米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2004年1月28日
| 本日の相場 |
とうもろこし --ギャップを付けての安値寄り付き、大きく安値引け―
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| MAR 04 | 273 - 72 1/2 | 274 1/4 | 269 3/4 | 270 3/4 | - 5 1/2 | 321930 | -117 |
| MAY 04 | 277 1/2 - 77 | 278 1/2 | 274 1/4 | 275 1/4 | - 5 1/2 | 108662 | 1107 |
| JUL 04 | 280 - 79 | 281 1/2 | 277 | 278 1/4 | - 6 | 75838 | -170 |
| SEP 04 | 275 - 74 | 275 1/2 | 272 | 272 1/2 | - 5 1/4 | 12747 | 475 |
| DEC 04 | 270 | 272 | 267 1/4 | 268 | - 6 1/4 | 94870 | 3105 |
| MAR 05 | 274 1/2 - 74 | 274 1/2 | 271 | 271 1/4 | - 6 | 7085 | 277 |
| 623785 | 4701 |
大 豆
--ギャップを付けての安値寄り付き、さらに下げて大幅安値引け--
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAR 04 | 826 - 25 | 828 | 803 | 804 3/4 | -30 3/4 | 129269 | -454 |
| MAY 04 | 825 - 24 | 827 | 805 | 806 1/2 | - 29 | 74583 | 1075 |
| JUL 04 | 814 1/2 - 14 | 817 | 796 1/2 | 797 3/4 | - 28 1/4 | 37256 | 896 |
| AUG 04 | 781 1/2 - 80 1/2 | 783 | 766 | 767 | - 23 | 8076 | 180 |
| SEP 04 | 729 - 27 | 729 | 715 | 716 1/2 | - 20 1/2 | 3835 | 83 |
| NOV 04 | 663 - 62 | 665 1/2 | 651 | 652 | -20 1/2 | 20818 | 288 |
| 274561 | 2078 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| MAR | 25130 | -940 | MAR | 2893 | -89 | MAR | 374 3/4 | - 5 1/4 | 105.49 - 105.88 |
| MAY | 25060 | -990 | MAY | 2878 | -60 | MAY | 379 1/2 | - 5 3/4 | |
| JUL | 24730 | -960 | JUL | 2861 | -52 | JUL | 373 3/4 | - 7 3/4 | |
| AUG | 23780 | -810 | AUG | 2815 | -47 | SEP | 378 | - 6 1/2 |
| 本日の相場の動き |
=鳥インフルエンザの被害拡大を嫌気し、大幅下落=
(コーン)
鳥インフルエンザの被害の拡大が世界的な餌需要の減退を連想させ、大きく下げる一日となった。昨日のフォロースルーによるテクニカルな売りもあって、デイリーチャート上でギャップを付けての安値寄り付きとなった後は、商業筋の積極的なプライシングに支えられて暫くの間値を戻す展開となった。しかし上げ幅は限られ、間もなく再び下げに転じた。バングラデシュでの鳥インフルエンザ感染報告が新たに確認されたという噂、タイでは76州の内25州にまで被害が拡大しているという報告は、ファンドの大量のネットロングと相まってトレーダーを弱気にさせた。特に引け際に大きく下げたが、3月限270近辺ではサポートされ、結局270.75にて引けることとなった。
(大豆)
先日のFDAのアナウンスメントに対する失望感が覚めやらぬ中、鳥インフルエンザの急激な拡大による世界的レベルの餌需要減退が予感され、大豆粕相場・大豆相場共大幅に下落した。ギャップを付けて安値寄り付きとなった後も弱含む展開が続いた。商業筋の買いにより午前中若干値を上げる場面も見られたが、上昇幅は限られた。中国による米国産大豆買い付け成約キャンセルの噂が引き続き囁かれたことに加え、ファンドの大量のネットロングに対する警戒感も手伝って、後半は再び下値を探る展開となった。引け際には一段の下げを見、期近を中心に各限月前日比大幅安となって引けを迎えた。3月限は30.75セント安の804.75として引けている。
本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の売り越し、大豆市場では10,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約175,100枚のロング、大豆は約62,500枚のロングとなった模様。(推定)
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
ベルトの25%で降雨・降雪を見た。中心はミシガン中央部・南西部、インディアナ北部など。降雪量としては2-8インチ、所によっては12インチまで。この結果現在ベルトの約75%の範囲が積雪の状態にある。ミシガン湖周辺地域での一部降雪以外は本日は概ねドライ。今後来週月曜までに全体の75%の範囲で2-6インチの降雪が予想される。気温は今週木金をピークにぐっと平年以下のレベルまで下がる見込み。 気温は低め推移が予想されるものの、十分な積雪により小麦産地でのウインターキルの被害も向こう10日間心配されていない。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月7日〜2月11日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | B | N |
