米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年10月31日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---安値寄り付き、やや安値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| DEC 03 | 246 3/4 - 46 1/4 | 247 3/4 | 243 | 247 1/4 | - 1/2 | 228849 | 4433+ |
| MAR 04 | 251 1/2 - 51 1/4 | 253 | 248 | 252 1/2 | - 1/4 | 150431 | 6336+ |
| MAY 04 | 255 1/2 - 54 1/2 | 256 | 251 1/4 | 254 3/4 | - 1 3/4 | 30874 | 83- |
| JUL 04 | 257 - 56 1/2 | 257 1/2 | 253 1/4 | 256 3/4 | - 1 3/4 | 31258 | 522+ |
| SEP 04 | 251 1/2 - 51 | 251 1/2 | 249 1/2 | 250 3/4 | - 1 1/2 | 5628 | 115+ |
| DEC 04 | 248 1/4 - 48 | 249 1/2 | 247 1/2 | 249 | - 1/2 | 25274 | 879+ |
| 474713 | 12252+ |
大 豆 ---安値寄り付き、まちまちの引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| NOV 03 | 791 - 90 | 795 1/2 | 780 | 794 1/4 | + 3/4 | 21535 | 6395- |
| JAN 04 | 797 - 95 | 800 | 785 1/2 | 797 3/4 | - 1 1/4 | 126807 | 2040+ |
| MAR 04 | 783 1/2 - 83 | 788 | 775 | 784 | - 1 3/4 | 39244 | 1832+ |
| MAY 04 | 748 - 46 1/2 | 751 | 738 1/2 | 750 | + 1 | 38978 | 525- |
| JUL 04 | 731 - 30 | 733 | 723 1/4 | 731 1/2 | + 0 | 18282 | 81- |
| AUG 04 | 708 - 07 | 708 | 704 1/2 | 705 | - 1 | 2605 | 76+ |
| 256060 | 3253- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| DEC | 25210 | -260 | DEC | 2609 | -36 | DEC | 369 1/2 | + 1/2 | 108.98 - 110.03 |
| JAN | 25120 | -140 | JAN | 2573 | -41 | MAR | 380 1/4 | +1 1/4 | |
| MAR | 24630 | -140 | MAR | 2560 | -21 | MAY | 275 | + 2 | |
| MAY | 23540 | +90 | MAY | 2495 | -23 | JUL | 350 | + 2 1/2 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
昨日引け際の弱気な展開のフォロースルーと、短期間で大量に積み重ねられたファンドのネットロングに対する警戒感とから、前日比安値での寄り付きとなった後も弱含む展開が続いた。大豆関連3品が下げていたこと、月末であったことから利益確定の売りオーダーが見られたことなどが本日の相場には重石となった。しかし12月限で243セントでは強くサポートされ、昼過ぎからはファンドのさらなる買い増しを背景として上昇に転じることとなった。各限月本日の高値圏にて引けたものの上げ幅は限られた。12月限は0.5セントアップの247.25として引けている。
(大豆)
これまでの上昇相場に対する行き過ぎ感と、ファンドの大量のロングに対する警戒感などから弱気なムードが広がり、前日比約2セント安の寄り付きとなった後も暫くは弱含む展開が続いた。月末である故のポジション調整のリクイデーションオーダーが多く見られたことも相場の重石となった。しかし農家売りが少ない中、売り物の数は限られ、下値も限られた。昼過ぎには一転して上昇に転じ、勢い良く値を上げ出す。中国が米国産大豆の更なる買い付けに意欲的であるという噂が本日もトレーダーの間で囁かれ、マーケットをサポートする材料となった。結局ほぼ前日引け値のレベルにまで値を戻すこととなり、まちまちで引けたが、11月限は0.75セントアップの794.25として引けている。
本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の買い越し、大豆市場では2,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約83,500枚のロング、大豆は約51,700枚の ロングとなった模様。(推定)
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
昨日はベルト北西部と中央部の北部地域にて軽い雨と雪が観測された。しかし範囲は合計しても10%に満たず、雨量も0.1〜0.5インチと微量であった。今日もベルト北部では若干の雨予報となっているが、週末後半から来週の前半にかけてはよりまとまった雨が予報されている。その間の雨の範囲は合計で60%に達し、場所も西はカンザス・ネブラスカから東は五大湖周辺と幅広い。雨量も0.25〜1.5インチと予報されている。大豆の収穫はほぼ終了に近づいているので影響を受けそうにないが、コーンは残り1/4を今から収穫するところであり、影響の程度に関しては要注目である。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月5日〜11月9日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N/A | A |
| 東部ベルト | A | A |
若干強気ではあるが、大きく材料視されてはいない。
南米
