米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年2月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --高値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 288 1/2 - 87 1/2 289 1/2 285 1/2 287 1/4 + 2 1/2 113870 -22176
MAY 04 295 - 94 1/4 297 292 1/4 294 + 3 265610 +14096
JUL 04 296 1/4 - 96 298 3/4 294 3/4 396 1/2 + 3 104717 +7818
SEP 04 290 3/4 - 90 1/2 293 288 1/2 290 3/4 + 2 3/4 16477 +577
DEC 04 288 - 87 1/2 290 285 288 1/4 + 3 1/2 129152 +3321
MAR 05 289 3/4 - 88 3/4 291 1/2 287 1/2 290 1/2 + 3 1/4 9627 +190
            643228 +3877

 -

大 豆          --ギャップを付けての高値寄り付き、更に高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 909 - 08 918 1/2 905 911 1/2 + 18 1/2 52701 -12383
MAY 04 900 - 898 912 1/2 896 907 + 23 1/2 124667 +1989
JUL 04 882 - 80 891 876 888 + 25 1/4 50380 +606
AUG 04 838 848 834 846 1/2 + 24 8916 +670
SEP 04 771 - 70 778 763 776 + 28 5796 +369
NOV 04 684 - 82 708 682 705 + 33 1/4 25589 +464
            269161 -8253

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 27470 +450 MAR 3360 +73 MAR 391 + 19 1/2 108.67 - 108.19
MAY 27460 +470 MAY 3355 +97 MAY 398 + 19  
JUL 26850 +560 JUL 3305 +98 JUL 394 3/4 + 18 1/4  
AUG 25720 + 620 AUG 3192 +97 SEP 397 + 16 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

新規材料に欠ける中ではあったが、ナイトセッションにおける強気な展開を受け、3-4セント上げての寄り付きとなった。週間輸出検証高の発表が強気な内容であったことも支援材料となった。先週報道されたテキサスでの鳥インフルエンザに関して、政府からの正式な発表が出されたが、本日のマーケットにおいては大きな材料とはされなかった。方向性が定まらない展開ではあったものの、上げた値位置をキープし、各限月高値にて引けた。3月限は2.5セントアップの287.25、5月限は3セントアップの294.0として引けている。尚、本日3月限が付けた高値289.50は、期近としては97年11月以来の高値となっている。

 

(大豆)

南米の天候懸念などを材料としたナイトセッションでの上伸を受け、弱気な輸出検証高の発表もどこ吹く風とばかりに、デイリーチャート上で大きなギャップを付けて契約新高値を更新し、前日比15-16セントアップにての寄り付きとなった後も、上げた値位置を維持し、さらに強気な展開となった。ブラジル北部におけるTOO WETな天候、南部のドライな予報はトレーダーの不安感を煽り、ファンドも更に買い増した。ブラジルの港におけるストの懸念が続いていることも支援材料となった。引け際には少し値を戻したが、各限月前日比大幅に上げて引けた。3月限は18.5セントアップの911.50、5月限は23.5セントアップの907.0として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では実に5,000枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約184,000枚のロング、大豆では63,800枚のロングとなった模様。(推定)

 

【米国鳥インフルエンザ関連】USDAは、先日テキサス州において発見された鳥インフルエンザの感染例について、東海岸で発生したH7型とは別種のH5N2型であったこと、また、アジアで被害が拡大中のH5N1と比べて人の健康に及ぼす影響は少ないという内容の報告を行った。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

週末を挟み過去3日間はミシガン湖周辺州・ベルト北部地域を中心に全体の45%の範囲で0.10-0.50インチまでの降水量に恵まれた。特にミシガン南部、イリノイ北部、インディアナ東部、オハイオがその中心となった。気温は先週後半のレベルからはやや下がったものの、平年比較やや高めを維持し最低気温も低いところで20度前半までにとどまった。今週は今後5日間で全体の40%へ0.5インチまでの降水量が予想される。気温はほぼ平年並みのレベルを維持しそう。  引き続き土壌水分については適度な状況が維持されるものと見られている。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (2月28日〜3月3日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N A
東部ベルト N A

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

過去3日間、ほぼ全域でドライ。気温はやや低め推移となった。今週も引き続きドライ傾向が継続。週後半にブエノスアイレス地域で若干の降雨が見込まれるのみで今後5日間でもカバー率は僅かに10%雨量でも0.5インチ以下となる。 今後10日間この傾向といわれている。今週でほぼ50%の大豆が着鞘ステージとなり水分が必要とされるタイミングでもあるが、このように状況は思わしくない。引き続き収量減の程度が高まる傾向にあり要注意となる。

