米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月20日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、やや安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 214 1/2 - 14 3/4 214 3/4 213 1/4 213 3/4 -1/2 240292 228+
MAR 04 221 3/4 - 21 1/2 221 3/4 220 1/4 220 1/2 -3/4 111601 4553+
MAY 04 225 3/4 - 25 1/2 225 3/4 224 3/4 225 -3/4 22903 235+
JUL 04 229 1/4 229 1/4 227 3/4 228 -3/4 27174 1239+
SEP 04 231 231 229 3/4 229 3/4 -3/4 5097 117+
DEC 04 234 3/4 - 35 235 233 3/4 234 1/4 -1/2 19799 26+
          428741 6398+

 

大 豆       ---高値寄り付き、変わらずの引け。期先は高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 740 - 42 743 728 1/2 729 1/4 +0 98655 3624-
JAN 04 739 1/2 - 40 1/2 742 730 730 1/2 +1 1/4 71588 3202+
MAR 04 721 - 20 1/2 721 711 1/2 711 3/4 +1 1/2 28224 523+
MAY 04 675 - 75 1/2 676 668 669 +3 1/2 38004 62-
JUL 04 661 - 60 3/4 661 653 655 1/2 +4 3/4 16060 495+
AUG 04 637 638 631 632 1/2 +5 1952 56+
          262069 3514+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 22230 +280 DEC 2625 -21 DEC 333 3/4 +5 1/2
JAN 21950 +160 JAN 2606 -24 MAR 344 1/4 +4 3/4  
MAR 21260 +150 MAR 2557 -21 MAY 344 3/4 +4 3/4  
MAY 19940 +220 MAY 2493 -7 JUL 325 1/4 +2 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  材料難の中ファンドはまた大きく売り越し。値動きは小幅。


材料難の中、取引量も限られ、先週に引き続き静かな一日となった。金曜引け後に発表されたキャトル・オン・フィードの数字が強気であったことは、畜産価格の高騰とコーン市場の低迷による家畜の導入の増加に対する期待を裏付ける結果となり、コーン市場には好感されたことと、アルゼンチンにてドライな天候が未だ続いていることも強材料視され、寄り付き時は前日比やや高値での取引となった。しかし直後に若干値位置を下げることとなる。本日も売りオーダーの多くはファンドによるものであった。予想を若干下回る週間輸出検証高の数字、畜産相場の反落、11月の需給報告における生産量のさらなる増加期待、順調な収穫ペースなどがファンダメンタルズ面での弱材料として挙げられる。一方、商業筋の買いは本日も積極的に見られ、下値を支え続けた。12月限は結局1/2セントダウンの213.75として引けている。



 

(大豆)   価格高騰の割りに順調な需要面が材料視され、さらに上昇。しかし徐々に下げる展開。


11月限は先週金曜日と似たような展開となった。週間輸出検証高はほぼ予想の範囲通りにてあまり材料視されなかったが、中国における搾油マージンが高いレベルを維持していることから、中国が今尚米国産大豆の買い付けに興味を持ち続けているとの観測と、それを裏付けるように本日USDAから中国への新穀大豆275,000トンの輸出成約の発表があったこと、また、04/05年度に関しても売り先不明の12万トンの輸出成約の発表があったこと、またこれら輸出需要に限らず、大豆の全需要において、価格の高騰の割りにレーショニングがあまり起きていないのではないかという考えのもと多く買われ、寄り付きは前日比10セント以上高値にての取引となった。しかしそこからは徐々に下げていく展開となる。結局11月限は前日比変わらずの引けとなったが、期先限月はやや強含んで引けている。よってスプレッドは縮まることとなった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では6,500枚の売り越し、大豆市場では1,500枚の買い越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約34,800枚のショート、大豆は約56,200枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

週末は、ベルト東部にて極わずかな降雨があった他は、大部分の地域で最小限に留まった。さらに今週一杯ドライな天候は続く。次の週末にはベルトの南西部を中心とした雨が予報されているが、範囲は全体の25%程度。この状況により、収穫の進捗は少なくとも平年並みでは進捗するものと思われる。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月25日〜10月29日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B B/N
東部ベルト B N/B

あまり材料視はされず。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米  

アルゼンチンでは週末、南東部を中心にベルトの半分の地域で0.25〜1.5インチの降雨を得た。今週一杯はやはり南東部に限られた雨が降るのみであろう。ベルト北部では作付け期が続いているが、特にコルドバ州での土壌乾燥が激しいため、作付けの遅れが目だっている。

 

本日の発表等


【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  10月16日の週  10月9日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  837.7 862.9 813.0 5,485.8 4,647.3
ダイズ  645.3 715.3 763.5 2,228.8 2,251.8
小麦  516.1 630.9 694.9 12,041.7 9,543.1

