米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月27日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ギャップを付けての高値寄り付き、その後弱含み、やや高値での引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 240 1/2 - 41 1/2 242 3/4 235 235 1/4 + 1/4 226527 4843-
MAR 04 247 - 46 250 241 3/4 241 3/4 + 3/4 133798 4318+
MAY 04 252 1/2 - 51 254 1/2 245 3/4 246 + 1/2 27174 771+
JUL 04 253 - 52 1/2 256 248 248 + 1/2 28791 28+
SEP 04 248 - 47 1/2 250 244 1/2 244 1/2 + 1/2 5522 44+
DEC 04 248 - 47 248 3/4 245 246 1/4 + 1/4 21824 361+
          445747 732+

 

大 豆       ---ギャップを付けての高値寄り付き、大きく下げて安値引け、期先は高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 776 - 74 778 1/2 757 758 1/2 - 4 59434 19071-
JAN 04 781 - 78 783 762 763 1/2 - 3 3/4 112371 7655+
MAR 04 769 - 68 773 753 754 1/4 - 3/4 35175 1368+
MAY 04 713 - 12 723 707 708 1/2 + 7 3/4 37697 287+
JUL 04 695 - 94 704 687 688 + 5 1/2 16269 30-
AUG 04 673 - 72 679 663 664 + 6 1/2 2384 39+
          269364 9692-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 24120 +90 DEC 2615 - 54 DEC 367 1/4 - 2 108.37 - 108.57
JAN 23840 +130 JAN 2598 - 47 MAR 376 3/4 - 2  
MAR 23160 +60 MAR 2574 - 25 MAY 369 1/2 - 3  
MAY 21750 +320 MAY 2493 - 5 JUL 338 - 4 1/2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


大豆の動きに身を委ねる一日となった。大豆が大きくギャップを付けて寄り付いたのを受けてコーンも約2セントのギャップを付け、前日比約6セントアップにて取引された後は上下しながらも徐々に弱含む展開となる。引け際には大豆が大きく値を崩すのを見てコーンマーケットも大きく下げ、結局は前日比やや高値にて引けている。

前半の相場を支えたのは、大豆相場の高騰に加え、USDAによる売り先不明の輸出成約、週間輸出検証高、中国による輸出成約キャンセルの噂などのファンダメンタルズによるが、午後になると農家売りが積極的に見られた他、投機家による利益確定売りも見られたという。12月限は1/4セントアップの235.25として引けている。

 

(大豆)   


本日は、前半大きく強含んで各限月契約新高値を更新したが、午後には利益確定の売りが入ったことによって弱含み、大きく下げて引けるという、動きの多い展開となった。

大連の取引所において大豆価格が急騰し、リミットアップを付けたという報告に加え、中国が金曜に引き続き米国産大豆を6杯買い付けたという噂、また、さらなる買い付けに対して意欲的であるという噂を受けて、寄り付きから大きくギャップを付けて前日比約13セントアップにて取引を開始したあとは若干強含む展開が続く。各限月で契約新高値を更新したことは心理的な強材料となった。加えて、週間輸出検証高が予想を遥かに上回る数字となったことは堅調な需要を売らずけ、さらなる買い意欲を煽った。しかし午後になると突如投機家による利益確定の売りが入り出し、大きく値を崩すこととなる。結局11月限は4セントダウンの758.50として引けている。しかし期先限月は下げ幅が限られ、前日比上げて引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では4,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約37,600枚のロング、大豆は約66,400枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

週末にはベルトの南部と東部、合計50%において降雨が見られた。今日から明日にかけてはベルトの北部にて雨の予報が出ており、範囲は合計するとベルト50%に及ぶものと見られる。また、木曜から土曜にかけてはベルトの南西部から北東部にかけて、帯状の地域、合計45%程度の範囲において0.10〜1.0インチの雨が予報されている。これら一連の雨により、多少の収穫の遅れが発生するものの、程度は小さく、特筆すべきダメージは発生しそうにない。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月1日〜11月5日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N A/N
東部ベルト A/N A/N

