米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年1月26日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --やや高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 278 1/2 - 78 281 1/2 278 281 1/4 + 4 1/4 318035 780
MAY 04 282 1/4 - 82 285 3/4 282 285 1/4 + 4 1/4 106502 787
JUL 04 285 1/4 - 85 288 1/2 285 288 + 4 74258 911
SEP 04 279 3/4 - 79 1/2 283 279 1/2 282 1/4 + 4 1/2 12180 218
DEC 04 275 1/4 - 75 278 1/2 275 277 3/4 + 4 88629 2292
MAR 05 278 3/4 - 78 1/4 281 1/4 278 1/4 280 3/4 + 3 3/4 6292 -140
          608440 4913

 

 

大 豆          --高値寄り付き、高値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 847 - 45 853 1/2 843 1/2 847 1/2 + 8 1/4 129974 -1596
MAY 04 845 - 44 853 1/2 843 848 + 10 1/4 71196 1960
JUL 04 834 1/2 - 34 842 831 836 3/4 + 10 1/4 35994 698
AUG 04 798 - 95 804 795 800 1/4 + 9 1/4 7949 -171
SEP 04 745 - 44 748 743 744 3/4 + 6 3/4 3723 -16
NOV 04 675 - 74 1/2 678 673 676 1/2 + 6 20103 -18
          269637 893
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 26750 +320 MAR 2986 +50 MAR 381 1/4 - 1/4 105.90 - 106.32
MAY 26660 +300 MAY 2971 +52 MAY 386 3/4 + 1/4  
JUL 26180 +270 JUL 2945 +58 JUL 381 1/2 + 0  
AUG 25000 +270 AUG 2885 +51 SEP 384 1/2 - 1/2

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


前日のフォロースルーと、コミットメントオブトレーダーズにおけるファンド勢のネットロングが予想を下回ったことにより、やや高値での寄り付きとなった後も、前半は勢いよく値を上げる展開となった。アルゼンチンの天気予報が相変わらずドライ気味に推移していることに加え、強気な週間輸出検証高、ウォールストリートジャーナルにて米政府がMBMの使用に対する規制を強化する方向で本格的な検討に入っているという記事が掲載されたこと、さらには拡大する鳥インフルエンザも強気に受け止められた。いくつかの限月で新高値を更新したことは、さらなる買い意欲を煽った。後半は上げた値位置をキープし、各限月ほぼ本日の高値圏にて引けることとなった。3月限では4.25セントアップの281.25として引けている。
 

(大豆)   


前日のフォロースルーによるファンドの更なる買い増しにより、前日比7-8セントと、大きく上げて寄り付いた後も、ウォールストリートジャーナルにMBMの規制強化を政府が検討しているという記事が掲載されたことが引き金となり、強気な地合が続いた。多くの限月で契約新高値を更新したことが更なる買い意欲を煽り、一時は3月限で14.25セントアップとなった。後半には落ち着きを見せ、やや値を下げたものの、各限月前日比大きく上昇して引けた。3月限は8.25セントアップの847.50として引けている。
 

 

本日ファンド筋はコーン市場では7,000枚の買い越し、大豆市場では2,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約183,100枚のロング、大豆は約75,000枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末を挟み過去3日ベルトの85%の範囲で0.10-0.65インチの降雨、1-5インチの降雪を見た。特にミズーリ・イリノイ・インディアナ・オハイオが中心となった。今後も引き続き同地域では降雨・降雪が見込まれる。向こう5日間で全体の65%に0.10-0.50インチの降雨、2-8インチまでの降雪が予想されており気温も低め推移が続く。週末にはベルト東部各地で低温が報告されているが積雪により作物へのダメージはなかったものと思われる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (1月31日〜2月4日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B A
東部ベルト B A/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  向こう5日もドライ傾向で気温も高め推移

週末はコーン産地の20%、大豆産地の10%未満において0.25-0.75インチまでの降雨。気温は北部産地中心に90度半ばまで上昇した。降雨はブエノスアイレス中東部・ラパンパ北部・コルドバ南西部などの一部に限られた。 パターンに変化は見られず、向こう5日もコーン産地の40%、大豆産地の20%で0.10-1.00インチまでの降雨。中心はブエノスアイレス南部・ラパンパ・コルドバ南部など。産地の気温推移についても平年比高め推移が予想され、引き続きドライによるストレス拡大が心配される。 コルドバ北部・サンタフェ北部・西部、エントレリオス・ブエノスアイレス北部・東部などはストレスを受けている中心と言われ合計すると全ベルトの半分に相当すると見られている。6-10日予報ではある程度の降雨が期待されているものの、今後5日も十分な降雨を見ることが出来ない予報となっており、引き続き天候推移には注意を促したい。

