米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2004年2月27日
| 本日の相場 |
とうもろこし --安値寄り付き、やや高値引け―
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | ||
| MAR 04 | 294 1/4 - 94 | 297 3/4 | 294 | 296 1/4 | + 1/4 | 35422 | -16538 |
| MAY 04 | 301 1/2 - 01 | 304 3/4 | 300 3/4 | 303 | + 1 | 331524 | 12862 |
| JUL 04 | 304 - 03 1/2 | 307 1/2 | 303 1/2 | 305 3/4 | + 2 | 105536 | 794 |
| SEP 04 | 296 3/4 - 96 1/2 | 300 1/2 | 296 1/2 | 299 | + 2 1/4 | 16927 | -52 |
| DEC 04 | 293 1/2 - 93 | 297 1/4 | 292 3/4 | 295 1/2 | + 1 | 147341 | 4818 |
| MAR 05 | 295 - 94 3/4 | 299 | 294 1/4 | 296 3/4 | + 1 | 10954 | 397 |
| 652240 | 2427 |
-
大 豆 --安値寄り付き、
高値引け--
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAR 04 | 921 - 19 | 946 | 918 | 942 1/2 | + 14 1/2 | 19306 | -10827 |
| MAY 04 | 917 - 15 | 941 | 914 | 937 1/2 | + 12 1/2 | 143076 | 3852 |
| JUL04 | 900 - 899 | 924 | 898 1/2 | 920 | + 11 1/2 | 52180 | 451 |
| AUG 04 | 861 - 60 | 880 | 860 | 878 1/2 | + 11 | 9292 | -198 |
| SEP 04 | 798 - 97 | 814 | 796 1/2 | 808 | + 4 1/2 | 5891 | 46 |
| NOV 04 | 723 1/2 - 23 | 740 | 723 | 736 | +1 1/4 | 29472 | -199 |
| 260896 | -6825 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 27990 | +340 | MAR | 3419 | +14 | MAR | 380 3/4 | - 6 3/4 | 109.09 - 109.25 |
| MAY | 28140 | +320 | MAY | 3403 | +37 | MAY | 390 3/4 | - 5 1/2 | |
| JUL | 27660 | +210 | JUL | 3375 | +43 | JUL | 392 1/4 | - 3 3/4 | |
| AUG | 26540 | +40 | AUG | 3280 | +47 | SEP | 394 3/4 | - 3 3/4 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
| 寄り付き時は大豆マーケットの弱さに影響を受け、前日比7-9セント下げて寄り付いたが、その後は大豆・大豆粕相場が勢いを取り戻すと共に値を上げていく展開となった。農家売りが余り見られないこと、需給のタイト感などに支えられ、契約高値を更に更新したが、そのレベルでは上げ止まり、若干値を戻す展開となる。しかし下げ幅は限られ、前日比やや高値での引けとなった。3月限は0.25セントアップの296.25、5月限は1セントアップの303.0として引けている。 |
(大豆)
| 南米の予報がが一時に比べて改善に向かいつつあること、南米の大豆・大豆粕の輸入に対する規制は結局行われないのではないかという思惑などから、前日比7-9セント下げて寄り付いたが、その後は勢いよく値を上げていく展開となった。センサスによる搾油報告の内容が若干強気であったこと、SPARKSがブラジル大豆の生産量に関して強気な予想(5,570万トン)を出したことに加え、USDAがやはり南米産大豆・大豆粕の輸入の規制に踏み切るらしいとの噂が流れ、支援材料とされた。契約高値を更新した辺りでは比較的多くの売りが入り値を戻したが、下げ幅は限られ、各限月期近を中心に大きく上昇して引けている。3月限は14.5セントアップの942.50、5月限は12.5セントアップの937.50として引けている。 |
| 本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の買い越し、大豆市場では4,000枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約205,100枚のロング、大豆では61,700枚のロングとなった模様。(推定) |
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
