米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年1月29日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --やや高値での寄り付き、やや安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 271 1/4 - 71 1/2 272 1/2 268 1/4 270 -3/4 318175 -3755
MAY 04 275 - 75 1/2 276 1/2 272 3/4 274 1/4 -1 111058 +2396
JUL 04 279 14 - 78 1/2 279 1/2 275 1/2 277 1/2 -3/4 76453 +615
SEP 04 272 3/4 - 73 274 1/4 270 1/2 272 -1/2 12969 +222
DEC 04 268 3/4 - 68 1/4 270 266 1/2 267 1/2 -1/2 99024 +4154
MAR 05 271 1/2 - 71 1/4 273 269 1/2 270 1/2 -3/4 7241 +156
          627639 +3854

 

 

大 豆              --高値寄り付き、高値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 806 - 08 815 801 809 +4 1/4 122018 -7251
MAY 04 807 1/2 - 09 815 801 809 1/2 +3 75734 +1151
JUL 04 800 - 00 1/2 806 794 799 3/4 +2 37880 +624
AUG 04 768 - 69 774 764 768 1/2 +1 1/2 8195 +119
SEP 04 714 - 15 721 714 714 1/4 -2 1/4 3946 +111
NOV 04 650 - 49 657 648 1/2 650 1/4 -1 3/4 21477 +659
          269979 -4582
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 25210 +80 MAR 2907 +14 MAR 380 1/4 +5 1/2
MAY 25180 +120 MAY 2897 +19 MAY 385 1/4 +5 3/4  
JUL 24870 +140 JUL 2879 +18 JUL 381 +7 1/4  
AUG 23870 +90 AUG 2831 +16 SEP 384 1/2 +6 1/2

 

本日の相場の動き

 


(コーン)  

前日比若干上げて寄り付いた後は、狭いレンジ内で移り気な展開となった。週間輸出成約高は予想範囲内であったもののやや下限に近かったことから、若干の弱材料として捉えられた。中西部でここ最近続いている寒さは相場には強材料。また、大豆・大豆粕相場が強含んで引けたことはコーン相場にも派生した。一方では、一向に止まない鳥インフルエンザの拡大(タイでは、既に900万羽の鶏を処分し、今後その数は2,200万羽に達する可能性があるという。)、近く中国がコーンの輸出を再開するかもしれないという噂などは相場の上昇力を抑えた。最後まで方向性は定まらず、各限月やや下げて引けている。3月限は0.75セント安の270.00として引けた。農家売りは本日も鳴りを潜め、現物相場のプレミアムはGULF/INTERIOR共に強含んでいる。

鳥インフルエンザに関しては、本日SPARKSが「仮にアジア全体で10%の鶏が処分された場合、360万〜540万トンの餌需要の減少に繋がるであろう」とコメントしている。
 


(大豆) 

週間輸出成約高は予想の範囲内にて中立材料とされたが、昨日の下げに対する行き過ぎ感に加え、センサスによる搾油量の報告が強気であったことなども手伝い、前日比やや高値での寄り付きとなった。その後、一時は下げる展開となるも、一日を通じてほぼ強気な展開が続いた。農家売りはあまり出てこず、現物相場・シカゴ相場を共にサポートすることとなっている。アルゼンチンの天候が引き続きドライ気味に推移していることも支援材料となり、期近を中心に前日比上げて引け、3月限は4.25セントアップの809.0として引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約173,100枚のロング、大豆は約63,000枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルト10%の範囲に降雪としては2インチまでを見た。主な地域としてはミシガン南西部、インディアナ北部、オハイオ中北部など。気温は平年比かなり下げた状態が続いている。ミズーリ北部、イリノイ中北部などでも華氏ゼロまで気温が低下した。ミシガン湖周辺における降雪は週末にかけて継続する。来週月曜までに全体の80%の範囲で2-6インチの降雪が見込まれているおり気温の低め推移も続く見込み。 このように気温の低下が心配されるものの十分な積雪によりウインターキルの心配は現在のところされていない。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月8日〜2月12日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト N/B N/A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はベルト産地の10%以下に0.10-0.50インチまでのお湿りにとどまった。コルドバ西部やブエノスアイレス最西部など。気温は平年比高め推移。今後月曜にかけてはコーン・大豆産地に40-50%の範囲で0.50-1.50インチまでの降雨を見ることとなる。週末にかけて降雨のチャンスがあるが、中心はブエノスアイレス中央部・北西部、ラパンパ北部、コルドバ南部など。この雨が待たれるものの、北東部産地地域においては引き続き厳しい状態が続く。来週以降の降雨予想が現時点では出ていないのが気がかり。

