米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年10月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 236 1/4 - 36 241 232 3/4 240 1/4 + 5 224849 1678-
MAR 04 242 1/4 - 42 247 239 246 1/4 + 4 1/2 136646 2848+
MAY 04 247 - 46 1/2 250 1/2 243 1/2 250 1/4 + 4 1/4 28827 1653+
JUL 04 248 3/4 - 48 1/4 252 1/2 245 3/4 252 1/4 + 4 1/4 29101 310+
SEP 04 243 1/2 248 242 1/2 247 1/4 + 2 3/4 5654 132+
DEC 04 246 - 45 3/4 247 3/4 243 247 + 3/4 22330 506+
          449601 3854+

 

大 豆       ---やや高値寄り付き、大幅高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 761 - 60 783 756 782 + 23 1/2 47517 11917-
JAN 04 767 - 66 788 1/2 761 787 1/4 + 23 3/4 118874 6503+
MAR 04 757 774 750 773 1/2 + 19 1/4 34871 1696+
MAY 04 711 1/2 - 11 733 710 731 + 22 1/2 37701 4+
JUL 04 692 - 91 713 690 711 1/2 + 23 1/2 16407 138+
AUG 04 674 - 73 685 673 684 + 20 2392 8+
          266018 3346-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 24770 +650 DEC 2675 +60 DEC 377 1/4 + 10 108.31 - 108.53
JAN 24550 +710 JAN 2649 +51 MAR 386 1/2 + 9 3/4  
MAR 23930 +770 MAR 2622 +48 MAY 379 + 9 1/2  
MAY 22450 +700 MAY 2552 +59 JUL 348 1/2 + 10 1/2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


昨日引け間際の下げに対する行き過ぎ感により、前日比やや高値での寄り付きとなった後、一度やや値位置を下げるが、その後は徐々に値を上げていく展開となった。USDAが売り先不明の107,690トンの成約を発表した他、中国が成約済みのコーンの輸出契約を履行しなかったとの噂が流れたことなどがファンドの買い増しを煽った。また、大豆相場が大きく強含んだことも本日のコーンマーケットには大きく影響した。また、上昇局面にて売り物が多くでなかったことは買い意欲に比を付け、引け間際にはさらに一段の上昇を見、12月限においては5セントアップの240.25として引けている。
 

(大豆)   


前日比やや高値での寄り付きとなった後も勢いよく値を上げていく展開が続く。本日もUSDAが中国への17万トンの売り成約を発表したこと、中国が更なる米国産大豆の買い付けに意欲的であるという噂が囁かれたこと、台湾による積極的な米国産大豆の買い付け意欲、加えて、ブラジルのパラナグア港においてGMO検査を受けるために多くのトラックが船積みを前にして待機している状態が続いているとの報告は米国産大豆に対する需要が衰えないという考えをトレーダーに抱かせ、相場を支え続けた。農家売りも今日はあまり出ず、各限月にて契約新高値を更新したことはさらなる買い意欲に火をつけることとなった。強気な流れは最後まで変わらず、大幅に上昇して引けている。11月限は23.5セントアップの782として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では5,000枚の買い越し、大豆市場では7,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約42,600枚のロング、大豆は約73,400枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 


昨日はベルトの西半分において若干の降雨が見られた。この雨は本日ベルトの東半分の地域へと移動し、0.10〜0.25インチと若干ではあるが降雨をもたらすこととなる。暫くドライな天候が続いた後、今週末にはベルト南西部から北東部にかけての帯状の地域において降雨の可能性が高い。この雨により若干の収穫の遅れが発生するものの、大きなダメージとはならない。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月2日〜11月6日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N A
東部ベルト N A

あまり材料視されず。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米  

アルゼンチンでは昨日ドライな天候となった。今週も雨は限られ、木曜から金曜にかけて南部と北東部を中心に25%の地域にて雨を得る他はまとまった雨の予報は出ていない。コルドバ州を中心としたベルトの北西部の地域では土壌の乾燥が続き、早急に雨が必要な状態となったいる。コーンから大豆への作付けの転換の可能性が高まっている。

 

本日の発表等

【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

  10/28/03 10/21/03 10/14/03 10/7/03 9/30/03
大豆  78 70 77 74 79
大豆油  71 67 70 71 71
大豆粕  89 84 81 77 78
コーン  50 33 35 38 36
小麦  68 52 46 49 61

