米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年12月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付くも終盤崩れやや安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 245 1/2 247 243 3/4 246 1/2 - 1/4 22018 -3871
MAR 04 248 - 47 1/2 249 245 3/4 248 1/2 - 1/2 306682 3013
MAY 04 250 3/4 - 50 1/2 252 248 1/2 251 1/4 - 1/2 47823 2105
JUL 04 252 1/2 - 52 253 250 1/2 252 1/2 - 3/4 36846 1338
SEP 04 249 249 1/2 248 248 1/4 - 1 3/4 7053 8
DEC 04 248 1/2 - 48 248 1/2 246 247 1/2 - 1 32580 589
          456092 3187

 

大 豆       ---やや安値寄り付き、安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 769 - 66 771 1/2 758 760 1/2 - 8 1/2 104774 -468
MAR 04 766 1/2 - 65 771 758 761 3/4 - 7 56289 2418
MAY 04 752 - 51 1/2 754 1/2 745 749 1/2 - 3 3/4 45722 509
JUL 04 735 3/4 - 34 3/4 740 732 733 1/2 - 4 1/4 25752 1199
AUG 04 707 1/2 712 703 709 - 1 5194 381
SEP 04 666 - 65 666 660 661 + 1/2 1561 138
          253406 4196
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 22570 -430 DEC 2795 +5 DEC 3910 - 8 1/2 107.40 - 108.24
JAN 22600 -490 JAN 2743 -3 MAR 4032 - 7 3/4  
MAR 22730 -360 MAR 2722 -1 MAY 3970 -8 1/2  
MAY 22520 -320 MAY 2688 +3 JUL 3696 -7

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

昨日セッション終盤の下落のムードもそのまま、ややギャップをつけての安値寄り付きとなった。直後勢いからそのまま本日の安値(12月限243-3/4)をつけたが、その後はすぐに2セント余り回復し、更なる下落へとは繋がらず。それ以降は概ね245-246を挟んだ展開で終盤にかけてやや弱含みながらの動きとなったものの、セッション終了直前一気に買い物が集中し本日の高値圏での引けとなっている。基本的には大豆の値動きに引っ張られた一日。エジプトの120,000トン成約が報告されている。又、韓国が53,000トンの中国産コーンを12月積みで成約したというニュースがあり、”1-2月に輸出を止めると言われる同国が何故玉を出せるのか” といった疑問も市場参加者を困惑させる材料となっている。


(大豆)   

昨日の安値引けを引き継ぎやや安値で本日も寄り付く。その後一旦は20日移動平均レベルまで下げた後反発して序盤に本日の高値をつけたもののその後は終盤にかけ右肩下がりの展開。ブラジルサフラスより作付けが92%終了(昨年同期90%)したとの情報も、これまでほぼ問題ない天候推移と合わせ弱材料とされた。取引閑散ななかダラダラと下げ、結局は終盤に763という20日移動平均のレベルを下へ抜け1月限も758までの安値をつけほぼそのまま取引を終了している。
 

本日ファンド筋はコーン市場では500枚の売り越し、大豆市場では3,500枚の売り越しと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約108,400枚のロング、大豆は約46,200枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

雪交じりの降雨が昨日はベルトの55%の範囲に見られた。0.10-0.25インチまで。降雪量については1-4インチとなっている。本日はベルト東部を中心に40%の範囲に0.10-0.35インチ(降雪は1-4インチ)が見込まれている。次の降雨システムは来週火曜に到来する予報となっており50%の範囲に0.25-1.25インチが予想される。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (12月10日〜12月14日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A/B N/B
東部ベルト N/B A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン 

昨日はベルトの45-55%の範囲に0.10-0.65インチの降雨を見た。週末はほぼ全域でドライとなり次の降雨は日曜遅くから月曜にかけて、主にベルト南西部の半分の地域、55%の範囲に0.25-1.00インチまでの降雨が期待できる。引き続き土壌水分改善が期待されるところ。

ブラジル

昨日はベルと全体の約40%の範囲で0.25-1.5インチ(所によっては3インチまで)の降雨を見た。主な地域としてはマットグロッソの北西部・南東部、ゴイアス南部。特に、ミナスジェライス中央部、サンパウロ北部、マットグロッソドスル中西部、北東部などとなった。気温は平年比やや高め推移となった。高い地域では90度半ばまで上昇している。

