米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年2月6日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --高値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 277 1/2-76 1/2 279 1/2 276 1/2 279 + 3 3/4 276843 -7278
MAY 04 283 1/2-82 1/2 285 281 3/4 284 1/2 + 4 1/4 142656 10222
JUL 04 285 - 84 1/2 287 1/2 284 1/2 287 + 4 1/4 81099 1557
SEP 04 281 1/2 - 81 282 1/2 280 281 1/4 + 3 1/4 14816 132
DEC 04 278 1/2 - 78 1/4 279 276 3/4 278 1/2 + 2 1/2 11923 3356
MAR 05 281 1/4 - 81 282 279 3/4 282 + 2 1/2 7749 16
            637102 8028

 

大 豆         --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 841-839 1/2 844 1/2 835 840 + 7 3/4 106554 -528
MAY 04 845-41 845 834 1/2 839 1/2 + 8 87994 2231
JUL 04 825-24 1/2 826 817 820 1/4 + 6 1/4 38515 878
AUG 04 786 85 789 782 784 + 8 1/4 9093 259
SEP 04 725 729 721 726 1/2 + 13 4500 371
NOV 04 652-50 652 643 648 3/4 + 9/1/2 23607 540
            271109 3779

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 25680 +450 MAR 3066 -11 MAR 378 1/2 - 2 1/2 105.37-106.53
MAY 25650 +570 MAY 3059 -12 MAY 386 1/2 - 1/2  
JUL 25030 +410 JUL 3024 -3 JUL 378 3/4 -2 1/4  
AUG 23900 +320 AUG 2955 -4 SEP 382 -2 1/4  

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)


前日のフォロースルーにより、やや上昇して寄り付いた後も強気なムードに支配された。大きな新材料は無かったものの、アルゼンチンで未だ15%の地域がドライ気味であること、ある連邦議会議員が、牛の危険部位の餌用としての使用禁止に関る法案を導入しようとしてるというニュースなどは材料としては強気に捉えられた。また、12月限以降の月で軒並み契約新高値を更新したことは、さらなるファンドの買いを煽ることとなった。タイが2004年度、合計で100万トンのコーンを輸出することになりそうであるという報告(USDAの予想は15万トン)があったことは材料として弱かったが、相場に大きなインパクトを与えるには至らなかった。引け間際には更に値位置を上げることとなり、各限月上げて引けている。3月限は3.75セントアップの279.00として引けた。

本日よりファンドが3月限から先の限月へロングを乗り換える動きが見られ出している。

 

(大豆)

デイリーチャート上で小さなギャップを付けて高値寄り付きとなった後も、上げた値位置を維持し続けた。前日のフォロースルーに加え、海上運賃の高騰により、南米産から米国産のPNWが競争力を持つようになってきていると話や、ある連邦議員が、サビ菌の危険性により、南米からの大豆・大豆粕の輸入禁止を謳った法案を議会に提出したという報告などは本日の相場を支えた。そんな中でファンドはやや売り越しているが、各限月上昇して引け、3月限は7.75セントアップの840.00として引けている。尚、本日は大豆粕買い/大豆油売りの動きが活発に見られ、大豆油はやや下げて引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では5,000枚の買い越し、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約190,500枚のロング、大豆では65,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は中西部全体の65%の範囲で降雪を見た。オハイオ南部を中心にイリノイ・インディアナ・ミズーリなど各地で1-4インチまで。向こう5日間では全体の40%で2インチまでの降雪見込み。一部気温の持ち直しから積雪範囲がやや削られているものの、引き続くシステムの到来に依然として広範囲で地表は雪に覆われている。ウインターキルの懸念も出ていない。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月11日〜2月15日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/B B
東部ベルト B B

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は概ねドライ。来週前半までは全体の15%の範囲に0.5インチまでと限られた降雨の状態が続く。しかし来週には再び降雨システムの到来が予想されておりドライ地域の更なる状況悪化は限られたものになると見られている。 現在ドライスポットが確認されている地域は、コルドバ北部、サンタフェ中央部、エントレリオス中央部、ブエノスアイレス中央部などとなっている。これらの地域では未だに年明け以降の降雨量が50%以下にとどまっており、コーン・大豆のイールドロスは15-20%レンジだと見られている。この数字更なる悪化を見ない為にも来週の降雨が待たれるところ。

ブラジル  

昨日はベルトの30%の範囲で0.25-1.00インチまでの降雨、中心はベルト中央部地域。マトグロッソドスルにおいてもまとまった降雨が観測された。週末にかけては全体の50%の範囲に0.50-2.00インチまで、所によっては4.00インチまでの降雨が予想されるが中心は北西部産地となる。引き続きパラナ南部・リオグランデドスル中西部などがドライの中心。これら地域では今後10日間もまとまった降雨はないとされており注意を要するがその他の地域ではこれまでも満遍なく降雨を見ており問題ない。