コーンには若干弱気、大豆にはニュートラルな内容であった。

 

【引け後の発表】 

3)USDA週間クロップ・プログレス(10/19時点) 

 

 

《コーン主要産地の収穫進捗状況》

  10/19/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 55 31 38 54
イリノイ 65 47 67 69
ネブラスカ 42 30 44 58
ミネソタ 70 38 31 51
インディアナ 35 24 42 53
オハイオ 20 13 35 37
ウイスコンシン 35 20 21 33
サウスダコタ 44 32 32 40
ミズーリ 83 75 90 82
ミシガン 18 8 33 36
主要18州平均 56 39 49 58

予想の範囲内にて、中立。

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 6(6) 15(15) 36(36) 36(36) 7(7)
イリノイ 2(2) 6(6) 24(24) 52(52) 16(16)
ネブラスカ 14(14) 13(13) 22(22) 31(33) 20(18)
ミネソタ 5(6) 11(15) 32(39) 43(35) 9(5)
インディアナ 4(5) 8(9) 23(25) 47(45) 18(16)
オハイオ 2(2) 5(5) 20(19) 48(51) 25(23)
ウイスコンシン 9(9) 20(20) 39(39) 30(30) 2(2)
サウスダコタ 9(6) 13(12) 21(24) 44(41) 13(17)
ミズーリ 23(23) 24(24) 29(29) 19(19) 5(5)
ミシガン 2(2) 9(8) 29(32) 46(47) 14(11)
18州平均 7(7) 12(13) 28(29) 40(39) 13(12)
18州平均(昨年) NA NA NA NA NA

あまり材料視されていない。


 

《大豆生産主要州の収穫進捗状況》

  10/19現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  94 84 84 86
イリノイ  79 64 81 77
ミネソタ  98 89 72 88
インディアナ  64 44 74 74
ネブラスカ  75 70 75 82
オハイオ  64 46 72 75
ミズーリ  39 28 63 59
主要18州平均 

74

60 71 74

内容としては若干弱気。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日もほとんど動きの無い一日であった。しかしその一方でファンドは予想通り本日も大量の売り越しを行っている。彼らのネットショートも無視できない数量になってきた。ファンドの浴びせ売りは目先相場を押し下げる要因にはなるが、一度落ち着くと今度は相場をサポートする要因となる。加えて、今週一杯で収穫が大方終わるであろうことを考えると、12月限はやはり早めに終わらせてしまった方が良いと考える。農家が自身の保管ビンに収まった玉を現在の値位置で現物市場に売りに出すとは思えない。また、ハーベストプレッシャーによる下げを期待してずっと買うタイミングを待ち続けてきた国内のエンドユーザー達があきらめて一斉に買いに入る可能性もある。12月限に関しては現レベルにて勝負あったと見るべきではないかと考える。今週下げたとしても下げ幅は限られる。小さな下げは追わず、早めに決着をつけておきたい。

3月限に関してはまだ方針を決めるには早すぎるが、前にも一度述べたように、10月需給報告による大豆の期先限月の上げ幅が限られたことから、なるべくコーンを作付けようとする農家が増えると予想する。7月まで十分な雨を得ていたにも関わらず、8月の少雨だけでここまで収量が落ちた大豆に対する農家の不信感は小さくないであろうと予想する。じっくり構えて臨みたい。(K)  

 

 

(大豆)

期近限月は7営業日にわたり概ね720-740というレンジ取引。先週は最高値をつけたが期先間とのスプレッドの開きもありどちらかというと現在はその修正局面となっている。目先720を割り発表後につけたギャップを埋めにかかる展開もあり得るが、レーショニングの傾向も見れず旺盛な中国の買い付け現在のように見ているうちは7ドルを割れて更なる下落を期待することは出来ない。又南米の作付け進捗についても一材料として今後も影響を及ぼす事となろう。現時点では主産地マットグロッソにおいては18%と昨年の5%を上回るペースで作付けが進んでいるようであるがまだまだ10月。南米の材料はこれからいくらでも入ってくる事から、タイトな需給バランス(米国)を背負う以上、容易に相場を押し下げる事は今後も困難であると言わざるを得ない。

周知の通り、中国の粗鋼生産の勢いは現在のフレートマーケットを歴史的な高値にまで引き上げている。それに比例するかのように同国の大豆輸入のペースも衰える事を知らぬまま、02/03年度の成約も既に3百万トン近くと昨年度比較180%近いハイペースを継続している。力強い中国の経済成長のペースは大豆の輸入ペースをも維持し続ける。この需要サイドの大きな材料は今後の相場動向を占う上でも大きなファクターとなってくる。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)