米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年11月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、やや高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 235 - 34 3/4 237 232 3/4 236 + 3/4 143303 13019-
MAR 04 241 1/4 - 41 242 238 1/2 241 + 0 216622 6596+
MAY 04 244 245 242 244 1/2 + 0 38944 561+
JUL 04 247 247 1/4 244 1/4 246 3/4 - 1/2 35361 884+
SEP 04 244 1/2 - 44 1/4 245 242 3/4 244 1/2 + 1/2 6422 7+
DEC 04 245 - 44 3/4 245 243 244 3/4 + 0 30166 21+
          473853 4867-

 

大 豆        ---やや 安値寄り付き、安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 759 - 57 760 1/2 739 1/2 753 1/2 - 5 3/4 111702 2436-
MAR 04 754 - 53 3/4 755 1/2 736 1/2 749 1/2 - 5 1/4 44083 459+
MAY 04 732 1/2 - 31 1/2 735 721 732 3/4 - 3/4 42480 343+
JUL 04 718 1/2 - 17 722 708 1/2 719 + 1/2 21833 407+
AUG 04 690 - 89 691 681 1/2 688 + 1/4 3832 368+
SEP 04 642 644 633 640 1/4 - 1 3/4 1204 11+
          238253 441-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 23040 -220 DEC 2698 + 0 DEC 383 1/4 + 9 3/4 108.72 - 108.86
JAN 22980 -180 JAN 2682 - 7 MAR 396 1/4 + 10 1/2  
MAR 22880 -60 MAR 2662 - 5 MAY 386 + 5 1/2  
MAY 22400 -80 MAY 2633 + 2 JUL 354 1/2 + 2 3/4

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

前日比若干弱含んで寄り付いた後も、前半は大豆相場につられて徐々に値を崩していく展開となった。中国の学術協会の長官が、「数量は減少するものの2004年度も中国はコーンの輸出を継続する。また、中国は決してコーンをショートしているということはなく、未だ潤沢な在庫を有している。」とコメントしたというニュースは、同国のコーンの輸出に対して強気な見方をしていたトレーダーの失望売りを誘った。しかし後半になると一転、小麦の上げにつられて緩やかな上昇相場となった。マレーシア、インドネシア、韓国などが米国産コーンの買い付けに興味を示しているという噂が今日も継続して囁かれ、サポート要因とされた。しかし上げ幅は限られ、各限月前日引け値とあまり変わらない値位置で引けを見た。12月限は3/4セントアップの236となっている。



(大豆)   


前日比若干安値にて寄り付いた後も弱含む展開が続いた。中国が米国産大豆の買い付けを4-6杯キャンセルしたという噂や、オリジンを南米産にスイッチしたという噂が流れたことが失望売りを誘った他、ブラジルのサフラスが、同国の大豆の作付けのペースが順調であるという報告を行ったことも弱材料とされた。一時は1月限で20セント近く下げる場面も見られたが、後半は一転して強気な展開。キャンセルされた中国からの使節団が、12月に改めて米国を訪問する予定であるという噂は本日の相場をサポートした。勢いよく値を上げていくが、上げ切れず、結局1月限で5.75セント安の753.4として引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の売り越し、大豆市場では4,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約76,900枚のロング、大豆は約32,100枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

本日はドライ天候だが、週末にかけては中西部に広範囲の降雨があろう。雨量は0.25〜1.0インチ、ところにより2.5インチを記録してベルト全域の80%をカバーする。オハイオ、インディアナ、ミシガン州、イリノイ州の北部や東部、またミズーリ-州が中心となる。一連の降雨により小麦の生育には好都合となり、来週前半にかけて気温が下降するものの作柄に影響を与えるまででもない。この雨の影響でミシガン、ウィスコンシン、オハイオ各州では収穫がスローとなろう。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (11月27日〜12月01日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト A A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

今週末はブエノスアイレス州南部で降雨があり、同州の東部からエントリリオス州、サンタフェ州の北部、東部、コルドバ州の中東部で日曜日から来週の月曜日にかけて降雨があろう。雨量は0.1〜1.0インチ、ところにより1.75インチを記録しよう。ベルト全域のカバー率は50%となる。気温は平年並みから平年以上となる。最高気温は北部で90度となる。コルドバ州はサンタフェ州ではドライ天候が続いているが、週末の降雨により一息つく。

ブラジル

来週月曜日にかけて北部のマトグロッソ州ではデイリーの降雨があり、南部のリオグランデドスル州でも来週の月曜日から火曜日にかけて降雨が予想されている。雨量は0.25〜1.0インチ、ところにより3.0インチとなる。コーン・大豆ベルトの45%をカバーして且つ小麦ベルトの25%をカバーする。気温は南部で平年並みから平年を上回り、その他の地域では平年を下回ろう。最高気温は南部で90度台となる。コーン・大豆ともに水分補給は問題なく良好な生育条件となっている。