週末にかけても北部地域では引き続き降雨期待。来週は月曜遅くから火曜にかけて産地中央部・南部において降雨が見られる。今後5日間で大豆・コーン産地の約70%の範囲で0.25-1.5インチの降雨が見込まれている。 現在ドライが指摘されている地域はバヒアやミナスジェライス北部に限られ全体の10%にも満たない。総じて産地の土壌水分は問題ない状態にある。

 

 

 

本日の発表等

 
【引け後の発表】

 

1) コミットメント オブ トレーダーズ (12月2日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    50,687 ロング   54,700 ロング   49,488
大豆粕  ロング   21,760 ロング   22,100 ロング  21,513
大豆油  ロング   46,699 ロング   48,300 ロング    41,237
コーン  ロング    95,401 ロング    88,600 ロング    67,789
小麦  ロング   29,326 ロング   29,300 ロング  31,505

 ほぼ中立材料とされる。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( DEC2-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

 

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  15.2 -2.7 1.8 0.0 1,349.5 2.7
2003クロップ 601.9 64.7 0.0 0.0 6.7 1.1

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  1.8 -0.4 0.2 0.0  382.3 0.4
2003クロップ 97.2 6.3 0.0 0.0 2.2 0.4

市場へのインパクトは特になし。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


様子見は継続。ただし、年明け辺りで大きく下げる展開を迎えた際には3月積までまとめて買うぐらいの心の準備をしておきたい。

ここ数日、上値の重たい展開が続いている。先週述べたように、需要面における各ファンダメンタルズがはっきりとしない現在の状況下では、短期的に250を上へと抜くのは難しいようである。現在の値位置は強材料を織り込みすぎているという感は拭えない。コーンだけの需給バランスを考えると、中国が2004年度積のオファーを今後一切出してこないなどの大きく強気な展開がない限り、長期的に弱気な意見を継続する

しかし、注意すべきは大豆相場である。大豆が8ドルを大きく上へ抜けるなどの展開が訪れた際には、コーン相場も否応無しにその影響を受けて上昇する可能性がある。大豆相場に関しては今後も、南米の天候や中国の買い付け動向、2004年度の作付け面積の行方など、イベントがたくさん控えているので、今後要注意であろう。また、コーン自身の材料に関しても、(現在の値位置を単独でさらに押し上げるほどの要因になり得るかどうかは別として)需要面は相変わらず強い。エタノールの生産量は、2003/04年度の最初の2ヶ月(9月・10月)で去年の同時期を既に234万バレル上回っている。また、輸出需要は未だハイペースを持続。今年度は現時点で過去最高となっている。こういった状況を考えると、3月限は下げたところで迷わずまとめ買いするぐらい の心積もりで臨みたい。(K)

 

(大豆)


【今週の相場回顧】

先週に一旦安値を見た後今週は高値への展開となった。しかしこれまでも述べている(1月限で)740-780といったレンジの上限に達した相場は週後半ファンドの売り越しに圧され値を削る形となった。 このところ中国は8-10杯の南米産大豆を成約していると見られ又、米国産から2杯ほどブラジル産に切り替えている。これら中国の動きや、アルゼンチン大豆主産地における降雨システムの到来も週後半の下落の一要因となっている。

【来週の展開】

来週は木曜に農務省の発表を控える。需要サイドにどのような変化があるのか注目したい。昨日の輸出成約の進捗ペースでも見た通現在約20%昨年比速いペースで進んでおり、現在の農務省の予想数値は明らかに低いと見られている。搾油のペースについても向こう2ヶ月はペースダウンが望めないという意見もあり、既にここまで削られてきた期末在庫を今回の発表で農務省がどういじるのかは興味深い。又中国首相の訪米も控える。現在の市場の材料を独占している同国首相の訪米について(又引き続いての週の中国大豆ミッションの訪米も含め)は、市場に注目されることとなろう。
 

値動きについては、来週前半については今週後半の下落ムードを引きずり、50日移動平均である750割れをテストする可能性が高い。しかし、この750割れには非常に強いサポートがありこれを下に抜けるかどうかに注目したい。現時点では先週つけた安値を再びテストするまで下げるとは見てはいないが、来週入る材料によってはその展開も考えられなくはない。しかし、以前から述べているように現在のファンダメンタルズから720レベルがボトムと見ており、それ以上の安値期待は禁物。寧ろ年末或いは年明け以降に現在の取引レンジから上に抜け8ドル相場へと、もう一段相場のレベルが上昇する事への“備え”をもって臨むべきと考える。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)