米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年12月19日

 

 

本日の相場

とうもろこし     --高値寄り付き、ほぼ変わらずの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 251 3/4 - 51 1/4 251 3/4 246 1/2 249 1/4 - 1/4 318334 -509
MAY 04 254 1/2 - 54 1/4 254 1/2 250 252 1/2 + 0 52710 297
JUL 04 256 1/4 256 1/4 252 1/4 254 3/4 + 0 39944 789
SEP 04 250 1/2 251 249 1/2 250 1/4 + 3/4 7703 36
DEC 04 249 1/4 - 49 249 3/4 247 1/4 248 1/2 + 1/4 37135 706
MAR 05 253 254 1/4 252 1/2 253 1/4 + 1/2 2312 -2
          459362 1321

 

 

大 豆        --大幅高値寄り付き、その後下げるが、尚高値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 774 - 70 774 762 764 3/4 + 5 1/4 57194 -4607
MAR 04 778 - 74 778 766 770 + 6 92578 2659
MAY 04 764 1/2 - 64 765 756 1/2 760 3/4 + 7 54123 943
JUL 04 754 - 53 754 745 1/4 749 1/4 + 8 27641 -4
AUG 04 723 - 20 728 720 726 + 8 1/2 5665 12
SEP 04 673 678 673 676 + 7 2390 29
          255356 -865
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JAN 22910 +200 JAN 2805 +34 MAR 394 1/4 + 1 107.56 - 107.98
MAR 23040 +200 MAR 2789 +32 MAY 393 + 1  
MAY 22780 +240 MAY 2767 +32 JUL 372 +1 1/2  
JUL 22310 +170 JUL 2736 +29 SEP 376 +2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


昨日発表された中国使節団による大豆の買い付けに関して、「新規の買い付け」であったということと、大部分が「旧穀の買い付け」であったという事実が判明し、オープニングコールから大きく強含んだ大豆マーケットにつられ、コーン相場も前日比2セントアップでの寄り付きとなった。しかし上昇相場は長くは続かず、直後に3-4セント値を崩すという激しい展開になった。年末を控えた利益確定タイプの売りオーダーと、引き続くファンドの大量のネットロングが本日の相場には重石となった。その後は、前日引け値を上限として約2セントの幅で上下を繰り返す展開となり、各限月前日引け値とほぼ同値にて引けることとなった。

尚、中国国内の輸送コストが高騰していることから、同国南部におけるコーンの価格が高騰しているという報告があったことは若干ではあるが本日のマーケットの下値を支えた。
 



(大豆)   


昨日噂が流れた、中国による250万トンの米国産大豆買い付けの報に関して、新規の買い付けであったことと、その内の多くが旧穀の買い付けであったことが判明(実際は旧穀115.2万トン、新穀69.2万トンの合計184.4万トンであった。)し、前日比15セント近くアップしての寄り付きとなった。大豆・大豆油も同様に上昇した。しかし、年末を控えて新たに大きなポジションを作ろうとする動きは余り見られず、どちらかと言うと上げた場面では利益確定の売りオーダーを出す向きが多く見られ、勢いは続かなかった。寄り付き直後には10セント近くの下げを見、その後は1月限で763-768のレンジ内での取引に終始する。中国が米国産大豆の更なる追加買い付けを模索しているとの噂が流れたことは下値を支えたものの、結局は本日の安値圏にての引けとなった。1月限は前日比5.25セントアップの764.75として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,500枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約119,543枚のロング、大豆は約48,082枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は雪混じりの降雨がベルト東部中心に2インチまで全体の約25%の範囲にあった。降水量は今後来週の月から水にかけて増加見込みにありベルトの80%以上の範囲で0.25-1.25インチの雨、2インチまでの降雪が予想される。又、向こう10日間気温は高め推移となるため小麦山地における積雪は限られたものとなろう。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (12月25日〜12月29日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/A
東部ベルト A N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン 

昨日は概ねドライ。今後の雨は日曜から月曜にかけて期待される。ブエノスアイレス、エントレリオス、サンタフェなどを中心にベルトの55%、雨量にして0.10-1.00インチ所によっては2インチまでが期待される。現在のストレスの状態を最低限キープする為にも来週にかけてのこれら降雨システムの到来が実現してほしいところ。

ブラジル

昨日はマドグロッソ、ゴイアスの北部・南西部、ミナスジェライス中西部、サンパウロ中北部などを中心に0.10-0.75インチの降雨を見た。ベルト全体の20%程度。 週末にかけては北部、南西部産地を中心として散発的な降雨が見られる予想となっているが、特に南部産地にて日曜から月曜、火曜にかけては中央部産地にて降雨が期待されている。今後5日間で0.5-2.5インチの降雨がベルトの55%で見込まれている。又、来週後半にかけては北部産地の一部ドライ気味の地域にも降雨が予想されている。

