米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年2月18日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --やや高値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 284 1/2 - 84 284 1/2 279 1/2 279 3/4 -4 1/4 167844 -14790
MAY 04 291 - 90 1/2 291 286 286 1/4 -4 1/4 223433 +10147
JUL 04 293 1/2 - 94 294 288 1/2 289 -4 1/4 92296 +2713
SEP 04 285 1/2 - 86 286 282 1/2 282 3/4 -3 3/4 15693 +71
DEC 04 283 1/4 - 83 1/2 283 1/2 279 3/4 280 1/2 -2 1/2 123897 +723
MAR 05 285 285 282 1/2 283 1/4 -2 3/4 9228 +202
            636055 -897

 -

大 豆         --高値寄り付き、期近は高値引け、先は安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 859 - 60 860 846 854 1/2 +3 1/2 68628 -3736
MAY 04 857 - 59 859 844 852 +1 1/2 109367 +3066
JUL 04 840 - 41 842 829 833 3/4 -3/4 45187 +431
AUG 04 803 - 04 805 793 795 1/2 -3 3/4 8085 -336
SEP 04 736 738 731 733 -2 1/2 4799 +50
NOV 04 667 - 68 668 655 1/2 657 1/2 -5 1/2 24183 +377
            261298 -93

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 25900 +180 MAR 3142 -48 MAR 364 1/2 -10 3/4  
MAY 25890 +200 MAY 3138 -43 MAY 372 -10 1/4  
JUL 25420 +180 JUL 3107 -24 JUL 370 1/2 -6  
AUG 24260 +160 AUG 3013 -19 SEP 372 1/2 -6 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

寄り付き前に、中国の税関総務局から、1月のコーンの輸出数量に関して「570,000トンであった」との発表がなされた。(昨年1月は570,290トン。)しかし大きく材料視はされず、寄り付きは前日比やや高値での取引となった。しかしその後は、ここ最近の上げに対する行き過ぎ感、アジアでの鳥インフルエンザの被害拡大などが材料視され、弱含む展開となった。短期の移動平均線を下へ抜けたことがテクニカルな売りを誘発したこともあって流れは最後まで変わらず、各限月大きく下げて引けた。

 

(大豆)

NOPAによる搾油報告の内容は、搾油量が市場予想を上回ったことから大豆相場には強気な内容となったが、油の在庫が予想を上回ったことから大豆油市場には弱気な内容となった。前日からのフォロースルーもあり、寄り付きは前日比高値での取引となったが、その後は大豆油・小麦・コーンなど、周囲のマーケットの弱さが波及し、プレッシャーを受け続けた。しかし期近限月の下げ幅は限られ、3月限は3.5セントアップの854.50として引けている。先の限月は軒並み安値引けとなっている。

ブラジルの輸出港において、衛星指導員がストライキを計画しているという報告は若干の強材料となったものの、事実のほどは確認されておらず、大きく材料視されることはなかった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約181,500枚のロング、大豆では50,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部     週後半に北部でまとまった雨

昨日・今日とドライな天候が続いた後、明日から金曜にかけては北部を中心にベルトの多くの地域でまとまった雨が降る予報となっている。ベルト北西部では土壌水分が若干不足気味であるので、恵みの雨となろう。雨量は0.25-1.0インチ程度。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月23日〜2月27日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N B
東部ベルト N/B N/B

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  引き続きドライ

昨日極一部で降雨が観測されたものの、今週一杯は引き続きドライな天候となりそうである。更に、来週一杯と再来週の前半までドライ気味の天候が続くという予報になっており、着鞘期に入る大豆への影響が気になる。

 

ブラジル  

今週後半は、多くの地域で雨の予報が出ているものの、北部を中心としたものになりそうである。リオグランデドスルの一部やパラナの一部など、南部を中心に約10%の地域が水不足によるストレスを受けているとされるが、今のところ範囲は限定的。

 

南アフリカ

本日ベルト北東部で雨となり、木曜から土曜にかけてはベルト南部にて雨の予報が出ている。これら一連の雨により、クロップコンディションは安定に向かうこととなりそうである。

 

本日の発表等

【セッション前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 R : 訂正

  1月 12月 1月(2003年)
搾油量(千ブッシェル) 138,050 138,403 138,489
大豆粕生産量(ショートトン) 3,283,012 3,292,242R 3,247,951
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.56 47.57R 46.91
大豆粕輸出量(ショートトン) 495,900 566,226 528,972
大豆油生産量(千ポンド) 1,545,645 1,534,537 1,572,181
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.20 11.09 11.35
大豆油在庫(千ポンド) 1,445,072 1,203,343 1,924,338

搾油量が市場予想を上回り、強気な材料とされた。

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  


輸出成約高の発表が金曜の8:30am以降に延期されたため、予想レンジも明日発表されることとなった。


 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    2/14の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      103 102
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   100 102

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

中国政府から発表された、57万トンという1月の輸出量は、(2003年度に契約されたものであるとは言え)個人的には大きな驚きに値する数字であった。年明け以降は、年末に積み残された若干の玉と、一部の国向けの極少量の玉を除いてはほとんど輸出されていないという認識を持っていたからである。しかし、このニュースに対するマーケットの反応は以外にも冷たいものであった。寄り付き時には、逆に前日比高値で取引された程である。結果的には、引けに向かって下げたものの、何人かのトレーダーと話す限り、上記発表が大きく材料視されての下げではなさそうである。狐につままれたような思いであるアナリストと話してみると、「中国政府が発表するこの類の数字はあまり信用できない。12月の輸出数量330万トンという数字も疑わしい。中国のラインナップを見ていた限りでは、150万トン程度であったはずだ。」と言う。そう言われるとどうしようもないが、まだ一年を通じての数字が見えてきた訳ではないというのも確かであるので、今後の動きに引き続き注目したい。

大豆相場は動きが激しく、手を出しにくい状況であるが、目先いくつかの弱材料が転がっているものの、根底にある非常にタイトな需給バランスを覆すには至らない。また、USDAが予想しているブラジル新穀大豆の生産量、6100万トンという数字を達成するのは、いかに耕作面積拡大中のブラジルとはいえ、そうたやすくはないはずである。更なる高値を目指す可能性を想定しておきたい。(K)


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)