米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年10月23日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---ギャップを付けての高値寄り付き、さらに上昇、大幅高値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| DEC 03 | 225 1/2 - 25 | 238 1/2 | 225 | 235 | + 14 3/4 | 88313 | 3355- |
| MAR 04 | 231 - 30 1/2 | 244 | 230 1/2 | 240 3/4 | + 14 1/2 | 94963 | 11950+ |
| MAY 04 | 235 1/4 - 35 | 247 1/2 | 235 | 244 3/4 | + 14 1/2 | 31105 | 2187+ |
| JUL 04 | 238 - 37 1/2 | 250 | 237 1/2 | 247 3/4 | + 14 1/2 | 38397 | 284+ |
| SEP 04 | 239 - 38 1/2 | 248 1/2 | 238 1/2 | 242 3/4 | + 8 3/4 | 16354 | 258+ |
| DEC 04 | 240 - 39 3/4 | 249 | 239 3/4 | 248 1/2 | + 10 3/4 | 2440 | 232+ |
| 279616 | 11952+ |
大 豆 ---ギャップを付けての高値寄り付き、
そのまま高値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| NOV 03 | 763 - 61 | 768 1/2 | 760 | 763 3/4 | + 14 | 243171 | 915+ |
| JAN 04 | 764 - 62 | 773 | 762 | 767 | + 15 | 123487 | 6557+ |
| MAR 04 | 745 | 752 | 743 | 749 1/2 | + 17 1/4 | 25338 | 1466+ |
| MAY 04 | 692 - 91 | 700 | 691 | 698 1/2 | + 16 | 28346 | 874+ |
| JUL 04 | 676 - 75 | 681 | 675 | 678 3/4 | + 12 1/4 | 5433 | 1+ |
| AUG 04 | 651 | 657 1/2 | 651 | 654 1/2 | + 10 | 21142 | 181+ |
| 448872 | 10030+ |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| DEC | 23900 | +650 | DEC | 2687 | +31 | DEC | 369 1/2 | + 15 | 109.73 - 109.51 |
| JAN | 23530 | +660 | JAN | 2659 | +32 | MAR | 378 1/2 | + 14 | |
| MAR | 22810 | +610 | MAR | 2606 | +21 | MAY | 372 3/4 | + 12 1/4 | |
| MAY | 21160 | +510 | MAY | 2520 | +23 | JUL | 343 3/4 | + 6 1/4 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
ファンドのショートカバーに火が点き、急騰。デイリーチャートにてギャップを付け、前日比約4セント上げて寄り付いた後も、急激に値を上げていく展開となった。ファンダメンタルズにおいて最も注目されたのは、中国関連。昨日から言われているコーンの輸出に対する補助金を削減するのではないかという噂に加え、年明けからコーンの輸出を大きく制限する政策に出るらしいという噂も流れた。また、中国国内のコーンの現物価格がトン当たり13ドルも上昇したという報告も大きく注目された。これらが引き金となってか、ファンドのショートカバーは類を見ない勢いで進んだ。また、伝えられるところによるとエンドユーザーによる「パニックに近い」買い付けも見られ、相場は留まることを知らず上昇を続けることとなった。最後までその流れは変わらず、14セント以上の急騰となった。12月限は14.75セントアップの235.0として引けている。寄り付き前に発表された週間輸出成約高は市場予想を下回ったものの、本日はあまり材料視されなかった。
(大豆)
需要面への期待がさらに高まり、さらなる高騰を演出。寄り付き前に発表された週間輸出成約高が市場予想を上回ったことに加え、中国大連での大豆価格がリミットアップを付けたという報告がトレーダーに中国は引き続き米国産の買い付けに対して積極的であろうと連想させたこと、ブラジルにおいてGMO問題により物流に規制がかかっているという噂とアルゼンチン政府が大豆の輸出に対して付加する税金を上げようとしているという噂は更なる米国産大豆の輸出需要の増加を連想させ、ファンドを中心とした買いが積極的に見られた。ギャップをつけて大きく寄り付いた相場はその値位置を維持し、各限月契約新高値を更新。11月限は14セントアップの763.75にて引けることとなった。
本日ファンド筋はコーン市場では40,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の買い越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約16,100枚のロング、大豆は約68,200枚の ロングとなった模様。(推定)
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
中西部は昨日も引き続き概ねドライな天候となった。今日・明日とドライな天候が続くこととなる。週末後半にはベルト東部を中心としてまとまった雨が降ることとなりそうである。範囲はベルトの30%程度、雨量は0.10〜0.75インチとなる見込みである。収穫は問題なく進み、週末の雨によってベルト東部では若干の遅れが発生するものの、大きな問題とはならない。大豆の収穫は今月末にはほぼ終了、コーンの収穫も来週には3/4が終了することとなろう。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月28日〜11月1日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | B | B |
