米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年1月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --安値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 273 1/2  - 72 1/2 278 1/4 272 1/2 277 1/4 + 2 317889 10777
MAY 04 278 - 77 283 277 282 + 2 1/4 93049 3374
JUL 04 281 1/2 - 80 3/4 286 280 3/4 285 1/2 + 2 1/4 65056 4203
SEP 04 275 1/2 - 75 280 275 278 + 3/4 10179 167
DEC 04 271 1/2 - 71 275 1/4 271 274 1/2 + 1 1/4 75961 4564
MAR 05 273 - 72 3/4 277 1/4 272 3/4 276 1/2 + 1 1/2 5198 461
          569595 23623

 

 

大 豆          --安値寄り付き、高値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 824 - 22 845 821 842 + 13 3/4 129590 -196
MAY 04 825 - 23 845 823 842 1/4 + 12 65269 404
JUL 04 818 - 17 838 1/2 817 834 1/4 + 8 33797 1454
AUG 04 789 - 88 803 787 799 1/4 + 5 3/4 7834 7
SEP 04 737 745 735 740 + 2 1/2 3684 7
NOV 04 664 - 63 1/2 675 663 671 1/2 + 3 19843 -37
          260442 1671
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 26310 +350 MAR 2955 +32 MAR 392 - 3 1/2 106.68 - 106.95
MAY 26310 +400 MAY 2941 +33 MAY 396 3/4 - 3  
JUL 25930 +320 JUL 2911 +25 JUL 389 3/4 - 1 1/4  
AUG 24840 +320 AUG 2858 +23 SEP 393 - 1

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


日々積み重なっていくファンドの大量のネットロングに対する警戒感から、前日比2セント近く下げての寄り付きとなったものの、その後は徐々に値を上げて行く展開となった。ファンドの更なる買い増しと、アルゼンチンで続くドライな天候パターンが材料視された。しかし、3月限278.00近辺ではまとまった売りオーダーが控えており、勢いを失うこととなり、後半には一転して徐々に値を崩す展開となった。そのままま安値引けになるかと思いきや、セッション直前には再びファンドが勢いを盛り返して大きく値を上げ、結局は各限月前日比上昇して引けることとなった。3月限は2セントアップの277.25として引けている。

(大豆)   


ファンドによる大量のネットロングに対する警戒感に加え、USDAから中国が628,000トンの米国産大豆の買い付け成約を03クロップから04クロップに変更したという報告が為されたことが弱材料視され、前日比4-5セント下げての寄り付きとなるも、その後は勢いよく値を上げて行く展開となった。アンベネマン農務長官が近々ミートボーンミールの使用制限に関して何らかの声明を出すとの報道があったことが好感され、ファンドによる買い上げの引き金となった。さらに、本日の高値圏での売り意欲が限られたことはさらなるファンドの買いを煽った。本日中には農務長官から何の声明も出されないということが分かり、終盤になって相場の勢いは衰えたものの、期近を中心に各限月前日比大きく上昇して引けることとなった。3月限は13.75セントアップの842.00としている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では11,500枚の買い越し、大豆市場では5,500枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約197,800枚のロング、大豆は約76,200枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルト南西部を中心に全体の10%以下にお湿り程度。ミシガン中西部などで2インチまでの降雪を見たのみ。その他の地域は概ねドライとなった。気温推移は平年レベル以下。今後5日間についてはベルトの40%に0.10-0.35インチの降雨、1-5インチの降雪が見込まれる。中心はインディアナ、ミシガン、オハイオなど。イリノイ北部、ミズーリ北部の一部ではドライが報告されるもののその他の地域においては土壌水分は現在のところ十分と見られている。週末にかけて0度レベルまで気温が下がる地域も見られるが、積雪がある為ウインターキルの注意報は向こう10日間出ていない。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月26日〜1月30日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B A
東部ベルト N/B N/A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はラパンパ北東部、コルドバ南西部、サンタフェ北部・東部などを中心に0.10-0.25インチ、全体の30%のコーン産地25%の大豆産地に降雨を見た。気温は平年比やや高め推移となった。今後5日間も全体の20%に0.10-0.50インチまでの降雨と予報では限られ、引き続きドライ傾向が今後10日にかけて続くと見られる。又来週は気温は高め推移になると見られていることから、ストレスが加速するという懸念もある。

