米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年3月1日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --高値寄り付き、まちまちの引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 298 1/4 - 97 298 1/4 294 296 - 1/4 25427 -9995
MAY 04 304 1/2 - 03 3/4 304 1/2 300 1/2 302 3/4 - 1/4 334008 2484
JUL 04 307 1/2 - 07 307 1/2 304 306 + 1/4 108906 3370
SEP 04 300 1/4 - 300 300 1/4 297 3/4 299 1/2 + 1/2 17500 573
DEC 04 297 - 96 1/4 297 294 296 1/2 + 1 150729 3388
MAR 05 297 1/2 - 97 297 1/2 295 297 + 1/4 11378 424
            652753 513

 -

大 豆              --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 949 - 48 963 944 926 1/4 + 19 3/4 14967 -4339
MAY 04 945 1/2 - 43 958 938 957 1/2 + 20 146677 3601
JUL04 929 - 28 945 925 944 1/2 + 24 1/2 52370 190
AUG 04 884 898 880 897 1/2 + 19 9518 226
SEP 04 812 826 1/2 811 826 1/4 + 18 1/4 5804 -87
NOV 04 743 - 42 1/2 750 739 749 3/4 + 13 3/4 31230 1758
            262288 1392

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 28390 +400 MAR 3457 +38 MAR 375 - 5 3/4 108.91 - 109.10
MAY 28610 +470 MAY 3455 +52 MAY 385 - 5 3/4  
JUL 28160 +500 JUL 3432 +57 JUL 387 1/2 - 4 3/4  
AUG 27120 +580 AUG 3342 +62 SEP 390 3/4 - 4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

ナイトセッションでの上昇もあって、前日比高値での寄り付きとなったが、間もなく値を下げ、弱含んでの取引となった。予想を下回った週間輸出検証高の数字と、材料不足から、上げた値位置では、利益確定の売りオーダーが目立った。3月限のデリバリーが1,105枚の多かったにも関らず、受けてに商業筋が見られなかったことも嫌気された。引け際にはやや強気な展開となったが上げ幅は限られ、期近はやや安値、先はやや高値引けとなった。3月限は0.25セントダウンの296.0、5月限も0.25セントダウンの302.75として引けている。

 

(大豆)

乾燥懸念の大きいアルゼンチンや南部ブラジルにて短期的な雨が目されているものの、長期の予報にて再びドライな天候が示唆されており、材料としては中立。週間輸出成約高もほぼ予想通りであった。しかし、またもや契約新高値を更新する力強い相場展開となった。ブラジル大豆の生産量に関して予想を下方修正するアナリストなどが相次いでいることが大きく材料視される形で、前日比6-7セント上げて寄り付いた後も、強気な展開が続いた。ブラジル衛生局のストが続いていることも支援材料となり、各限月大きく上げて引けている。3月限は19.75セントアップの962.25、5月限は20セントアップの957.5として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約201,100枚のロング、大豆では64,700枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

週末を挟み3日間全体の40%の範囲で0.50インチまでの降雨を見た。又気温は平年比大きく上昇しこのシカゴ近辺でも60度近くまで、まるで春の陽気となった。 向こう5日では全体の70%の範囲に0.10-1.00インチの降雨・降雪が予想される。 気温は週末程のレンジが維持されることはないものの、それでも平年並み以上の気温上昇が予想される。低いところでも最高気温は40度前後まで上昇する。

気温の上昇からこれまでの積雪は綺麗に地表から消える格好となっているが、今後もタイムリーな降雨が予想されることから土壌水分については総じて順調な推移を継続することとなる。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月6日〜3月10日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N N/B
東部ベルト N N

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

週末を挟み、大豆産地では35%までが降雨をみた。雨量としては0.10-1.00インチまで。主な地域としてはコルドバ中央部・南東部、サンタフェ南西部など。又、本日から明日にかけてはブエノスアイレス、コルドバ、サンタフェなどで引き続き降雨が予想されており、全体の60%に0.25-1.25インチの雨量が期待できる。先週末、今週そして、来週にも予想される降雨でストレスのある大豆産地でも一部では環境改善に繋がると見られる。しかし依然として降雨量自体は少なく、今後の推移は注視する必要がある。

 

