米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月22日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 217 3/4 - 17 1/4 221 3/4 217 1/4 220 1/4 + 4 1/2 242256 907+
MAR 04 224 1/4 - 23 1/2 227 1/2 223 1/2 226 1/4 + 4 1/4 116930 2324+
MAY 04 228 1/4 - 28 231 3/4 228 230 1/4 + 4 1/4 23872 745+
JUL 04 230 - 29 1/2 234 3/4 229 1/2 233 1/4 + 4 1/4 27472 5+
SEP 04 232 1/2 236 232 234 + 3 1/2 5432 302+
DEC 04 235 1/4 - 35 239 1/2 235 237 3/4 + 3 1/4 20961 551+
          438842 4874+

 

大 豆       ---ギャップを付けての高値寄り付き、さらに高値での引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 741 - 40 750 1/2 738 1/2 749 3/4 + 19 1/2 91668 4915-
JAN 04 743 - 42 753 740 752 + 21 1/4 83013 4348+
MAR 04 728 - 27 1/2 733 725 732 1/4 + 16 28918 914+
MAY 04 684 - 82 685 1/4 676 1/2 682 1/2 + 10 3/4 38113 397+
JUL 04 668 - 67 668 3/4 661 1/2 666 1/2 + 9 16096 291-
AUG 04 645 648 641 644 1/2 + 9 1/2 2208 263+
          267664 629+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 23250 +750 DEC 2656 +55 DEC 354 1/2 + 14 109.61 - 108.90
JAN 22870 +650 JAN 2627 +47 MAR 364 1/2 + 13 1/2  
MAR 22200 +660 MAR 2585 +42 MAY 360 1/2 + 11  
MAY 20650 +490 MAY 2497 +33 JUL 337 1/2 + 7 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


USDAによるエジプトや日本への大量の輸出成約の報告や、中国がコーンの輸出に対する補助金を減額するかも知れないという噂が流れたことが強材料視され、1〜2セント上げて寄り付いた後も終始強含む展開となる。これまでショートを積み重ねてきたファンドも今日は一転して買い手に回った。10日間の移動平均線を上へと抜けたことには更なるファンドの買いを煽り、流れは最後まで変わらず。結局12月限では4.5セントアップの220.25となって引けている。
 

(大豆)   


大豆相場は、現在の高い値位置にも関わらず中国向けなどを中心をした需要が衰えを見せないことを好感し、更なる高値を目指す展開となった。寄り付きから約5セントのギャップを付けて高値での取引となった後も、さらに上昇する展開となる。中国政府が国内の搾油業者に対してGMO大豆の輸入許可証を新たに発行するという報告があったことや、それに関連して、中国が新たな米国産大豆の買い付けに積極的であるという噂、また、USDAが2003/04年度の大豆に関して中国向け454,000トンの輸出成約の発表を行ったことなどが大きく強材料視されたことや、国内で一旦収穫が終わってしまうともう玉が出てこなくなるのではないかという不安感も買い意欲を煽り、勢いは止まらず。ほとんどの限月で新高値を更新したことが更なる買いを呼ぶ形となり、結局11月限で19.5セントアップ、749.75として引けている。最高値は750.5を付けた。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の買い越し、大豆市場では5,500枚の買い越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約23,800枚のショート、大豆は約65,200枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

中西部は昨日も引き続きドライであった。やはり金曜まではこの傾向が続きそうである。金曜には南部を中心に35%の地域で雨となるが、収穫の遅れには繋がらない。大豆の収穫はミネソタ、アイオワ、サウスダコタなどでは来週始めまでに終わりそうである。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月27日〜10月31日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B B
東部ベルト B B/N

あまり材料視されず

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米  

アルゼンチンでは昨日もドライな天候が続いた。週末の予報は変わらず、南東部を中心に35%の地域で雨となる。北東部の一部もこれに含まれる。北西部の乾燥が懸念されている地域では引き続き土壌の乾燥が心配される。コルドバを中心とするこれらのドライな地域では発芽不良の可能性も考えられる。コーンから大豆への作付け変更もあり得る話である。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  


(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  400-600 428.6
コーン  800-1,200 1,675.5
大豆 700-1,000 1,148.4
大豆粕

50-100

291.2

大豆油

5-10

6.8

 

 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    10/18の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      102 102
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   103 102

やや強材料となる。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


需給報告の日に付けたギャップは予想通り早々と埋められ、また、10日間の移動平均線を本日上へと抜けたことによりファンド勢によるシステマティックな一連の売り浴びせも終息し、絶好の買い場は終わってしまった。では、このまま相場は上昇し続けるのかというと、そうは思わない。

現在相場が強含んでいるのは主に農家売りが出ていないことによる。大豆の収量が少なかったために想定していたより多くのスペースが農家ビンに生まれ、これにより、農家はマーケットを見ながらあせることなく玉(コーン)を現物市場に売りに出す余裕を持つことができた。また、期近を中心とした大豆市場のここ最近の暴騰により農家はさらにコーンを売る意欲をそがれることとなった。こういった一連の要因によりキャッシュプライスはここ最近支えられ続け、本日もガルフにおけるベーシスは一段の高値を付けることとなった。こういった現物市場の動きがシカゴ相場にも影響して、ここ最近の下値を支える要因、また、本日の上昇の要因になったと考えられる。

しかし、農家の売り物が無くなった訳ではなく、彼らはまだその玉を保有している。そして売るタイミングを窺っている。多くの地域で収穫が一段落する来週あたりにはある程度の売りが出て、一旦の調整局面が訪れるのではないかと考える。しかし、ここ最近の下値を再び試すような大きな下げは期待していない。

また、話は変わるが、本日中国が売り物を制限しにかかっているような噂も出ている。中国国内の飼料用需要は増加傾向であると考えられ、コーンの在庫が予想より早く減少している可能性がある。中国の動向はより長期的に相場を見る場合の(3月限以降のプライシング方針を決定する上での)かなり重要なファクターとなる可能性があり、今後の動向に関して要注目である。2004年に一部輸入を開始するようなことになれば、マーケットに対して多大なインパクトを与えよう。(K)

 

(大豆) そのまま1月限は8ドルを見るか

現在の720−740といったレンジ。(720を)下に抜けるか、(740を)上に抜けるか、が目先の焦点となっていたが、中国の買付けに関する情報に一気に相場は上に抜ける結果となった。レーショニングの確認を期待している市場に、いわば逆の材料が入る事でその動きにも一段と拍車がかかる形となっている。本日の約定高値更新とチャートの足を見るにつけ、相場は(7ドル前半のギャップを一旦トライすることなく)いよいよ8ドルを目指す展開になってきたと言わざるを得ない。明日から1月限が中心(取引)限月に”昇格”すると見られピットでの商い位置も11月限と入れ替わる事となる。11月限からの乗り換えもより促進される事となる。目指すにしても一旦の調整局面が期待されていた中での本日の動きとなったが、今後1月限がより早い段階で8ドルに到達する可能性が非常に強くなった。国内の搾油マージンは既に50セントを超えており改善。今あるファンダメンタルズを見ても更なる価格上昇によるレーショニングが必要である事を暗示している。  

以前触れた中国における経済成長の進展は今後も大きな脅威である。現在同国における搾油マージンは米国の倍以上と言われており、今回同国にて輸入許可が新たに発行されたことも市場へは”更なる大豆買い付け”を連想させ非常に強い材料とされている。 この中国の動きが、これまでの”米国スタンダード”を大きく変えてきており、今後の更なる大相場をも予感させる。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)