ブラジル  

昨日はマトグロッソドスル中東部、ゴイアス南西部、マトグロッソ中央部・北東部などを中心に全体の40%の範囲に0.25-1.5インチの降雨を見た。今後は週末にかけて南部・西部産地で降雨をみる。全体の80%の範囲に0.25-1.75インチまでが期待される。中心はマトグロッソ、マトグロッソドスル北部・東部、パラナ、サンパウロ南部、ゴイアス北部・西部など。特にバイアやミナスジェライス北部・東部などでは今月に入ってからの雨量過多で一部洪水の報告もあがっている。又雨量が多すぎる点が、サビ菌への懸念へも繋がってきている。これら地域の今後10日間の雨量は限られたものになると思われ状況が悪化することはないとされている。 南部産地へは来週も降雨システムが到来見込みにてドライ傾向にあった同地域にとっては恵みの降雨となりそう。

南アフリカ   

昨日は西部、北西部、南東部などを中心に0.25-1.25インチ、全体の45%に引き続き降雨を見た。今後5日間も北部、中央部を中心に散発的な降雨が期待されている。しかし週末には再びドライが戻ってくると予想される。

 

**ブラジル・アルゼンチンの降水量推移**

1月1日〜19日 1月1日〜19日 12月1日〜1月19日 12月1日〜1月19日
アルゼンチン 降水量(インチ) 平年比(%) 降水量(インチ) 平年比(%)
ブエノスアイレス 0.86 43 5.04 103
ラパンパ 0.71 54 3.79 99
コルドバ 1.66 79 5.25 83
サンタフェ 0.87 29 7.12 89
エントレリオス 0.35 13 6.61 104
ブラジル
リオグランデドスル 0.70 22 8.39 104
サンタカタリナ 1.43 35 10.30 117
パラナ 1.57 27 12.38 84
サンパウロ 3.49 78 8.49 68
マトグロッソドスル 1.62 29 7.49 55
マドグロッソ 3.99 62 12.91 86
ゴイアス 4.51 72 11.46 85
ミナスジェライス 7.21 141 13.41 89

(コメント)

12月最終週以降、アルゼンチン・南部ブラジルにおいてはドライな状況が続いている。特にアルゼンチンにおいては過去20日間で1インチ以上の降雨を見たのはコルドバ地方のみ。ブラジル南部の主産地であるRGDSにおいては平年比22%の降雨しかみていない。しかし、12月以降の雨量を見てもわかるとおり(上記右段)、アルゼンチン・ブラジル南部においては12月の降雨の蓄積がかなり助けになっており、ここまで何とか持ち堪えてきたものと思われる。そして今後、であるが、先ずアルゼンチンについては引き続きドライパターンが継続すると見られており、今後はよりクロップにストレスを与えやすい環境となってくる。既に作物の約半分がストレスの被害を受けているとの報告も上がっている。今後の推移については要注意となる。一方ブラジルであるが、大きな特徴ととしては12月のパターンであった、”北部少雨の南部多雨”の傾向が現在は全く逆になっているということ。上記左段を見てもわかるとおり状況は逆転している。又ここ最近は中北部への降雨が続き、上記数字以上に土壌水分は潤っているものと思われる。一部では洪水が報告されているくらいである。 それと、現在ドライとされていた南部地域にも今週あたりからちらほら降雨が降り始め、来週も南部へは恵みの雨があるとされている。これらから、総じてブラジルはいい方向へ向かっていると言えるが、問題はアルゼンチン、という事になる。 今後は益々同国天候推移への注目が集まる故、今後とも推移を見守る必要がある。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  


発表が金曜日に延期されたため、予想は明日出される。

 

 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    1/17の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      102 101
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 103

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


昨日・今日の動きを見ていると、どうやら3月限で278.00近辺にまとまった売りオーダーが控えており、テクニカルには短期的にこのレベルを上へ抜けるのは難しいと思われる。しかし、ここ数日述べているように、潜在的なファンダメンタルズが非常に強い故、長期的には上値リスクを警戒すべきであると考える。近々ファンドのリクイデーションや買い控えによって相場の下方調整局面があるとしても、大きな下げは期待できない。(K) 
 



(大豆) 

中国の動きがあった。先週に引き続き本日の628千トンのキャンセル(今年度玉から来年度玉へのシフト)が現実なものとなり、結果、12月下旬に視察団が訪米した際に確認された今年度成約分は全て新穀へ振り替えられる事となった。このニュース自体は現在の相場には相応の材料となるかと思われたが、べネマン長官のニュースがそれを打ち消した。心理的なインパクトはあるものの果たしてどの位の影響(大豆粕への需要シフト)が起こりうるのかと言えば、アナウンス前から何も言えないものの、市場予想からしてごく限られた地図の変化にしかならない、というのが一般的な見方ではある。それでも本日は買い上げられて高値で引けている。感じ以上に強いのかとも思われる本日の動きではあるが、それでも今後の流れとしては、”下値は8ドルを割らず春先の9ドル相場への地固め”を基本に高値に備えたいところ。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)