米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年11月14日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---やや高値寄り付き、やや安値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| DEC 03 | 241 - 40 1/2 | 242 | 239 1/4 | 240 1/2 | -1/4 | 183983 | 5753- |
| MAR 04 | 247 | 248 | 245 1/2 | 246 1/2 | -1/2 | 192465 | 5758+ |
| MAY 04 | 251 - 50 1/4 | 251 1/4 | 249 | 250 1/4 | -3/4 | 35580 | 922+ |
| JUL 04 | 253 1/2 - 53 1/4 | 253 1/2 | 251 3/4 | 252 1/4 | -1 1/4 | 33709 | 28- |
| SEP 04 | 249 | 249 | 247 1/2 | 248 1/2 | -1/4 | 6177 | 12- |
| DEC 04 | 247 1/2 - 47 3/4 | 248 1/4 | 246 1/4 | 247 3/4 | +0 | 28463 | 266+ |
| 483116 | 1248+ |
大 豆 ---変わらずの寄り付き、高値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| NOV 03 | 771 - 70 | 777 | 770 | 773 | +2 | 545 | 431- |
| JAN 04 | 778 - 79 | 784 1/2 | 768 | 778 1/2 | +2 1/2 | 120269 | 80- |
| MAR 04 | 771 - 74 | 779 1/2 | 765 | 772 1/4 | +2 3/4 | 41257 | 417- |
| MAY 04 | 740 - 41 | 750 | 740 | 746 3/4 | +9 3/4 | 40705 | 241- |
| JUL 04 | 720 1/2 - 24 | 732 | 720 1/2 | 729 | +10 1/2 | 20629 | 89+ |
| AUG 04 | 701 | 708 | 699 1/2 | 702 1/2 | +9 | 2588 | 47+ |
| 238196 | 770- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| DEC | 24270 | -200 | DEC | 2708 | +71 | DEC | 405 1/2 | -1/4 | 108.12 - 108.37 |
| JAN | 24100 | -140 | JAN | 2689 | +74 | MAR | 416 | -1 3/4 | |
| MAR | 23820 | -190 | MAR | 2682 | +87 | MAY | 404 1/2 | -3 1/2 | |
| MAY | 23070 | -50 | MAY | 2627 | +77 | JUL | 366 1/2 | -1/2 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
アルゼンチンでは雨の予報が増しているのもの、最も乾燥が懸念されている北西部ではドライな天候が続いていることから強材料と受け止められている。また、USDAが売り先不明の139,585トンの成約報告を行ったことも相場をサポートした。しかし一方では予想を下回る週間輸出成約高。こういった状況の中、コーンマーケットは前日比若干上げて寄り付いたものの、その後は狭いレンジ内で移り気な相場展開となった。中国が韓国向け・マレーシア向けの売り成約をキャンセルするかも知れないというトレーダーの考えは本日も相場を支えたが、一方で週末を迎えたことによる利益確定のためのファンドのリクイデーションにより上昇力は抑えられた。大きな動きを見ないまま引けを迎え、各限月前日比やや安、12月限は1/4セント安の240.50として引けている。尚、本日はインサイド・デーとなっている。
(大豆)
中国関連のニュースが何もなかったことと、成約報告もなかったことは弱気と捉えられたものの、セッション前に発表された週間輸出成約高が予想のほぼ上限であったこととNOPAの搾油報告が強気であったことが好感された。寄り付きは前日引け値とほぼ変わらずであったが、農家売りも少なく、セッション中はもっぱら強気サイドでの取引が続いた。やや移り気な展開となるも、各限月高値にて引けている。1月限は2.5セントアップの778.5として引けている。
本日ファンド筋はコーン市場では500枚の売り越し、大豆市場では500枚の買い越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約96,600枚のロング、大豆は約54,000枚の ロングとなった模様。(推定)
