米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、変わらずの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 235 - 34 1/4 237 1/2 232 1/4 235 + 0 231370 11801-
MAR 04 240 1/4 - 39 3/4 243 1/4 238 241 + 1/4 129480 5993+
MAY 04 244 1/4 - 43 3/4 247 242 1/2 245 1/2 + 3/4 26403 1065+
JUL 04 247 249 1/2 245 1/4 247 1/2 - 1/4 28763 417+
SEP 04 246 1/2 - 46 247 244 244 + 1 1/4 5478 45+
DEC 04 246 1/2 - 46 247 1/2 244 1/2 246 - 2 1/2 21463 321+
          445015 3857-

 

大 豆       ---安値寄り付き、安値引け、期先は高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 762 1/2 - 61 765 757 762 1/2 - 1 1/4 78505 9808-
JAN 04 765 - 62 770 759 767 1/4 + 1/4 104716 9753+
MAR 04 747 - 45 756 739 755 + 5 1/2 31807 702+
MAY 04 697 - 96 701 1/2 692 700 3/4 + 2 1/4 37410 987-
JUL 04 677 1/2 - 77 683 677 682 1/2 + 3 3/4 16299 55-
AUG 04 660 - 57 660 656 657 1/2 + 3 2345 95-
          279056 560-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 24030 +130 DEC 2669 -18 DEC 369 1/4 - 1/4 109.52 - 109.10
JAN 23710 +180 JAN 2645 -14 MAR 378 3/4 + 1/4  
MAR 23100 +290 MAR 2599 -7 MAY 372 1/2 - 1/4  
MAY 21430 +270 MAY 2498 -22 JUL 342 1/2 - 1 1/4

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


前日比ほぼ変わらずでの寄付きとなった後、昨日の大幅な上昇に対する行き過ぎ感や、収穫の順調な進捗、加えてイタリアで狂牛病が発生したという噂なども手伝って前半は弱含む展開となった。しかし後半は逆に徐々に値を上げる展開となる。中国が値段をつり上げたために韓国の餌メーカーNunghyupが420,000トンのコーンの買い付けに失敗したとの報告や、昨日のコーンの取引量が史上最高記録であったという報告があったことは本日後半のブリッシュなマーケットにおいてサポート要因となった。結局12月限は前日終わり値と変わらずにて引けている。

 

(大豆)   

方向性の定まらない一日となった。前日比やや安値での寄り付きから、アップダウンを繰り返し、結局はやや安値にて引けることとなった。しかし期先は上げて引けている。昨日の上昇に対する行き過ぎ感や、収穫には適切な天候が続きそうなことは本日の相場には重石となったが、一方では中国がオーバーナイトで米国産大豆を6杯買い付けたという噂が流れたことなどはマーケットの下値を支えることとなった。期近11月限は1.25セントダウンの762.5として引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の買い越し、大豆市場では200枚の買い越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約33,600枚のロング、大豆は約70,400枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日も引き続きドライな天候となった。しかし今日から明日土曜日にかけては五大湖周辺を中心に散発的な雨が降ることとなる。またオハイオ中心部辺りでも激しい雨となりそうである。火曜日には北部を中心として再び雨の予報が出ている。しかし一連の雨による収穫の遅れは大きなものとはならない。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月29日〜11月2日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト B N

あまり材料視されず

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米  

昨日夜に、ベルト中央部と北西部において軽い雨が降った。範囲は合計でベルトの50%、雨量は0.10〜0.75インチ。この雨は降ったり止んだりを繰り返しながら東部では明日土曜まで続くこととなる。その後は再びドライな天候に逆戻りし、来週前半は雨の予報が出ていない。昨日の雨により、深刻な土壌乾燥問題を抱えているコルドバ州では南部にて若干の改善を見ることとなった。しかし雨量はまだまだ十分ではなく、大豆への作付け転換の流れを食い止めるには更なるまとまった雨が必要な状況となっている。

 

本日の発表等


【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (10月21日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    61,727 ロング   59,800 ロング   51,512
大豆粕  ロング   32,588 ロング   39,400 ロング  34,822 
大豆油  ロング   31,189  ロング   35,900  ロング    29,965
コーン  ショート   20,352  ショート   31,900 ショート   38,741
小麦  ロング    9,160 ロング   17,500  ロング   2,349

