米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年11月7日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 232 1/4 - 31 3/4 237 3/4 231 1/2 235 1/4 + 1 204339 3688-
MAR 04 238 3/4 - 38 243 1/4 238 241 1/2 + 1 1/4 164667 2844+
MAY 04 342 - 41 1/4 247 241 1/4 245 1/4 + 1 33271 631+
JUL 04 245 1/2 - 45 1/4 250 245 248 + 3/4 32557 215+
SEP 04 243 245 1/4 242 1/2 244 + 1/2 5897 24-
DEC 04 242 1/2 - 42 1/4 245 242 1/4 244 + 3/4 26061 191+
          469218 192+

 

大 豆       ---安値寄り付き、大幅安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 03 753 - 51 759 742 743 - 14 3/4 4688 1096-
JAN 04 759 - 57 767 746 748 1/2 - 16 1/2 128701 1051-
MAR 04 752 - 51 760 1/2 741 744 - 15 3/4 38925 38+
MAY 04 723 - 22 734 1/2 720 1/2 721 1/4 - 10 3/4 38049 468+
JUL 04 715 - 13 723 1/2 709 709 1/2 - 13 1/4 19585 929+
AUG 04 699 702 686 687 - 14 2407 7-
          243244 514-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 23920 -500 DEC 2515 -4 DEC 378 + 2 1/2 109.13 - 110.34
JAN 23710 -470 JAN 2490 -13 MAR 390 + 2 1/2  
MAR 23460 -450 MAR 2475 -11 MAY 384 + 2 3/4  
MAY 22650 -260 MAY 2449 -6 JUL 353 1/4 - 2 3/4

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


前日のフォロースルー、アルゼンチンにて来週始め広範囲の雨が予想されていることなどが材料視され、前日比約2セント安にて寄り付いたが、その後は徐々に強含む展開となった。中国が米国産のコーンを4杯買い付けたという噂がフロアーで流れたことが一つの材料となったが、これは韓国の間違いではないかという意見もあり、結局最後まで真相は明らかにされなかった。また、中国農業省のチーフエコのミストが、2004年度には一部コーンの輸入を開始する可能性があるという内容の発言を行ったことも材料視された。しかし彼は一方で中国北部地域からの輸出は継続するとも発言している。午後には値を崩すこととなるも、下げ幅は限られ、各限月前日比高値にて引けることとなった。12月限は1セントアップの235.25として引けている。


(大豆)   


昨日のフォロースルーに加え、中国の輸入需要に関するニュースが何も無かったこと、また、11月限の受け渡しが1030枚通知されたにも関わらず受けてに商業筋が見られなかったことが嫌気され、デイリーチャートにて約5セントのギャップを付けての安値寄り付きとなった。その後、アルゼンチン政府が大豆の輸出関税を引き上げようとしているとの噂がフロアーで流れ、一旦は大きく上昇する場面を見るも、噂の域を出なかったこととによりその後は再び弱含む。ファンドの売りは徐々に活発となり、引け際には更に大きく値を崩すこととなり、各限月2ケタ安にて引けを迎えた。1月限は16.5セント安の748.5となっている。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約74,200枚のロング、大豆は約48,700枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日はオハイオ川流域を中心に0.10-0.25インチの降雨が(ベルトの10%以下)見られた他はほぼ全域でドライとなった。気温は平年以下へ下降してきており本日から明日にかけてが今シーズン最も冷え込むと予想されている。 向こう5日間予報ではベルトの35%の範囲に0.75インチまでの降雨。気温は上述の通り週末にかけてぐっと冷え込み、来週には平年並みまで回復の見込み。週末は収穫の最終段階、急ピッチで進捗を見ることとなろう。一方この冷え込みから冬小麦産地の北東部地域では一部ダメージの可能性が指摘されている。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月12日〜11月16日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/B
東部ベルト A N/A

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

予報どおり昨日はほぼ全域ドライとなった。週末にかけては産地ベルトの30%程に1インチまでの降雨が予想されている。やや予報に変化があり来週前半には主にベルト東部地域で全体の60%の範囲に1インチから局地的には2インチまでの降雨も期待される。 依然としてドライ懸念が産地北西部にはあるものの、来週前半の雨によって土壌水分もある程度は潤うと思われる。