ブラジル  

昨日はベルトの20%で0.25-1.00インチまで。マトグロッソ東部、ゴイアス中央部・北東部、マトグロッソドスル中北部などが中心となった。気温は総じて高め推移で東部では90度半ばまで上昇した。今後月曜にかけては南部や西部産地を中心に65%の範囲で0.25-1.50インチの降雨が期待される。中心はマトグロッソ、ゴイアス北部など。又気温は特に南西部産地地域においては上昇し一部では100度をつける可能性あり。 ベルト南部産地においては6-10日予報でやや降雨が少なくなるとの見方が出ており気温の上昇傾向と共に気になるところ。

南アフリカ   

昨日はベルトの僅か5%の範囲で0.25-1.25インチの降雨を見たのみ。後はドライで気温は高め推移となった。 予報に変化は見られず月曜にかけての降雨範囲は10%と限られたもので1インチに満たないと思われる。来週も基本的にドライ継続。再びストレスが蓄積するという事から受粉期にあるコーンの生育状況が更に問題視されている。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(1月22日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 775.4 0.0 28,371.5 21,460.3 8,944.2 56.7
大豆 -129.7 628.0 22,060.5 22,621.2 5,547.9 2,332.0
小麦 580.6 0.0 25,129.9 17,868.9 6,574.3 971.0
大豆粕 -4.1 0.0 3,156.5 3,820.4 1,402.2 36.3
大豆油 2.6 0.0 173.2 394.9 71.5 4.4

 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(1月22日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 943.9 872.4 19,427.3 16,241.0 50,170
大豆 858.2 924.2 16,512.6 15,097.3 24,490
小麦 823.8 655.3 18,555.6 14,372.8 30,620
大豆粕 114.1 90.0 1,754.3 2,099.5 3,860
大豆油 8.4 7.2 101.7 202.0 390


 

3) センサス搾油報告(12月分) 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド) 

  12月 (2003年)  11月 (2003年)  12月 (2002年) 
搾油量 4,343,594 4,368,373 4,505,100
粕生産量  3,216,579 3,221,857 3,290,500
粕在庫  257,542 379,866 303,000
皮生産量  242,573 244,069 236,300
皮在庫  40,336 52,506 34,000
粕・皮在庫  297,878 432,372 337,000
油生産量  1,593,079 1,610,609 1,696,000
油工場・倉庫在庫計  1,585,954 1,530,429 2,409,065
工場在庫(トン) 3,587,742 3,628,496 3,181,300

 搾油量が予想を上回り、強材料とされた。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

意見変わらず、この調整局面では5月限をも可能な限り買い進めておくべきではと考える。

鳥インフルエンザの拡大、中国のコーン輸出の可能性などを材料に、もう暫くは弱気な地合が続く可能性が高いが、長期的な視点に立った場合、どちらの材料も2004年度クロップの需給バランスを大幅に緩めるほどの材料にはなり得ないと見ている。中国がコーンの輸出を再開したタイミングではもう一段の下げを見る可能性があるものの、その下げ幅は同国の供給可能数量によるので、あまり過度の期待はできない。あまり底を狙い続けるのは危険であろう。再び上昇に転じる前に買い進めておきたい。(K) 



(大豆) 

本日の輸出成約から中国向け成約量は8.2百万トン、船積み未終了分1.6百万トンという状況が確認された。更なる新年度へのシフト或いはキャンセルといった行動がこの1.6百万トンから再び出てくるのか、追加成約への動きなどと合わせ今後の一材料となる。それと今週の発表内容から今年度初めて累積成約高が昨年度を下回っている。本日で811百万ブッシェル(昨年度同時期8312年前同時期857)となっており背負っているファンダメンタルズから受けた一傾向が本日数字の上で確認できた。  相場は8ドルを下に抜けず持ち堪え、高値で引けてはいるが未だ流れは下向きである。一旦7ドル台に入る可能性は未だ高いと見る。本日の安値付近から下をうまく拾うことで、この先の相場へ備えたい。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)