米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年2月13日

 

 

本日の相場

とうもろこし      --高値寄り付き、その後大きく下げるが、戻して高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 281 1/2 - 81 1/4 283 1/4 278 1/4 282 1/2 + 1 1/4 189730 -16594
MAY 04 288 1/4 - 87 3/4 289 1/4 284 1/2 288 3/4 + 1 207524 8837
JUL 04 290 1/2 - 90 292 287 291 1/2 + 1 1/4 89231 1591
SEP 04 285 285 280 3/4 284 1/4 - 1/4 15595 5
DEC 04 281 3/4 - 81 1/4 282 1/4 277 1/2 281 1/4 - 3/4 122514 -209
MAR 05 284 1/2 284 1/2 279 1/2 284 1/4 - 3/4 8996 -4
            637192 -6294

大 豆                             --安値寄り付き、 高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 820 1/2 - 19 830 815 1/2 829 + 7 76474 -8066
MAY 04 822 - 20 1/2 829 1/2 816 1/2 828 3/4 +  5 3/4 104281 2419
JUL 04 806 1/2 - 06 813 802 812 1/2 + 3 3/4 44088 1925
AUG 04 777 - 76 783 773 781 1/2 + 3 1/2 8779 -280
SEP 04 724 726 720 725 + 5 4723 -103
NOV 04 651 - 50 657 648 1/2 652 3/4 + 3 3/4 23852 -77
            263188 -4133

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 24650 +340 MAR 3172 +4 MAR 380 1/4 - 6 1/2 105.33 - 105.53
MAY 24520 +220 MAY 3166 -3 MAY 386 1/2 - 6 3/4  
JUL 24110 +220 JUL 3115 -18 JUL 379 1/2 - 4 1/2  
AUG 23180 +250 AUG 3018 -7 SEP 383 - 4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

USDAによる売り先不明の285,000トンの輸出成約の発表などが材料視されて前日比やや上げて寄り付いた後は、徐々に値を崩す展開となった。アジアで拡大を続ける鳥インフルエンザの被害は本日も弱気ムードを煽った。ほほ最後までその流れが続いたが、引け間際にファンドとローカルの買いが入って大きく値を戻し、期近3限月は高値引けとなった。3月限は1.25セントアップの282.50として引けている。

 

(大豆)

前日比やや安値での寄り付きとなった後は、狭いレンジ内で移り気な展開となった。アジアで拡大中の鳥インフルエンザは、世界的な餌需要の減退を連想させ、売り材料とされた。その一方で農家売りは鳴りを潜めた。しかし、連休前にポジションをロング目にしておこうというファンドの動きが見られたこともあり、引け間際に急伸して期近を中心に高値引けとなった。3月限は7セントアップの829.00として引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では500枚の買い越し、大豆市場では200枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約181,500枚のロング、大豆では46,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルト10%以下の範囲に1インチ以下の降雪を見たくらいでその他は全体的にドライ継続となった。向こう5日間についてもドライ傾向は続き全体の10%以下に1インチ以下の降雪予報しか出ていない。気温は各地でやや低め推移となる。 来週の気温推移は平年並みにまで回復すると思われ、リバー凍結状況は引き続き徐々にではあるが改善方向にある。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月17日〜2月21日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A B
東部ベルト N/A N/B

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はベルト全体の50-60%の範囲で0.10-0.75インチまでの降雨を見た。中心はコルドバ中央部・南東部、エントレリオス南部、ブエノスアイレス北部・東部など。 向こう5日間はドライ傾向となり全体の10%以下に0.5インチまでの降雨のみ、というのが現在の予報。 昨日の降雨、雨量としては期待以下となったものの、各ドライ地域をカバーしたと言う意味では有益な降雨だったという評価はされている。しかし今後5日間の流れがドライ傾向という事もありそちらの方が心配されている。

 

ブラジル  

昨日はベルトの20%に0.10-1.00インチまでの降雨。所によっては2.5インチまで。中心はゴイアス中南部・南西部、マトグロッソ南西部・東部、マトグロッソドスル中央部など。気温はやや高め推移となった。 今後5日間で全体の85%の範囲に0.25-1.50インチ所によっては3インチまでが予想される。中心はマトグロッソ、リオグランデドスル北部、パラナ南西部、マトグロッソドスル南部など。 このようにこれまでドライ傾向であった南部主要州に降雨が降りやすいパターンに変化してきている点は注目。

 

南アフリカ

昨日は全体の20%の範囲で1.25インチまでの降雨。気温推移は北部でやや高め推移、南部でやや低め推移となった。向こう5日間で全体の70%近くに1.25インチまでの降雨が期待される。週末の降雨は作物にとって有益とされる。

 

本日の発表等

 
【引け後の発表】

 

1) コミットメント オブ トレーダーズ (2月10日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    47,433 ロング   71,100 ロング   55,372
大豆粕  ロング   21,931 ロング   23,900 ロング  19,104
大豆油  ロング   77,816 ロング   81,100 ロング    77,402
コーン  ロング   180,060 ロング   199,600 ロング   156,157
小麦  ロング   27,217 ロング   30,700 ロング  33,456