| 昨日もほぼ全域でドライ。気温は平年並みからやや高め推移。 日曜までは同様のドライパターンが継続し気温は月曜にかけて平年以上のレベルへ上昇。週末はシカゴ周辺でも最高気温が50度半ばまで上昇すると見られている。降雨は来週月曜から火曜。全体の80%の範囲に1.00インチまでと幅広い地域で見込まれることから小麦産地へはよい雨となる。 このところの平年以上の気温(〜週末まで継続)によりかなり広範囲で雪解けが進むこととなった。 |
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月3日〜3月7日) 】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N | N/B |
| 東部ベルト | N | N/A |
アルゼンチン
| 変化なく昨日も概ねドライ。大豆産地はほぼ全域でドライとなった。気温は平年比やや高め推移となった。土曜にかけては30%の範囲で0.75インチまで、又来週月・火には引き続き前線が到来し全体の50%の範囲に1.25インチ、所によっては2.00インチまでの降雨が期待される。中心はブエノスアイレス、サンタフェ南部・東部、エントレリオスなど。気温は北部産地の高いところで90度半ばまで上昇する。 この2月の降水量は平年比2/3にも満たず、ドライ傾向が続いたことで大豆を中心としてストレスの蓄積は続いた。週末そして来週の降雨は久しぶりにまとまったものになる可能性があり、ドライ傾向には非常に重要な降雨となる。 |
ブラジル
| 昨日は25%の範囲で0.75インチまでの降雨、気温はやや高め推移で90度後半まで上昇した地域もあった。今後は、土曜にかけて中央部・南部産地へ弱い前線が通過し降雨を齎すがその後は来週火曜にかけて雨の中心は北部へ移る。中心はマトグロッソ、ゴイアス北部、バイア、ミナスジェライス北部など。 気温推移は引き続き平年比やや高めで90度後半まで上昇する地域もある。 引き続き降雨不足が問題な地域はリオグランデドスル地域、となる。 |
【 アルゼンチン・ブラジルの降水量推移 】 (1月以降積算分 & 2月以降半月分 データ)
| FEB01-FEB15 | FEB01-FEB15 | JAN01-FEB15 | JAN01-FEB15 | |
| 《アルゼンチン》 | 降水量(インチ) | 平年比% | 降水量(インチ) | 平年比% |
| ブエノスアイレス | 1.26 | 80% | 6.21 | 139% |
| ラパンパ | 2.23 | 147% | 4.25 | 116% |
| コルドバ | 0.90 | 48% | 5.04 | 94% |
| サンタフェ | 2.54 | 104% | 4.26 | 59% |
| エントレリオス | 1.30 | 81% | 2.78 | 51% |
| 《ブラジル》 | ||||
| リオグランデドスル | 2.35 | 94% | 3.93 | 51% |
| サンタカタリナ | 2.07 | 61% | 7.00 | 69% |
| パラナ | 3.35 | 69% | 10.88 | 89% |
| サンパウロ | 3.53 | 90% | 9.53 | 86% |
| マトグロッソドスル | 2.77 | 65% | 5.37 | 40% |
| マトグロッソ | 7.26 | 140% | 19.04 | 131% |
| ゴイアス | 5.64 | 144% | 15.94 | 112% |
| ミナスジェライス | 5.04 | 160% | 12.54 | 103% |
| 本日の発表等 |
【寄り付き前の発表】
| 1) センサス搾油報告(1月分) |
(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド)
| 1月 (2004年) | 12月 (2003年) | 1月 (2003年) | |
| 搾油量 | 4,378,507 | 4,374,619 R | 4,280,744 |
| 粕生産量 | 3,190,164 | 3,239,636 R | 3,127,509 |
| 粕在庫 | 282,885 | 239,655 R | 264,785 |
| 皮生産量 | 233,283 | 244,111 R | 230,932 |
| 皮在庫 | 42,611 | 41,009 R | 34,334 |
| 粕・皮在庫 | 325,496 | 280,664 R | 299,119 |
| 油生産量 | 1,618,914 | 1,604,550, R | 1,612,842 |
| 油工場・倉庫在庫計 | 1,916,739 | 1,579,936 R | 2,395,425 |
| 工場在庫(トン) | 3,705,759 | 3,651,215 R | 3,275,465 |
やや強気な発表内容となった。
【引け後の発表】
| 2) コミットメント オブ トレーダーズ (2月24日現在) (単位:枚) |
| オプション含まず | ⇔ 市場事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | ロング 56,738 | ロング 69,900 | ロング 61,717 |
| 大豆粕 | ロング 29,441 | ロング 34,400 | ロング 27,202 |
