米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年1月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --安値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 267 1/2 - 67 269 1/2 265 3/4 268 3/4 + 1/4 298733 9634
MAY 04 270 1/2 - 70 273 1/2 269 1/2 272 1/2 + 3/4 82029 1766
JUL 04 273 - 72 1/2 276 3/4 272 275 3/4 + 1 1/2 55762 1907
SEP 04 267 1/2 - 67 271 267 270 + 1 1/2 9504 353
DEC 04 263 1/4 - 63 268 3/4 262 3/4 267 3/4 + 2 3/4 61725 6746
MAR 05 266 1/2 - 66 271 266 270 1/2 + 2 1/4 4048 295
          513728 20854

 

 

大 豆          --安値寄り付き、高値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 04 825 839 823 835 1/4 + 2 1/4 1423 -441
MAR 04 829 - 27 848 827 841 1/2 + 2 1/2 13142 -146
MAY 04 828 - 26 848 826 842 3/4 + 4 1/4 62404 2906
JUL 04 817 1/2 - 16 838 1/2 816 833 + 3 3/4 31736 269
AUG 04 792 - 91 1/2 799 1/2 788 795 3/4 + 1 1/4 7630 844
SEP 04 732 743 732 739 1/2 + 2 1/2 2906 108
          257217 4089
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JAN 25860 +490 JAN 2979 -51 MAR 395 1/4 + 3 1/4 105.97 - 106.16
MAR 25950 +410 MAR 2984 -40 MAY 399 3/4 + 2 1/4  
MAY 25880 +400 MAY 2966 -41 JUL 393 1/2 +1 1/2  
JUL 25460 +380 JUL 2939 -29 SEP 395 1/2 + 1/2

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


中国の12月のコーンの輸出量が過去最高の328万トンであったと発表されたことは、若干トレーダーを弱気にさせた。また、過去最高か、もしくはそれに近いファンドのネットロングに対する警戒感、、鳥インフルエンザの流行が、餌需要の低下を連想させたことなどにより、寄り付きは前日比1-2セント安での取引となった。しかしそこからはジリジリと上昇する展開。需給報告のインパクトが未だトレーダー達の頭から離れないこと、新穀(2005/05)の需給バランスがよりタイトになるのではないかという意見が多く聞かれ出したこと、などは本日のマーケットを支えた。大豆粕を中心とした周囲のマーケットの強さが波及したことも要因の一つとして挙げられる。上昇幅は限られたものの流れは最後まで変わらず、期先を中心に各限月前日比若干の高値にて取引を終了した。3月限は0.25セントアップの268.75としてい引けている。

 

(大豆)   


NOPAの搾油報告が弱気な内容であったことなどから、寄り付きは前日比10セント近く下げての取引となったが、その後は力強く上昇する展開となった。動物性蛋白質混入の可能性があるとして、カナダ産カノーラミールの米国への輸入がFDAにより禁止されたことが確認されたことなどから上昇した大豆粕相場の強さも波及し、主にファンドに買い上げられた。流れは最後まで変わらず、3月限では2.5セントアップの841.50として引けている。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場でも4,500枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約145,400枚のロング、大豆は約78,300枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルトほぼ全域でドライ。雨雪量もミシガンやオハイオ中北部に限られカバー率は10%。気温はベルト東部で平年並み、それ以外ではやや高め推移となった。向こう5日間。先ず本日については全体の25%の範囲に0.10-0.30インチの降雨と1-5インチの降雪が予想される。主な地域はインディアナ北東部、オハイオ北部、ミシガン。又、週末にかけてベルトの20%の範囲に0.10-0.75インチの降雨が予想される。中心はミズーリ西部・南部など。気温は西部地域やや高め、東部地域はやや低めの予報となっている。  向こう10日間で、気温が華氏ゼロ以下に下がるのは現時点ではミシガンの一部のみ(金曜朝)又、積雪も同地域では見込まれている、といった状況故、目先のウインターキルの心配はされていない。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月19日〜1月23日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト A B/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はコーン産地の10%、大豆産地の10%以下の範囲で0.25インチ以下とお湿り程度の降雨をみた。地域としてはエントレリオス北部、サンタフェ北西部、コルドバ北部・南西部、ブエノスアイレス中南部。気温は平年比やや高め推移で特に南西部では今年一番の暑さを記録している。 産地における最高気温は90度後半まで上昇した。週末にかけては特に西部地域中心にコーン産地の15%、大豆産地の10%の範囲で0.10-0.75インチの降雨が期待される。

