米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年11月12日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---高値寄り付き、大きく高値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| DEC 03 | 245 - 34 1/2 | 241 1/2 | 234 1/4 | 240 1/4 | + 7 3/4 | 191081 | 5361- |
| MAR 04 | 242 1/2 - 41 1/2 | 248 | 241 1/4 | 246 3/4 | + 7 1/4 | 177977 | 3257+ |
| MAY 04 | 246 - 45 1/2 | 252 | 245 1/4 | 250 1/2 | + 7 | 34205 | 677+ |
| JUL 04 | 248 1/2 - 48 1/4 | 254 1/2 | 248 | 253 1/2 | + 7 | 33174 | 302+ |
| SEP 04 | 246 - 45 | 248 | 245 | 247 | + 4 | 6103 | 93+ |
| DEC 04 | 243 1/2 - 43 1/4 | 246 1/2 | 243 1/4 | 245 1/4 | + 2 1/2 | 27266 | 711+ |
| 472235 | 307- |
大 豆 ---安値寄り付き、期近を中心に安値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| NOV 03 | 780 - 77 | 791 | 767 | 769 | - 8 | 1632 | 1282- |
| JAN 04 | 772 - 68 | 792 | 768 | 770 | - 5 3/4 | 122719 | 713- |
| MAR 04 | 760 - 59 | 784 | 759 | 762 3/4 | - 2 | 39743 | 426+ |
| MAY 04 | 726 - 24 | 744 | 724 | 730 1/2 | + 4 | 40027 | 495+ |
| JUL 04 | 712 - 10 | 726 | 710 | 713 1/4 | + 1 3/4 | 20193 | 1006+ |
| AUG 04 | 702 - 01 | 702 | 690 | 690 | + 5 | 2418 | 7- |
| 237914 | 199+ |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| DEC | 24470 | +00 | DEC | 2604 | +4 | DEC | 403 1/2 | + 14 1/2 | 107.64 - 108.96 |
| JAN | 24250 | -20 | JAN | 2581 | +6 | MAR | 414 1/2 | + 15 1/2 | |
| MAR | 23970 | +10 | MAR | 2558 | +10 | MAY | 405 1/2 | + 15 | |
| MAY | 22870 | +00 | MAY | 2513 | +18 | JUL | 366 1/4 | + 8 3/4 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
寄り付き前に発表された需給報告は、記録を更新したとは言え生産量が予想平均を下回ったことと、米国の輸出が上方修正されたことにより強材料として捉えられた。また昨日の下げに対する行き過ぎ感も手伝い、前日比約2セント上昇して寄り付いた相場は、その直後さらに4-5セント値位置を上へと上げることとなった。中国が韓国向けの売り成約を数杯キャンセルしたという噂
と、同じく中国がタイ産のコーンを買い付けたという噂が流れたことが本日のマーケットをサポートし続けたと考えられる。
加えて、世界の需給がタイトになったことを背景として小麦相場が高騰したこともコーン相場を支えた。その後は大きな動きは見られず、マーケットは上昇した値位置を維持し続け、各限月前日比大きく上げて引けを迎えた。12月限は7.75セントアップの240.25として引けている。
(大豆)
値動きの激しい一日となった。需給報告の内容はほぼ予想平均通りにて、大きな材料とはならなかったが、期末在庫の更なる減少を確認してことが日中の上昇に繋がった。寄り付きは、前日引け際の上昇に対する行き過ぎ感と、中国の新たな需要に関する情報が入ってこなかったことなどが嫌気され、前日比6-7セント安での取引となる。しかしその直後相場は高騰。20セント以上急激に値を上げる展開となる。しかし1月限で792を付けた後は若干弱含む展開が続き、引け間際に10セント以上値を崩した。結局期近を中心に本日のトレードの安値圏にて引けを迎え、1月限は5.75セント安の770として引けている。昨日噂となった期近を買おうとしていた商業筋は、本日はその興味を失ったという話である。
本日ファンド筋はコーン市場では10,000枚の買い越し、大豆市場では5,000枚の買い越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約79,200枚のロング、大豆は約50,200枚の ロングとなった模様。(推定)
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
