米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年2月19日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --まちまち寄り付き、大きく高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 279 1/2 - 79 285 1/4 279 284 3/4 +5 145423 -22421
MAY 04 285 1/2 - 85 291 1/2 285 291 1/4 +5 241683 +18250
JUL 04 288 1/2 - 88 294 1/4 288 293 3/4 +4 3/4 93336 +1040
SEP 04 283 287 1/2 282 3/1 287 1/4 +4 1/2 15840 +147
DEC 04 280 1/4 - 79 3/4 284 279 3/4 283 1/2 +3 124426 +529
MAR 05 283 - 82 3/4 286 1/2 282 3/4 286 1/4 +3 9303 +75
            633711 -2344

 -

大 豆         --ほぼ変わらず寄り付き、 大きく高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 851 - 52 882 1/2 851 880 +25 1/2 67593 -1035
MAY 04 848 - 50 880 848 876 1/2 +24 1/2 112732 +3365
JUL 04 832 859 832 856 +22 1/4 46122 +935
AUG 04 795 - 93 818 793 816 1/2 +21 8269 +184
SEP 04 736 1/2 745 736 1/2 745 +12 4787 -12
NOV 04 658 - 59 669 658 668 +10 1/2 24269 +86
            264838 +3540

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 26770 +870 MAR 3247 +105 MAR 372 3/4 +8 1/4  
MAY 26710 +820 MAY 3244 +106 MAY 379 1/2 +7 1/2  
JUL 26070 +650 JUL 3191 +84 JUL 370 1/2 +5  
AUG 24870 +610 AUG 3084 +71 SEP 379 +6 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 大豆三品へつられ高

寄付き前は特に材料提供もなくほぼ変わらずのコール。市場のどちらかというと大人しい部類であった。しかし、まちまちで寄り付き、そこで本日の安値を付けると、その後相場は一気に動く。期近はセッション序盤で283-284レベルへ押し上げられた後は282.50を底値に後半は更にジリジリと値位置を上げる展開。大豆三品の激しい値動きに完全に引っ張られる形で引け際に本日の高値をつけるとそのまま取引を終了している。

農務省より116,000トン仕向け地不明の成約発表なども材料として入ったが、本日の高騰は売り手不足の中ほぼ大豆三品の勢いにつられた形となっている。

 

(大豆) 一気にジャンプアップ

寄付き前のコールはどちらかというとややネガティブ。実際の寄り付きもほぼ変わらずからスタートした。しかしその後間もなくして5月限は850台半ばから一気に10セント強跳ね上がるとセッション終盤まで終始864-870というレンジを保つ。寄付きレベルまでのセットバックを見る様子も全くないまま引け際にはファンドが再び激しく買い上がり一気に880の高値を付けるとほぼそのままの高値引けとなった。

やはりテクニカルな勢いが市場を席巻している。約定高値を更新した事が更なるファンドの買いを呼び込んだ形。南米における天候不安、ブラジルCONABが大豆生産予想を58.8百万トンから57.67百万トンへ下方修正した点、スパークすも生産予想を57.5百万トンへ下方修正したりと市場心理を煽る材料が挿入された点も本日の大きな動きのきっかけとなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では実に10,500枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約184,000枚のロング、大豆では60,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日は中西部ほぼ全域でドライ。気温は特にベルト中西部地域で大きく上昇しセントルイスなどでは一時60度を越えるレベルにまで上昇する事となった。 今後の予報としては、週末にかけて特にベルト北部地域において雨勝ちとなる。ミズーリ北部、イリノイ、インディアナ・オハイオ北部、ミシガン南部などを中心に0.10-0.50インチの降水量が全体の70%の範囲で予想されている。 又気温は金曜までは平年比大きく上昇し高いところでは60度台まで。週末には平年並みにまで再び下降すると見られている。

例年、2月中に一度はインディアンサマーもどきの高温が訪れると言われるが、現在がまさにそのタイミングとなっているようである。この気温の上昇でベルトを大きく覆っている積雪割合もある程度は減少する事となりそうである。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月24日〜2月28日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/A
東部ベルト N/A N/B

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は大豆産地の30%で0.10-0.40インチまでの降雨を見た。コルドバ北部、サンタフェ、エントレリオス、ラパンパ北東部などが中心。 気温は南西部ではほぼ平年並みとなったものの、それ以外の地域では低温傾向。 ドライパターンは目先変わらず、少なくとも来週月曜までは続くと見られる。 このドライ傾向は2月一杯続く可能性も指摘されておりそうなった場合には大豆へは更なる材料となってくる。

 

ブラジル  

昨日はベルトの25%の範囲で1.00インチまでの降雨。中心はミナスジェライス北部、ゴイアス南東部、マトグロッソ南西部、バイア南東部など。気温は北東部の高いところで90度前半まで上昇。 今後5日間ベルトの65%の範囲で2.00インチまでの降雨が期待される。中心はマトグロッソ、マトグロッソドスル北部、ゴイアス南部・西部、ミナスジェライス西部、サンパウロ北部など。気温はほぼ平年並み推移と見られる。 2月に入って以降リオグランデドスル中西部、パラナ南部、マトグロッソドスル南部、サンパウロ南西部などでは降雨積算が2インチにも達しておらず、これら大豆産地ではストレスが蓄積されている。現在全体の15%の範囲に相当すると言われる。

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  


(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  300-500 476.6
コーン  800-1,100 1,180.0
大豆 200-300 166.3
大豆粕

25-50

-68.8

大豆油

0-5

3.2


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

特に大豆は非常に強い展開を見せている。本日も約定高値を一気に更新しそのまま高値引け。2月初旬に8ドル割れを2日見た後は大きなアップダウンを見ながらも急展開を続ける。先週末発表の輸出成約の内容又昨日の搾油報告なども市場に織り込まれそして吟味されながら確実に期末在庫への危機感となって増幅し続ける。おまけに農務省が2月に発表した”楽観的な”ブラジル大豆生産予想61百万トンは、本日のようなCONAB/SPARKSの発表の過程で確実に強材料と化している。2月のこの時点で9ドル相場まで20セントまでに迫ったがこのまま9ドルへ一気に到達する動きも否定できなくなってきた。これまでも見てきたようにこれら大きな動きにはそれなりの反動もセットバックとしてやってくるが、市場の動きは非常に強い事を念頭におき、過度な期待はもつべからず。820−840といった中心レンジは早くももうワンステップ上げられようとしている。  コーンには一通りの材料は織り込まれているものの、大豆三品を中心とした動きが確実に現在の相場を形成している。ファンドのネットロング180,000枚(実質取引制限を越えたそれ以外のファンドロングはこれ以上に存在する)という数字もあり大豆比較下げ安い環境にはあるものの、トレンドは確りとしており現時点では275あたりを底値と位置づけたオペレーションを心がける。(A)


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)