米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年11月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 244 - 244 3/4 245 1/2 242 3/4 245 + 2 1/2 59072 -20638
MAR 04 249 - 249 1/2 249 3/4 247 248 3/4 + 1 1/2 273503 16584
MAY 04 252 1/4 - 251 3/4 252 1/4 250 252 + 1 3/4 43065 1090
JUL 04 254 - 254 1/4 254 1/4 252 253 + 1 36074 734
SEP 04 248 1/4 249 1/4 248 1/4 249 + 1 1/4 6816 36
DEC 04 246 1/4 247 245 1/2 246 3/4 + 1 31084 394
          452687 -1787

 

大 豆      ---やや高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 747 1/2 - 749 758 747 756 1/4 + 10 1/2 110586 -1068
MAR 04 747 1/2 - 747 755 746 754 + 10 1/4 46525 961
MAY 04 729 - 728 1/2 739 728 738 + 13 43131 175
JUL 04 713 724 1/2 713 722 + 12 22700 -18
AUG 04 690 695 690 694 + 10 4336 285
SEP 04 644 647 644 646 + 7 1297 4
          242305 381
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 22840 -30 DEC 2772 +79 DEC 394 1/4 + 7 3/4 109.35-109.53
JAN 22790 +70 JAN 2731 +70 MAR 406 3/4 + 8 1/4  
MAR 22790 +210 MAR 2700 +62 MAY 396 1/2 + 6 1/2  
MAY 22410 +290 MAY 2657 +57 JUL 364 3/4 + 4 1/2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


水曜の強気な相場のフォロースルーと、市場予想を上回る週間輸出成約高の発表内容を確認しての買いが入り、前日比1セント強上げて寄り付いた後も強気な展開となった。USDAがデイリーのレポーティングシステムにおいて売り先不明の101,000トンの成約を発表したことも買い材料とされた。中国の2003年のコーンの輸出数量が1500万トンに達しそうだという報告があったことは上値を限らせることとなったものの、強気な流れは最後まで変わらず、期近を中心に各限月高値引けとなった。12月限は2.5セントアップの245として引けている。



(大豆)   


寄り付き前に発表された週間輸出成約高の数字は市場予想を下回り、材料としては弱かったが、金曜の中国の大連市場において大豆価格がリミットアップを付けたことと、対ユーロを中心としてドルが大きく弱含んでいることが材料視され、各限月上昇した。寄り付き時は前日比やや高値での取り引きとなったが、その後大きく強含む。ブラジルのIBGEが2003/04クロップの大豆の生産量を5430万トンと予想したが、これがUSDAの現時点での予想を大きく下回る数字であったため、これも買い材料とされた。強気な流れは変わらず、各限月2ケタアップにて引けた。1月限は10.5セントアップの756.25として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の買い越し、大豆市場では2,000枚の売り越しとした模様。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約82,900枚のロング、大豆は約33,100枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

水曜夜より昨日にかけてはベルト南東部からベルト東部の半分にかけて55%の範囲に0.25-1.00インチの降雨を見た。週末にかけては北西部中心に降雨・降雪が見込まれる。小麦産地においては十分な土壌水分を享受できており目下コンディションに問題ないと思われる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (12月2日〜12月06日)】 

発表が遅れた。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  週末から来週前半にかけ、乾燥地域へも恵みの雨が期待される

水曜にはコーン・ひまわり産地の20%、大豆産地の35%の範囲に0.10-0.65インチの降雨を見た。中心はベルト北部。しかし昨日よりはドライとなっておりこの傾向は明日土曜まで継続すると見られる。しかし日曜から来週前半にかけてはまとまった降雨システムが期待されており、ドライと言われる北西部のコーン・ひまわり産地でもそれが期待されている。これらを含めた今後5日間の雨量はベルトの約70%に0.25-1.50インチ、所によっては3.00インチまで。 ここ最近の降雨量が限られたものであったこともありサンタフェ南西部やコルドバ南部などでは依然としてドライが続いておりコーンベルトの10%がその影響を受けていると言われているものの、今週末から来週にかけての降雨システムの到来でそれら地域でもまとまった雨が期待されており、予報どおりの展開となれば作物には非常に恵みの雨ということになる。

ブラジル

乾燥気味と言われるゴイアス中央部、バヒア、ミナスジェライス北部・東部、サンタカタリナ南東部などをも含め昨日は0.25-1.75インチの降雨をみた。コーン・大豆産地の75%、小麦産地の90%がこの降雨を受けている。特に雨量が多かったのは南部マトグロッソドスル、パラナ西部、RGDS南西部・中央部、ゴイアス北部、サンパウロ西部など。産地での最高気温の幅は70度前半から90度半ばにかけて。週末にかけては産地北部を中心に、月曜は南部そして、通うには中央部へとほぼ万遍ない降雨が期待されている。コーン大豆産地の60%に0.25-1.50インチの降雨が見込まれる。 一部の産地を除いては引き続き土壌水分は問題視されていない。