昨日はベルト南東部中心に25%の大豆・コーン産地、40%の小麦産地に0.10-0.75インチの降雨を見た。今後向こう5日間は概ねドライ推移が見込まれる。従い、最終段階を迎えた収穫も難なく進む事が期待されている。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月18日〜11月21日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | A | B |
| 東部ベルト | A | B/N |
アルゼンチン
主産地であるブエノスアイレス、サンタフェ、エントレリオス等においては70%の範囲に0.50-1.50インチの降雨を見たが前線は通過し次の降雨システムの到来、週末から来週前半を待つこととなる。まとまった降雨は主に産地東部地域。日曜から月曜にかけては約60%の範囲に0.40-1.00インチの降雨見込み。その後の雨については来週後半に北東部の一部に予想はされるものの、まとまった雨となると11月24-26日までないと見られる。気温については今週中はほぼ平年並みで最高気温は70度〜80度台(南部)、80度台〜90度台(北部)となる。来週にかけては平年以上の気温が見込まれている。
ブラジル
向こう2−3日でブラジル北部産地の一部では30%の範囲に0.50インチまでの降雨が見込まれる。南部産地であるパラナやリオグランデドスルにおいては0.50-1.50インチの降雨が向こう2日で期待できる。これはまとまった降雨となる。この後も、週末或いは来週にかけて特にベルト南部においては引き続き降雨システムが到来することからそれら地域では土壌水分も何とか保たれると思われる。しかし例外地域としては、マットグロッソドスルとサンパウロ西部地域。今週は気温が異常に上がっており各地で100度を超えておりドライ。バラグアイやマットグロッソの南部などへもその影響は出ている。産地北部地域についても十分な土壌水分とは言えない事から、今後の天候推移も注意して見守る必要がある。
| 本日の発表等 |
【寄り付き前の発表】
| 1) USDA SUPPLY/DEMAND REPORT |
@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)
| 2002-2003 | 2003-2004 | |||
| OCT 11 | NOV 12 | OCT 11 | NOV 12 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 73.9 | 73.9 | 73.6 | 73.6 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 72.4 | 72.4 | 72.5 | 72.5 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 38.0 | 38.0 | 34.0 | 33.8 |
| 期初在庫 | 208 | 208 | 169 | 169 |
| 生産量 | 2,749 | 2,749 | 2,468 | 2,452 |
| 輸入 | 4 | 5 | 7 | 8 |
| ・供給合計 | 2,961 | 2,962 | 2,645 | 2,629 |
| 搾油用 | 1,616 | 1,615 | 1,510 | 1,485 |
| 輸出用 | 1,040 | 1,045 | 870 | 890 |
| 種子・飼料用 | 90 | 90 | 91 | 91 |
| その他 | 46 | 42 | 45 | 39 |
| ・需要合計 | 2,792 | 2,793 | 2,515 | 2,505 |
| 期末在庫 | 169 | 169 | 130 | 125 |
| 農家平均価格($/ブッシェル) | 5.53 | 5.53 | 6.05-6.95 | 6.65-7.55 |
米国産大豆需給報告SUMMARY : 旧穀については、供給面にて輸入が1(百万ブッシェル)増えた他、需要面にて搾油用が1減少、輸出用が5増加、その他が4減少し、合計1の増加となった。よって期末在庫は変わらず。また、新穀については供給面にて単収が下方修正され、生産量が16減少、輸入が1増加。需要面においては搾油用が25減少、輸出用が20増加、その他が6減少し、合計10減少となった。よって期末在庫は5減少し、125(百万ブッシェル)となった。
A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)
| 2002-2003 | 2003-2004 | |||
|
OCT 10 |
NOV 12 |
OCT 10 | NOV 12 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 79.1 | 79.1 | 79.1 | 79.1 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 69.3 | 69.3 | 71.8 | 71.8 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 130.0 | 130.0 | 142.2 | 143.2 |
| 期初在庫 | 1,596 | 1,596 | 1,086 | 1,086 |
| 生産量 | 9,008 | 9,008 | 10,207 | 10,278 |
| 輸入 | 15 | 14 | 10 | 10 |
| ・供給合計 | 10,619 | 10,619 | 11,303 | 11,374 |
| 飼料用その他 | 5,635 | 5,642 | 5,700 | 5,700 |
