米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年11月19日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 235 - 34 1/2 235 231 231 1/4 - 4 1/2 165059 7226-
MAR 04 241 1/2 - 40 1/4 241 1/2 237 1/4 237 1/2 - 4 1/4 204048 2964+
MAY 04 245 - 44 1/4 245 241 241 1/2 - 4 1/4 37739 1692+
JUL 04 247 - 46 1/2 247 244 244 1/4 - 3 1/4 34377 535+
SEP 04 244 - 43 3/4 244 1/2 242 1/4 242 1/4 - 2 1/2 6286 30-
DEC 04 244 3/4 245 1/4 244 244 1/4 - 1 1/4 29272 166+
          479731 1900-

 

大 豆       ---安値寄り付き、 大幅安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 770 - 67 770 1/2 747 748 3/4 - 28 1/4 117515 1678-
MAR 04 763 1/2 - 62 763 1/2 741 743 1/4 - 26 1/4 43639 859+
MAY 04 737 1/2 - 37 740 719 720 1/2 - 24 3/4 41906 247+
JUL 04 722 - 21 723 1/2 708 709 - 18 1/2 21536 577+
AUG 04 696 - 95 696 1/2 680 1/2 680 3/4 - 20 1/1 3127 198+
SEP 04 649 649 633 634 1/2 - 13 1/2 1666 42+
          240829 467+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 23120 -920 DEC 2622 -85 DEC 363 1/2 - 24 3/4 108.94 - 109.27
JAN 23050 -860 JAN 2617 -83 MAR 377 - 23  
MAR 22840 -840 MAR 2606 -73 MAY 376 1/2 - 19  
MAY 22350 -640 MAY 2573 -60 JUL 351 1/4 - 14 1/2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


昨日の弱気な相場展開からのフォロースルーにより前日引け値から1セント弱下げて寄り付いた後もジリジリと下げる展開が続く。ファンドの売り浴びせによって大きく下げた大豆市場と小麦市場に影響を大きく受けた。中国のテキスタイル製品に対する輸入関税問題により同国との関係が今後悪化するのではという懸念が、両市場では心理的な売り材料となった。アルゼンチン北西部にて続く土壌乾燥問題、台湾への輸出成約などは若干相場の下値を支えたものの、流れは変わらず各限月安値引けとなっている。12月限は4.5セントダウンの231.25としてh引けている。



(大豆)   


昨日発表された、米国政府による中国産テキスタイル製品へのセーフガードの発動が同国との関係を悪化させ、両国の穀物取引にも影響を与えるのではという懸念が大量のファンドのリクイデーションに繋がり、大きく弱含む一日となった。寄り付きから前日比10セント近く下げての取引となった後も、一直線に下げる展開が続く。中国が米国産大豆の買い成約をキャンセルしてきたという噂が流れたこともさらにこの流れに追い討ちをかけたが、一方では中国が米国産大豆を5杯買い付けたという噂も流れ、トレーダーを困惑させた。アルゼンチン政府が大豆の作付け面積に関して昨年比9%アップとなる数字(1375万ヘクタール)を発表したことも弱材料視され、流れは最後まで変わらなかった。各限月ほぼ本日の安値圏にて引け、1月限は28.25セントダウンの748.75となっている。

 

 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場では13,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約85,600枚のロング、大豆は約37,000枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日はベルト75%の範囲に0.25-1.5インチ、所によっては2.75インチまでの降雨を見た。特にベルト北部と東部地域に雨量を齎した。本日東部の約15%の範囲に散発的な降雨を見た後は、日曜或いは月曜まで降雨の見込みはない。来週については、今週同様やや雨がちな週となりそう。特にベルト西部を中心に80%の範囲に1.25インチあたりまでの降雨が期待されている。気温は今週一杯は平年以上の推移が続く。シカゴ近郊では50度を超える最高気温を今週見ておりこのレベルは週末まで続くと予想されている。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月22日〜11月25日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N A
東部ベルト N/A A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は産地全般的にドライ。又週末まで主な降雨システムの到来はないと見られる。その後来週にかけてはコーン産地の40%、大豆産地の30%の範囲に0.10-1.00インチの降雨が見込まれる。依然として北西部産地の15%の範囲では深刻なドライ状況にある為、大豆への作付けシフトは避ける事が出来ないと思われる。

ブラジル

昨日はコーン・大豆産地の30%、小麦産地の35%の範囲に0.25-1.00インチ、所によっては7.75インチまでの降雨を見た。特にマットグロッソ南西部ではまとまった降雨となった。その他、サンタカタリナ北部・東部、パラナ南部・東部、サンパウロ東部などでも雨を見ている。 気温は、産地北部においては平年以上のレベル、その他はほぼ平年並みからやや低め推移となっている。北部産地においては最高気温が90度台にまで上がった地域もある。 向こう5日間の予報でも、特に産地北部地域、マットグロッソやミナスジェライス中央部などを中心に0.25-1.25インチ、所によっては4インチまでの降雨がコーン・大豆産地の.35%の範囲に期待されている。今後も暫くは全体的に満遍なく降雨システムが到来するという予報にて、雨量の方は問題ない状態を維持する。 現在雨量がやや足りないと指摘されている地域としては、ゴイアス西部、マットグロッソドスル北東部、パラナ北西部、サンパウロ南西部〜中央部など、全体の大豆・コーン産地の凡そ15%の範囲と言われている。 しかし、来週これらのドライ地域では一通りの降雨が期待されており、土壌状態も潤う事と思われる。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  


(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  500-800 573.4
コーン  750-1,000 748.2
大豆 800-1,000 917.4
大豆粕

50-100

-131.5

大豆油

0-10

8.1

 

 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    11/15の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      102 100
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   106 101

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


中国との関係の悪化からくる穀物貿易への影響を不安材料としたテクニカルなファンドの売りにより大豆・小麦市場が暴落し、コーン市場もこの煽りを受けることとなったが、これ以上の短期的な大きな下げにはあまり期待していない。具体的には、230を割った辺りでは強くサポートされよう。先週後半に活発に出だしたと思われた農家売りは、今週に入ると鳴りを潜めている。3月限の買いのタイミングを計る上で、今後ファンドの動きと共に彼らの動きもキーとなってくると思われるので、引き続き注目したい。本日引け後に、「マレーシアとインドネシアが米国産コーンの買い付けに動いている」との情報が入ったが、これは明日の寄り付きを支えることとなろう。(K) 
 

(大豆)


米国の対中国(繊維製品に対する)セーフガードと同時に訪米キャンセル。積み重なっていたファンドの買い越し玉の整理には絶好の材料とタイミングとなった。目先は勢いに740割れをテストする可能性もあるが、しかしそれ以上の過度な下げ期待は現時点で持たない方がよいであろう。 確実に経済成長を続ける中国においてはその流れから急激に現在の大豆使用量を調整する事はほぼ不可能と思われる。今年度既に8百万トンを超える成約を見ておりその消化の過程で(今回のようなケースをきっかけに)一時的に買い付けのペースが落ちる事は考えられるが、それが為にCBTの価格が(今回のように)下落することで、次の買い付けに入りやすくなり、又何よりも最も必要とされている需要サイドのレーショニングのペースは益々遅れる事となる。寧ろ今回の一件と値動きが今後の更なる強材料を生み出す結果にもなりかねない。 昨日今日の動きから暫くは740-760という幅が取引の中心レンジとなり、下値は740割れを目指す展開も考えられる。この安値局面をどのように抑えていくか?今後の8ドル以上の相場を想定したオペレーションを引き続き心がけていきたいところ。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)