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週末にかけては極限られた地域にでの散発的な降雨のみ。0.20インチ以下と見られる。次の中西部への降雨は来週前半に見込まれ西部ベルトの45%の範囲に0.25-0.75インチ。 気温は来週末にかけて引き続き平年以上のレベルを維持。シカゴにおても週末は50度半ばまで。来週も全般的に50度前後からそれ以上まで上がる予報となっている。カナダからの冷たい気流の南下については24日の週。25−27にかけては平年以下の気温にまでぐっと下がり20-30度台まで下がると見られる。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月20日〜11月23日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | A | N |
| 東部ベルト | A | A/N |
アルゼンチン
予報に変化なく、週末から来週頭にかけての降雨は散発的で雨量も限られる。この間約60%の範囲となるが南西部地域では0.10-0.50インチ、北東部地域では0.50-1.50インチと見込まれる。来週後半にかけてはブエノスアイレスからラパンパ南部地域を中心に約30%の範囲に0.50インチと軽い雨量が予想されている。来週後半よりは気温も平年以上のレベルへ上昇すると見られ北部地域では100度レベルの可能性あり、注意を要する。特に南部コルドバ、南西部サンタフェを含む北西部エリアではドライが続いている。約15%のコーン産地、25%の大豆産地では明らかな降雨不足だと指摘されている。
ブラジル
昨日はマットグロッソ西部を中心に0.1-1.0インチまでの降雨を見た。週末にかけても散発的な降雨の通過により北部産地は潤う見込み。来週前半にはそのシステムが南部、西部地域へも0.25-1.25インチまでの降雨を齎し、コーン・大豆産地の70%、小麦産地の75%が潤うものと見られる。特に、マットグロッソとリオグランデドスルが降雨の中心。これまでの繰り返しの降雨システムの到来により、バヒア、ゴイアスの北部・東部、マットグロッソ北部・中央部などは比較的安定した土壌水分を維持しているといえる。又来週にはややドライの産地中央部への降雨も見込まれており、現在のところは特にアルゼンチンと比較して順調な推移となっている。
| 本日の発表等 |
【寄り付き前の発表】
| 1) USDA発表 週間輸出成約高(11月6日の週) (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 輸出成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 748.2 | 0.0 | 18,300.7 | 14,507.3 | 10,238.5 | 0.0 |
| 大豆 | 917.4 | 0.0 | 17,170.7 | 13,016.5 | 10,711.1 | 180.0 |
| 小麦 | 537.4 | 36.0 | 17,199.4 | 14,733.9 | 4,468.4 | 41.0 |
| 大豆粕 | -131.5 | 0.0 | 2,604.2 | 2,204.2 | 2,140.7 | 5.3 |
| 大豆油 | 8.1 | 0.0 | 125.9 | 201.1 | 100.7 | 4.4 |
コーンには弱気、大豆にはやや強気な発表内容となった。
| 2) USDA発表 週間輸出船積高(11月6日の週) (単位:千トン) |
| 輸出高 | 輸出高累計 | USDA通年予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 716.4 | 873.9 | 8,062.2 | 6,520.9 | 47,630 |
| 大豆 | 1,597.8 | 1,324.5 | 6,459.6 | 5,613.1 | 24,220 |
| 小麦 | 559.0 | 515.8 | 12,731.0 | 10,078.7 | 29,260 |
| 大豆粕 | 109.5 | 123.8 | 463.5 | 428.4 | 4,080 |
| 大豆油 | 1.5 | 3.1 | 25.2 | 48.8 | 390 |
| 3) NOPA 月間搾油報告 |
| 10月 | 9月 | 10月(2002年) | |
| 搾油量(千ブッシェル) | 141,570 | 123,173 | 144,759 |
| 大豆粕生産量(ショートトン) | 3,340,973 | 2,899,334 | 3,391,538 |
| 大豆粕イールド(ポンド/bu) | 47.20 | 47.08 | 46.86 |
| 大豆粕輸出量(ショートトン) | 457,204 | 300,653 | 508,901 |
| 大豆油生産量(千ポンド) | 1,588,965 | 1,404,068 | 1,654,901 |
| 大豆油イールド(ポンド/bu) | 11.22 | 11.40 | 11.43 |
| 大豆油在庫(千ポンド) | 1,043,633 | 1,080,140 | 1,886,110 |
強気な内容となっている。
【引け後の発表】
| 4) コミットメント オブ トレーダーズ (11月11日現在) (単位:枚) |
| オプション含まず | ⇔ 市場事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | ロング 48,407 | ロング 42,300 | ロング 44,638 |
| 大豆粕 | ロング 26,223 | ロング 18,600 | ロング 27,883 |