| 東部ベルト | B | N/B |
あまり材料視されず
南米
アルゼンチンでは昨日も引き続きドライな天候が続いた。今日もそのパターンは変わらず。明日には南西部、土曜には北東部にて若干の雨の可能性があるものの、日曜以降はまたドライな天候に逆戻りとなる。コルドバを中心としたベルト北西部は引き続き土壌の乾燥が問題となる。現在北部でコーンの作付けが行われているが、北西部では大きな遅れが発生している。大豆への作付け転換の可能性も大きい。
| 本日の発表等 |
【寄り付き前の発表】
| 1) USDA発表 週間輸出成約高(10月16日の週) (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 輸出成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 754.0 | 0.0 | 14,643.2 | 11,243.6 | 9,062.1 | 0.0 |
| 大豆 | 1,012.1 | 0.0 | 12,780.6 | 9,797.2 | 10,561.0 | 60.0 |
| 小麦 | 592.1 | 0.0 | 15,698.3 | 13,695.3 | 4,610.4 | 5.0 |
| 大豆粕 | 96.0 | 0.5 | 2,080.6 | 1,669.3 | 1,949.1 | 4.7 |
| 大豆油 | 5.9 | 0.0 | 127.5 | 164.1 | 117.4 | 4.4 |
内容としてはコーンには弱気、大豆には強気であった。
| 2) USDA発表 週間輸出船積高(10月16日の週) (単位:千トン) |
| 輸出高 | 輸出高累計 | USDA通年予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 920.4 | 898.1 | 5,581.1 | 4,659.5 | 45,720 |
| 大豆 | 783.6 | 630.0 | 2,219.6 | 2,014.7 | 23,680 |
| 小麦 | 537.7 | 615.2 | 11,087.9 | 8,755.9 | 28,580 |
| 大豆粕 | 53.1 | 62.7 | 131.5 | 189.3 | 4,540 |
| 大豆油 | 4.5 | 4.4 | 10.1 | 20.4 | 390 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
数日前までの弱気なムードはどこへやら。この2日間で何と20セントもの高騰が達成され、相場は9月の需給報告当日のレベルにまで戻ってしまうこととなった。これ程の急展開は予想し得なかったが、この急騰を演出したプレーヤーはネットショートをため込んでいたファンド勢、きっかけとなったのは不明であるが、要因の一つに中国が存在するのは確かである。伝えられるところによると、ファンドの買い越しは今日一日だけで40,000枚。嘘のような数字である。また、中国に関しては、1月積以降のコーンに関して中国が輸出マーケットから手を引くとの噂や国内のコーンの現物価格がトン当たり13ドルも高騰したとの報告がマーケットに流れたが、これがファンドの買いの引き金となったのではないかとも考えられる。
3月限のプライシング方針を決めるに当たって中国の動向がキーになると昨日述べたところであるが、こんなに急激な展開になるとは思っていなかったので、方針についてはかなり悩ましい。上述のように中国が輸出をストップする、もしくは輸入を開始するという話がより具体化されれば、実際の世界のコーンの需給バランスが大きく変化する。ではどのように変化するのか?仮に中国が年明け以降完全に輸出をストップしたとすると、単純計算で、2003/04クロップの中国の輸出量が現在USDAによって予想されている850万トンから200万トンにまで減少すると考えることが出来る。(USDAの需給報告における中国のクロップ年度は米国のそれと同じく、10月-9月である。)その減少分が全て米国産コーンの輸出需要に組み込まれたとすると、米国産コーンの在庫率は、大体10%ぐらいであろうか。この程度であれば3ドルを目指すような極端な急騰はまだないであろう。しかし、昨日述べたように、2004年に一部輸入を開始するようなことにでもなればマーケットに与えるインパクトはかなり大きい。
年末辺りでの農家売りにも期待を持って、3月限プライシングの方針は、今のところはまだ様子見としておくが、中国を中心とする世の中の動向には十分気を配っておきたい。いざとなったら年内に1積から3積までまとめて買うぐらいの心の準備が必要かもしれない。
(K)
(大豆)
昨日レンジを上に抜けた相場は再び上昇街道を歩み始めた。非常にタイトな供給サイドのファンダメンタルズに相場はレーショニングを起こすことによって落ち着くところに落ち着くというのが流れであるが、現在は中国の買付けの勢いが一向に調整される雰囲気になく、供給サイドのタイト感と共に非常に強い"DEMAND BULL"マーケットが続いている。7ドル半ばの相場レベルにおいても一向に中国の勢いに衰えが確認できない点は特に強く材料しされる事となっている。流れからすれば今後このまま8ドルへ突き進む可能性が高い。どこかでレーションイングを暗示する類の材料が出てくるまでは足踏みはあってもトレンドの転換は期待出来そうにない。 本日コーン市場にも火をつけ、又海上運賃の歴史的な高止まりもこれ又中国。 継続する積極的な海外よりの投資、国内自動車生産台数や原油使用量の激増、上記海上運賃暴騰の主因ともなっている粗鋼生産の増加・・北京オリンピックに向けてのにわか景気は穀物相場へも大きな影響を与えてきている。 中国の今後の動向次第で相場はいかようにも動く事となる。何ら変化の兆しのない現状においては更に値を上げる事のみが唯一の手段ということか。(A)
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)