米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年12月11日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

DEC 03 250 1/2 - 50 1/4 253 247 252 + 2 1/4 7280 -3036
MAR 04 249 3/4 - 49 1/2 253 245 3/4 251 + 1 1/4 308993 -1506
MAY 04 251 3/4 - 51 1/2 253 1/4 248 1/2 252 1/4 + 0 49099 -58
JUL 04 254 1/2 255 250 1/2 254 1/4 + 1/4 38008 385
SEP 04 250 1/4 250 1/4 248 1/4 250 1/4 - 1/4 7085 -61
DEC 04 248 3/4 - 49 249 247 248 3/4 - 1/4 33328 180
          446998 -4063

 

 

大 豆       ---安値寄り付き、大幅安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 782 - 79 782 763 766 3/4 - 18 1/4 93642 -3392
MAR 04 783 - 82 783 766 769 3/4 - 15 3/4 67326 2486
MAY 04 768 1/2 - 68 770 754 757 1/4 - 13 3/4 50856 1932
JUL 04 755 - 54 1/2 757 1/2 742 744 3/4 - 12 1/4 27265 29
AUG 04 729 - 28 731 1/2 720 720 - 11 5523 43
SEP 04 678 679 665 669 - 9 1/2 2316 384
          261502 1585
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
DEC 22810 -340 DEC 2833 -62 DEC 378 - 8 1/2 107.99 - 108.33
JAN 22900 -340 JAN 2809 -53 MAR 389 3/4 - 9  
MAR 23000 -300 MAR 2800 -48 MAY 387 3/4 - 8 1/2  
MAY 22810 -290 MAY 2777 -35 JUL 364 3/4 - 5

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


需給報告の内容はほぼ市場予想通りであったが、週間輸出成約高が予想以上に強気な内容であったこと、USDAにより売り先不明の147,000トンの輸出成約が発表されたことなどが材料視されて相場をサポートし、前日比変わらずの寄り付きとなった後は、大豆・小麦など周囲のマーケットの弱さが波及し、一日の大半が弱気サイドでの取引となった。前日比2-3セント安値での取引が続くが、高値での売り意欲に欠けると見るや否や、Cargill, Man, Fimat, Refcoなどが一斉にBuy Stopオーダーを発動、引け間際に一気値を上げることとなった。結局、期近を中心に前日比高値にて引けを見た。1月限は1.25セントアップの251として引けている。尚、Dreyfusが大量のバージフレートを買ったという噂が流れたことは、シカゴコーンを買ってデリバリーを受けるのではという憶測を呼び、引け際の上昇に寄与した。


(大豆)   


寄り付き前に発表された週間輸出成約高は、ほぼ市場予想通りであったため、材料視されず。一方、市場が若干の期末在庫の減少を予想していたところへ、11月比何も変わらない需給報告の内容が発表されたので、これはマーケットでは弱気と受け止められた。前日比4セント近く下げての寄り付きとなった。その後は、中国の大豆のユーザーが今月17-18日に訪米するという報告とともに、その際に150万トンの大豆の成約を行うらしいという噂も流れ、セッションの前半は若干強含む展開となった。しかし上昇幅は限られ、後半の下げはそれを上回ることとなった。ファンドを中心とした売り攻勢により期近を中心に大きく値を崩すこととなり、1月限では18.25セントダウンの766.75として引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では売り買い同数量、大豆市場では6,500枚を売り越したと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約107,900枚のロング、大豆は約47,600枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルトの55%の範囲に0.1-1.0インチの雨、1-5インチの雪を見ている。ミズーリ東部からイリノイ西部にかけてはまとまった積雪となった。週末にかけても約20%の範囲で1-3インチの雪が予報されている。昨日遅くより一気に冬型のパターンに変化し当地シカゴでも本日の最高気温は30度前後まで下がってきている。週末にかけてもこのパターンは継続し土曜が最も冷え込むと見られる。 平年比低めの気温が目先は継続しそうだが、ウインターキルの心配は現在のところない。冬小麦の生育環境も今のところ総じて良好となっている。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (12月17日〜12月21日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N B
東部ベルト N B/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン 