 

 

本日の発表等

 
【引け後の発表】

 

1) コミットメント オブ トレーダーズ (11月18日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    47,666 ロング   50,000 ロング   44,417
大豆粕  ロング   28,069 ロング   24,900 ロング  27,503 
大豆油  ロング   44,488 ロング   44,800  ロング    37,644
コーン  ロング    84,424 ロング    89,700 ロング    58,250
小麦  ロング   35,688 ロング   44,300  ロング  36,516

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( NOV 18-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

 

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  19.9 -3.4 1.6 0.0 1,345.0 3.4
2003クロップ 423.0 110.2 0.0 0.0 3.7 1.1

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  2.4 -0.3 0.2 0.0  381.7 0.3
2003クロップ 79.1 11.7 0.0 0.0 1.1 0.5

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


月並みな意見だが、年末までは若干強含みつつもレンジ内取引(12月限で230-244)が続くのではと予想する。今週に入って各市場が大きく弱含んだにも関わらずコーン市場は大きな下げを見ることなく推移したが、下値が限られた理由の一つにはファンドが大きなネットロングを抱えているにも関わらず様子見姿勢を保ったこと、もう一つは農家が大きく売り物を出してこなかったことによる。ファンドに関しては、ファンダメンタルズがはっきりしてきそうな年明けまでは大きくリクイデーションをかけてくることは無さそうだと感じている。注意すべきは農家売りで、12月に入ればまとまった売りが出てくる可能性もある。今後ローカルの情報に気を配りたい。また、上値のリスクであるが、現在ファンドが大量のロングを抱え込んでおり、昨日のように下げたところでは一時的な買いを入れてくるが、一日での大量の買い増しは難しくなってきているように感じる。3月限のプライシング方針は様子見を継続したい。(K) 

 

(ダイズ)

今週は中国による当地シカゴでのダイズミッション派遣が急遽キャンセルとなり、その波紋がシカゴ商品取引所にも負の影響を与えた。我々スタッフもシカゴ商品取引所内で行なわれる会議に参加する予定となっていたが、急遽キャンセルの知らせを受けた。本来ならば本日金曜日にミッションメンバーとの会議が開かれ、当地での準備も万全となっていた。この会議ではイリノイ州知事も招き友好裏に中国のダイズミッションとの交歓会が開かれるはずであった。キャンセルの表面的な理由はビザの取得が出来ないとの不可解なものだが、さにあらず背景には中国と米国との繊維関連の貿易摩擦があった。ダイズの買い付けが経済的理由ではなく、政治的あるいは全体的な貿易絡みの背景によりミッションや契約キャンセルとなるのは解せないが、これが中国のやり方かと今更ながら思い知らされる良い事例ではある。中国は現在まで米国産ダイズを約6.5百万トンコミットしている。これは中国の年間ダイズ輸入量22百万トンからすると30%程度となり、大きなシェア-だ。一方、米国から見てもダイズの輸出予想である24百万トンから見ても最重要客先であることは間違いない。今後、中国が過去もそうであったように相場が下がったところで買い戻してくるのかどうか注目されているところ。

一方の南米ではブラジルは天候も順調に推移しており、地元サフラス社の発表では現在までダイズの作付けは68%進んでおり、これは略平年並み。アルゼンチンではコルドバ州、サンタフェ州でのドライ天候によりコーンの作付けからダイズへの転作が進むと考えられているが、今後もこの天候パターンが続けばダイズの作付けにも影響が及ぶことも心配されている。ブラジルでは昨年痛い目に遭ったサビ菌対策は出来ているようだが、コストアップ要因となっているようだ。今後、ブラジル・アルゼンチンで98百万トンのダイズが実現されるかどうかがシカゴ相場にも大きな影響を与える。一方、毎年の事ながらブラジルでの輸出港湾施設キャパの問題もあり、毎年コーンの輸出が始まる2月後半以降からダイズの船積みが開始する4月以降の船込みなどが懸念材料として押さえておきたい。同時期はブラジル特有の山猫ストライキが港湾で起こりやすい。ダイズの貿易の流れが、ブラジルから中国へと変化することにより、両国での滞船問題がさらに発生して、パナマックス、ハンディーサイズの船運賃にも跳ね返る。其ればかりでなく、タイムリーなデリバリーが出来なくなって期近で米国産を手当てすることも毎年起こること。南米の比重が大きくなれば、期近の波乱要因も多くなることは注意したい。

テクニカルには、1月限はとりあえずは738セントでサポートされているものの、50日移動平均価格である725セント程度までの下落は頭に入れて対応したい。ファンドはロングを軽くしていることも確かで、更なる売込みから738セントを抜けて725セント程度まで下落するような場合は中期・長期の価格上昇を考えて確りと買っておきたい。(H)


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)