クロップ・プログレス(9/28の週) 

 

《コーン主要産地の成熟段階進捗状況》

  10/12/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 100 97 100 99
イリノイ 98 95 98 99
ネブラスカ 94 85 96 98
ミネソタ 99 99 97 97
インディアナ 91 78 91 97
オハイオ 77 62 85 92
ウイスコンシン 92 85 88 88
サウスダコタ 99 94 96 96
ミズーリ 99 97 100 100
ミシガン 87 63 94 90
主要18州平均 95 90 96 97

 

《コーン主要産地の収穫進捗状況》

  10/12/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 31 17 20 35
イリノイ 47 32 48 56
ネブラスカ 30 18 29 43
ミネソタ 38 19 16 32
インディアナ 24 13 30 40
オハイオ 13 6 21 25
ウイスコンシン 20 13 13 21
サウスダコタ 32 18 24 29
ミズーリ 75 69 84 75
ミシガン 8 5 25 24
主要18州平均 39 27 36 44

 

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 6(6) 15(15) 36(36) 36(36) 7(7)
イリノイ 2(2) 6(6) 24(24) 52(52) 16(16)
ネブラスカ 14(14) 13(13) 22(23) 33(33) 18(17)
ミネソタ 6(8) 15(17) 39(43) 35(30) 5(2)
インディアナ 5(5) 9(9) 25(23) 45(47) 16(16)
オハイオ 2(3) 5(6) 19(23) 51(47) 23(21)
ウイスコンシン 9(11) 20(24) 39(34) 30(28) 2(3)
サウスダコタ 6(8) 12(14) 24(26) 41(39) 17(13)
ミズーリ 23(23) 24(24) 29(29) 19(19) 5(5)
ミシガン 2(2) 8(7) 32(33) 47(47) 11(11)
18州平均 7(8) 13(13) 29(29) 39(38) 12(12)
18州平均(昨年) NA(12) NA(17) NA(27) NA(34) NA(10)

あまり材料視されていない。


 

 

 

《大豆生産主要州の落葉》

  10/12現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  100 97 99 98
イリノイ  96 92 98 98
ミネソタ  99 99 99 99
インディアナ  97 88 96 99
ネブラスカ  98 93 98 99
オハイオ  97 89 99 99
ミズーリ  90 76 88 91
主要18州平均 

95

89 95 96

 

《大豆生産主要州の収穫進捗状況》

  10/12現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  84 56 58 67
イリノイ  64 38 61 60
ミネソタ  89 68 46 74
インディアナ  44 19 54 59
ネブラスカ  70 32 51 62
オハイオ  46 16 55 63
ミズーリ  28 13 45 41
主要18州平均 

60

37 50 50

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 14(14) 30(30) 40(40) 15(15) 1(1)
イリノイ 5(5) 12(12) 37(37) 40(40) 6(6)
ミネソタ 10(10) 25(25) 45(45) 19(19) 1(1)
インディアナ 7(7) 14(12) 34(31) 39(42) 6(8)
ネブラスカ 14(13) 24(25) 33(35) 23(21) 6(6)
オハイオ 4(3) 9(9) 30(32) 44(41) 13(15)
ミズーリ 18(19) 27(27) 33(32) 18(18) 4(4)
主要18州平均 9(9) 18(18) 35(35) 31(31) 7(7)
18州平均(昨年) NA(9) NA(16) NA(30) NA(36) NA(9)

あまり材料視されていない。


 

4) ブリッシュコンセンサス 

 

  10/12/03 10/7/03 9/30/03 9/23/03 9/16/03
大豆  77 74 79 72 59
大豆油  70 71 71 66 55
大豆粕  81 77 78 71 64
コーン  35 38 36 38 39
小麦  46 49 61 54 58

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


12月限は現レベルにて早目に手当てしておくべきと考える。

期先の大豆相場が弱含んでいることにより、昨日多少述べた2004年度の大豆の作付け意欲の増加に関しては考慮の必要がなくなったものの、アルゼンチン北西部での雨不足が長引いていることも気になる。マーケットでは同国におけるコーンから大豆への作付け変更の可能性も示唆され出した。このことは世界需給に与える数量的なインパクトとしては大きくないであろうが、心理的にはりっぱな強材料となる。本日の動きを見るとやはり215.50が大きなサポートとなっており、短期的にこのレベルを割り込むのは大きな材料無しには難しいと考えるが、それに比べて金曜日につけたギャップは今の地合を考えると意外に簡単に埋められるのでは、と予想する。(K)

 

(大豆)


本日のNOPAにより発表された9月の大豆搾油量は前年同期を上回る数字となり、大豆消費に対するレーショニングがまだ起きていないことを市場に印象付けた。米国大豆の03/04 CROPの在庫率は5%程度でありこれは最低なくてはならない在庫量である。しかし、米国大豆の需給以上に厳しいのは世界の大豆油需給であり、5%の在庫率を割っている。世界の大豆油需給が厳しいうちは世界的な大豆の搾油量は大幅に落ちることはなく、その場合は大豆油価格の大幅な価格増による消費の減退が必要だ。本日、期先の動きとしては南米の記録的な大豆増産による売り浴びせが起こったものの、まだ南米での大豆作付けは始まったばかりだ。大豆市場の暴騰をみて作付けは現在3%程度と平年の1%より進捗度は早いものの、既に市場ではブラジル60百万トン、アルゼンチン37百万トンが織り込みされて、これをベースに動き出している。両国にとってもこの生産量の達成は未知の世界である。天候が順調に行けば、全てが順調に行けばと言う条件は当然つくはず。価格は短期的には値戻し場面があってもおかしくはない、11月限で7ドル程度までのコレクションは頭に入れながらも、期近については8ドル〜9ドル相場の可能性はある。その場合は南米での作柄異変が材料となろう。(H)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)