米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年2月3日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --僅かに高値寄り付き、やや高値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 04 272 1/2 - 72 1/4 275 3/4 271 1/4 273 + 1 3/4 299740 -6497
MAY 04 277 1/4 - 76 3/4 281 276 1/4 278 + 2 123781 4236
JUL 04 279 1/2 - 79 283 278 1/2 280 1/2 + 2 1/4 77877 1991
SEP 04 274 - 73 1/2 277 1/2 273 1/2 275 1/4 + 1 3/4 14399 472
DEC 04 270 1/2 - 69 3/4 273 3/4 269 3/4 270 3/4 + 1 1/4 104556 -227
MAR 05 273 1/2 - 73 1/4 276 3/4 273 1/4 274 1/2 + 2 7383 14
          630701 79

 

 

大 豆         --まちまち寄り付き、 終盤上げ期近から高値引け--
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 794 - 93 805 1/2 791 1/2 802 1/2 + 9 1/2 114186 -3135
MAY 04 796 1/2 - 95 1/2 807 1/2 794 1/4 804 1/2 + 8 3/4 82526 2654
JUL 04 789 1/2 - 89 798 1/2 787 1/2 795 + 6 1/2 36920 199
AUG 04 762 769 1/2 761 765 3/4 + 4 8671 261
SEP 04 708 715 707 712 + 4 3924 9
NOV 04 645 - 44 646 1/2 641 644 3/4 + 1 1/2 22498 240
          269532 222
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 24680 -170 MAR 2986 +88 MAR 380 1/2 - 4 1/2 105.33 - 105.59
MAY 24690 +20 MAY 2972 +78 MAY 386 3/4 - 4 3/4  
JUL 24340 -70 JUL 2947 +63 JUL 381 1/2 - 5 1/2  
AUG 23410 -110 AUG 2895 +50 SEP 385 -5 1/2

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

昨日の下げから一転本日の動きはプラスサイド。昨日の3月限270割れがサポートとなった。値動きはやや高値でスタートしてから昼前まではほぼ273を挟んだ閑散で値動きに欠ける展開が続いたが、セッション終盤になって昨日の寄り付きの高値を回復しその後本日の高値をつけにいくという展開。引け際にやや値を削ることになったが前日比やや高値で本日の取引を終了している。 

材料としては先ずは昨日の行き過ぎ間が寄付き前から市場へは漂っていた。3月限は270ラインがサポートラインとして作用した。アルゼンチンの天候がやや好転していることやアジア方面よりの鳥フルーによる被害報告、又極めて高い海上運賃の話題などネガティブな材料として頭を抑える効果はあったものの、本日は堅調な国内現物価格の動きや南アフリカの天候ストレスなどもフロアでは採り上げられ、又テクニカルな戻しも手伝った事から更なる下値への動きを許さなかった。

 

(大豆)

昨日の弱気なトーンをそのまま引き継ぎほぼ変わらずレベルで寄り付く。市場は閑散。3月限はセッション終盤まで798-792というレンジでの上げ下げを繰り返すレンジ内取引となった。しかし引け30分ほど前からファンドの買いが入り始め、抜けきれなかった8ドルを昨日の暴落以来再び上へ抜けることに成功すると一気に本日の高値(3月限805-1/2)をつけほぼそのまま8ドル上のレベルを維持して取引を終了している。

アルゼンチンの天候・アジア鳥フルーといったネガティブ材料はあったものの昨日に行き過ぎ間から本日は持ち堪えた形。セッション後半の上げには大豆油市場の活況も影響した。来週の農務省発表においてタイトな更に需給バランスが見込まれるといった材料が大豆油市場では材料視され本日大きく買い上げられており、これは他市場の終盤の買いへも波及したものと思われる。
 

本日ファンド筋はコーン市場では4,500枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約172,400枚のロング、大豆は約59,500枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は全体の90%に3インチまでの降雪。中心はミズーリ中東部、イリノイ南西部、インディアナ南東部、オハイオ中央部など。しかし週末を過ぎた後、気温は平年比高めに上昇していることもあり凍結の広がりは最小限にとどまった。一部ミシガン沿岸部地域では雪が残るもののその後週末に向けてはドライ傾向となる。降雪量としてはベルト60%の範囲に1-5インチまでが向こう5日間で見込まれ、中心はミズーリ、イリノイ、インディアナ、オハイオなど。今晩から明日にかけてが今週最も気温が下げるとされるが、先週末までのような極めて低いレベルまでは行かず、低いところでも10度前後までの低下と見られる。 積雪が十分なことでウインターキルの心配はなし。気温は6-15日予報で相変わらずやや低め推移となっているので、リバーにおける交通に今後どのような支障が出るかは引き続き注意していく必要あり。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月13日〜2月17日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/B
東部ベルト B N/B