中立か、若干の強材料とされる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米  

アルゼンチンでは、週末はベルトの北東部と南西部地域において降雨が観測された。今週は再びドライな天候が続くこととなり、木曜から金曜にかけてベルト南部と北東部地域において雨の可能性があるほかは、目だった雨の予報は示唆されていない。特に北西部地域においては土壌の乾燥が激しく、一日も早く雨が期待されるところである。そうでなければ、大豆への作付け転換の可能性が高くなろう。

 

本日の発表等


【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  10月23日の週  10月16日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  956.7 850.5 607.8 6,455.3 5,255.2
ダイズ  1,226.6 678.2 1,356.5 3,494.9 3,608.3
小麦  529.1 527.1 525.9 12,581.8 10,069.1

コーン・大豆共に予想を上回る大きな数字となり、強材料となった。

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(10/26時点) 

《コーン主要産地の収穫進捗状況》

  10/26/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 78 55 58 72
イリノイ 81 65 82 81
ネブラスカ 59 42 56 72
ミネソタ 91 70 49 72
インディアナ 52 35 63 68
オハイオ 36 20 54 51
ウイスコンシン 52 35 34 50
サウスダコタ 70 44 43 56
ミズーリ 88 83 94 88
ミシガン 27 18 52 49
主要18州平均 72 56 64 72

 

《大豆生産主要州の収穫進捗状況》

  10/26現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  98 94 95 94
イリノイ  90 79 91 88
ミネソタ  99 98 85 94
インディアナ  84 64 87 85
ネブラスカ  95 85 85 91
オハイオ  82 64 84 85
ミズーリ  58 39 75 73
主要18州平均 

85

74 82 84

 

 

3) USDA 週間ローンデータ ( OCT 21-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  58.0 -15.3 1.4 0.4 1,307.1 14.9
2003クロップ 71.6 22.7 0.0 0.0 1.2 0.3

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  6.2 -1.4 0.2 0.0  377.9 1.4
2003クロップ 21.1 10.8 0.0 0.0 0.0 0.0

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

中国が最終的に新穀コーンの売り物を出してくるのか、はたまた輸入を開始するのか、未だ謎につつまれたままなのではっきりとした長期的方針を打ち出すのが難しいが、大豆粕を輸入している辺りから見て、コーンの輸入に踏み切る可能性もあると考える。しかし、ファンド勢は買い持ち、エンドユーザーも先週のパニック的な買い付けにより先まで手当て済み、農家はまだ売り玉を保有していることなどを考えると短期的にも今は買いのタイミングではないという気がする。状況が明確になるまで待とうとは思わないが、そのヒントが出てくるまではもう少し様子を見たい。(K) 

 

(大豆)


後半にテクニカルな利食い売りを浴びて期近限月は前日比マイナスの引けとなった。11月限はコントラクト上の高値をつけるも780セントに一歩届かず、このレベルを一気に抜き去ることが出来なかったことや、今週金曜日のファースト・デリバリー通知を控えてデリバリーがかかるのではとの噂に売りが続き一気に高値から20セントの下落となった。本日は大豆市場では4,000枚の売り越しとなったが、まだファンド筋の買い越しは大豆だけで推定66,000枚程度と重い。ファンダメンタルズでは大きな変化がないものの今週末にかけて市場を左右するような大きな需給上の材料が出ない限りにおいては、目先はファンドのポジション調整に翻弄されてトレンドは下げ方向に向かうのではないかと考えている。中期的に見ればこの動きは健全であり、下げた場面では中国を中心とした国際的な買い需要が再び増して大豆の世界需給をタイト化してゆくもの。米国がこけた後は大豆供給ではブラジル・アルゼンチンの二国しかない為、今後の同両国の生産動向が焦点となろう。ブラジルではCONAB, ABIOVEともに米国農務省の発表している60百万トンを下回る生産予想となっている。今後の天候次第だがブラジルの生産減はそのまま世界の大豆需給を左右するものであり今後も目が離せない。(H)                        

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)