| 大豆油 | ロング 39,309 | ロング 32,800 | ロング 34,465 |
| コーン | ロング 85,177 | ロング 69,300 | ロング 62,271 |
| 小麦 | ロング 30,309 | ロング 38,300 | ロング 23,925 |
コーンはネットロングが予想を上回り強気、大豆はニュートラルな報告となった。
| 5) USDA 週間ローンデータ ( NOV 11-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) |
【コーン】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 23.3 | -7.6 | 1.6 | 0.1 | 1,341.6 | 7.5 |
| 2003クロップ | 312.8 | 139.0 | 0.0 | 0.0 | 2.6 | 0.7 |
【大豆】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 2.7 | -0.8 | 0.2 | 0.0 | 381.4 | 0.8 |
| 2003クロップ | 67.4 | 19.6 | 0.0 | 0.0 | 0.6 | 0.3 |
ほぼニュートラルとされている。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
今週は、前半は需給報告に対する弱気な予想から若干弱含む展開となった。しかし水曜の発表を確認すると、市場は暫く織り込んできた弱材料を一度に放出し、一段値位置を上げることとなった。実際、生産量は前回発表数字を上回って史上最高を更新したにも関わらず、である。今回期末在庫は若干4(百万ブッシェル)減少することとなったが、昨年度の在庫を未だ263百万ブッシェル上回っており、多くの市場参加者が感じているように、私個人もやはり現在の値位置は高すぎるという感覚を持っている。では、近々本格的なダウントレンドへと移行するのかというと、やはり年内には難しいと考える。現在の高すぎる値位置は、(昨日の繰り返しになるが)アルゼンチンの生産量の更なる減少、中国の輸出量の減少、また、ひょっとしたら現在少し話題にのぼっているEUのGMO承認問題も多少織り込まれての結果かもしれない。こういった強材料は確かに存在するものの、新穀の米国産コーンの在庫は、まだまだこれらを吸収しきれるレベルにあると考えており、そういった意味から、ファンダメンタルズがはっきりしてくるであろう年明けにはダウントレンドに移行するであろうと(くどいかもしれないが)予想している。
しかし、さらに長期的な、(一年以上の)視野で考えた場合、ここ最近世界のコーンの需給が着実にタイトなレベルでの推移となってきていること、中国を中心とした需要の高まり、世界第二位の生産国である中国の生産量の横ばい、などを考えると、ひとたび米国で去年のような旱魃が起こったときには想像を絶する高騰劇が待ち受けているのではないかと想像して止まない。(K)
(大豆)
【今週の相場回顧】
11月頭に8ドルを超える高値を見てから先週は大きく下落。高値から安値まで50セント以上の下げを演じた。そのフォロースルーから今週月曜には1月限740を一瞬割る動きを見せたもののその後は大きく買戻しが入り、その後4日間、本日金曜まで750−780というレンジ内の動きに留まる事となった。 今週は大きな材料として農務省の発表を見たが、市場事前予想内の数値に留まる。しかしそれでも収量は更に削られ、好調な中国を中心とした需要に輸出は20百万ブッシェル上方修正。それが為に国内搾油量を25百万ブッシェル。加えてこの時期にしてResidualをも削らざるを得ない状況に追いやられた。結果期末在庫は125百万ブッシェル、在庫率は5%と30年来の低水準という形となっている。相場は“予想範囲内”という事で結局はどちらにも動く事にはならなかったものの、改めて今年度の米国需給バランスが異常事態である事を市場は確認する事となった。
【来週以降の展開】
今週月曜につけた1月限740割れの安値は今後大きなサポートとして扱われる事になる。仮にそれを下に抜ける動きがあっても、10月上旬につけたギャップが埋まる展開は今後期待しない方がよい。720台がボトムになると考える。寧ろ今後は今月頭の8ドル強のレベルを上に抜けていく展開に備える必要がある。同国の需給バランスを保たせ得る材料として期待されている南米生産量についても、現在の60+38 百万トンという(やや楽観的とも思える)予想は既に織り込まれており、(上記米国の異常事態を背景に)今後は逆に反応する材料となりやすくなる。又米国内の(今回犠牲になった)搾油量下方修正についても現状からどのくらいその方向へ今後向う事が出来るのか、大きく疑問視されている。今回の下方修正により同様に削られた大豆粕バランスシートもそのレーショニングを妨げる大きな要因となると思われ、来年後半の大豆粕の現物タイト感は今年の比ではなくなるのではないかと今から恐れている次第。今回農家平均価格は一気に前月から60セントも上げられ平均710。昨年は553。・・・ 様々な先行き不透明な材料が多すぎる。現在はまだ眠っている感があるが、今後の更なる大相場への“備え”をしっかりともっていく必要があるのではないか。(A)
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)