 

本日の発表等

 
【引け後の発表】

 

1) コミットメント オブ トレーダーズ (12月16日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    51,582 ロング   49,300 ロング   48,889
大豆粕  ロング   17,884 ロング   19,200 ロング  17,105
大豆油  ロング   50,178 ロング   50,500 ロング    46,890
コーン  ロング   127,043 ロング   123,500 ロング    99,266
小麦  ロング   33,104 ロング   24,700 ロング  35,511

 小麦にはやや弱気、その他はほぼニュートラルな内容となっている。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( DEC16-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

 

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  10.6 -1.0 1.9 0.0 1,354.0 1.0
2003クロップ 802.6 71.8 0.0 0.0 16.7 5.8

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  1.2 -0.2 0.2 0.0 382.9 0.2
2003クロップ 113.3 6.2 0.0 0.0 4.8 1.2

コーン・大豆共にニュートラル。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


長期的な動きを見極めるに当たって、以前から述べてきている中国の動向に関しては、強材料として市場に織り込まれた部分が少なからずある。ではそれ以外のファンダメンタルズに関してはどうであろう。中国と並んで注目されるものの一つはエネルギー法案に絡んだエタノールの使用量の増加であろう。これも中国と同じく、米国産コーンの期末在庫に対して数百万トンのインパクトを与える可能性があると考えられる。しかしマーケットにも強材料としてある程度織り込まれていると感じられる。2つ目は、2004年度の作付け面積の行方。これに関しては、マーケットによって動くコーン⇔大豆の間で変化する可能性のある面積は300万エーカー、場合によっては600万エーカーという人もいるようだ。この材料は、未だマーケットに織り込まれていない上に、期末在庫に対して1000万トンを越えるレベルで影響を与える可能性もある。先日ウォールストリートジャーナルに大豆の面積減少とコーンの面積の増加に関する記事が掲載されて話題を呼んだが、今後も周囲の情報に注意したい。(K) 

 

(大豆)

【今週の相場】

先週の780超えを境とした調整ムードもそのまま今週も基本的には弱含みの週となった。只材料提供という意味では大きな週となったので以下それを述べる。

昨日中国代表団との間に2.5百万トン買い付けの合意がなされ、今後更に2.5百万トン買い付けの可能性がある事が明らかとなった。市場の事前予想レベルからは1百万トンも高い数字が出たことになる。 加えて本日は農務省から1.844百万トンの成約が報告され(内、0.692百万トンは04/05年度産)、これを加味すると今年度これまでの累積成約数量(対中国)は約8.6百万トンに達している事となる。昨年度のトータルが約7.7百万トン故、既にこの段階で昨年度の輸出分を上回る成約が行われているという事。一つの焦点としては、現在“仕向け地不明”とされている既成約分1.5百万トンからの振り替えが入っているのか、或いはどの位入っているのかであるが、これを確認するには1229日の輸出成約の発表まで待つ必要がある。 

本日相場の勢いが寄付きのみだった事には幾つかの要因があると思われる。市場事前予想に反して非常に強いファンダメンタルズがインプットされたにもかかわらずこの程度の動きにとどまった要因としては、上述の“仕向け地不明”分をどう考えるかという問題、発表内容のものがこの先本当に船積みされるのだろうかという疑問・・今後の船積み報告をその都度確認しながらでないとあの中国がいつ何時どう動いてくるのかにつき現時点では確信が持てない・・・等など挙げられる。が、やはり一番の要因は現在の"市場ムード"ではなかろうか。8月以降11月頭にかけて3ヶ月でブッシェルあたり3ドルも休むことなく上昇してきた異常な相場は11月以降これまで期近で概ね740-780というレンジでのアップダウンを繰り返しながら疲れを癒している。12月に入ってからの動きを見るに、上げるにしても下げるにしても先ず“力”が感じられない。特に先週からはテクニカルにも弱い。本来であれば吹いてもおかしくない本日の材料に対して結果がこうなったと言うことはまさにその表れではなかろうか。

【年末に向けての展開】年末にかけては現在の流れが基本的に継続

基本路線はこれまでの意見を継続したい。値動きはやはり現在の取引レンジを強引に抜ける展開には成り難いと考える。3月限については目先750台への下落は視野に入れる。50日移動平均が755近辺にありそれに迫る動きが期待できる。年末に向けては引き続きレンジ内にての弱含みな展開を予想する。 相場展開の変化は年明け以降。大発会以降、特に1月の農務省発表12日(月)前後から再び積極的な動きが戻ってくるものと期待している。今週インプットされた材料は明らかに大きな強材料。しかしそれが相場に反映されるのは年明け以降、相場に活発さが戻ってきて後より威力ある形で来年の波乱含みの相場を形成していく最大の材料になるものと考えている。(A)

 


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)