過去24時間でコーン・小麦産地の15%、大豆産地の20%の範囲に0.10-0.35インチの降雨を見た。主な地域としてはコルドバ中央・南東部、サンタフェ南部、ブエノスアイレス北東部など。気温は南部産地では平年以下、北部産地では平年以上のレベルで推移している。今後5日間の予報について。週末にかけては特にブエノスアイレス西部、ラパンパ北東部、コルドバなどが土曜日、ブエノスアイレス東部、エントレリオス、サンタフェ北東部では日曜に降雨が見込まれている。雨量にして0.10-0.75インチで産地の45%をカバー。気温推移については南部地域がやや低め、北部地域は平年比高め推移となる。  過去2週間の降雨により産地の状況はかなり改善していると言われる。今週末にかけても散発的な降雨を見る見込みであるが、ドライ傾向の依然強い地域(コルドバ南部、ラパンパ南部、ブエノスアイレス南西部など)については、12月後半に今一度まとまった降雨が必要になってくる。

ブラジル

過去24時間、産地の15%の範囲に0.10-1.00インチの降雨を見た。主な地域はマトグロッソ中北部・南部、ゴイアス東部など。気温は平年比やや高め推移となったが最高気温は80台から90度半ばまで。特に北部産地では気温が上昇している。 本日は南部、明日から土曜にかけては中央部、北西部地域を中心に降雨予想。又その雨は日曜から月曜にかけて再び南部産地へ戻ってくると見られる。今後5日間で55%の範囲に0.5-2.00インチまでの降雨が予想されている。特にリオグランデドスル北部、サンタカタリナ、パラナ、マトグロッソドスルなどではまとまった降雨となりそう。気温は平年並みからやや低めが南東部地域、その他の地域では平年比やや高め推移となろう。  これまで順調な降雨を見てはいるが来週以降はドライ傾向となる。産地北部地域では降雨がやや不足がちなパターンとなってきそうだが、現時点では深刻な状況にはない。

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

)  USDA SUPPLY/DEMAND REPORT  

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2002-2003 2003-2004
  NOV 12 DEC 11 NOV 12 DEC 11
作付面積(百万エーカー) 73.9 73.9 73.6 73.6
収穫面積(百万エーカー) 72.4 72.4 72.5 72.5
単収(ブッシェル/エーカー) 38.0 38.0 33.8 33.8
         
期初在庫 208 208 169 169
生産量 2,749 2,749 2,452 2,452
輸入 5 5 8 8
・供給合計 2,962 2,962 2,629 2,629
搾油用 1,615 1,615 1,485 1,485
輸出用 1,045 1,045 890 890
種子・飼料用 90 90 91 90
その他 42 42 39 39
・需要合計 2,793 2,793 2,505 2,505
期末在庫 169 169 125 125
農家平均価格($/ブッシェル) 5.53 5.53 6.65-7.55 6.85-7.65

米国産大豆需給報告SUMMARY : 市場では期末在庫の更なる減少を予想する声が多かったものの、今回の発表では旧穀・新穀共に全ての数字が据え置きとなった。

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2002-2003 2003-2004
 

NOV 12

DEC 11

NOV 12 DEC 11
作付面積(百万エーカー) 79.1 79.1 79.1 79.1
収穫面積(百万エーカー) 69.3 69.3 71.8 71.8
単収(ブッシェル/エーカー) 130.0 130.0 143.2 143.2
         
期初在庫 1,596 1,596 1,086 1,086
生産量 9,008 9,008 10,278 10,278
輸入 14 14 10 10
・供給合計 10,619 10,619 11,374 11,374
飼料用その他 5,642 5,642 5,700 5,700
食用・種子用・工業用 2,298 2,298 2,450 2,450
輸出用 1,592 1,592 1,875 1,925
・需要合計 9,533 9,533 10,025 10,075
期末在庫 1,086 1,086 1,349 1,299
農家平均価格($/ブッシェル) 2.32 2.32 1.90-2.30 2.00-2.40

米国産コーン需給報告SUMMARY : ほぼ事前の市場予想通りであった。新穀の輸出需要が50(百万BU)上方修正され、その分期末在庫が減少している。

 

 

B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

*コーン 03/04クロップ

  生産量 輸出量
中国 114.0(114.0) 8.50 (8.50)
アルゼンチン 13.50(14.00) 9.50(10.00)
南アフリカ 8.90(8.90) 1.00(1.00)
ブラジル 37.50(37.50) 3.00(3.00)