 

本日の発表等

 

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(11月20日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,601.8 0.0 20,819.7 16,593.6 10,600.5 0.0
大豆 862.5 55.0 18,739.5 15,164.7 10,346.4 235.0
小麦 1,134.6 0.0 19,429.1 15,681.7 5,483.3 41.0
大豆粕 102.1 0.0 2,781.0 2,636.9 2,018.2 5.3
大豆油 6.9 0.0 145.8 224.0 98.3 4.4

コーンには強気、大豆には弱気な発表内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(11月20日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,244.4 912.6 10,219.2 8,285.3 47,630
大豆 935.6 1,005.7 8,393.1 7,562.1 24,220
小麦 701.3 513.5 13,945.8 11,049.1 29,260
大豆粕 142.3 157.1 762.8 667.6 4,080
大豆油 9.9 12.4 47.5 77.2 390


【引け後の発表】

 

3) コミットメント オブ トレーダーズ (11月25日現在) (単位:枚)  

発表が月曜まで延期となった。

4) USDA 週間ローンデータ ( NOV 18-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

発表が延期になった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


本日発表された輸出成約高は市場予想を上回る160.2万トンとなった。この内、USDAのデイリーレポーティングシステムでここ最近頻繁に発表されている「売り先不明」は43.3万トンであった。輸出成約高の発表の内、「売り先不明」が占める数量は2003年度累計で既に250万トンとなっており、これは去年のペースと比べると2倍に近い。おそらくこの中には韓国・マレーシアなど中国の得意先に対する成約が含まれてきていると予想される。中国からは未だ競争力を持ったオファーは出てきていないようであるが、この状態がいつまで続くのかによって米国の輸出需要に対する影響の度合いも決まってくると思われる。中国関連の情報はファンドのリクイデーションのタイミングに影響を与えると考えられ、引き続き最も注意すべきファクターであると考えられる。その他、南米の天候と輸出余力の動向、また南米産コーンに対する需要、EUのGMOに対する政策の動向などにも注意して今後の相場を占っていきたい。3月限のプライシング方針は今のところ変わらず、様子見。(K) 
 

(ダイズ)


【今週の相場回顧】一旦の安値は今週見た

先週の流れを引き継ぎ今週も調整の波は変わらず火曜には10月中旬以来の安値(1月限730.753月限728)をつけるに至った。しかし50日移動平均を目前に更なる安値への動きについては強い警戒感が入ることで相場は残り2日間、跳ね返された格好となっている。(仮にこれを下回っていたら、早々に7ドル前後へ相場は下げていたところ)本日の週間輸出成約においては634,000トンの中国向け成約の確認がなされている。成約進捗については前年同期比24%早いペース。中国向けについては7百万トンとされており前年同期の3.3百万トン比較2倍以上のペースとなってることがわかる。(実際には仕向け地不明を合わせると既に9百万トン近い数字が中国向けと思われるが)*** ブラジルではサフラスの発表で作付け進捗も本日の発表では80%終了。米国で言えば時期として6月初旬あたりに相当する。基本的に主産地における土壌水分については問題ないことから、現在のところ問題視されるような材料はない。各社生産量予想には違いが見られるものの本日はAbioveが若干の上方修正を加え57.7(昨年51.2)を出しており、同社の数値傾向からしても確実に“豊作見込み”は相場へ織り込まれていっている。 

【12月の展開】 目先は再び高値への動きとなる

上述の通りひとまずの安値は今週見たと思っている。来週は再び高値への展開を予想。但し、11月初旬から続いている1月限740-780というレンジ内での取引は今暫く継続すると見ており、760-780間で高値を見た後は再び値を削ると言ったレンジ内での値動きが12月に入っても継続のではないかと考える。*** 中国における大きな動きがない間(即ちこれまでのような勢いはなくとも、今後も買い付けが継続される場合)は米国需給バランスを良化させる材料には成りえず、今後も下値を抑える強い効果を発揮し続ける。*** ブラジルの天候については現時点では総じて順調推移、且つ大方の“豊作”予想は着々と織り込まれており、本件が(強)材料として話題にのぼり始めるのは来年になってからとなる。特に23月にかけては例年以上の相場要因となってくると思われる。

相場は、確固たるレーショニングを確認しないまま、先月10月の“動”からこの11月は値動きは大きかったものの概ね740-780というレンジ取引を上下しながらの、過去3ヶ月見た大相場の整理期間となった。 12月の相場の流れは基本的にこの11月の相場の性格を引き継ぐのではないかと考えており、目先大きなトレンドの変化は期待していない。大きな動きは今年の1月の再来ではないが、やはり来年1月の農務省発表あたりあたりではないだろうか。 勿論、春先の更なる大相場へ向けて・・という意味でであるが。(A)


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)