| 食用・種子用・工業用 | 2,298 | 2,298 | 2,450 | 2,450 |
| 輸出用 | 1,600 | 1,592 | 1,800 | 1,875 |
| ・需要合計 | 9,533 | 9,533 | 9,950 | 10,025 |
| 期末在庫 | 1,086 | 1,086 | 1,353 | 1,349 |
| 農家平均価格($/ブッシェル) | 2.32 | 2.32 | 1.90-2.30 | 1.90-2.30 |
米国産コーン需給報告SUMMARY : 旧穀については輸入が1(百万ブッシェル)減った他、飼料用需要が7増加、輸出需要が8減少。よって期末在庫は変わらず。新穀については供給面にて単収が1.0(BU/エーカ)上がったことにより生産量が71増加。しかし需要面において輸出が75増えたため、期末在庫は4減少し、1,349となっている。
B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)
【 カッコ内は前月発表 】
*コーン 03/04クロップ
| 生産量 | 輸出量 | |
| 中国 | 114.0(114.0) | 8.50 (8.50) |
| アルゼンチン | 14.00(16.00) | 10.00(12.00) |
| 南アフリカ | 8.90(8.90) | 1.00(1.00) |
| ブラジル | 37.50(37.50) | 3.00(3.00) |
注目の中国は生産量、輸出量ともに変化なし。一方でアルゼンチンはこのところの旱魃により、200万トンの減少となっている。
*大豆 02/03クロップ
| 生産量 | 輸出量 | |
| ブラジル | 52.50(52.50) | 21.46(21.06) |
| アルゼンチン | 35.50(35.50) | 9.34(10.10) |
この他、中国の輸入量は前回から109万トン増え、2142万トンとなった。
*大豆 03/04クロップ
| 生産量 | 輸出量 | |
| ブラジル | 60.00(60.00) | 25.80(26.00) |
| アルゼンチン | 38.00(37.00) | 12.00(11.60) |
中国の輸入量は前回より150万トン増え、2200万トンとなっている。
【セッション中の発表】
| 2) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ |
(単位 : 千トン)
発表が金曜まで延期となったため、予想レンジは明日発表される。
【引け後の発表】
| 3) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント (単位:%) |
| 11/8の週 | 前週 | |
| 肥育用ブロイラー卵導入数 | 101 | |
| 肥育用ブロイラー雛鶏導入数 | 103 |
発表が遅れた。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
生産量に関しては、下限とは言え予想の範囲内であった。しかし、程度は小さいとは言え、「期末在庫の減少」という事実がクローズアップされて、マーケットは大きく値位置を上げることとなった。今回の発表により、ここ最近供給サイドから需要サイドへと徐々に移ってきたマーケットの焦点は、大きく需要サイドへと切り替わったと言えるのではないだろうか。注目されていた中国に関しては、国内需要の上方修正が行われたものの生産量と輸出需要は据え置きであった。特に輸出に関しては今後下方修正が加えられる可能性が高いと思われるが、マーケットの注目は、「どの程度減少するのか」という部分に集中するであろう。今回米国産コーンの需要に関しては輸出需要が上方修正され、期末在庫減少の要因となったが、エタノール需要を中心とする国内需要についても強気な見方が優勢である。アルゼンチンの生産量は昨今の旱魃を受けて下方修正されたが、マーケットは「200万トンの減産で済むのか?」と懐疑的な見方をするかもしれない。
ここにきてようやく農家売りが積極的に出だしたという噂を聞いたので要注目であるものの、3月限のプライシングに関して年内に買い場を迎えるのは難しいと予想する。(K)
(大豆)
発表内容はほぼ市場の予想通りとなった。需要の調整を搾油で25百万ブッシェル行うも輸出についてはこれまでの中国の買い付けペースなどを反映して20百万ブッシェル上方に修正せざるを得ない格好となる。結果期末在庫は125百万ブッシェルと在庫率は5%で、極めて厳しい需給バランスが改めて確認される事となった。この期末在庫については今後更に下方修正されていく可能性が高い。世界の在庫に目を向けると36.75百万トンと多少改善見ているものの、これは南米の2国で98百万トン取れるという仮定に過ぎず、上記の極めて厳しい米国の需給バランスを背景に今後の南米の天候推移と生育状況については例年以上に市場の大きな材料となる事は間違いない。米国のレーショニングについてもまだ不十分であるという点が今回確認されている事から、現在の価格レベルから今後トレンドが下を向くという事は考えられず、強気で臨むしかない。 目先は月曜に見た740割れ(1月限)をトライする下落場面も考えられるが、ボトムを720前後と起き下げたところは確実に抑える方針で臨む。10月末に見られた8ドル相場へ向けての改めての上昇局面も近いうちにやってくる事になるので、”高値への備え”を十分に持って今後のオペレーションに臨むべきと考える。(A)
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)