| 大豆油 | ロング 79,108 | ロング 87,100 | ロング 78,069 |
| コーン | ロング 201,600 | ロング 189,500 | ロング 163,937 |
| 小麦 | ロング 29,177 | ロング 41,100 | ロング 31,003 |
| 3) USDA 週間ローンデータ ( FEB 24-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) |
【コーン】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 2.4 | -0.5 | 1.9 | 0.0 | 1,362.2 | 0.5 |
| 2003クロップ | 1,081.2 | -29.8 | 0.0 | 0.0 | 219.4 | 36.7 |
【大豆】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 0.2 | 0.0 | 0.2 | 0.0 | 383.9 | 0.0 |
| 2003クロップ | 101.3 | -8.1 | 0.0 | 0.0 | 53.4 | 9.4 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
| 今週は、ファンド・コマーシャル筋の積極的な買いに対し、農家を中心とした売り物は限られ、1週間を通じて強気なマーケットが続いた。ファンドによる大量のロングに対する警戒感は依然として強いものの、目先彼らが大きくリクイデーションをかけてくる可能性は低いと思われ、下値リスクに比べて上値リスクの方が明らかに高い。小幅の調整を除いては、安値を目指す展開は期待できない。長期的な意見も変わらず、強気。3月に入ればマーケットの関心は新穀の作付け面積に向かうが、旧穀の期末在庫がタイトなだけに、例年にも増して注目度が高いと言える。マーケットは強気な情報や噂に対して、より過敏な反応を示すことが予想される。新穀の生産量は、夏場を終えるまで分からない。しかし、それまでの生育期において出てくる、特に強気サイドの情報に対して例年にも増して相場が過剰に反応するのはほぼ確実と見て良い。「早目に手当て」の姿勢を変えずに臨みたい。(K) |
(大豆)
|
【今週の相場回顧】 “勢い”もそのまま、今週は一気に取引レンジを9ドル台へと上げる事に。上げ幅は若干鈍ったとはいえ先週から始まったこの上昇劇は2週間(9営業日)でほぼ“1ドル”という動きを見せた。余りにも急激な展開についていけず、気づいたときには既に9ドル相場に定着していた、という感が強い。1997年5月につけた9.035はあっさりと抜かれ、デイセッションでは本日の高値941が今週の高値(約定高値)という結果となった。 材料としては大きく2つ。一つは主要サイドにおけるレーションニングへの動きが未だ非常に鈍いと市場に採り上げられた点。センサスの1月搾油報告においては145.9百万ブッシェル又12月の数字も1百万ブッシェル上昇修正された。結果今年度来5ヶ月の搾油量累積が711.1百万ブッシェル。レーショニングどころか、昨年の710.4百万ブッシェルより“増加して”いることが市場に確認された。2つ目は、ブラジル大豆生産量に関する見方に今週やや変化が見られた点。今年以降依然としてtoo much rainの傾向が続く中心産地であるマトグロッソ・ゴイアス・ミナスジェライスにおいては2月に入っても平年比150%のレベルが継続。これまでもこれらの点は指摘されてきたが、傾向に全く変化がないことがようやくここへきて市場の目を変え始めたという点では、非常に重要なポイントではないかと見ている。 2月の相場は8ドルからスタートした。そして2月末には9ドル半ば。過去数ヶ月の上昇パターンを省みても最も激しい上昇局面を作った月となった。 【3月上旬の相場】セットバックのタイミング 現在の“勢い”については、一旦のピークは近いという見方をしている。恐らく950-60レベルあたりが取り敢えずのピークになるのではないかと。その後は一時的なセットバックを迎えてもおかしくない。このような相場つきと背景にあるファンダメンタルズを考慮すれば、(大きな調整局面を過度に期待する勇気はないが)未だに8ドル相場への回帰は十分可能性ありではないかと見ている。このような激しい相場の中ではとかく勢いに呑まれ勝ちあるが、この2月のあまりにも激しい相場つきを見るにつけ、なお更セットバックを期待し始めているところ。5-6月へ向けてのターゲットについては“2桁”相場であり、今後のトレンドライン確りと右肩上がり。これについては疑いの余地もないが、3月は2月とは対照的に短期的な動きに変化が見られることを期待している。 目先の材料としての注目点は、やはり上述のブラジルの天候推移。今や農務省の61百万トンはその他の見方からかけ離れるばかり、既に材料として織り込まれてきているものの、引き続き強材料となり続ける。又、話題にも出ている南米大豆・大豆粕のブラジルからの輸入制限などについての動向も市場心理を煽るには格好の材料となろう。ここらあたりが目先の動向を左右すると思われるが、順当にいけば(?)、3月には一旦のセットバックを見る。あまりに急激な動きについていけなかった需要家にとっては、“機会到来”という意味でより重要な月となってくる。(A)
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