 

ブラジル  

週末を挟み過去3日間、全体の50%に0.5-2.5インチまでの降雨を見た。終身はサンパウロ北部、ミナスジェライス西部、ゴイアスなど。気温は高いところで90度半ばまでとなったが、このように雨の中心は相変わらずベルト中部〜北部地域に偏っており週末も(雨の欲しい)南部産地では降雨を見ることが出来なかった。

北部産地では今週も活発な降雨を見ることとなる。向こう5日間で全体の55%の範囲で2.00インチまで、所によっては4インチまでの降雨も予想される。特にゴイアス、マトグロッソ東部、サンパウロ北部、ミナスジェライス南部が中心。一方で、リオグランデドスルやマゴグロッソドスル、パラナ西部といったストレスの見られる地域では引き続きドライ傾向が続くとされる。 気温はやや高め推移となり高いところでは90度後半まで達する地域も一部あるとされる。

 

【 アルゼンチン・ブラジルの降水量推移 】 (1月以降積算分 & 2月以降半月分 データ)

  FEB01-FEB15 FEB01-FEB15 JAN01-FEB15 JAN01-FEB15
《アルゼンチン》 降水量(インチ) 平年比% 降水量(インチ) 平年比%
ブエノスアイレス 1.26 80% 6.21 139%
ラパンパ 2.23 147% 4.25 116%
コルドバ 0.90 48% 5.04 94%
サンタフェ 2.54 104% 4.26 59%
エントレリオス 1.30 81% 2.78 51%
《ブラジル》        
リオグランデドスル 2.35 94% 3.93 51%
サンタカタリナ 2.07 61% 7.00 69%
パラナ 3.35 69% 10.88 89%
サンパウロ 3.53 90% 9.53 86%
マトグロッソドスル 2.77 65% 5.37 40%
マトグロッソ 7.26 140% 19.04 131%
ゴイアス 5.64 144% 15.94 112%
ミナスジェライス 5.04 160% 12.54 103%
 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  2月16日の週  2月12日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  1,048.1 633.1 656.4 22,461.5 18,286.3
ダイズ  494.8 678.7 960.4 18,603.0 20,017.8
小麦 421.3 628.4 268.6 21,997.8 17,247.3

コーンには強気な内容、大豆には弱気な内容となった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

大豆相場に影響を受ける形でコーン相場も上伸した。今の大豆相場は、只でさえ米国大豆の期末在庫が薄い中、南米の天候に対する懸念が浮き彫りになってきており、留まるところを知らず、といった様相を呈している。では、(大豆という)外的要因大豆の影響による上昇故、暫くすればコーンは値を戻すのであろうか?それはあまり期待できない。新穀の需給バランスを見る限り、コーンは非常にタイトな需給となる可能性を大きく秘めている。今後、5月限はもちろんのこと、それ以降の限月に関しても、極力早目の手当てを心がけるべきであろう。ひと度夏場のHOT&DRY懸念が言われようものなら、どこまで相場がヒートアップするか分からない。天候相場前を前にファンドがポジション調整のためのリクイデーションを仕掛けてくる場面が一つの買い場となる可能性があるが、それも、大きな下げは期待できない。(K)



(大豆)

先週よりの”勢い”はそのまま今週へ引き継がれている。勢いもそのまま9ドルラインは余りにもあっさりと突き抜けられた。材料自体特に大きく変化を見せた部分がある訳でもない。強いてあげれば先週に来てブラジルの大豆生産量予想に下方修正が加えられだした位か。しかし、例えば年初に8ドルラインでもたついた時期があったが当時との大きな違いは”時間”。既にもう2月も最終週である。一向にレーショニングとして市場に認知されうる十分な材料はお目見えせず、ブラジルの北部産地のTOO MUCH WETは変わらないままただただ時間のみが経過してゆく。そして来週はもう3月。ブラジル新穀供給に対する不安感が本日特に新穀限月以降の上昇を煽る形となっている。

勢いがそのまま”2桁”までとは思わぬが、現在の動き方を見るにつけ、中心取引レンジがこのまま9ドル台にまで押し上げられる可能性も否定できない。 97年の903-1/2は本日更新され、次の高値は1988年6月の1099-1/2ということになった。 今後も大変な相場展開は続く。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)