アルゼンチンは先月に引き続き、50万トンの減産。その分輸出量が減少している。話題の中国は据え置き。また、EUの飼料用需要が110万トン増えて2760万トンとなっている。理由は減産著しい小麦・大麦の代替と考えられる。しかし輸入量は前回と変わらず、400万トン。

 

*大豆 02/03クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 52.50(52.50) 21.46(21.46)
アルゼンチン 35.50(35.50) 8.71(9.34)

この他、中国の輸入量は前回から変わらず、2142万トン。


*大豆 03/04クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 60.00(60.00) 25.80(26.00)
アルゼンチン 36.50(38.00) 11.50(12.00)

中国の輸入量は前回と変わらず、2200万トン。

 

 

 

2)  USDA発表 週間輸出成約高(12月4日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,037.9 0.0 22,707.2 17,813.2 10,341.5 14.7
大豆 360.3 60.0 19,347.8 17,186.7 8,681.0 295.0
小麦 464.4 0.0 20,785.2 15,995.6 5,874.1 41.0
大豆粕 46.3 18.3 2,822.6 2,878.3 1,838.0 23.6
大豆油 1.7 0.0 146.6 246.4 89.3 4.4

コーンは強気、大豆にはニュートラルな内容となっている。

 

3)  USDA発表 週間輸出船積高(12月4日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,009.3 1,137.2 12,365.7 10,398.6 47,630
大豆 1,079.2 1,201.6 10,666.8 9,247.4 24,220
小麦 518.1 447.1 14,911.1 11,851.5 29,260
大豆粕 83.4 138.4 984.6 920.8 4,080
大豆油 2.3 7.5 57.3 88.8 390

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


今回の需給報告においては、コーンに関しては大方の予想通り、輸出需要が増えたことにより期末在庫が減少することとなった。その減少幅も市場予想通りで、マーケットにインパクトを与える数字とはならなかった。しかし、心に留めておかねばならないのは、今回輸出以外の需要面の数字は全て据え置きとなったが、エタノール需要を中心とする国内需要は今後上方される可能性が強いということである。尚、くどいようであるが、3月限の勝負はここからであると考える。ファンドのリクイデーションを引き金とした顕著な下げ場面が必ずやってくると信じる。ファンダメンタルズの動向によって、その下げが一時的なもので終わるか、はたまたダラダラとした下げが続くのかが決まってこよう。前者であれば3月限のプライシングはまとめて入れるのが得策となってくるし、後者であれば各積月のプライシングをなるべく粘って遅めに入れるというオペレーションが有効になってくる。(K) 
 

 

(大豆)

発表内容に殆ど変化はなし。注目された期末在庫については“据え置き”という形となった。しかし大豆油についてはイールドが下方修正され生産量も7500万ポンド削られた。国内需要は5000万ポンド削られカナダよりのキャノーラ油の輸入を見込んだ形となっている。アルゼンチンが旱魃の影響から1.5百万トン生産量を下方修正、中国の輸出量は22百万トンが据え置かれている。 発表前の期末在庫下方修正期待もあり11月下旬に740割れを見て以来上げ基調のまま本日の発表を迎えたこともあり、変化のない数字へはsell the factが入る形で取引を終了している。

結果、昨日見た高値を目先の高値として再び11月の展開と同様の動きが今後も継続するように映る。740-780というレンジ内での上下動を引き続き繰り返しながら徐々に相場もホリデームードへ突入し、本格的な(上への)展開については年が明けるまでお預けではないかと見ているが。 皆ファンダメンタルズから現在の値位置で終わるとは思っていない。農務省も今回需給バランスは変えずとも、農家平均価格予想をしっかりと上げてきている。(6.65-7.55 ⇒ 6.85-7.65)来年の春先にかけて8ドルから9ドル台にまで相場が上昇する可能性は高いと考える。 しかし現在はまだ本格的な展開をみるタイミングではない。もう少し時間をかけて上昇エネルギーを蓄える必要があると言う事。又12月という月はホリデーそして年末と、そのような動きを取りにくい月でもある。より神経質な展開を見るのは1月以降、それまで下げる場面(7ドル半ば〜前半への動き)があればしっかりと抑える方針で臨みたい。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)