米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年2月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --安値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 275 1/2 - 75 284 1/2 274 3/4 284 1/4 + 5 1/4 263325 -13518
MAY 04 281 - 80 1/4 290 1/2 280 1/4 290 1/4 + 5 3/4 156132 13476
JUL 04 283 - 82 1/2 293 282 1/2 292 1/2 + 5 1/2 81390 291
SEP 04 278 - 77 1/2 286 277 1/2 285 1/2 + 4 1/4 15009 193
DEC 04 274 - 73 1/2 284 1/2 273 1/2 283 1/2 + 5 113199 2276
MAR 05 278 1/2 287 1/2 278 1/2 286 3/4 + 4 3/4 7966 217
            640138 3036

大 豆         --安値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 827 - 25 850 1/2 825 847 1/2 + 7 1/2 101478 -5076
MAY 04 824 - 23 805 1/2 823 848 3/4 + 9 1/4 90105 2111
JUL 04 805 1/2 - 05 831 805 829 1/4 + 9 39911 1396
AUG 04 767 794 767 792 1/4 + 8 1/4 9252 159
SEP 04 717 - 15 732 1/2 715 730 + 3 1/2 4826 326
NOV 04 638 - 37 651 1/2 637 648 3/4 +0 24046 439
            270474 -635

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 25590 -90 MAR 3146 +80 MAR 382 1/4 + 3 3/4 105.60-105.73
MAY 35590 -60 MAY 3146 +87 MAY 389 1/4 + 2 3/4  
JUL 25030 +00 JUL 3102 +78 JUL 379 1/4 + 1/2  
AUG 23930 +30 AUG 3030 +75 SEP 382 1/2 +1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

米国デラウエアにて鳥インフルエンザの感染例が発見されたことが弱材料視され、3-4セントと大きく下げて寄り付いたのだが、3月限275近辺で強くサポートされ、その後は一転して勢い良く上昇する展開が続いた。午前中に発表された週間輸出検証高は予想の範囲を下回って弱気な内容であったが、相場の勢いを止めるには至らなかった。ほとんどの月で契約新高値を更新したことが更なるファンドの買いを煽り、商業筋の積極的なプライシングも手伝って、各限月大きく上げて引けることとなった。明日の需給報告に対する強気な見方も本日の相場を支えたと言える。3月限は5.25セントアップの284.25、5月限は5.75セントアップの290.25として引けている。

 

(大豆)

米国での鳥インフルエンザの感染例の大きく下げて寄り付いたものの、そこからは力強く値を上げる展開が続いた。アルゼンチンで引き続き約15%にて雨が不足していることは、重要な時期をほぼ終えたコーンよりも、今や大豆にとってより新穀な要因となりつつあり、大きく材料視された。また、明日の発表に対する若干強気な見方もファンドの買い材料とされた。午前中に発表された週間輸出検証高は予想を下回って弱気な内容となったが、相場の勢いを止めることはできず、各限月大きく上昇して引けている。3月限は7.5セントアップの847.50となった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の買い越し、大豆市場では5,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約196,500枚のロング、大豆では70,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

【米政府による会見】  本日USDAは、「今回デラウエアで確認された鳥インフルエンザは、現在アジアで拡大中のH5N1型とは全く異なるタイプのH5型であり、ウイルスの隔離が正式に確認され次第、アジア各国は輸入を再開するであろう。それに要する期間は数週間で済むと予想している。」という旨のコメントを発表している。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は全体の30%に降雪としては2インチまで。イリノイ北部・中部からインディアナ北部・中部にかけてが中心となった。今後5日については全体の20%の範囲で2インチまでの降雪が可能。ミシガン、北部イリノイ、北部インディアナ、北部オハイオなどが中心となる。気温は平年並みからやや低め推移の見込み。しかし極度の冷え込みについては予想されておらず傾向としては現在の寒さは軟化傾向にあるといってよい。 ベルト全体の15%の範囲ではややドライが指摘されているものの総じて十分な土壌水分を保っている。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月14日〜2月18日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N B
東部ベルト N/B B

