米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年1月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --変わらずの寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 276 1/2 - 75 3/4 278 3/4 273 3/4 277 + 1 317255 -665
MAY 04 280 1/4 - 80 283 277 3/4 281 + 1 105715 547
JUL 04 283 - 82 1/2 285 3/4 280 1/2 284 + 3/4 73347 1342
SEP 04 277 - 76 1/2 279 1/2 275 277 3/4 + 1 3/4 11962 321
DEC 04 271 3/4 - 71 1/4 275 1/4 270 1/2 273 3/4 + 1 1/4 86337 2279
MAR 05 274 1/2 - 74 1/4 278 274 277 + 2 3/4 6432 261
          603527 4106

 

 

大 豆          --安値寄り付き、一旦大きく上げるが、安値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 839 - 37 1/2 855 833 1/2 839 1/4 - 1 1/4 131570 -860
MAY 04 837 - 36 852 1/2 833 837 3/4 - 1 1/4 69236 333
JUL 04 826 - 25 1/2 840 824 826 1/2 - 1/2 35296 278
AUG 04 791 802 788 791 + 1/4 8120 184
SEP 04 736 - 35 744 733 1/2 738 + 3 1/2 3739 -11
NOV 04 666 675 666 670 1/2 + 4 1/2 20121 321
          268744 340
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 26430 +90 MAR 2936 +17 MAR 381 1/2 - 5 1/2 105.56 - 106.28
MAY 26360 +30 MAY 2919 +18 MAY 386 1/2 - 5 1/4  
JUL 25910 +40 JUL 2887 +16 JUL 381 1/2 - 5  
AUG 24730 -60 AUG 2834 +16 SEP 385 - 4 1/2

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

非常に移り気な相場展開の末、やや上昇して引けることとなった。やや強気であった週間輸出成約高の発表内容を受けて前日比やや高値にて寄り付いた後は、そのレベルを挟んで上下約5セントの範囲で激しい動きを繰り返した。ファンドによる大量のネットロングに対する警戒感に加え、カンボジアでも(*)鳥インフルエンザが発見されたことはマーケットの重石ななった一方、アルゼンチンで続くドライな天候、USDAによる売り先不明の11万トンの輸出成約などは買い材料とされた。しかし3月限で280を越えた辺り、5月限で283辺りでは上値が重く、本日もそれ以上の上昇力は見られなかった。いくつかの新穀限月で契約新高値を更新したことはファンドの買い意欲を誘ったものの上げ幅は限られた。結局は各限月やや高値引け、3月限は1セントアップの277.00にて引けた。本日農家売りはあまり見られなかったと言われている。

鳥インフルエンザに関しては、米国産鶏肉に対する需要が増えるという理由により、これを強材料と見る向きも出だしている。
 

(大豆)   


週間輸出成約高は予想範囲内にて、ほぼニュートラルであった。前日比やや下げて寄り付いたが、その後、前半はファンドの買いに支えられて勢いよく上昇する展開となった。アルゼンチンにてドライな予報が続いていることも強材料視され、いくつかの限月で契約新高値が更新されたことは更なる買いを誘った。3月限は855.00に達したが、それを境に後半は一転してファンドが売り手に回り、値を崩すこととなる。南米の農家によるヘッジプレッシャーが増大したこと、米国内の2-4社の搾油メーカーが搾油マージンを引き下げるという噂が流れたこと、なども売り材料とされた。結局は期近の各限月は前日比安値引けとなり、3月限は1.25セントダウンの839.25として引けている。 

 

本日ファンド筋はコーン市場では1,400枚の買い越し、大豆市場では400枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約176,100枚のロング、大豆は約73,100枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日も産地は概ねドライ。日曜までこの傾向は続く。今後5日間ではベルト北東部を中心に0.10-1.00インチの降雨が30%の範囲で予想される。降雪は1-2インチまで。来週も平年比低めの気温推移となりそう。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月28日〜2月1日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B A
東部ベルト B N/A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は全体の25%、主に産地北西部エリアで0.10-0.75インチの降雨を見た。今後5日間では25%の範囲で0.10-1.00インチ、主に北西部で限られた雨量となりそう。パターンに変化見られず、現在はベルトのほぼ半分に相当する範囲でドライからくるストレスが報告されている。来週後半以降の好転がない場合には2月には更に作物にダメージを与えることとなろう。

ブラジル  

昨日は35%の範囲で0.25-1.5インチ、所によっては3.75インチ(マトグロッソ中央部)までの降雨を見た。今後5日間の推移については、全体の75%の範囲で0.50-2.00インチまでの降雨予想。特にマトグロッソ東部、ゴイアス、マトグロッソドスル東部、サンパウロ、そしてパラナ北部などではまとまった降雨となる。来週も産地の中央部や南部ではウエットな傾向が続くとされ作物にはいいパターンが続く。