現在ドライによるストレスが指摘される地域は、サンタフェ中央部・北西部、コルドバ北東部、エントレリオス南部、ブエノスアイレス北東部など、北東部産地地域となっている。6-10日予報でも降雨システムの到来が予想されて入るが、これら地域では引き続きタイムリーな降雨が必要となる。

ブラジル  

昨日はベルトの30%に0.25-1.5インチの降雨。中心はマトグロッソ中央部、ゴイアス南西部・北部、バイア中央部・北東部。気温は若干高め推移で最高気温は90度半ばまで。今後5日間ではベルト全体の50%に0.5-2.5インチの降雨が期待されるが、週末に向けてその中心は再び北部ベルトとなりそう。 向こう10日を見ても北部産地では引き続き降雨を見ることができると言われているが、問題は南部地域。最近の雨量不足は既に指摘されている通りにて今後の動向には注意。6-10日予報で若干の降雨期待がもたれているが、そのタイミングでは十分な水分補給を行いたいところ。これをミスると更なるドライ化が指摘されることとなる。 北部によく、南部に厳しいという天候パターンは今後も継続しそうである。

南アフリカ

週末にかけてはベルトの30%の範囲に0.1-1.0所によっては1.5インチまでの降雨もある。南部における雨はコーン生育への助けとなっているが、中央部・北部産地では引き続きストレスが継続している。週末にかけては北部産地へ降雨が見込まれているものの、中心である中央部でのドライ解消には繋がらず、更なる降雨が必要。

 

本日の発表等

【セッション前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  12月 11月 12月(2002年)
搾油量(千ブッシェル) 138,403 140,294 145,090
大豆粕生産量(ショートトン) 3,292,895 3,331,424R 3,411,058
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.58 47.49R 47.02
大豆粕輸出量(ショートトン) 566,226 489,485 789,873
大豆油生産量(千ポンド) 1,534,537 1,561,878R 1,655,215
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.09 11.13R 11.41
大豆油在庫(千ポンド) 1,203,343 1,126,184R 1,966,418

搾油量が先月より減少し、やや弱気な内容となった。

 

【セッション中の発表】

2) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  


(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  400-700 145.2
コーン  600-800 468.4
大豆 200-400 218.5
大豆粕

50-100

-30.0

大豆油

5-10

3.3

 

 



【引け後の発表】

3) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    1/10の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      101 102
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 103

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


5月限は暫く様子見

2004/05クロップに対する、各アナリストらによるよりタイトな需給バランス予想が囁かれ出したことに加えて、本日はクロップキャスト社の長期予報の中で6月から7月にかけての中西部が例年に比べてHOT&DRYになる傾向になるとのコメントが掲載されるなど、マーケットは強気一色に染まりつつある。暫くは上に振れやすいマーケットが続くものと思われるが、ここでは手を出さずに様子を見たい。 (K)
 


(大豆) 

本日はインサイドデーとはなったものの寄付き時の安値(3月限830付近)から昨日セッション後半のレベルへ一気に10セント回復した勢いは印象深い。中国が成約分404,000トンの翌年度へのシフトしたという情報は寄付き時点で相場へは吸収されたが、現在同国内における搾油マージン低下等が指摘される様に今後の消費量自体の減退を暗示するものなのか、春先以降における南米産買い付けとの兼ね合いのみを意味するものなのかも現時点では判断することが出来ず、今後の相場材料へも現時点ではなりきれない。 又、本日はNOPA より搾油報告が上がったが138.4百万。9-12月累積では563百万と、前年度比較において僅か5百万しか減少しておらず、今回下方修正された農務省の予想数値を実現するには今後8月まで毎月20百万ブッシェル昨年比低い数字を出し続ける必要がある。現実味のない話にて、このような材料は今後の更なる高値相場へむけた大きな基礎的部分になってくるものと思われる。

本日セッション終了時点でファンドロングは80,000枚レベルと言われ史上最高のレベル。14RSI70.33月限)10月上旬時の90近いレベルまでとはいかないが、短期的には警戒水域へ入ってきていることから調整局面はそう遠くないとは見ているが、発表後のギャップも大きく8ドルというレベルは非常に強いサポートだと捉えている。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)