ブラジル  

週末3日間で全体の55%の範囲に0.25-1.50インチまでの降雨。中心はミナスジェライス南東部・北部、サンパウロ中北部、パラナ中北部、ゴイ明日中央部・北東部、バイアなど。今後金曜までの間に全体の65%の範囲で0.25-1.25インチまで。中心はゴイアス北部、マトグロッソ北部・西部となる。気温は平年並みからやや高め推移で高いと地域では90度半ばまで上昇の見込み。 今週前半そして来週と期待される南部産地への降雨により、一部ストレスのある地域へは救いの雨となりそうであるが、範囲としては限られる。南部大豆産地の10-15%がこのストレスによる影響を受けており、今年度の収穫量を占う大きなポイントとなってくる事は間違いない。

 

【 アルゼンチン・ブラジルの降水量推移 】 (1月以降積算分 & 2月以降半月分 データ)

  FEB01-FEB15 FEB01-FEB15 JAN01-FEB15 JAN01-FEB15
《アルゼンチン》 降水量(インチ) 平年比% 降水量(インチ) 平年比%
ブエノスアイレス 1.26 80% 6.21 139%
ラパンパ 2.23 147% 4.25 116%
コルドバ 0.90 48% 5.04 94%
サンタフェ 2.54 104% 4.26 59%
エントレリオス 1.30 81% 2.78 51%
《ブラジル》        
リオグランデドスル 2.35 94% 3.93 51%
サンタカタリナ 2.07 61% 7.00 69%
パラナ 3.35 69% 10.88 89%
サンパウロ 3.53 90% 9.53 86%
マトグロッソドスル 2.77 65% 5.37 40%
マトグロッソ 7.26 140% 19.04 131%
ゴイアス 5.64 144% 15.94 112%
ミナスジェライス 5.04 160% 12.54 103%
 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  2月26日の週  2月19日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  604.2 1,115.2 598.1 23,135.0 18,880.1
ダイズ  481.4 461.7 806.7 17,843.3 19,489.0
小麦 751.3 403.2 266.6 21,291.4 16,363.2

コーンには弱気、大豆には中立的な材料となった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

材料難とファンドのロングに対する警戒感から、上値の重い展開となる日が続いても、ベースとなるファンダメンタルズがしっかりしているため、下への大きな調整は期待できない。只でさえ過少在庫の大豆に南米の収量減が追い討ちをかけ、中期的に10ドルを目指しそうな今、コーンもそれに引っ張られる可能性も十分有り得る。折り返し地点は今のところ見えない。意見変わらず、とにかく早目の手当てを勧めたい。以前にも一度書いた気がするが、可能であれば、5月限も終わらせてしまいたい。(K)



(大豆)

先週までの勢いもそのまま、本日も約定高値を更新しての高値引けとなった。

ブラジル大豆生産量については先週よりネガティブな情報が市場に入りだした事が市場心理を煽っている点指摘したが、本日も南部主産地の一つであるパラナ州で旱魃から約9%当初の予想よりも生産量が減少する見込みとある筋。又、降雨過多からくるさび菌拡大により昨年並み(3百万トン以上)の生産量減も考えられるといった情報も入り、本日の急騰相場を後押しする格好となっている。一方では週間輸出検証高でも19百万ブッシェル。現在の農務省の輸出予想である900百万ブッシェルへ到達するには7百万ブッシェルのペースになる必要があり、この点からも改めてレーショニングの必要性が市場に認識された形。相変わらずの情報内容に市場も上げるしかない、といった状況か。又現在はその他シルバー・プラチナなどの商品市場でも大きな相場となっておりCRB指数もチャート上では96年或いは88年といったレベルを既に超えており、これに乗じた大豆市場への資金流入も起こりやすい環境となっている。など等あるが、相場は取り敢えずの目標レベルまで到達。この960というレベルをあっさり上に抜けるようなら、恐らくそのまま“2桁”相場へ突入してしまうと思われる。が、金曜に述べた、3月のセットバック、これを期待しているものとしては、このレベルからの短期的な転換を期待したい。明日・あさっての動きはそういう意味でも非常に注目している。未だに9ドルレベル(或いは9ドル割れ)までの下落は可能性ありと見ているが。(A)



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)