米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年12月29日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 241- 40 1/2 244 239 1/2 242 3/4 + 3 277086 -5908
MAY 04 245- 45 1/2 247 3/4 243 1/2 246 1/2 + 2 1/2 61973 2931
JUL 04 248- 47 3/4 250 1/2 246 1/2 248 3/4 + 2 42820 1140
SEP 04 247 1/2 249 1/2 247 247 1/2 + 1 8748 312
DEC 04 247 1/2 - 3/4 250 247 247 3/4 + 3/4 40973 817
MAR 05 252 1/2 - 1/4 254 252 252 1/4 + 1/4 2515 26
          435498 -666

 

 

大 豆         --やや安値寄り付き、安値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 789 - 1/2 794 782 784 1/2 - 7 1/2 32978 -7643
MAR 04 798 1/2 - 97 802 789 792 - 8 106020 5084
MAY 04 791 796 785 787 1/2 - 5 1/2 54649 -210
JUL 04 775 1/2 -74 780 771 1/2 773 1/4 - 4 3/4 28208 -247
AUG 04 749 - 48 752 1/2 746 747 1/2 - 1 1/2 5842 10
NOV 04 639 - 38 641 635 638 + 1 16996 731
          247253 -2262
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JAN 242.90 -3.80 JAN 2777 -7 MAR 364 - 2 106.85 - 106.95
MAR 245.90 -4.60 MAR 2763 -7 MAY 366 1/4 - 1 1/2  
MAY 244.80 -4.70 MAY 2749 unch JUL 354 3/4 + 1  
JUL 240.20 -3.00 JUL 2713 -9 SEP 359 + 1 1/2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


前日からのフォロースルーによりやや高値にて寄り付いた後も、徐々に上昇する展開が続いた。セッション中前半に発表された週間輸出検証高、週間輸出成約高が共に堅調な数字となったことも相場を支た。ライブキャトル市場における連日のリミットダウンは材料としては多少の重石になったものの、相場の流れを変えるには至らなかった。ワシントンで発見されたBSE感染牛が、(最終確認はDNA鑑定を待ってからとされているものの)実はカナダから輸入されたものであったという報告があったことは、先週水曜の下げに対する行き過ぎ感をさらに煽り、支援材料とされた。また、中国国内のコーン価格の高騰を理由に、同国政府がコーンの輸入枠の設定と、輸入許可証の発行を検討しているという噂が囁かれたことも買い材料とされた。強気なムードは最後まで変わらず、期近を中心に高値にて引けた。3月限は3セントアップの242.75として引けている。



(大豆)   


金曜までの上昇に対する行き過ぎ感と、利益確定の売りオーダーにより、やや弱含んでの寄り付きとなった。その後は、週間輸出成約高の堅調な数字を確認して一時は値を上げ、いくつかの限月で新高値を更新したものの、その勢いは長くは続かず。値位置を下げた後は1月限で790を上限として移り気な展開が続いた。BSE感染牛が、実はカナダから輸入されたものであったという報告も、大豆・大豆粕相場には重石となった。結局本日のほぼ安値圏にて引けを見、1月限で7.5セントダウンの784.5として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では500枚の買い越し、大豆市場では1,500枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約92,900枚のロング、大豆は約67,600枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は前半がドライ後半から本日にかけてはベルト北部・西部そして本日東部へと降雨システムが到来し全体の80%の範囲に0.25-1.00インチまでの降雨を見ている。今後木曜にかけてはベルト南部の一部を除いて基本的にはドライ継続。降雨も全体の40%の範囲に0.1-0.5インチまでと限られる。今週も週末にかけては平年比10-15度まで高い気温推移が継続すると見られており、殆どが降雪ではなく降雨となりそう。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月3日〜1月7日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N N/B
東部ベルト N N/A

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  週末は期待以上のまとまった雨

週末産地では強い寒冷前線の到来でまとまった降雨に恵まれた。ベルと全体の80%の範囲に0.5-2.5インチ、所によっては4インチまでの雨量となる。サンタフェを中心に降雨を見た地域の50%以上で1インチ以上を見ている。この降雨を外したのはコルドバ南部のみでその他の地方には満遍なく、期待以上の降雨が訪れる事となった。 今週は向こう5日間、気温はやや低め推移のドライ、とされているだけに、週末のまとまた降雨は恵みの雨となっている。 唯一ドライ気味のコルドバ地方についても全体の10%に満たない程度にまでその範囲は低減しており、作物の早期生育段階においては有益な降雨を見たということが出来る。