大豆のロングが予想を大きく下回ったので、材料としては強い。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( FEB 10-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  3.1 -0.8 1.9 0.0 1,361.5 0.8
2003クロップ 1,125.0 -13.9 0.0 0.0 163.1 25.7

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.3 0.0 0.2 0.0 383.8 0.0
2003クロップ 109.4 -4.1 0.0 0.0 44.0 5.0

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週は、週の前半には、需給報告に対する強気な予想、また、実際に確認されたタイトな期末在庫を材料として契約高値を更新することとなった。しかしその後は、主に鳥インフルエンザの被害拡大が嫌気されたことにより再び調整局面へと移行した。心理的な弱材料としての鳥インフルエンザの市場への影響は暫く続くものと見られ、再び調整局面を迎えることとなりそうであるが、ベースにある強気なファンダメンタルズを考慮すると、安値への過度の期待はできない。一方で、注目したいのは、ファンド勢が調整局面においてどのようなスタンスで臨んでくるのかという点である。また、来週のアウトルックフォーラムにおいて発表される新穀の需給バランスは、それをきっかけに相場が大きくトレーディングレンジをシフトする可能性があるので、要注意である。場合によっては5月限が大きく3ドルに近づくような展開も有り得よう。(K)

 

(大豆)

【今週の相場回顧】

先週は8ドル割れを2日経験した後の急伸に50セント以上も安値から上昇する形で終わったがその流れを引き継ぎ今週も再び派手な展開となった。特に農務省発表日の動きは大きく2週間ぶりに手前3限月で約定高値を更新したかと思えば、寄付き直後に最高値(5月限862)をつけた後は瞬く間に暴落し高値から30セント以上下げるなど非常に激しい展開。キーリバーサルにはなりきれなかったものの翌日一日おいての昨日そして本日と共に下値探りに積極的な展開。又引け値こそその上だったものの820割れを2度見る事となった。 農務省発表内容そのものには全く変化なく、ブラジル生産量が1百万トン上方修正されたくらいであったが、デラウエア州での2度目の鳥フルー確認や引き続きアジア方面よりの被害報告、又中国における搾油減少を窺わせる類の情報などのネガティブ材料がファンドの活発な動きを後押しする事となった。

【来週以降の展開予想】

@   南米の天候推移。農務省が上方修正した61百万トンというブラジル生産量を背景にしてリオグランデドスル等のドライ地域での降雨パターンへの期待は高まってきているもののマトグロッソ・ゴイアス・ミナスジェライス・バイアといった中西部〜中東部・北東部主産地におけるtoo much rainの状況は(傾向として毎年の事とはいえ)市場不安であり続ける。

A   一部北部州では収穫がスタートしているが、パラナグアを中心とした主要輸出港にかけての交通網の混乱は昨年以上に予想され、今後の大きな相場要因となってくる点。

B  今週材料にもなったが中国における搾油マージン悪化プラス鳥フルーによる大豆粕需要減退懸念は、今後の中国の大豆輸入量を現在の農務省予想23百万トンから昨年実績20.7百万トン以下にまで引き下げる可能性も考えられる点。実際に今週は西海岸積貨物がキャンセルされるなど相場へも影響を与えている点。

C   来週後半には恒例の農務省アウトルックフォーラムがある。現在の対コーン比価、或いは先物価格のレベルなどを見ても傾向としては大豆作付け意欲にはポジティブな傾向となっている。3月末の農務省発表へ向けて、市場の新穀への意識も徐々に高まっていることが予想される。 

などと材料は挙げられ来週も日々の値動きに対し何らかのきっかけとなってくると思われるものの、根本的にはこの2003年クロップの“極めてタイトな国内需給バランス”という構図を覆す材料は現時点でもない。これが現在の“右肩上がり”の相場の基本になっているものでありこの傾向は春先へ間違いなく引き継がれると思われる。3月限については既に残された時間がないものの、5月・7月限においては9ドル以上へのレベルアップは十分現実的なレベルとして捉える必要がある。現在の上昇トレンドが今後も継続する事をベースにすれば、これまでの相場パターンを振り返ってもこの5月限の820以下のレベルは抑えるに十分に妥当な線だと考える。8ドル近辺には強力な抵抗線が待ち構えており、ロング筋からすればこの8ドル割れへの動きへはかなり神経質にならざるを得ない。従い先週の8ドル割れが強く嫌われたような展開が8ドルラインが近づくにつれて再び見られることとなろう。 現在の8ドル前半(現在で言う中心レンジ820-840)の相場は長く続いてももう1ヶ月もなく、早ければ2月中にでも終了する可能性が強い。従い春先以降の更なる大相場を前にした現在のタイミングは確りと“買い場”と位置づける事で今後に対処していく必要があると考える。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)