ブラジル  

週末は産地の50%の範囲で0.50-3.00インチまでの降雨を見た。中心はマトグロッソ中央部・南東部、ゴイアス北部・サンパウロ中西部・北西部など。今後5日間で全体の70%の範囲で0.25-1.75インチまでの降雨予想が出ており、週前半は主に北部産地、後半には南部産地がその中心となりそう。 今週後半の南部産地への降雨期待は大きい。

南アフリカ   

週末は産地全体の20%に0.25-1.25インチまでの降雨。南東部、北東部の産地にてまとまった降雨を見た。今週は向こう5日で全体の25%に0.10-0.75インチまでの降雨が期待される。産地北東部・中東部などでは更なる降雨が欲しいものの過去1週間の降雨で産地の大部分では状況がある程度癒された格好となっている。しかし今週から来週にかけては再び降雨が不足がちな流れに戻ると見られており、今後の動向次第では再びストレスが膨らむ可能性があり注意を要する。

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  1月22日の週  1月15日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  901.5 898.9 668.2 18,929.6 15,489.6
ダイズ  794.2 923.3 996.4 16,120.7 15,556.2
小麦 825.8 717.8 186.5 19,763.1 15,936.2

 

【引け後の発表】

本日夕刻(シカゴ時間5時前)、FDAより牛の危険部位の使用に対する規制強化などに関する声明が発表された。内容は、牛の血液の餌への使用禁止、牛の脳の使用禁止、危険部位を食用やサプリメントに使用することの禁止、などが盛り込まれたものの、MBMの使用を全面的に禁止するという内容のものではなかった。また、牛の全頭検査に関する言及も無かった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


本日引け後にFDAより牛の危険部位の使用に対する規制強化に関する発表が出されたが、結局、現時点では牛の全頭検査や、MBM使用の全面禁止などに関しては言及されていない。このことが弱材料視され、明日調整局面を迎える可能性があるが、その場合は、可能な限り5月限をも手当てすべきかと考える。

3月限280、5月限283近辺にまとまって入っていた売りオーダーはあっさりと片付けられ、本日そのレベルを上へと抜けることに成功したコーン相場は、今後長期的にさらなる高値を目指すこととなろう。03年度クロップ期末在庫のが予想よりタイトであったという事実が織り込まれ、今後は04年度クロップの需給バランスが更にタイトになるのではないかという不安感が、徐々に相場を押し上げていくこととなろう。何時までに、ということは現時点ではっきりと予想することができないが、3ドル相場を迎える時期が目前に迫っていると考えた方が良い。現在の値位置でもまだ安いと思っているのは私だけではないはずである。ほんの1-2ヶ月前まで、230-240セントを狙っていたことがまだ記憶に新しい中、現在の値位置に対する抵抗感がどうしても拭えないかもしれないが、ベースとなるファンダメンタルズが完全に変わってしまった今は、早急に頭を切り替えるべきである。少しでも調整局面を迎えた日には5月限でさえも買えるところまで早めに手当てしておく、という方針で臨みたい。(K) 



(大豆) 

週末のアルゼンチンそしてブラジル南部の天候推移(期待の降雨なし)は夜間取引から材料視され寄付きに反映される事となった。しかし3月限では先週金曜の高値は抜けずインサイドデー。引け後FDAよりはついに正式なアナウンスがなされ細かな規制強化が発表された。同時にこの2004年は各レンダリング工場・飼料生産工場を対象に広範囲な立ち入り検査等が実施される旨発表された。大豆粕需要への影響、という点では内容的に限られたものにとどまるも、”狂牛病”というイベントがはじめてFDAを動かしたという意味ではそれなりの重みを持つ。国内産業が今後その規制に沿って動き始めるという意味においては非常に大きなイベントであることは間違いない。  さて相場の方は、これまで本件への警戒感もあり買い上げられて来たこともあり明日はその内容に対する認識も加わり"SELL THE FACT"が見込まれる。3月限が農務省発表後の安値ラインである820へ向けて勢いがつくか、それとも持ち堪えられるか、短期的な動きの見所としても明日の動きは興味深い。(A)

 

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)