南アフリカ   

昨日はベルト南部・中央部において0.25-1.25インチの降雨。全体の60%をカバーした。気温推移も平年以下。日曜にかけても現在のパターンが継続し、ベルトの40%(特に南部・東部産地)で0.10-1.00インチの降雨が期待される。ドライが戻ってくるのは日曜以降火曜にかけてと言われる。 このところの降雨である程度産地も潤ってきた。現在ベルと全体の10-15%がドライによるストレスを抱えていると言われる。 来週中盤以降再びドライパターンが戻ってくる可能性があり、推移には注意したい。

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(1月15日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 999.4 0.0 27,596.1 21,121.8 9,112.7 56.7
大豆 13.5 485.6 22,190.2 21,931.8 6,535.8 1,704.0
小麦 1,089.9 760.0 24,549.3 17,548.1 6,817.5 971.0
大豆粕 79.1 0.0 3,160.6 3,617.0 1,520.4 36.3
大豆油 0.7 0.0 170.7 359.0 77.4 4.4

 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(1月15日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 872.4 1,003.6 18,483.4 15,525.5 50,170
大豆 924.2 716.4 15,654.4 14,010.9 24,490
小麦 655.3 545.7 17,731.8 14,241.3 30,620
大豆粕 90.0 185.2 1,640.2 1,912.9 3,860
大豆油 7.2 3.9 93.3 158.9 390

 

 

 
【引け後の発表】

 

3) コミットメント オブ トレーダーズ (1月20日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    69,042 ロング   70,700 ロング   68,944
大豆粕  ロング   27,244 ロング   28,700 ロング  27,006
大豆油  ロング   61,681 ロング   57,100 ロング    58,280
コーン  ロング   164,298 ロング   186,400 ロング   139,032
小麦  ロング   35,443 ロング   36,300 ロング  39,271

 コーンのネットロングが予想より20,000枚以上少なかったことは、弱材料として捉えられる。

 

4) USDA 週間ローンデータ ( JAN 20-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  5.3 -0.6 1.9 0.0 1,359.3 0.6
2003クロップ 1,160.1 9.0 0.0 0.0 87.7 20.5

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.6 0.0 0.2 0.0 383.5 0.0
2003クロップ 124.2 -5.1 0.0 0.0 26.2 6.7

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


ここ数日のマーケットを見る限り、3月限280.00、5月限283.00辺りでのプレッシャーがきつくなっており、短期的には上値の重い展開が予想される。ファンドのネットロングに関しても、本日引け後に発表されたCommitment of Tradersでは予想より少ない数字となったものの、依然として皆の注目を集める程高いレベルにあるので、目先の調整局面は大いに期待できよう。しかしながら、ファンダメンタルズは明らかに強い。需要面で急激な失速が無い限りは、2004年クロップにおいて、史上最高に近い生産量を達成できたとしても総需要を上回れるか疑問である。よって、大幅な下げは期待できない。調整を見た場面では、あまり深追いせずに、早めに、多めに手当てしていくよう心がけたい。(K) 



(大豆) 

【今週の相場回顧】

 

今週の動きは先週農務省発表以降続いた流れをそのまま引き継ぐ形、3月限の値動き幅は本日再び高値を更新したものの概ね820-840という取引レンジ内にとどまり上下どちらにも動けない状態が続くこととなった。農務省発表後大きくギャップをつけ取引レンジは780-800から一気に40セント近く上がったもののその後は模様眺めの展開が続いている。 今週は中国が先週に引き続き03年度契約分を次年度へシフトするという発表があった。全てを合計すると昨年12月に当地へ使節団が訪問した際の発表分は綺麗に持ち越された格好となり相応に材料視されるかとも思われたが、820ラインは確りとサポートされ今週はファンドの売り浴びせにギャップを埋めに行く展開を見ることはなかった。

 

【来週の展開】

 

本日高値をつけた後の急落の動きからして来週も先ずは弱含みでスタートすると思われる。過去2週間サポートされている820ラインそして農務省発表時に開けた窓を梅にかかるかどうかが見どころになる。しかしながら、ファンダメンタルズは依然として強い。未だレーショニングの為の更なるレベルアップが必要だという市場認識は変わらない。南米の天候も2月には本格化し、アルゼンチン・ブラジル南部産地の今後の天候推移はより市場動向へ影響を与えるファクターとなってくる。ネガティブな材料としてはファンドの膨らんだネットロング、MBM関する更なる規制への動き、狂牛病・鳥フルーなどによる飼料需要減退懸念、又中国の今後の動向なども場合によっては材料となってくるが、確固たる姿が見えにくいこれら材料は特に現在背負うファンダメンタルズの下、又相場が勢いにのっている局面では一過性のものになりがちである。目先のセットバックを来週は期待しているものの、20セント下には大きなサポートが待ち受ける。増してや8ドル割れを過度に期待することは現段階では禁物、更なる高値への備えをもったオペレーションを心がけたいところ。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)