 コーンにはやや弱気、小麦にはやや強気、その他はニュートラルな内容となっている。
 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( OCT 21-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

発表が延期になった。原因は今のところ不明。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

3月限のプライシング方針は変わらず、様子見。

中国からもう売り物が出てこないのではないかという噂が大量のファンドによる買いの引き金となって値位置を現在のレベルにまで上げた今のマーケットに関して、今後の長期的な動向を予想するのはかなり難しい。予想を難しくさせる一番の要因は中国の在庫・生産量に関する具体的な状況が不明であることである。

火のないところに煙は立たない。おそらく、中国政府がコーンの輸出に関して何らかの制限を行っているか、行おうとしているのは確かであろう。しかし、中国は未だ収穫の真っ只中であることを考えると、中国政府が自国の今クロップの生産量に関して正確な情報を掴んだ上で輸入に対する制限を行おうとしているとは考えにくい。生産量に関する幅広い憶測の中から「最悪」のケースを想定しているのではないかと予想する。加えて、中国から暫く玉が出てこなくなったとしても、果たして現在の値位置が適切なのか?という疑問も残る。今回の上昇に対する行き過ぎ感は拭えないし、また、そう感じているトレーダーも多いのではないだろうか。米国のコーンは間違いなく豊作である。その弱材料は市場に随分と織り込まれてしまってはいるが、10月の需給報告で657万トン上方修正されたその数字は、11月にもさらなる上方修正が加えられるというのが大勢の見方である。 また、来期のクロップに言及するのはまだ時期尚早かも知れないが、コーンの作付けに意欲的な農家が多いという声も聞こえてきている。(K) 
 

(大豆)

【今週の相場回顧】

今週の動きとして注目されるのは、農務省10月需給報告以降の11月限720740というレンジ取引から水曜日に上に抜けた点。一気に相場のレベルは7ドル後半へ持ち上がってそのまま今週の取引を終了する事となった。 

最も大きな要因としては米国の極めてタイトな需給バランスがある中の中国の引き続く旺盛な買付け動向。又今週はブラジルパラナ州においてGMO検査のために他州よりのトラックが800台(推定)足止めされているというニュース。大豆主要輸出港であるパラナグア港を抱える同州におけるこの動きは同港からの輸出ペースに短期的な影響を与えるという意味からも強材料視される事となった。又、今後長期的にこの傾向が継続する事となれば将来的な強材料ともなり得るので今後注意が必要である。 しかし、今回中国の積極的な買付けが確認された事は市場にあまりにも大きな衝撃となった。同時に同国は今週インドから150,000トンの大豆粕を買付けしており通常大豆粕輸出国とされている同国のこの意外な展開には市場も敏感に反応する事に。その他今週はコーン市場においてもこの中国を材料に暴騰を演じた。同国の飼料用小麦の販売をストップしたというニュースが今後のコーン販売に影響を与えるとの連想からである。本材料も今後の動向から目が離せない。このように、今週は特にこの中国の動き。相場に非常に大きな影響を与える結果となった。 

【来週の展開】

レーショニングが起こる気配が全くない現在の”DEMAND BULL”マーケットに変化が見られ始めるまでは、基本的に相場は上昇し続けるしか方法がないものと思われる。1月限は先週までのレンジ取引を上に抜け、テクニカルにも強いサインとなっている事からより8ドルを意識した展開が来週見られる事になりそうだ。 

10月頭以降、大豆価格が約12%上昇しているのに対し大豆粕は実に20%近い暴騰を演じている。この事が大豆消費を抑える効果を生んでいるかというと実際には全く逆で、この現象は現在の米国搾油マージンを大きく改善させており、上記で言うレーショニングの発生を阻止する要因ともなっているのも皮肉である。 

ファンドのネットロングは本日引け後で72,000枚(推定)とされ今年1月に記録した70,541枚を更新している可能性が高い。しかし上記の環境下、レーショニングに関する何らかの見通しが市場にお目見えするまでは更なる価格上昇が必要となってくる。“中国”よりの需要動向が今後もキーとなる事は間違いない (A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)