| 東部ベルト | B/N | N |
アルゼンチン 北部産地におけるホット&ドライはストレスを更に広げると懸念される
昨日はコーン産地の10%以下、大豆産地では降雨はほぼゼロとなった。気温は平年比高め推移となった。向こう5日間でコーン産地の50%、大豆産地の40%にて0.25-1.25インチの降雨が予想される。中心はブエノスアイレス中央部・北西部、ラパンパ北部、コルドバ南部など。気温については特に北部産地地域において平年比高め推移の予報となっており、金曜から土曜にかけて100度台半ばまで最高気温が上昇すると見られる。 特にコルドバ北部・サンタフェ北部・東部、エントレリオス、ブエノスアイレス北部・東部などでは今週の引き続いてのホット&ドライパターンに作物は確実にストレスを蓄積しており、コーン産地においてはイールドロスが拡大すると懸念されている。
ブラジル 南部産地は降雨が”不足傾向”という状況は今後も継続
昨日はベルトの20%で0.25-1.75インチの降雨。マトグロッソ南西部から北東部、ゴイアス北部・中央部、バイア西部、ミナスジェライス中央部・北西部、サンパウロ中北部・東部、リオグランデドスル最東部などが中心。気温は平年並みからやや高め推移となった。 向こう5日間については全体の70%の範囲で0.25-1.50インチ、所によっては3.5インチまでの降雨が予想される。中心はマトグロッソ、ゴイアス北部・西部、ミナスジェライス西部など。気温は南西部地域で一部100度近くまで上昇すると見られる。 現在ドライとされる、リオグランデドスル、サンタカタリナ、パラナ南部・西部、マトグロッソドスルの一部では、多少の降雨は見たものの依然としてストレス気味の状態は続いている。今後10日間では更なる降雨システムの到来はあるもののその雨量としてはまとまったものが期待されている訳でもなく、仮に雨を受けても劇的に状況が改善するといった状態にはない。 従い今後の推移次第では更に状況が悪化する心配もあり注意を要する。
南アフリカ ドライパターンに戻っており、受粉期のコーンへは打撃
昨日は南東部・西部産地において0.10-0.75インチと散発的な降雨を受けたが全体の5%の範囲にとどまった。木曜にかけては全体の10%の範囲に0.10-0.75インチの降雨がやなり南東部・西部地域で予想されるがその後は日曜にかけてドライとなる。先週までの降雨で産地は全体的に潤ったものの、今週〜来週にかけてドライパターンが戻ってきたことで再びストレスが広がる傾向にある。コーンは受粉のステージにあり、現在の傾向は直接的にイールドロスに繋がるということで、懸念材料となっている。
| 本日の発表等 |
【セッション中の発表】
| 1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ |
(単位 : 千トン)
| 明日の予想 | 先週の発表数字 | |
| 小麦 | 300-500 | 1,840.9 |
| コーン | 700-900 | 999.4 |
| 大豆(旧穀) | 13.5 | |
| 大豆(新穀) |
600-750 |
485.6 |
| 大豆粕 |
25-75 |
79.1 |
| 大豆油 |
0-10 |
0.7 |
【引け後の発表】
| 2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント (単位:%) |
| 1/24の週 | 前週 | |
| 肥育用ブロイラー卵導入数 | 100 | 102 |
| 肥育用ブロイラー雛鶏導入数 | 100 | 102 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
予想を上回るスピードで拡大し、あっという間にアジア10ヶ国にまで広がった鳥インフルエンザによる被害により、マーケットは大きく弱含んだ。影響が終息するまでに思ったより長い期間を要する可能性が出てきたこと、タイやインドネシアにおいて飼料需要が急激に低下することから、これらの国がコーンの輸出に踏み切るかも知れないという噂までも出だしたことにより、今回の調整局面は想定していたよりも長いものとなりそうな気配である。一方、ここ最近までの上昇局面にて農家売りはどうやら一巡した模様で、現物市場の下落は一段落した様相を呈している。
上述の様に鳥インフルエンザの影響が長引きそうであること、また、その影響が終息する前に中国がコーンの輸出を再開した場合、相乗効果により心理的インパクトが大きくなることが予想される。しかし、現在の相場に対する基本的な見方は変わらない。今回の鳥インフルエンザによる影響は、米国産コーンの需給バランスを根底から覆すほどのインパクトをもたらすには至らない可能性の方が強い、という考えから、長期的な上昇トレンドは未だ変わっていないと見ている。マーケットが再びタイトな需給バランスに目を向ける前に買い進めておきたい。(K)
(大豆)
昨日の動きをきっかけにファンドの売り浴びせに拍車がかかった。セッションの流れを見ても序盤に3月限でいう820前後を下に抜けた動きが大きく、その後一気に810を下回るレベルまで急落している。本日は結局最安値圏で引けており、勢いから今後更なる下落を見ることとなろう。もう15セント下あたりが次にサポートされる値位置となるので、8ドル割れ以下を買い場とおきたい。しかしこのアジア鳥フルーは、現在の市場にとって特に”心理的な”圧迫材料となる。特に鶏肉輸出では大きなシェアを占めるタイの場合この件が原因で約15%の需要減退に繋がると言われているが、大豆・大豆粕への輸入量へ置き換えるとそれぞれ年間ベースでも300,000前後などと試算されている。実質、現在の米国内の需給バランスを大きく改善させるレベルの数字とは言えない。しかし、”心理的な”要因としては暫く継続するものと思われる。後は2月へ入り南米の天候。アルゼンチン・ブラジル南部の現在のドライな状況は今後の相場上昇要因として今後益々材料視されてくると思われる。中期的なトレンドは引き続き上向き。従い現在の大きな調整局面をうまく確保していきたいところ。(A)
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)