米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年11月3日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 246 - 45 246 239 1/2 240 - 7 1/4 223728 5121-
MAR 04 251 - 50 1/2 251 1/4 244 1/2 245 1/2 - 7 154580 4149+
MAY 04 254 - 53 3/4 254 1/4 248 1/4 249 - 5 3/4 31014 140+
JUL 04 255 3/4 - 55 1/2 256 1/4 250 1/2 251 - 5 3/4 32570 1312+
SEP 04 250 1/4 - 50 251 1/2 246 246 - 4 3/4 5849 221+
DEC 04 248 1/2 - 48 1/4 249 1/2 245 3/4 246 1/2 - 2 1/2 25669 425+
          475854 1141+

 

大 豆       ---高値寄り付き、その後下げてまちまちの引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 799 1/2 - 99 799 1/2 786 790 - 4 1/4 13558 7977-
JAN 04 805 - 04 805 1/2 792 797 - 3/4 128739 1932+
MAR 04 791 1/2 - 91 792 781 1/2 786 1/4 + 2 1/4 40016 772+
MAY 04 756 - 55 756 745 750 1/4 + 1/4 39483 505+
JUL 04 736 - 55 739 730 734 + 2 1/2 18757 475+
AUG 04 712 1/2 - 12 716 710 1/2 711 1/4 + 6 1/4 2655 50+
          251880 4180-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 25550 +340 DEC 2597 -12 DEC 365 - 4 1/2 109.99 - 111.23
JAN 25340 +220 JAN 2568 -5 MAR 376 3/4 -3 1/2  
MAR 24920 +290 MAR 2537 -23 MAY 372 -3  
MAY 23760 +220 MAY 2490 -5 JUL 348 -2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


中西部の天候は次第にウェットに変化してきており、収穫はほぼ終わったとは言え若干の強材料となってきてはいるものの、市場の関心の大部分は今中国に向けられており、あまり材料視されず。その中国に関連して、本日は「近々輸出枠を発行するのではないか」との噂や、2つの輸出サプライヤーの内の一つCOFCOが日本に使節団を派遣するらしいとの噂が流れ、これが「日本に対して輸出成約を再開するのでは」との予想に結びつき、弱材料とされた。先週終わり値から1セント強弱含んで寄り付いた後も、下げ基調の取引が続くこととなった。FC STONEが午後に生産量の予想を発表するとの報告も相場には重石となり、ファンドも本日は売り手に回ることとなった。流れは最後まで変わらず、期近を中心に弱含んで引けている。12月限は7.25セントダウンの240としている。
 

(大豆)   


金曜引け後に発表されたコミットメントオブトレーダーズにおいて、ファンドのネットロングが予想より小さかったこと、USDAがデイリーレポートにおいて中国への112,000トンの大豆の成約を発表したことなどが好感され、11月限で4〜5セント上げての寄り付きとなった。また午前中に発表された週間輸出成約高も予想を上回り、相場をサポートすることとなったが、その後は上下しながらも徐々に弱含む展開が続いた。これまでの上昇に対する行き過ぎ感と、ファンドの大きなネットロングに対する警戒感が心理的な弱材料となった他、11月限月のデリバリー通知が2009コントラクトあったにも関わらず受け手に商業筋が存在しなかったことが、さらなる失望売りを誘った。結局11月限では4.25セントダウンの790セントとして引けた。一方期先の限月の下げ幅は限られ、先週金曜終わり値から上昇して引けている。限月間のスプレッドは縮まることとなった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約75,500枚のロング、大豆は約50,7000枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

週末はベルトの北部と西部にて雨が降ることとなり、ところによっては雪となった。範囲はコーン・大豆ベルトの55%に達し、雨量は合計で0.25〜1.25、所によっては2.5インチとなった。また、今日から3日間は引き続きまとまった雨が中西部を覆うこととなる。範囲は北西部を中心としてベルトの55%に及び、雨量も0.25〜1.0、所によっては2.0インチに達する。多くの地域で収穫が終了しているために大きな被害は発生しないであろうが、北西部の周辺地域では収穫が遅延し、雪による被害が心配される。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月8日〜11月12日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト A N

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米  

アルゼンチンでは週末ドライな天候が続いた。さらに今週一杯も同様の天候が続きそうである。木曜から金曜にかけて若干の雨が予報されているが、範囲・雨量ともに限られる。コルドバ南部とブエノスアイレス北西部を中心として土壌乾燥懸念は続き、ベルトの1/4の地域ではコーンから大豆への作付け転換の可能性がある。

 

