米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年12月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --安値寄り付き、やや安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 240-3/4-241 243-3/4 240-1/2 242-1/2 -1/4 268782 -8304
MAY 04 244-1/2-245 246-3/4 244-1/2 245-3/4 -3/4 62808 835
JUL 04 247-247-3/4 249-1/4 247 248-1/4 -1/2 43119 299
SEP 04 246-1/2-246-3/4 248 246-1/2 247 -1/2 8762 14
DEC 04 246-3/4-247 247-3/4 246-1/4 246-1/2 -1-1/4 42010 1037
MAR 05 252 252-1/4 250-3/4 250-3/4 -1-1/2 2577 62
          429441 -6057

 

 

大 豆          --やや安値寄り付き、安値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 776-777-1/2 784-1/2 771 777-1/2 - 7  26895 -6083
MAR 04 781-1/2 -785 791-1/2 776 784-3/4 - 7-1/4 113099 7079
MAY 04 777-777-1/2 787 772 780-1/2 - 7 55104 455
JUL 04 765 774-1/2 760-1/2 769-3/4 - 3-1/2 28247 39
AUG 04 739-1/2-740 748 739-1/2 746 - 1-1/2 5711 -131
NOV 04 631-633-1/4 637 631 634 - 4 17157 161
          248938 1685
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JAN 240.80 -2.10 JAN 2754 -23 MAR 365-1/4 +1-1/4 106.88- 107.09
MAR 243.80 -2.10 MAR 2743 -20 MAY 366-3/4 +1/2  
MAY 242.80 -2.00 MAY 2738 -11 JUL 353-3/4 - 1  
JUL 237.30 -2.90 JUL 2705 -8 SEP 358-1/2 - 1/2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


BSEに感染していた牛はカナダから輸入されたものであるという報道を受けて、一部の市場関係者は各国の米国産牛肉の輸入禁止措置が解かれるのでは、と期待していたのだが日本・韓国などはその素振りを見せなかった。このことは材料としては弱気に受け止められた。前日比2セント近く下げて寄り付いたが、このレベル(3月限で240近辺)では商業筋の買いが活発に入り、程なく値を戻し、242-243の狭いレンジ内での取引を中心とした展開が続いた。また、台湾が米国産牛肉の輸入を7年間禁止するとの噂が流れたことも市場には弱気と受け止められ、相場の頭を抑えることとなったが、最後まで大きな動きの無いまま、結局各限月前日比若干安値での引けを迎えた。3月限は0.25セント安の242.5として引けている。

(大豆)   


前日のフォロースルーに加え、未だに先週の上昇相場に対する行き過ぎ感が漂う中、前日比6-7セント下げての寄り付きとなった。その後は移り気な相場展開となり、上下を繰り返すが、基本的には弱気ムードの中での取引が続いた。中国国内の大豆市場が弱含んでいること、年末を控えたポジション調整の売りオーダーも相場の頭を抑えた。結局は本日の安値圏での終了となり、1月限で7セントダウンの777.5として引けている。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では1,500枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約90,400枚のロング、大豆は約66,100枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルトの主に東部、全体の35%の範囲に0.25-1.00インチまでの降雨を見た。水曜まではドライとなるが木曜あたりから週末にかけては全体の65%の範囲に0.25-1.00インチの降雨が見込まれる。 シカゴ周辺では引き続き平年以上の気温推移が続いている。今週後半から週末にかけても再び最高気温が40度台後半まで上昇見込みとなっており非常に暖かい。来週以降は平年並み〜平年以下まで下落の見込みとなっているが、この12月末の時点では気温は平年比高めで推移してきており、暖冬さえ感じさせる。本格的な冬は1月以降となりそうである。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月4日〜1月8日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N
東部ベルト B N

ここまでの平年比10-15度近く高い気温推移にも終わりを告げ、6-10日或いは11-15日予報においては平年以下の気温にどっと冷え込む予報となっている。1月以降冬本番の到来か。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

先週末のまとまった降雨の後、今週はベルト全般的にドライパターンに変化。週末の雨もあり現在のドライ地域はベルト全体の10%以下、コルドバ南部地域の一部に限られる。しかし向こう2週間はまとまった降雨がないと見られることから、今後の動向には注意。コーンの受粉期を前に、今一度まとまった降雨が待たれるところ。

ブラジル

昨日もベルトの40%の範囲に0.25-1.25インチの降雨をベルトの北部産地中心に見た。ミナスジェライス、マトグロッソ、パラナ北部などが中心。今後5日間についても、ベルト中央部・北部中心に0.25-1.25インチの降雨が期待されておりベルトの65%、主にマトグロッソ、ミナスジェライス、ゴイアスがその中心となる。今週一杯もこのパターンに変化なく、ほぼ理想的な展開が継続すると見られる。 この時期通常は月間8インチほどの降雨があるのが普通。これまでベルト北部では4-6インチの蓄積しかないとされてきたが、このところの降雨パターン継続でその程度も明らかに改善してきていると思われる。

 

本日の発表等

【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

発表が延期された模様。

2) USDA 週間ローンデータ ( DEC23-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

発表は1月2日まで延期となった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


4月積以降のプライシング方針を占うため、狂牛病後の各ファンダメンタルズの動向に注目。

各国が即座に米国産牛肉の輸入禁止措置の撤廃に踏み切るかどうかは別として、米国政府は現在懸命に安全策の西部に着手している。本日もアン・ベネマン農務長官が会見において、"Downer Cattle"(立ち方が正常でない牛)の食用使用全面禁止や、食用牛へのID制の導入、牛の危険部位使用の全面禁止などの措置を行う、などの発表を行った。日本側からUSDAに対しては、餌用としてのMBMの使用を禁止するよう要請していると聞いた。最終的には、日本・韓国などが輸入を再開に踏み切るレベルまで米国側は安全策の整備を整えるしかないであろう。それまで各国の畜産物市場は荒れ続けるものと思われる。

しかし、繰り返しになるがコーンマーケットに関しては狂牛病関連の材料によるこれ以上の大きな動きを期待しない。むしろ、早めに気持ちを切り替え、今後は中国の動向・新穀の需給バランス・南米の作柄などに目を向けていくべきであろう。年明けには需給報告が控えているが、これを契機として買い場が訪れることは無さそうに感じる。(K) 


 

(大豆) 

一月限の受け渡し通知を明日に控え、本日も昨日に続き狂牛病に吹いた後の調整日となった。24日・26日の2日間でファンド買い越しは15,000枚で3月限の価格上昇は53セント。この2日間の調整で売り越し3,000枚で15セントの下落。大きなインパクトの後、もう少しの調整期間が継続しそうである。今回の急騰で過去2ヶ月続いたパターンから抜け出たのは事実であるが、この後すぐさま上昇へ向かう力があるかというとそうも見えない。今回再び8ドルに到達した達成感とその急激な動きへの疲れ。中国関連に沸いた後の“狂牛病”と材料出尽くし感が現在は漂っている。112日には農務省発表を控えるが、今回の狂牛病材料による急展開を見たことで、目先は暫く落ち着いた展開になるのではないかと見ている。農務省発表後にその内容から下げる展開があればそこは大きな“買い機会”になりそう。

極めて厳しいファンダメンタルズを背負ったまま、2003年の相場はあと残すところ一日となった。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)