アルゼンチンでは昨日50%と広い範囲において雨となった。その中にはファンタフェ州、コルドバ州北部、ブエノスアイレス州南東部などが含まれる。しかし週末から来週始めにかけては再びドライな天候に逆戻りとなる。昨日の雨により、乾燥懸念の激しい地域でも幾分かの水分を得た。しかしながらコルドバ州南部やブエノスアイレス州北西部などでは未だに早急な雨が必要な状況にある。
| 本日の発表等 |
【引け後の発表】
| 1) コミットメント オブ トレーダーズ (10月28日現在) (単位:枚) |
| オプション含まず | ⇔ 市場事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | ロング 59,255 | ロング 73,400 | ロング 53,274 |
| 大豆粕 | ロング 31,291 | ロング 38,100 | ロング 32,941 |
| 大豆油 | ロング 36,954 | ロング 32,700 | ロング 33,555 |
| コーン | ロング 39,515 | ロング 42,600 | ロング 19,187 |
| 小麦 | ロング 21,281 | ロング 32,700 | ロング 15,172 |
コーンはほぼ中立、大豆には若干強気な発表内容となっている。
| 2) USDA 週間ローンデータ ( OCT 28-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) |
【コーン】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 43.0 | -15.0 | 1.4 | 0.0 | 1,322.1 | 15.0 |
| 2003クロップ | 118.2 | 46.6 | 0.0 | 0.0 | 1.5 | 0.3 |
【大豆】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 5.3 | -0.9 | 0.2 | 0.0 | 378.8 | 0.9 |
| 2003クロップ | 33.8 | 12.7 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 0.2 |
内容は中立。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
3月限のプライシングに関しては方針変わらず、じっくりと様子見。
中国が売り物を制限している背景を正確に掴むことはできないものの、上げ止まることのない国内コーン価格によるマーケットロスを恐れたことが要因の一つにあることは確かなようである。一方で、現在収穫中の2003年度クロップに関しては、「2004年度に全く輸出できないほどの不作ではない」という情報が中国関係者から入ってきている。ではいつになったら輸出成約を再開するのであろうか?これも正確には分からないが、農家売りが出だして国内価格が落ち着いてきたタイミングで再び輸出マーケットに出てくるのではないかと予想することもできる。そんな中、「旧正月までには中国の農家はある程度の売り物を出してくるのではないか」という意見を聞いた。
ファンドの異常なほどの買い増しによって持ち上げられたシカゴコーン相場は、やがては彼らのリクイデーションとともに値位置を下げることとなろう。しかしそれにはきっかけが必要で、短期的にはまだまだ上値リスクの方が強いと考える。米国の生産量に関しては弱材料としてかなりの部分が市場に織り込まれており、上記きっかけとなるには相当にインパクトのある数字が必要となろう。上述した中国の状況は、シカゴ相場の転換点を占う中で一つのヒントとなり得る。(K)
(大豆)
【今週の相場回顧】 一気に8ドル相場を達成
先週後半にレンジ取引を上に抜けた動きもそのサインとなったが、何よりも一向にレーショニングが確認出来ない(それどころか依然として需要面が活発化傾向にある)点が引き続き大きな焦点となり、今週相場は一気に8ドルを達成する事となった。今週の「相場の動き」を読み返しても“中国の追加買付け”そして“好調な搾油量の確認”と、繰り返しこの手の材料が止む事無く市場へ入り続けたことで相場は息つく暇もなく8ドルへと押し上げた。取り敢えずの達成感と月末・金曜という事もあり本日は中盤まで期近2本で780-785レベルまで下落する場面も見られたがそのレベルは確りと支えられ今週の取引を終了している。
【来週の展開】 アップトレンド継続
まだ記憶に新しいが、10月頭は上げきった相場がちょうど7ドルへ達成したタイミング。その後は一旦下に向うかと思われた相場であったが農務省の発表もあり一気に7ドル半ばへ飛跳ねる結果となった。今週の展開も10月頭時の動きとどうしても重なってしまうのだが、達成感も束の間、相場は引き続き上昇トレンドを継続するという展開か。先ずは、現在の中国よりの勢いを一気に沈静化させる材料があるとは思えない点。レーショニング効果が出てくるとしてもかなりの“時間”を要すると思われる。それまでの間相場は上げ続ける必要があるのではないかと考えている。 現在の米国内搾油マージンは50-55.。毎週農務省より発表されているブロイラー生産報告において非常に好調な数字が引き続き確認されている事等も手伝い(→鶏肉需要)大豆粕の好調な国内需要は価格が現在の250という高い値位置にありながら未だ調整の兆しさえ見えない。従い大豆国内需要においても劇的な変化を望むことは不可能。唯一可能な輸出需要も上記中国の勢いが収まるまでには未だ暫くの時間を要する事から、8.50というレベルも視野に入れる必要が出てこよう。
又、国内飼料需要面からはコーン・大豆粕のコスト比についてもここにきて指摘され始めてきてはいるものの、大豆粕も少なくとも270-280レベルまでの上昇は必要になってくるものと思われる。
南米ではGMO規制に走る大豆主産州の動きが流通面での混乱を巻き起こしている。パラナ州パラナグア港における規制・検査体制は、隣国パラグアイ産大豆輸出への支障ともなり実際の運営を司る同国とブラジルとの外交摩擦にも発展しかねないと指摘されている。輸出に支障を来たせば当然中国等へその影響は直結することになる。
まだまだ、市場がレーショニングを期待するには“混沌”とした要因が多すぎる。更なる価格上昇を以って更なるインパクトを生み出さない限り現在のトレンドが変わる事はないものと考える。(A)
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)