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

ここ最近の上昇は、中国が引き金になったとは言え、ファンドの買い上げによるところが大きい。コーンのファンドネットロングは40,000枚を越えたが、過去100,000枚を越えたこともあり、まだまだ買い増す余地は残っていると考えられる。また、ここ数日の動きを見て言えることは、コーンマーケットは大豆相場の動きに連動している。ここ数日間のコーンマーケットは、明らかに大豆に追随している。そして大豆相場はこれだけの高騰を演じたにも関わらず今だ堅調である。では、売り物に関してどうかというと、昨日はある程度の農家売りが見られたが、今日の引け際にマーケットは昨日の高値付近まで上げたにも関わらず農家売りはあまりでてこなかったと言われている。これは、農家が収穫後に保管しきれなかったコーン玉のみを売りに出し、それ以外は主に大豆売りに専念していることによると思われる。現在の大豆の高騰により農家が十分なキャッシュを手にしたであろうことを考えると、売り物不足は少なくとも年内一杯、年明け後も暫くは続くであろうと考えられる。

以上のことを考えると上値リスクはまだまだ高く、暫くブリッシュなマーケットは続くものと考えられる。この動きに若干のコレクションを与えられるのは来月の需給報告、また、トレンドを変えることが出来るのは中国ぐらいか。 (K)

 

(大豆)

今後の大豆価格を左右する材料は@米国需給、A中国の買い付け、B南米の大豆生産と輸出、Cテクニカルと考える。

@では11月の農務省の需給バランス発表が注目されるが、生産面では収量の改善材料は見られない。一方、本日も米国農務省により中国が17万トンの米国産大豆を買い付けたことが発表され、また市場では追加で2〜3杯の大豆を追加買い付けするのではとの見方が強まっていることなど輸出が今後上方修正される可能性が高い。(更なる在庫率のタイト化)

Aの中国の買い付けは@やBとも関連するが、本日も米国からの買い付けが確認されたことなど旺盛な買い付け意向を示している。米国農務省は次年度の中国の大豆輸入量を20.5百万トンと予想しているがこれは既に今年度達成されており、来年はこの予想数字を上回る可能性が高い。

Bブラジルでの大豆生産予想は米国農務省は60百万トンと予想したが、最近のCONAB(ブラジル食糧供給局)やABIOVE(搾油協会)の予想では57〜58百万トンとなっている。CONABの10月の調査ではブラジルの大豆作付け面積は前年度比最高12.2%増(20.7百万ヘクタール)としておりここから今後大きく増加することはないだろう。一方、昨クロップでサビ菌により大豆の収量が大幅に減少したマトグロッソ州やバイア州では今年度は殺菌剤の投入が完璧に行なわれるため(さび菌用の新殺菌剤が7種類新たに上市したと言われている。)さび菌による被害は次クロップでは回避されよう。CONABの収量予想でもバイア州やマトグロッソ州での収量は昨年度比上方修正されている。今のところブラジルでの大きな天候不安材料はないが今後の作付けや天候動向如何では、既に市場に織り込まれた60百万トンから大きく減産となれば大豆価格は大きく上伸することとなる。

C大豆・大豆油・大豆粕ともにファンドのネットロングは大きい。しかし、テクニカルに売りに出た場面でも実需の買いが旺盛に入っており(昨日から今朝の大豆市場の動きはその象徴。)相場は支えられている。ファンダメンタルズ上での決定的な弱材料が出現しないうちは大きくポジションを転換させることは考えにくく、逆にファンダメンタルズが不変でありテクニカル上の売りが出て下げ場面では絶好の買い場面と言える。

中国の旺盛な買い、米国大豆の需給バランスの更なるタイト化、南米大豆生産(ブラジル60百万トン、アルゼンチン37百万トン)の大増産が市場に織り込まれていること、などを考えると今後もテクニカル面でのダウンはありながらもそこは中国を中心とした実需が旺盛な買い付けを見せて大きなブレークを防ぎ、価格的には期近は短期的には8ドルを目指し、来年7月以降は7.50ドルを目指す展開を予想する。期近9ドル、7月以降8ドルの相場は南米での天候懸念・収量減が表面化する場面で実現する。トレンドは引き続きアップトレンドを継続。 (H)                        

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)