ブラジル

週末はベルト北部中心に45%の範囲に0.5-1.75インチの降雨を見た。ミナスジェライス、マトグロッソ、ゴイアスなどが中心。最高気温は70度後半から90度前半とほぼ平年並みからやや低め推移で問題ない。本日にかけては一部南部地域まで降雨システムが下りてきているが、向こう2日間は南部産地中心に雨を降らせる事となる。向こう5日間でベルト全体の75%に0.25-1.25インチまでの降雨予想。12月後半に入ってからは特に、ドライ気味推移を続けていたベルト北部地域へもまとまった降雨が続いており、土壌状態は一気に改善方向で進んでいる。

 

本日の発表等


【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  12月25日の週  12月18日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  931.1 1,344.3 478.8 15,391.7 12,745.8
ダイズ  469.4 1,009.6 696.4 13,070.7 11,966.8
小麦  647.5 380.3 458.7 17,174.9 14,330.4

 

 

2)  USDA発表 週間輸出成約高(12月18日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 953.6 -8.0 24,583.9 19,203.6 9,846.9 6.7
大豆 1,479.0 747.0 21,031.8 19,356.5 8,301.1 1,042.0
小麦 760.2 0.0 22,557.7 16,625.1 7,059.3 41.0
大豆粕 86.2 0.0 3,038.3 3,108.6 1,807.8 36.1
大豆油 18.1 0.0 161.3 273.6 82.7 4.4

 

 

3)  USDA発表 週間輸出船積高(12月18日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,425.5 945.8 14,737.0 12,568.4 48,900
大豆 994.1 1,069.7 12,730.7 10,607.5 24,220
小麦 328.4 259.0 15,498.4 12,482.5 29,940
大豆粕 129.7 116.2 1,230.5 1,263.5 4,080
大豆油 15.0 6.3 78.6 110.7 390

 

 

【引け後の発表】

 

4) コミットメント オブ トレーダーズ (12月23日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    54,140 ロング   41,100 ロング   49,839
大豆粕  ロング   18,086 ロング   13,400 ロング  17,138
大豆油  ロング   48,785 ロング   40,700 ロング    43,537
コーン  ロング   121,972 ロング   111,500 ロング    95,551
小麦  ロング   29,280 ロング   18,600 ロング  32,400

 

 

5) USDA 週間ローンデータ ( DEC23-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

発表がさらに延期された。

 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


暫くは買い場が訪れないであろうと予想する。

「狂牛病の影響によりコーンの総需要が大きく減少する可能性は低い」という考えは既にマーケットに浸透してしまっており、240セント辺りでも商業筋が積極的に買いを入れている。今後、例えば「2頭目発見」などのニュースが報道されたところで、先週の安値をもう一度試すような展開とはなりづらいと予想する。また、今後、市場の目は再び堅調な需要面へと移って行くこととなろう。ファンドのリクイデーションも、短期的に大きなものは期待できない。年末のポジション調整のため、明日・明後日と多少売ってくるかもしれないが、そう大きな手仕舞いは期待できない。次にファンドの大掛かりなリクイデーションがあるとすれば、何らかのファンダメンタルズの変化をきっかけとしてマーケットが下げ、テクニカルポイントを下へ抜けた時のシステマティックな手仕舞いになろう。そのきっかけは、中国か、それとも新穀(2004年クロップ)の作付け面積か・・。しかし、そんなに早くそのタイミングが訪れるとは思えない。早くても2月後半になろうと予想する。その後、長期的な下降トレンドとなるのかどうかは、新穀の需給バランスがある程度見えてこないと何とも言えない。とにかく、今は再びじっくりと様子を見るときであろう。(K) 

 

(大豆) 

取り敢えず狂牛病関連の”相場への”インプットはひとまず終了した。先週末の暴騰劇の後の利益確定タイプの売りが優勢となり31日までのあと2日は弱含みを予想。 本日の輸出成約高の内容から8.6百万トンが中国向けに成約されていることが確認された。先日の中国使節団訪問時の買付けの裏づけが取れた形。新規成約。 来年は6営業日を挟んで農務省の大きな発表を控える。昨年は年明け早々大いに吹き上がった相場がこの発表の数値に大きく暴落、その直後に安値を見て以降じわじわと春先まで続き4月頭から一気に相場が爆発したように、一月の動きがそのきっかけとなっている。 今年の場合は既に8ドル近いレベルである点は大きく異なる点であるが、後ろに控えるファンダメンタルズは30年来の危機的状況であることをはっきりと示している。今回の狂牛病をきっかけとした動きで既に一段の底上げは実現しているが、年明け以降も何か一つをきっかけに9ドル以上の相場を見る可能性は非常に強い。上値への意識を確りともったオペレーションを心がける。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)