ブラジル

昨日は産地の25−30%の範囲で0.25-1.25インチの降雨、その中心はゴイアス・ミナスジェライスなどとなっている。最高気温は70度台から90度半ばにかけてと、特に北西部産地においては最も暖かい日和となった模様。 今後5日間予報でも、引き続き散発的な降雨システムの到来は続く見込みにて、水分不足の状態にはない。

 

本日の発表等


【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (11月4日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    48,785 ロング   43,300 ロング   46,178
大豆粕  ロング   25,568 ロング   27,800 ロング  27,834 
大豆油  ロング   33,328  ロング   21,400  ロング    29,476
コーン  ロング    68,799  ロング    66,500 ロング    51,215
小麦  ロング   28,284 ロング   21,300  ロング  21,386

 大豆油、小麦にはやや弱気、その他には中立な内容となった。
 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( NOV 4-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

 

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  30.9 -12.1 1.5 0.1 1,334.1 12.0
2003クロップ 173.8 55.6 0.0 0.0 1.9 0.4

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  3.5 -1.8 0.2 0.0  380.6 1.8
2003クロップ 47.8 14.0 0.0 0.0 0.3 0.1

 内容としては、ニュートラル。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


来週アルゼンチンにてまとまった雨が予報されていることから、週明けは頭の重い展開となりそうだが、来週需給報告においてよほどインパクトのある内容が発表されるか、中国の状況がドラマティックに動かない限りは、短期的に大きな動きは考えにくい。中国の輸入・輸出をめぐって色んな噂が飛び交ってマーケットを左右しているが、事実としては、中国のコーンの作柄は全体として例年比不作であるものの、これ以上全く輸出が出来ないというのは大袈裟な予測であろうし、また、玉の薄い南部では一部輸入を開始せざるを得ないといったところか。需給報告に関して、現在マーケットは120(百万BU)の生産量の上方修正が行われるも、需要の増加がそれをほぼ相殺し、期末在庫の増加は微増(予想平均では6百万BUの増加)に留まる、と予想している。個人的には今回の発表では下値リスクよりも、需要増が予想を上回ったときの上値リスクに注目すべきでは、と感じている。しかし3月限プライシングの方針には影響与えず、様子見。(K) 


 

(大豆)

【今週の相場回顧】今週はようやくの転換週を迎えた

先週後半の高値はり付きの状態から今週は大きく動く展開となった。特に火曜に30セント下げて引けた動きが印象的。相変わらず中国の積極的な買い付けは続き今週の週間輸出成約高においては1.85百万トンと史上最高の数値を記録。10月末時点で成約進捗のペースは昨年ひ33%も先を行っている事など強気のファンダメンタルズが確認ばかりで、レーショニングの確認は全く出来ないまま。しかし結果的には、8月頭以降全く休みなしに3ヶ月間3ドル近く上昇してきた相場はここでようやく(取り敢えずの)転換点を迎えたと行って良い。そういう意味では相場の流れを見る上でもポイントとなる週となった。 何がそのきっかけになったか?はっきりとしたものがある訳ではなかろうが、@8ドルという大台を達成した事。A大豆三品においては先週でファンドの買い越しも130,000枚と膨れ上がっていた事。B11月限の受渡し玉への諸々の反応。C13月限への乗り換えの活発化。D農務省発表を前にした各社予想機関の内容がほぼ10月の同省発表内容に変わりなく市場予想を気持ち上回っている事・・・ などなどが絡み合って今週の大きな転換点を形成したと言えるのではなかろうか。

【来週の見方】

今週が(取り敢えずの)転換週となった事はほぼ市場にも認知されていると考えてよい。従い目先は更なる下落局面が期待できる事となる。問題はその程度がどのくらいまで可能か。その判断材料はやはり来週水曜の発表内容という事となる。先月10月の(当時)ショッキングな数字内容に跳ね上がったレベルが1月限でいう720レベル。ここをボトムと置きたい。市場予想通りの内容に収まる事になれば、この720というレベルを更にこの先下に抜けて更に6ドル台へといった展開は考えにくい。やはりこのレベルはサポートされると見ている。740割れがいい所ではないかと考えるが、ボトムで720前後というのが現在の見方。 来週はこのように転換した相場がどのレベルまで下げる事が出来るか、が農務省の発表と合わせ市場の焦点という事となる。(A)


 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)