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

週末を挟み全体の20%のコーン産地、15%の大豆産地で1.00インチまでの降雨となった。最高気温は90度まで届かず。降雨の中心はコルドバ南部、ラパンパ、ブエノスアイレス西部などとなった。今後5日間では全体の50%の範囲で2インチまでの降雨が予想される。中心はサンタフェ北部、エントレリオス北部、ブエノスアイレス西部・南部など。気温は上昇傾向。金曜に最高気温が90度後半まで上昇する地域が北部の一部で見られそう。最低限の雨量は保ったという感じであるが、引き続きサンタフェ南部・エントレリオス、ブエノスアイレス北東部などでは引き続き状況見守る必要あり。

 

ブラジル  

週末を挟み全体の40%の産地で0.50-2.00インチまでの降雨を見た。特にマトグロッソ南部・中東部、ゴイアス中西部・南部、ミナスジェライス北西部、バイア南東部など。気温は西部地域で90度半ばまで上昇している。 向こう5日間でベルトの55%の範囲で0.50-2.00インチまでの降雨が予想されるが、引き続き中心は北部産地となる。ミナスジェライス、マトグロッソ、ゴイアスが中心。 パラナ南部やリオグランデドスル中西部地域では引き続きドライのストレスが問題となっているが、反対に降雨過多が続いているマトグロッソではTOO MUCH WETの状態が作物へ与える被害につき懸念材料となってきている。かび菌発生にも寄与すると言われるこのTOO MUCH WETの状況推移には注意を促したい。

 

南アフリカ

週末は産地ベルと全体の65%の範囲で0.25-1.25インチの降雨を見た。特に北西部、南東部産地。今後5日間も60%の範囲に0.25-1.25インチの降雨が期待されており作物には恵みの降雨となったものの早い段階でのドライ傾向から受けたコーンへのダメージが大きく改善されることはなく、イールドダウンは必至となっている。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  2月5日の週  1月29日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  835.6 981.1 825.4 20,760.2 16,879.0
ダイズ  449.5 776.5 992.8 17,363.7 17,857.7
小麦 576.5 565.7 419.8 20,922.9 16,667.8

コーン・大豆共に弱気な内容となった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

2月は季節的に下げ易いシーズンであるだけに、本日の高値更新が、はっきりとした上昇トレンドの復活に「即」繋がるかということに関しては少々懐疑的であるが、こないだまでの弱気な相場展開が、トレンドの変化を表していたのではない、ということははっきりしたのではないかと思う。本日の上げの要因の一つは、マーケットが明日の発表内容に対して強気な見方をしているということの表れもあるので、明日の内容で国内と世界の期末在庫ににあまり変化が加えられなければ、相場は再び短期の調整局面を迎えることになろう。しかし、ベースにある強気なファンダメンタルズが変わる訳ではないので、近々やってくるであろう、「よりはっきりとした」上昇トレンドに対する心構えをしておくべきと考える。5月限はいずれ3ドルに到達すると見ている。上向きの動きを加速する材料となり得る、今月19日のアウトルックフォーラムにおける2004年度クロップの需給見通しの発表は、要注目である。(K) 

 

(大豆)

Delawareの養鶏場における鳥フルー発見のニュースは大きく寄付きの値動きに影響するも下がったところは瞬く間に買い上げられ寄り付きで付けた大きなギャップは一瞬にして埋められる事に。3月限は寄付き後を最安値に後は一本調子に値位置を上げ本日の高値圏での取引終了、と週明け相場は先週後半に引き続き非常に力強い値動きを演じる事となった。本日も3月限は終了間際に850.50を付けているが、2週間前に付けた一代の高値をすんなりと抜けるようであれば本日付けた安値から820割れあたりが今後の安値になる可能性も強い。農務省の発表も直前に控えている事もあるがこうも市場を神経質にさせる材料が入り乱れる事で日々の相場の動きは益々読みにくい状況が続いている。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)