米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年1月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --やや高値寄り付き、やや安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 252 1/4 - 52 252 3/4 250 1/4 251 - 3/4 277330 127
MAY 04 255 1/2 - 55 1/4 256 253 3/4 254 1/4 - 3/4 70816 698
JUL 04 259 - 58 3/4 259 256 3/4 257 1/4 - 1/2 46580 720
SEP 04 255 255 3/4 253 1/4 253 3/4 - 1 1/4 8808 41
DEC 04 253 1/2 - 53 1/4 253 3/4 252 1/4 252 3/4 - 1/2 45985 385
MAR 05 257 3/4 - 57 1/2 257 3/4 256 1/2 256 3/4 - 3/4 3185 41
          454247 2019

 

 

大 豆             --高値寄り付き、安値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 797 797 788 790 - 3 1/2 3854 -1255
MAR 04 800 - 799 801 791 1/2 793 - 4 1/2 125243 -225
MAY 04 790 1/2 - 90 791 784 785 1/4 - 3 56294 438
JUL 04 780 - 79 1/2 780 772 1/2 776 + 0 30681 106
AUG 04 756 - 55 756 749 751 1/2 - 1 1/2 6069 30
SEP 04 708 708 1/2 701 702 - 1/2 2694 -21
          243005 -955
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JAN 23700 -280 JAN 2865 +8 MAR 385 1/2 - 8 1/2 106.41 - 106.86
MAR 23830 -300 MAR 2855 +12 MAY 390 3/4 - 7 3/4  
MAY 23810 -220 MAY 2837 +11 JUL 381 1/4 - 5 1/2  
JUL 23440 -220 JUL 2806 +9 SEP 385 - 4

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


各国向けの輸出成約報告や、その噂などにより寄り付きは前日比やや高値での取引となった。韓国のMFGが45000-52000トンの産地オプションのコーンを買い付けたという報告、CCCがアンゴラへの寄付用として16930トンのコーンを買い付けたという報告、台湾のSugar Corpが来週コーンと大豆のコンビネーションカーゴを買い付けるという報告、また、イラクが最近15万トンの米国産コーンを買い付けたという噂も流れた。しかし、その後は程なく値を崩すこととなった。ここ2日間海上運賃が高騰していることが海外向け成約の減少を予想させたことも一因となったが、発表前ということもあって値動きは小幅に留まった。結局は各限月前日比やや安値にて取引を終え、3月限は0.75セントダウンの251.00として引けている。

 

(大豆)   


前日のフォロースルーと、週明けに発表される需給報告に対する強気な市場予想を材料に、寄り付きは前日比約2セント上げての取引となったが、その後は程なく値を崩す展開となった。ここ2日間海上運賃が高騰していることを理由に、中国が米国産大豆1-2杯の買い成約をキャンセルした、もしくは、南米産にスイッチしたという噂が流れたことは一つの売り材料とされた。その後は3月限で793セントを挟んで狭いレンジ内での取引に終始し、結局793.00にて引けることとなった。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場でも3,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約110,400枚のロング、大豆は約57,300枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルトの25%の範囲に若干の降雨・降雪を見た。イリノイ、インディアナ南部、オハイオ南部などが中心。その他は概ねドライ。この傾向は明日まで継続。日曜から月曜にかけてはベルト北部・東部、特にウイスコンシン、ミシガン、オハイオ、インディアナ東部あたりで0.10-0.25インチの降雨、1-3インチの降雪が予想される。低温についてはやや治まりを見ており、来週前半まではウインターキルの心配はない。しかし来週後半よりは再び気温が平年以下へ低下すると見られており注意したい。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月14日〜1月18日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N B/N
東部ベルト B B/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は概ねドライ。本日から明日にかけてはベルトの40%において0.10-0.75インチの降雨見込み。特にベルト北部が中心となる。来週前半にかけてはベルトの10%の範囲(中心は西部地域)で0.10-1.00インチまでの降雨が予想されるが範囲も限られる事から受粉がスタートするコーン産地においてはストレスの今後の広がりが懸念されている。

ブラジル

昨日は主にベルト南部の2/3の範囲にて0.25-1.5インチの降雨をみた。中心はサンパウロ西部、パラナ西部、マトグロッソ南部など。今後5日については65%の範囲に0.25-1.5インチ(所によっては4インチまで)の降雨見込み。中心はバイア、ミナスジェライス、マトグロッソ、サンパウロとなる。気温は西部地域でやや高め、東部地域でやや低め推移となるが大きな変化はないと思われる。

これまでのパターンにより、一部でストレスが報告されていたバイア地域にも十分な降雨が下りており、又向こう10日間も北部産地は降雨に恵まれる。一方12月中旬までは降雨過多の傾向にあった産地南部は天候パターンの変化により現在ではややドライ傾向。今後10日間でも今週までのパターンと変わらず降雨が限られた展開が継続する見込みとなっている。従い、今後は”産地南部への降雨”が一つの焦点となる。ただ、全体としては土壌水分は十分、又気温も極度に上昇するといった動きがない為、必要以上の水分蒸発を防ぐ結果となっている。