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はコーン・大豆産地の40-45%の範囲に0.10-0.75インチの降雨。中心はブエノスアイレス北西部・南部、らパンパ南部・北西部、コルドバ南部など。気温はほぼ平年並みにとどまった。向こう5日間についてはベルトの30%で0.10-0.75インチの降雨と、先週より予想されていたレベルよりも広範囲により多くの雨量を受けていることもあり、市場へはネガティブに捉えられている。今週もその広範囲にわたる降雨が現在のドライスポットのいくらかをカバーすると見られている。6-10日間予報でも再び降雨システムがドライ地域へ到来すると予想されており、その通り降雨を見れば有益なものとなる。

ブラジル  

昨日はベルトの35%に0.25-1.00インチ、所によっては1.5インチまでの降雨。中心はマトグロッソ中央部、ゴイアス中央部、ミナスジェライス北部、バイア南西部・北西部など。気温は平年並みからやや高め推移となっている。 今後5日間予報でも全体の75%の範囲に0.25-1.5インチまでの降雨が期待される。相変わらずその中心はマトグロッソとなりそう。 南部産地であるリオグランデドスルやパラナ西部・南部などでは引き続き降雨が必要とされるが、今後も中心はマットグロッソのようで、同州においてはこの先 TOO WETに対する懸念或いはさび菌を誘発しやすい環境にあるという指摘も益々高まることが予想される。

南アフリカ

昨日は全体の5%で0.5インチまでの降雨。今後土曜にかけては全体の45%の範囲で0.10-1.00インチまでの降雨が期待できる。気温は平年比変わらぬレベルからやや低め推移。状況としては引き続きドライ傾向にあるが、今週末にかけての降雨がどのくらい実現するか、依然として雨量は絶対的に足りない状況は続くものの、今週の雨は是非とも欲しいところ。

 

本日の発表等

【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

  2/3/04 1/27/04 1/20/04 0/13/04 1/6/04
大豆  76 79 78 80 76
大豆油  82 80 78 84 79
大豆粕  75 81 87 85 78
コーン  72 73 79 73 62
小麦  61 60 67 64 66

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆) フェブラリー・ブレーク

コーン・大豆共に先週頭に一代の高値を付けた後、この過去5営業日で取引レンジをコーンで7-8セント、大豆で40セント落としている。MBMの規制問題発表後はアジア鳥フルーの広がりからくる飼料需要減退懸念などを材料にこの1週間についてはそれ以前の勢いとは一転して調整ムード。アルゼンチン産地における降雨といったニュースも一材料となり相場の頭を抑える働きを見せている。そしてそれらの結果、”フェブラリー・ブレーク”というフレーズが市場でも採り上げられ始める。その意識が強まること自体がその動きを増幅する効果ともなる。

ファンダメンタルズ自身は大豆・コーン共に引き続き強い。現在の需要面を考慮すれば今年の端境期を乗り切ることが出来るかさえ疑問視される大豆の需給バランス。又1月発表時に大きく塗り替えられたコーンのそれについても、昨年のようにサプライソースとしての中国の働きも期待できない中今後も堅調な需要が米国の需給バランスを引き締める傾向は続き、3月末の発表が近づくにつれ新穀限月への警戒感は更に増してくることが予想される。 これらファンダメンタルズを背景としてコーン・大豆共に今後のトレンドが右肩上がりで進むことについては確りと認識を持ち、今後第二四半期に向けて大豆:9ドル、コーン3ドルという相場レベルは現実的なレベルとして想定しておく必要がある。

しかし目先の動きについては両商品とも中立からややネガティブとおいている。1月の農務省発表後続いた勢いから暫く疲れを癒す期間が必要と思われる。大豆相場は本日8ドルレベルへ吹き返して引けてはいるものの再び7ドル台へ下げ、780レベルまで下げる余地はあると見る。しかし8ドル割れについては確実に抑える方針で臨む。コーンについては抱えたファンドの大きなネットロングもあり、このまま現レベルから280を目指す力は感じられない。寧ろ向こう数週間内に一月農務省発表時に開けた窓を埋めに行ってもおかしくない。260というレベルまでは十分な下げ余地があると見ている。

上記述べた各種ネガティブ要因はもう暫くの間材料として相場の頭を抑える役割を果たし、これまでに上げきった疲れ気味の相場を癒すことで、結果的に”フェブラリー・ブレーク”が作られるのではないかとみている。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)