米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年1月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --高値寄り付き、変わらずの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 270 - 69 271 1/2 266 1/2 268 3/4 + 0 297396 -1337
MAY 04 273 1/4 - 73 275 271 272 1/2 + 0 84142 2113
JUL 04 275 3/4 - 75 1/2 278 1/4 274 276 + 1/4 59958 4196
SEP 04 271 272 1/2 269 1/2 270 1/2 + 1/2 9905 401
DEC 04 268 1/2 - 68 1/4 270 267 1/2 268 3/4 + 1 67408 5683
MAR 05 271 272 1/2 270 270 3/4 + 1/4 4453 405
          525352 11624

 

 

大 豆          --安値寄り付き、期近は安値引け、先は高値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 836 1/2 - 34 841 1/2 830 1/2 835 - 6 1/2 344 -1079
MAY 04 837 1/2 - 36 842 3/4 832 1/2 837 - 5 3/4 131443 301
JUL 04 826 1/2 - 26 835 826 833 + 0 63478 1074
AUG 04 793 799 793 798 1/2 + 2 3/4 32364 628
SEP 04 740 744 737 740 1/4 + 3/4 7708 78
NOV 04 667 - 66 1/2 675 666 671 3/4 + 3 1/4 3520 614
          258615 1398
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 25710 -240 MAR 2987 +3 MAR 386 1/4 - 9 106.04 - 106.21
MAY 25770 -110 MAY 2974 +8 MAY 390 3/4 - 9  
JUL 25400 -60 JUL 2953 +14 JUL 386 3/4 - 6 3/4  
AUG 24330 -70 AUG 2893 +13 SEP 390 1/2 - 5

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


週間輸出成約高にて堅調な数字が確認されたこともあり、前日比1-2セント上げての寄り付きとなったが、その後は移り気な相場展開が続いた。台湾でも鳥インフルエンザが発見され、ある農家で約20,000羽の鶏が処分されたというニュースや、中国が鳥インフルエンザが発見された各国からの鶏肉の輸入を禁止したこと、更には、中国が近々コーンの輸出の再開に踏み切るのではないかという噂が流れたことなどは本日の相場には重石となった。また、実際に中国のコーン価格が弱含んでいるという報告は、前述の噂に真実味を与えた。しかしながらファンドの買い増しは本日も止まらなかった。特にセッション前半はすさまじく、最初の2時間だけで12,000枚を買い増したという話も聞こえてきた。これによって相場は下げ切れず、最後まで移り気な相場は続き、最終的には前日比と変わらず、3月限では268.75にて引けることとなった。

 

(大豆)   


週間輸出成約高は予想をやや上回ったものの、過去最高となっているファンドのネットロングに対する警戒間や、CBOTが大豆のマージンコールを25%引き上げたことが嫌気され、各限月前日比下げての寄り付きとなった。しかしその後は方向性の定まらない動きとなった。中国が13杯もの米国産大豆の買い付けをキャンセルしたという噂が流れたことはトレーダーを更に弱気にさせたが、契約を旧穀から新穀にロールアップしただけではないかという説も囁かれた。一方では中国の先物大豆市場が、春雪を前にしてまとまったショートカバーが入ったことにより上昇して引けたという報告はシカゴ相場の下値を支えた。期近は上下しながらも若干弱含む展開となり、3月限は6.5セントダウンの835.0として引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では14,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約159,400枚のロング、大豆は約75,300枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は0.1-0.75インチの降雨がベルトの20%であった。降雪はミシガンを中心に2-8インチまで。週末土曜にかけては35%の範囲に0.1-1.0インチの降雨主にベルト西部で見られる。気温がやや高め推移となるのでメインは降雪ではなく雨となり、ウインターキルの懸念は週末にかけてはないとされる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月20日〜1月24日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N N
東部ベルト B B/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はベルト10%以下に0.25インチ以下の降雨を見た以外はほぼ全域でドライとなった。今後月曜にかけてはベルトの20%に0.10-0.75インチの降雨が西部ベルト中心にあるが非常に限られており向こう5日間は全域ドライにちかい状態が続く。コーンの受粉期に差し掛かってきている。現在ストレスの範囲は20%と言われる。目先のドライ傾向は懸念材料とされる。

ブラジル  

昨日は25%の範囲に0.25-1.5インチの降雨。中心はゴイアス南西部、ミナスジェライス東部、バイア南西部・北東部、マトグロッソ中央部・南東部など。今後の来週月曜にかけて北部中心に0.5-3.0インチまでの降雨が見込まれる。南部産地では引き続きドライ傾向となっているが、来週降雨システムの到来が予想されておりそれがくれば作物にとっては恵みとなる。

南アフリカ

昨日も概ねドライ。降雨は全体の10%に0.1-0.5インチと限られた。週末も北部の一部を除いてはドライ傾向が続く。このドライ傾向により、現在はほぼ1/3の作物がストレスを受けていると言われており今後の動向にも注意を払いたい。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(1月8日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 839.3 0.0 26,596.8 20,474.3 8,985.7 56.7
大豆 466.4 120.0 22,176.8 21,359.7 7,446.6 1,218.4
小麦 324.8 170.0 23,468.3 17,134.4 6,391.9 211.0
大豆粕 55.6 0.2 3,081.5 3,402.3 1,531.3 36.3
大豆油 3.6 0.0 169.9 286.2 83.8 4.4

コーン・大豆共に強気な発表内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(1月8日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,003.6 1,031.7 17,611.1 14,839.1 50,170
大豆 716.4 665.0 14,730.2 13,081.9 24,490
小麦 545.7 515.7 17,076.4 13,914.2 30,620
大豆粕 185.2 73.1 1,550.2 1,750.5 3,860
大豆油 3.9 1.7 86.1 150.8 390

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


過去、ファンドのネットロングポジションの市場での占有率が最大となったのは1995年、35%に上ったと言われ、このレベルを越えるとリスク過多となり、ファンド筋はある程度手仕舞わざるを得なくなると言われる。現在のオープンインタレストに占めるファンドのネットロングの占有率は約30%であると考えられるので、分母に大きな変化がなければ、あと24000-25000枚程度の積み増しが限度ということになる。ネットロングは20万枚にまで達する可能性があるという意見もあるが、今後は流石に大きな警戒感が出てこよう。明日はスパークスによる2004年度クロップの需給バランス見込みが発表されると言われている他、その他のアナリストからも順次予想が出てこよう。これらを見ながら次の買い場について考えることとしたい。(K) 

 


(大豆) 

輸出成約高の発表で、今年度の中国向けの累積成約量は8.829百万トン、昨年同期比53%アップとなっている。今週404,000トンの次年度への乗り換え(?)が出たので差し引き8.4百万トンとなる。成約分中船積みが実行されたのは6百万トンとなっている。この船積みされていない2百万トン強の数字から今後どのくらいキャンセルが出てくるのか、というのも材料となってくる。50万程度であれば感覚的に織り込まれているものの、1百万トン以上という事になればそれは材料視されることにはなろう。 中国では搾油マージンが大きく悪化しており高コストの大豆をこれ以上搾れないという市場内の材料もその動向に紐ついた材料となっている。依然としてレーショニングを必要とした市場であるという認識がなされており、春先に向けた高値への動きへの備えが必要となってくるが、短期的には一旦の下げを見てもいいレベルにあるとは考える。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)