本日の発表等


【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  10月23日の週  10月16日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  792.8 966.6 641.7 7,258.1 5,896.9
ダイズ  1,342.9 1,288.2 1,217.8 4,899.4 4,826.1
小麦  528.5 575.3 517.2 13,156.4 10,586.3

コーンには中立、大豆には強気な発表内容となった。

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(10/26時点) 

《コーン主要産地の収穫進捗状況》

  11/2/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 91 78 74 85
イリノイ 90 81 90 90
ネブラスカ 82 59 63 82
ミネソタ 97 91 68 86
インディアナ 68 52 76 80
オハイオ 53 36 72 69
ウイスコンシン 70 52 47 66
サウスダコタ 87 70 53 71
ミズーリ 94 88 95 92
ミシガン 44 27 71 64
主要18州平均 85 72 75 83

 

《大豆生産主要州の収穫進捗状況》

  11/2現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  100 98 98 97
イリノイ  95 90 95 95
ミネソタ  99 99 90 97
インディアナ  93 84 92 92
ネブラスカ  98 95 89 95
オハイオ  93 82 91 93
ミズーリ  77 58 79 84
主要18州平均 

91

85 87 91

コーン・大豆共に材料視されていない。

 

3)FC STONE 社による生産量予想

本日引け後、FC STONE社が11月のUSDAの需給報告におけるイールド・生産量に関する予想を発表したが、その内容は以下の通り。

  生産量(百万BU) イールド(BU/ACRE)
コーン 10,408 145.0
大豆 2,468 34.0

内容はコーン・大豆共にやや弱気と捉えられている。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


本日中国が輸入再開に向け検討に入っているという噂と、COFCOが日本に対して施設を派遣するらしいという噂が流れ、これら中国に関する噂を主な材料として一段値位置を下げることとなった。中国に関連してもう少し具体的な情報が入ればファンドの大量のリクイデーションを誘い、さらなる下げを見ると思われるが、そう短期に中国が結論を出せるかという点に関しては個人的に懐疑的である。いずれにせよ、3月限のプライシングは暫く様子見という意見に変わりなし。

話は変わるが、本日モンサントのYieldGard Plus(RMCとBT種両方の特徴を持つGMOコーン)がEPA(米国環境保護庁)による安全承認を得た。かねてから本ページで触れているRWCに加え、こういった複合タイプのGMO種がどの程度の勢いで需要を伸ばしていくか、興味深い。(K) 

 

(大豆)


9
月上旬=580-600. 10月上旬=680-700. そして11月。期近限月は先週よりの流れから780-800が取引レンジとなっており、過去2ヶ月については“$1/month”しかも非常に似通ったチャートを描いての上昇となっている。仮にこのままの流れを想定すれば、暫く8ドル前後の攻防を見た後、今月中旬にかけては820-840というレンジへ跳ね上がり、そして月後半に860-880へ・・、という動きとなってくる。 流石に今月まで同様のパターンでの上昇という事に対しては疑問符をつけたい所であるが、それを完全に否定できない理由も未だに存在する。

1)本日も112000トンの新規買付けが確認されている中国の買付け動向。10月の農務省発表以降特にこの“輸出”にはレーションニングが必要とされているにも関わらず本日の輸出検証を見ても何らその兆候を嗅ぎ取る事が出来ない状態は続く。従い更なる価格上昇が必要となってくる。

2)同様に、大豆粕相場の上昇。大豆以上に急激な上昇率を見せている大豆粕。国内搾油マージンは本日で55-60と依然として高レベルを維持しており、このまま粕市場も価格上昇を続ける可能性が高い。需要サイドよりの原料シフト或いは大豆価格の更なる上昇がやはり必要となってくる。

3)先月60百万トンという生産予想が織り込まれたブラジル。パラナ州におけるGMO大豆流通検査では先週の公式発表としてパラナグア港在庫分のうち、70,000トンの検査後に実に80%以上の玉が陽性となった旨報道がなされている。今後端境期に突入する同国にとって現在のこれら流通の遅延は大した問題とはなっていないが、春先に60百万トンが収穫されようかという状況下、今後どのように収穫期に向けて州政府が整理整頓を行う事が出来るのか、“混沌”は続く事となろう。そしてその間は市場から不安感が払拭される事もないと思われる。 織り込まれた60百万についても、作付けは未だ初期段階に過ぎず、今後の天候不安にいつでも相場は荒れる準備が出来ている。 

これらファクタ−につき何らかの新たな展開が見えてきた時、相場が(一時的にしろ)転換するチャンスはあるが、未だに何の変化の兆しも見られない状況下、大きな期待は出来る状態にないと言わざるを得ない。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)