南アフリカ

向こう5日間で55%の範囲に1.25インチまでの降雨予報。気温はほぼ平年並み。週末にかけての産地中北部・南東部での降雨はストレスのたまった地域を癒してくれると思われるが、引き続きベルト中央部でのドライはイールドロスに繋がると見られている。

 

 

 

本日の発表等

 
【引け後の発表】

 

1) コミットメント オブ トレーダーズ (2月3日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    52,616 ロング   59,500 ロング   54,821
大豆粕  ロング   21,566 ロング   19,500 ロング  18,847
大豆油  ロング   69,869 ロング   66,400 ロング    67,061
コーン  ロング   179,065 ロング   172,400 ロング   156,299
小麦  ロング   25,167 ロング   27,300 ロング  29,657

 各商品とも中立。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( FEB 3-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  3.9 -0.7 1.9 0.0 1,360.7 0.7
2003クロップ 1,138.9 -9.2 0.0 0.0 137.4 19.0

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.3 -0.1 0.2 0.0 383.8 0.1
2003クロップ 113.5 -3.8 0.0 0.0 39.0 4.6

 

 

3) USDA需給報告における期末在庫市場予想 (単位 : 百万BU)  

 

  市場予想平均 市場予想レンジ USDA 1月 昨年
コーン 964 841-1,006 981 1,087
大豆 116 54-125 125 178
小麦 559 551-567 559 491

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)


再びはっきりとした上昇トレンドに戻るのはもう少し先かも知れないが、昨日・今日の上げにより、一旦の買い場が終了したという感がある。暫くはまた様子見。来週予定されている需給報告に関しては、1月に大きな数字の変更を行ったため、今回はそう大きく数字を変えてこないと考えられるが、市場はやや強気な見方をしているようなので、事実を確認してやや下げる、という展開も考えられる。その時は再び買い場が訪れることとなろうが、あまり大きな下げは期待できない。

2004年度の中国の輸出量がどのレベルの落ち着くのかは蓋を開けてみないと分からないが、同国の需要量の増加率が生産量の増加率を遥かに上回っていることは間違いない。加えて2004年度の米国の国内需要が2003年度のそれを下回ることは想像し難い。一方、2004年度の生産量が過去最高記録を更新した2003年度のそれを上回る保証はどこにもない。ベースにあるファンダメンタルズは相変わらず強く、長期的には上昇トレンドであるという見方は変わらず。(K)

 

(大豆)

【今週の相場回顧】

今週も派手な動きを演じることとなった。週前半は南米の天候推移の良化・アジア各地における鳥フルー発生からくる飼料需要減退・・という心理的材料なども重なり先週後半よりのフォロースルーで一月農務省需給報告前以来の7ドル突入となった。市場ムードからしてこのままもう暫く7ドル台での調整が継続するかと思われたが続いたのは2日間のみ。予想に反して再び8ドルのせを回復した後は昨日・本日と非常に力強い展開で値位置を一気に先週頭の最高値を付けた時のレンジまで押し上げる形となった。今週の5営業日のみで、3月限で月曜の安値790.50から本日の高値844.50まで実に54セントもの値動きとなっている。海上運賃の上昇についてはネガティブに捉えられると同時に南米から米国西海岸積へのシフトと言う形で強材料視されるなど、現在の市場変化の激しさが 価格にも大きく反映される形となっている。

【来週の展開】

上述のように7ドル台での調整局面をもう暫く期待していた事もあり週後半の神経質な展開には驚いているところだが、昨日今日の動きもあり先ず来週の焦点は1週間前に付けた一代の高値を更新するかということになろう。意見としては更新せず。上に抜けないことがわかれば再び800-820といったレンジへ押し戻され再び7ドル台への動きを伺う展開も考えられる。しかし本日市場に入ったような材料(米国におけるさび菌防止を目的とした南米産大豆・大豆粕の輸入禁止への動きや、危険部位の飼料への使用禁止への動きが大豆粕需要拡大へ繋がるとった見方)が今週後半の値動きを後押しすることも考えられ約定高値更新の可能性についても否定できるものではない。更新した際には7ドル台への値動きは諦め、目先の予想レンジを20セントほど上昇へ修正する必要が出てこよう。 いずれにしても非常に派手な展開が続いていることから目先の値動き予想は簡単ではないが、中期的トレンドはこれまで同様右肩上がり。これを抑えた上で今後の9ドル相場へ向けた対処を心がけていきたいところ。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)