 

本日の発表等

 
【引け後の発表】

 

1) コミットメント オブ トレーダーズ (12月16日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    60,331 ロング   66,000 ロング   61,067
大豆粕  ロング   22,042 ロング   22,300 ロング  21,326
大豆油  ロング   59,309 ロング   61,000 ロング    55,502
コーン  ロング   112,466 ロング   118,200 ロング    81,105
小麦  ロング   24,516 ロング   25,800 ロング  25,800

 全てニュートラルな発表内容であった。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( DEC30-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  6.8 -1.5 1.9 0.0 1,357.8 1.5
2003クロップ 961.4 33.6 0.0 0.0 34.0 5.6

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.8 -0.3 0.2 0.0 383.3 0.3
2003クロップ 124.4 1.7 0.0 0.0 9.1 1.5

 

 

 

【12/1時点在庫に対する市場予想】 (単位:百万BU)

  市場予想平均 市場予想レンジ 2003年9月 昨年
コーン 8,201 8,100-8,331 1,086 7,638
大豆 1,750 1,723-1,799 208 2,114

 

 

【 需給報告に対する市場予想 】

  市場予想平均 市場予想レンジ 先月発表数字 02年度
コーン生産量    (mil bu) 10,311 10,271-10,433 10,278 9,008
コーンイールド   (bu/acre) 143.7 143.1-145.3 143.2 130.0
大豆生産量     (mil bu) 2,451 2,439-2,475 2,452 2,749
大豆イールド   (bu/acre) 33.8 33.5-34.1 33.8 38.0

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


年末辺りから現在にかけて、実に激しい展開を経て、週明けのビッグレポートを迎えることとなった。個人的には今回の発表を契機とした大きな相場の動きは期待していないものの、発表に対する一般的な見方をまとめておくこととする。

重要面に関しては、BSE騒動を発端とした餌需要の下方修正が織り込まれるであろう。エタノール需要に関しては意見が分かれるところであるが、今回は変化なしか、やや上方修正といったところか。輸出需要に関してはやや上方修正と見るのが一般的であるが、前回増やしたところであるということと、状況が定まらないということを理由に、今回は据え置きではないかと言う意見も多い。

世界の需給に関しては、やはり最大の焦点は中国。現時点で発表されている850万トンはTOO MUCHだというのは誰しも唱えるところであるし、USDAの職員もそう思っているだろうが、この国がどういったスタンスを取ってくるのか不明であるだけに、今回も据え置きと見る向きが多い。昨日述べたように、南アフリカの天候が受粉期を前にして旱魃気味になっているので、生産量の変化に注目すべきことと、最近米国産コーン買付が噂されているロシアにも、今後注意が必要となってくる。(K)

 

(大豆) 

【今週の相場回顧】

先週金曜大発会にて約定高値(3月現:807-1/2)を付けた後、相場はこれまでで一番高いレベル800-790という範囲で5日間取引された。材料としては中国の数杯の追加買付け、8ドルを超えた部分で見られる南米よりの活発ねヘッジ売り、セントルイスではASA(アメリカ大豆協会)主催のセミナーが開かれ南米産大豆輸入に関する是非等が議論された。さび菌汚染を防ぐ為には輸入禁止姿勢を・・という見方もあったが、結果は“適正な農薬処置で未然に防ぐ事が可能。従い禁輸を訴える姿勢は取らず”というもの。第三四半期あたりで米国内で玉が底をつけば、南米産大豆の輸入も物理的には考えられる、と解釈される内容のものとなったようである。狂牛病発生に年末は沸いたが、カナダが根源だと言うことが明らかになるにつれ、反芻動物以外への規制は現実的ではないとの見方から逆に国内価格がトン当たり100ドル以上の下がったMEAT BONE MEAL需要が活況となり、大豆粕需要が割りを食うという皮肉な話題も出る結果となっている。 そしていよいよ来週月曜の農務省発表を控えた市場。市場事前予想平均は生産量下方修正で一致しているものの、テクニカルな上げ疲れ、そして輸出ペースの割りには動きの鈍い国内・輸出現物市場の動きなども影響し、レベルは保ったものの今週の動きとしては“陰”に傾く結果となった。

【来週の展開】

来週、と言う見方をすれば発表内容次第。予想以上にBULLISHな内容となれば一気に8ドル超えの約定高値更新と言う展開もあり得るが、範囲内の内容にとどまった場合には、寧ろこれまでの蓄積に一旦下げる可能性が強いと考える。中期的な見方は極めて強気という意見に変わりないものの、相場の流れとしては、狂牛病に吹かされて一気に8ドルまで値位置が押し上げられた疲労感漂う現在の相場には、何かをきっかけに一旦調整される局面が必要なのではないかと。そしてその後の安値が今後の買い場になるのではないかという見方をしている。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)